なんだよ、俺から誘ったんだから 遅刻するわけないぜ
( ぱしゃんと水溜りの上を靴が蹴る音に顔を上げ、たたかれた減らず口にむっと眉間に皺寄せて負けない位に憎まれ口きき。それから、dameを待たせるわけにもいかないだろ、と自分にも聞こえないくらいの大きさで呟くと其れは雨粒に紛れて消えていった。壁に凭れた身体を起こし、傘を相手の方へ傾けると少し片肩が雨に晒されたがそんなことは貴にしなかった。掛けた声に合わせて右足を踏み出し )
んじゃ、行くぞ
>>24 / エリザベータ