小説用メモ

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1:Rika◆2c のせしおゆみ:2018/05/30(水) 18:06

いろんなサイトに投稿してる小説の設定とか色々

35:Rika◆ck 諦めません hoge:2018/08/30(木) 17:03

元気・クール・恥ずかしがり屋・気難しい・性悪・お姉さん・問題児・こどもっぽい・暗い・寂しがり屋・落ち着いている・ぶりっこ・ギャル・知的・馬鹿

これがベース

36:Rika◆ck:2018/09/08(土) 12:44

ね、斎藤と麻田さん、付き合ってるんだって」
「えっ!? いつから?」
「先週から! ったく、そのせいで最近斎藤浮かれてさ―――」

 給食の後の休み時間。雨で外に出れないから、教室でクラスメイト達は恋バナに花を咲かせる。……私? えーっと、本日も机とラブラブしてます。もうすぐ唇がつきそ……冗談。ただ顔伏せて寝ようとしてるだけ。

 いつだって、私はこの時間……いや、授業中とかも、机から顔を上げることは少ない。私が顔を上げる時は、移動や、給食や、話しかけられた時……とにかく、やむを得ない時だけ。
 理由は―――なんだろう。ただ眠かったり、やることがなかったり? 自分でもよく分からない。前者後者半々だからね。

 顔を上げてたら何か変わるかもしれない、立ち上がったら何かあるかもしれない。……そんな期待は、無くもない。だけど……行動を起こして、立場が危うくなったら嫌でしょ?
 ……理由分かってるじゃん、私




 その次の日、同じ時間。私はまた机とラブラブしてた。昨日と違うのは、天気だけ。つまり、今日は教室にいる人の人数も少ないってこと。

「次、移動教室だよね」
「うん」

 まあそれでも何かするのってめんどくさいし、今日もこのままでいいかなーって思ってた時。静かな教室に2人の女子の会話が響いた。……しまった、美術の教科書準備してない。

 正直、美術の先生はうちのクラスメイトに舐められてるし、その時間は学級崩壊してるから移動したとしても授業を受けるつもりは無い。だけど……欠課だけは、担任がうるさいから出来ない。

「…………」

 そんなわけで、準備はしないといけないから、私は仕方なく顔を上げて自分の席を立つ。棚から教科書取って、また席に戻ればいいだけだし、これくらいは妥協しよう。

 そのやる気のなさに自分でも呆れつつ、私は教科書が並ぶ棚へと歩いていく……んだけど、私が行動してるのがそんなに珍しいのか、結構な数の視線が浴びせられている。多分、今教室にいる人全員の。

 ま、それも気にしたら負け。私は棚から教科書を抜き取って、自分の席に戻ろうとした。……その時。

「……あ」

 先程の二人組の片方……苗字しか覚えてないけど、榎本さん。その榎本さんのポケットから、ハンカチが落ちた。
 ……これ、私が拾った方がいいやつ?

「落としたよ」
「えっ!? あ、ありがとう!」

 ちょっと屈んで、ハンカチを拾って

37:Rika◆ck:2018/09/08(土) 12:44

↑途中で飽きたやつ
一応残しておく

38:Rika◆ck 漢数字に変える:2018/11/23(金) 21:42

―――二つの魔法が重なれば。
一人じゃ倒せない敵も倒せるし、一人じゃ見つけられないものも見つけられる。
これまでは、自分の事ばかりだったけど。今では一緒に戦う人がいて、一緒に笑える人もいる。
それが普通なんでしょ。ねえ、風音?




―――二つの魔法が重なれば。
くだらないことで悩む必要も無いし、一人で苦しむ必要も無いよね。だって、魔法は二倍なんだもの。
力がないなら助け合え? うん、その通り。あたしは無力だけど、卑怯な手は使わないよ。
だから、手を貸して。雪ちゃん。

39:Rika◆ck:2018/11/23(金) 22:28

―――不思議な子だと思った。
魔物討伐の依頼をこなしている途中、突然舞い降りてきた神崎風音(かんざきかざね)と名乗る女の子は、私の方を見ながら、ケタケタと笑っている。
「赤石雪(あかいしゆき)ちゃん、だっけ?」
「……なんで私の名前を知っているの?」
そう尋ねると、神崎さんはポケットの中から一枚の紙を取り出して、私に差し出してきた。
紙を受け取って、内容を確認する。すると、その紙にはこう書いてあった。
「上級魔物討伐にて、戦闘部隊と出張部隊の共闘、各隊員名簿……」
紙から目を離して、神崎さんの姿を観察する。
私の着ている“戦闘部隊”を示した青い制服とは違って、彼女が着ているのは“出張部隊”を示す黒い制服。
胸のバッジを見てみれば、私と同じで白色。つまり同学年。
「同学年の相手部員は把握しておけ、だって。赤石さんはこの話聞いてないの?」
聞いてない、私はそう言いながら首を振った。
戦闘部隊の隊長――筒見水(つつみすい)さんは、厳しくてしっかりしているから、忘れてるなんてことは無いはず。
だったら、どうして……?
「あー、氷織さんがそっちの隊長に伝えてないのかも。あの人、気まぐれだから」
疑問に思っていると、神崎さんが納得したように言う。
氷織さん――影野氷織、ね。確か、出張部隊の方の隊長。彼女の言う通り、気まぐれで、何を考えているのか分からないらしい。
それは分かったとして、先程から気になっていることがある。
「じゃあ、なんであなたは今ここに居るの?」
「パトロール中、赤石さんがいるのが見えたからね」
……一瞬にして、納得した。
出張部隊の仕事は、名前の通り、戦闘部隊と出張部隊の本部のある学園から出て、3日ほど街中をパトロール、魔物がいた場合は討伐をすること。
つまり、出張部隊のパトロールの時間と、戦闘部隊の討伐の時間が重なったのだろう。
「まあ、そういう事だから。とりあえず、水さんに伝えといて」
神崎さんはと言うと、いきなりそう言ってどこかへと飛んでいってしまった。
私はそれを、まるで風のようだと感じた。

