____白い。 それだけだった。 何の色も映さない。 空も、木々も、部屋着も、全て真っ白。 眩しいほどに、 恐ろしいほどに、 全てが無色。 色のないボクの世界に、 幼稚で、拙くて、でも何処か暖かい。 『色』を着けてくれたのは、 真っ赤なヒーローの色をした君でした。