探偵少女は知っている

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1:つかさ:2018/07/24(火) 00:32 ID:Y.I

初めまして!つかさと申します!

これから書いてきたいと思います!よければ感想などお聞かせください!

登場人物は忍抜き、オリジナルキャラありです。
忍ファンの方が読んでいたらすみません。

では、次から描いていきたいと思います!

2:つかさ:2018/07/26(木) 23:45 ID:Y.I

すみません、体調が悪くて書くのが遅れました。
よければ読んでください!

1、悠飛との約束
放課後私は急いで文芸部の部室へ向かった。
なんてったってすごくいいお話を思いついたから!あ、授業はちゃんと受けてるよ!
忘れないうちに、いろいろまとめておきたくて!

「こんにちはー」

私は椅子に座りノートを出した。
実は文芸部ノートを作ったんだ!
ストーリーをしっかり書いたり、忘れることはないと思うんだけど登場人物の詳細とか書く。
私は早速、思いついたお話を軽くノートにまとめてみた。

ある学校の吹奏楽部のお話。
コンクールを目前に部員同士が大喧嘩!合奏も合わず、お前が悪い、お前の方が悪いって余計に悪化。
主人公はトランペット、楽器の知識がない人でも一回は聞いたことのあるはずだ。
主人公は驚異的な才能を持っていた。誰からも認められ、誰からも信頼され、完璧。

ここまで書いて私はペンを止めた。
完璧な主人公、完璧って何だろうって思って。
うーん、わからない。完璧って言ったらやっぱり翼みたいな人を指すのかな?
ちょっと体育館見に行こうかな。翼の部活での動きとか少し気になるし。

「ちょっと校内回ってきます」
「わかった、最終下校時刻までには戻ってきてね」
「わかりました」

よし、体育館に行こう!
階段に行ったら見覚えのある人影が見えた。

「立花じゃん、どこ行くの?」

悠飛だ。今から文芸部に行くのかな?

「文芸部に行くの?」
「質問に質問で返すなよ。まあそうだけど。最近顔出してなかったし少しだけ。で、どっか行くの?」
「ん、ちょっとね」

ふーんと言いながら悠飛は私の胸元あたりに視線を落とす。
な、なにっ!?

「そのノート何?文芸部ノート...?へえ、ちょっと見せてよ」

絶対嫌だ!!

「ふくれた顔すんなよ。いいじゃん、俺特別顧問」

ずるいっ!
私は仕方なく悠飛にノートを見せた。
不本意だけどねっ!

「これ、まだ途中か?なんで続き書かないの?」
「ちょっと行き詰まっちゃって。それで体育館行こうかなって、バスケ部見に」

悠飛はまたふーんと無愛想な感じで返した。
なんか見せて損した...
それで私はちょっとイラって来ちゃって悠飛に感情的になって言葉をぶつけた。

「今度はペラいって言われないような話を作ろうと思ったの!前言われてそれなりにショックだったし。悠飛の足元には及ばないと思うけど、面白い、続きが気になるって思わせてやるんだから!」

悠飛は少し驚いた顔をした。
あー!私なんてこと言っちゃったんだろう!後悔っ!

「なるほどな、じゃあ約束しようぜ。お前は面白い話を書いて俺を見返す。俺は特に何もないけど、もしまたペラかったら一つ俺の言うことを聞く。これでどうだ」

なんか私の負担というか、デメリット大きくない?

「私が見返したら悠飛も一つ言うこと聞いて。それならいい」
「おっけ、約束成立だ。書き終わったら見せろよ、期間は特にないから納得いく作品ができるまでじっくり書いていいぜ」

よし、やってやる!
私は家でじっくり考えようと思って部室に戻って家に帰った。
夜寝る前に思い出した。
体育館行くの忘れてた...


ここまで読んでくれた方ありがとうございました!
よければ感想など教えてください。

3:つかさ:2018/07/27(金) 00:09 ID:Y.I

さっそく続きを書いていきたいと思います。

2、提案
悠飛との約束から一週間がたった。
なにも進展なしっ!
はあ、どうしよう...
トボトボしながら家に帰った。

「ただいま」

あれ、誰もいない?
私はリビングに入った。
そしたら机の上に置いてある紙に目がいった。
ママからだ。

「彩へ

ママたちは一週間くらい旅行に出かけます。なにも話してなくてごめんね。
塾は今日の分のお弁当は作ったけど、旅行中は作れないからコンビニとかで適当に買ってちょうだい。
ご飯代、一週間2千円あれば足りるでしょ?自分で作ってみたりしてもいいし、勝手にやって頂戴。
作るとしたら火事にだけはしないでね。
あと普通にお小遣いとして1万円置いておきます。自由に使いなさい。
じゃあ、しばらく留守番よろしくね。塾がある日は一応帰ってきたら連絡して。

ママより」

え、旅行...?しばらく家一人かぁ。
それよりも、お昼代はまだ納得がいくんだけどお小遣い一万円って!?
いや、すごく嬉しいんだけどあのママが…
お父さんがご機嫌取ってくれたのかな?
よくわからないけどママ、ありがとう!

あ、そうだ。一週間の間の何日か私の家でお泊り会とかできないかな…、KZで!
ママに連絡してみよう!行動あるのみっ!

