ボク 生まれつき、色がわからない。 おかあさんも失色病だった。 おとうさんもおかあさんも死んじゃった。 気付いたらこの病院にいた。 最初は友達も居た。 けれど、友達だと思ってたのはボクだけで、友達が退院したらもう来なくなっちゃった。 ボクはそれから、人が信じられなくなった。 君に会うまでは…。