あいつへ

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1:名無しになりたい:2010/06/02(水) 17:27


あいつと出逢ってからもう3年も経った。


月日の流れは残酷だっていうけれど、まさにその通りだと思う。

それを忠実に表現するかのように、実に皮肉なことに
ハッキリとしたあいつの像は
日に日にあたしの中から居なくなっていく。

その顔も声も、あたしの中から薄れてく。



それなのにあいつは、あたしの中に想い出としていつまでもいつまでも居座り続ける。
数々のきたない過去達を全て横に除けて、いつまでも図々しく笑ってやがる。
ほんっとにあの頃と同じ。小憎らしくて、他人を苛つかせることに関しては天才的。
いつだって―ヘラヘラ笑いやがって。
何笑ってんだよ。
あたしへのあてつけかよ。

また、

思い出すじゃんか。



いつの間にか、ヘラヘラした笑い顔も。
馴れ馴れしくあたしの名前を呼ぶ声も。
全部ぜんぶ、好きになってて。
あいつは限りなく馬鹿だけど、そんな馬鹿を好きになってしまったあたしはもっと馬鹿だ。




きっとあいつのことだから、今もまたどっかであの頃みたいに馬鹿やってんだろうな。


ホントは伝えたいことがあったんだけど、生憎あたしは素直じゃないみたいなんで、また、お預けだ。


まぁいいや、
きっと最後じゃないから、ひとつだけ。







ありがとう。

2:匿名さん:2010/06/07(月) 21:15

どういたしまして!


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