「もしもし、ママ?」
***
やった!お許しが出たっ!
よし、小塚君に連絡してみんなを集めてもらおうっ!

「もしもし、小塚君?」
「アーヤ、どうしたの?アーヤからかけてくるなんてなんか珍しいね」
「あの、今日みんなを集められない?お願い!」

お願いしますっ!

「うん、聞いてみるよ。全員に聞き終わったらまた連絡するね」

やった!
あー、はやくかかってこないかなー!
私はうずうずしながらずっと電話の前で待機していた。
15分くらいたって電話がかかってきた。
私はすぐ受話器を取った。

「はい、立花です」
「もしもしアーヤ?みんな大丈夫だって」

やった!ありがとう!

「若武が楽しみにしてたよ、何をみんなに言うの?」

ふふっ、秘密!

電話を終え塾に行く準備をして張り切って家を出た。

4:つかさ:2018/07/27(金) 03:05 ID:Y.I

3,微妙な反応
私は授業が終わると同時にカフェテリアへダッシュ!
すごい勢いで走ったからクッタクタ。
でもカフェテリアには上杉君しかいなかった。
どうして?若武や黒木君たちは?
とりあえず私は上杉君に聞いてみることにした。

「お、来たか。行くぞ」

上杉君は私に気が付くと同時にそう言った。
えっ、どこ行くの?

「若武ん家」

わ、若武の家!?なんで急に…
全然いいんだけど。

「お前が来たら家まで連れてこいってさ。ったく、なんで俺が」

上杉君嫌そう…
なんか時間作らせちゃって申し訳ない…

「ごめんね」
「なんで謝るんだよ。ほら、さっさと行くぞ」

はーい。


「今日お前から集合かけたんだってな。なんかあんのか?」
「ん、ちょっと提案したいことがあってね」
「提案?」

お泊りしようっていったら絶対びっくりするよね。
あ、上杉君は反対というか行かなそう…
みんなでしたいなぁ。
弱気になっちゃだめ!なにかあったらもうごり押す!!
ちょっと私らしくないけどね。
***
「お、来たな!上杉ごくろうだった。それで、だ。アーヤ、報告ってなんだ?」

よし、頑張るぞ!

「えっと、すごく急だけど今週うちでお泊り会しない?みんなで!私の家族なんか今日から旅行行っちゃって一週間一人なの。それで、ひとりじゃちょっと寂しいしKZでお泊りとかしたことないじゃない?それでどうかなって思ったんだけど…どうかな?」

あ、あれ反応が微妙?私なにか変なこと言ったかな?

5:つかさ:2018/07/27(金) 12:59 ID:Y.I

4、謎の宿泊施設
「えっと、お泊り会?アーヤの家で?」

そう

「うーん、流石にアーヤの家はまずいだろ」

上杉君がそう言った。
なんでダメなの?

「若武が家荒らすぞ」

上杉君がニヤっとしながら言った。

「俺がそんな幼稚なことするわけないだろっ!俺は普通の人間だ!人の家など荒さんっ」
「はっ、どうかな」
「んだとおい!」

あーあ、また始まったよ二人の口喧嘩。
まあ、若武なら荒らしかねないって少し思ってしまった…ごめんね。

「あ、そうだ」

上杉君と奮闘中の若武がふと思い出したように言った。

「俺この前クラスメイトから聞いたんだけど、ここの近所に大きなお屋敷があるだろ?噂によるとそこは宿泊施設らしい。ネットのホームページ無し、お屋敷に直接行って予約をして宿泊することができる。ここ、行かね?本当か気になるしもし噂が嘘だったら家の持ち主が困るだろ。この噂結構広まっているらしいから。このプチ事件、解決しようぜ!」

プチ事件って...これは事件じゃないでしょ。
でも謎の宿泊施設、ちょっと気になるかも。
みんなを見たら全員気になってる様子だった。

「僕、気になるな」
「俺も。いろんな人から聞いたけど全員詳しくは知らないから調べてみる価値あるかも」

黒木君の情報網でもわからなかったんだ。相当謎が深いんだなあ。

「では、多数決を取る!賛成の者、挙手」

全員賛成。

「よし、闇に包まれた宿泊施設事件を調査するぞっ!」
「なんだその中二病みたいなネーミングセンス」

たしかに...

「まずこれ、事件なの?」
「事件だっ!」

何回も言うけどこれ事件じゃないでしょ...
噂調査じゃないの?

「はあ、事件ではなく噂調査といった形のほうが妥当だと思います。これに関して多数決を取りたいです。いいですか?」
「構わん。賛成の者は挙手をしろ、もちろんこれは事件だよな?」

若武以外の全員が賛成。
やった!

「では今回の件は噂調査という形で進行していきます。調査名は謎の宿泊施設で仮定します」
「うむ、では早速この後塾が終わり次第向かうぞ」

えっ今日行くの!?

6:あんず:2018/08/07(火) 19:36 ID:nhc

つかささんすっごいおもしろいです‼
すごく続きが気になります。
読んだときに、これ藤本ひとみさん本人が書いているのかと思ってしまいました
これからの事件(噂調査)も面白そうだし、悠飛との約束もどうなるのかなってすっごいわくわくします
私は、読むのは好きだけど、小説を書くことはできないので憧れます
これからも読ませていただきます
長文失礼しました


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