名残惜しさもなくさよなら. 

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549:  hoge:2017/03/29(水) 00:28 ID:kbk




▼接が誰かを殺したとき

「 な、んで…?…どうして俺の弟が… 」

「 …ごめん、こうするしかなかった。 」

「 だからってわざわざ…せ、つが殺す事ないのに… 」

「 …ごめん、 」

「 なあ、接。全部うそだよな。殺したのも、謝ったことも。…もうちょっとマシな嘘つけよ?もし嘘ならもっと…もっと…上手、に嘘つけッ…!俺を傷付ける為の嘘なんて…、接には要らないんだよ! 」

「 今ここで結果が出たとおり、クロは僕だ。それは変わらない。 」

「 だからそれも全部ッ…全部全部全部モノクマにそう言われるように仕組まれたんだろうが! 」

「 …聞いて、密くん。 」

「 な、なんだよッ… 」

「 僕は、密くんを守ったつもりなんだ。そっちがどう思ってるかは分からないけど、僕はちゃんと弟として…誰より大切な密くんを守れたつもりなんだ。だから、ね?僕は今、役割を果たせて嬉しい。 」

「 守ったとか、守られたとかそういうんじゃねえよ!俺は…俺には…! 」

「 密くん、 」




【 おしおきタイム 】




小さい頃の思い出が走馬灯の様に蘇る。接のまわりにフィルムがくるくると纏わりつく。なぜか、走馬灯には接の姿はない。黒いマジックでぐちゃぐちゃと塗りつぶされている。
それを見た接は、悲しそうな表情を一瞬見せた。しかしすぐに笑顔に戻り、声にならない声で“5文字”を言いもう一度微笑む。
その瞬間フィルムが激しく巻き付き、接の体を締め付ける。そのまま力を加え続けた結果圧死。

5文字は「 ありがとう 」。


 


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