40:Rika◆ck:2018/11/25(日) 20:36

―――百川学園生徒会執行部。
 生徒会長一人、副会長一人、書記一人、会計一人の計四人で編成されており、百川学園の改善を志している団体だ。
 生徒会長、副会長は三年生、書記、会計は二年生の所属が決まっており、役員は全教員による推薦にて決められている。
 この物語は、新生徒会執行部が決まったばかり。つまり、一年生二人、二年生三人で構成された所から始まる――――





「――初めまして、執行部の皆さん」
 机一台、椅子が五台設置されているだけの、質素な部屋に響き渡る女子生徒の声。
 彼女は、本年度生徒会長の藤宮凛。文武両道で、容姿端麗。冷静だが、他人を思いやる心があり、生徒達に信頼されている事から推薦された。
「生徒会って四人しかいないんだね。みんな、よろしく!」
 元気よく挨拶をしたこの笑顔が印象的な女子生徒は、本年度副会長の片山友香。バレー部に所属しており、運動が得意である。誰にも屈さず意見を言えることから推薦された。
「み、皆さん! 精一杯頑張りますので、よろしくお願いします!」
 ハキハキとした声で挨拶をし、頭を深々と下げたのは、本年度初期の山本ゆかり。何事もしっかりと取り組もうとするあまり、空回りすることも少なくないが、一途な真面目さを評価され、推薦された。
「えーっと、よろしくお願いします?」
 やる気無さげに言ったのは、本年度会計の黒川スミレ。努力せずにトップをかっさらって行くことで有名で、一部の生徒達の反感を買っていたが、その賢さを評価する教員も少なくはなく、推薦された。
「一年間、頑張りましょう」
 はい。そんな言葉が、部屋に響く。
 個性的な生徒で編成された生徒会。これから、どのような風に活動をし、百川学園の未来を変えてゆくのだろうか。

41:Rika◆ck:2018/11/25(日) 20:36

いつか続きが書ければいいな、ってことで残すわ

42:Rika◆ck hoge 百合注意:2018/11/30(金) 21:29

「――桃子せんぱい」
 可愛らしい声が、教室中に響く。
 本から顔を上げて、声のした方を見ると、そこには声に似合った綺麗な顔があった。
「妃衣、ちゃん?」
 長谷川妃衣ちゃん、あたしの二つ下の後輩。
 別に、部活が同じとかじゃないんだ。偶然出会って、気に入られて、いつの間にか仲良くなった、みたいな。
「わたし、せんぱいに会いたくなっちゃった」
 嘘だ、そんなのデタラメだよ。
 あたしは知っている。この子が「わたし」を強調する時は、大体嘘をついてるんだって。
「はいはい」
 皆に見られてるから、あたしは話を合わせて妃衣ちゃんの元へ歩いて行く。
 そうそう。妃衣ちゃんは類稀レベルの美少女だから、校内で有名人なんだ。

43:Rika◆ck hoge 百合注意:2018/11/30(金) 21:40

 妃衣ちゃんは、あたしを屋上に誘った。
 普通は屋上なんて鍵が無いと開けられないんだけど、妃衣ちゃんはオリジナルキーを持っている。
「……開いた」
 妃衣ちゃんの得意技、ピッキング。
 こう見えて、彼女はかなり頭が良い。たぶん、鍵穴の構造なんて分かりきってるのだろう。
「私、天才でしょ?」
 出た、毎度お馴染み決めゼリフ。
 満面の笑みで言うから、呆れるんだけど、実際その通りだから憎たらしい。
 妃衣ちゃんはドアを開けて、ズカズカと先へ進んで行く。彼女にしては珍しく、急いでるみたいだ。
「……それで、あたしに何の用?」
 妃衣ちゃんの意図が全く読めなくて、あたしは焦ってそう尋ねた。
「えっとね、話があるの」
 ガチャン。背後のドアが閉まった。
「あー、鍵かけたし、私しか開けられないから」
 相変わらずの笑顔で言う妃衣ちゃんに、あたしはほんの少し恐怖感を抱いた。逃げられないようにするなんて、何されるか分からなかったから。


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