星降る夜の石ころは 星降る夜に 石ころが一つ 足元に落ちていました 大きくて歪な形をしているそれに 誰も見向きもせず 人は空を見ながら それを蹴飛ばしていきました ああ、そうか 私自身も 石ころなんだ だから誰にも見つけられずに 忘れられていくのだ そう悟った私は その夜 流れる星の下で 首を吊りました