酷いよ!
こっちのセリフ。
何て事してんの!
何て事もしてない。
もう、サイッテー!
…こっちのセリフだってば。
全部全部、自分があっち側の人間のように、自分が自分じゃ無い誰か他人になってしまった様に帰って来る言葉。
どこか他人事の様に嵐が荒れるのをぼんやり見る。
…あれ、僕、こんなに惨めだっけ。
もっと、他に惨めな人が、いるんじゃないんだっけ。
ああ、そうだ___。
目の前でキレーな姿で汚い涙を流してる、コイツだ。
なんでなんでなんで。
僕は今、泣いている?
セロトニンの分泌が悪い。
涙が痛い。
胸が痛い。
手が疼く。
「、ッ______!」
精 神 崩 壊 。
もう何回秒針がまわっただろうか。
…やけに、言葉が邪魔だ。
シンジテル
ガンバッテ
ツラクナッタライツデモイエ
…ふざけるな。
1人が一番楽だ。苦しみなんてものさえも感じなくなる。
ねぇ、どうか誰か。
このたわごとを、消し去ってはくれないだろうか?
嗚呼、目障りだ。
信じてた、頼りにしてた、仲間だと思ってた、なのに___。
って、カオしてるね。
面白い。
当たり前じゃないのか?そんな小さな裏切り。
ジャックナイフにも満たない小さな刃、そんなものにきみは涙しているのか?
所詮、人間なんて、そんなものだ。