シリルの中学校時代は勉強と五月蝿い両親の声しか記憶に残らなかった
高校受験も成功し近くのエリート校に進学した中学のクラスにいた自分よりあらゆる面で優秀なクラスメイトは中学の間ずっとシリルの障害であったそいつのせいで僕は一番になれない完璧な人間になれない シリルはずっとそう思っていた
不幸な事にシリルより優秀な彼はシリルと同じ学校に進学してきた
ずば抜けて優秀だった彼は新しい学校でもたちまち有名になった
だがシリルはだんだん回りに遅れをとってきたそして両親も方向性の違いから対立が多くなってきた
父親はシリルを外科医にすると言いはり母親は政治家にすると言い張った
シリルが選ぶ という考えはどうやら無いようだ