とあるスレ民の創作用スレ ☆part3☆

葉っぱ天国 > 難民 > スレ一覧 1- 101- 201- 301-キーワード▼下へ
223:魔猫:2018/07/06(金) 10:38 ID:PGo

https://i.imgur.com/4iZkWgB.jpg

血影ことBloody Shadow、本名はユトです。
簡単に言うとビビリ担当です。

キルのやり方は影に本体、もしくは無数の影の手が引きずり込んで捻り潰します、なので影がいつも赤褐色に近い黒です。

過去を話すと長くなりますが…

ユトの父は、先祖から髪がカラスのようにボサボサで黒く、肌が死んだ者の様な白の家系でした。
ユトの母は、先祖から目が赤く髪や肌が白いアルビノの家系でした。
その為、ユトは目や優しい顔立ちは母に、容姿は父に似て生まれました。

欧米でそんな容姿の人はごく稀で、この街は神への信仰が強かったからか『忌み子だ』『呪われた子だ』と罵られ、挙句の果てに家族のいない間に家に上がりこまれ、ありとあらゆる暴力を受ける始末でした。
それもそのはず、父母共に医師だった為家にいる時が少なかったからです。
家族共に子供が生傷が絶えないのを心配していましたが、ユトは『遊んで怪我した』などと嘘をつき、この事を家族に隠していました。何故なはばらしたら家に火をつける、天罰を下すと脅されていたからです。

母が病気で寝込みがちになり、父はだんだんと母の原因不明な病の看病に明け暮れる日々が続きました。
ただ、家族が家にいるため、ユトにとってはどんな形であれ幸せでしたが、周りの人間はだんだん苛立ちが募りました。『忌み子なのに』『あの家族に幸せなんて不似合い』と。
そこで街の人はあの家に火を付けることを決めました。『神の怒りだ』と綺麗事を並べて。それは深夜に起きました。

ユトは寝室で寝ていましたが、何か焦げ臭い事に気付き、1階へ降りましたがもう手遅れでした。1階はほぼ火の海でした。両親を起こし、命からがら逃げましたが、街の人に見つかってしまった為、両親はユトをかばいジュウサツされてしまいました。

街では忌み子(ユト)の大捜索が行われ、街は狂気に満ち溢れました。
そんな中ユトは逃げ続け、ようやく町外れまで来たところで

ガシャン

足に激痛が走りました、足元を見ると、大型猟に使う罠が足に深々とくい込んでいました。
それを合図に、大型のトラックが猛スピードで来て、ユトをこれでもかとヒキコロシました。
ユトの身体は自分の影にのめり込むような感じでした。
何とか形を留めていた顔で、街の人達を見ました。彼は怒り、憎しみ、苦しみ、悲しみに支配され

気づいた時には街は跡形もなく消えていました。両親を探しましたが、両親も消えていました。勿論、街の人も。
トラックと思われる物体のミラーがふと視界に入り、見ると、そこには黒い自分がいました。
そして、影は真っ赤に染まっていたそうです。


続きを読む 全部 <<前100 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新