私や友達の経験や悲しい思い。
私の知り合いの人の経験や思いなども含めてこの小説に書いていきます。
よろしくお願いします。
週2ぐらいのペースで書いていきます。
>おかのうえのばかさん
読んでくださってありがとうございます。
紫出先生優しいですよね。
書いてて自分でも思います。
これからも続き読んでくださると嬉しいです。
お久しぶりです!!!やはりとても面白いです!これからも、頑張ってください♪応援してます!
144:友紀菜:2015/09/28(月) 09:27 ID:ucA >ミックスさん
お久しぶりです。
いつも読んでくださってありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
「あ、ありがとう…ございます。」
友紀はポロポロと涙を流していた。
「独りでつらかったよね。これからは、私がいてあげるからね。頼っていいからね。そんなに泣くなって。」
そういいながら、紫出先生は友紀を抱きしめた。
あったかい。
「先生は、なんで優しいんですか?」
「優しいなんてそんなの、当たり前の事だからよ。」
「当たり前?」
「私にとっては当たり前なのよ。」
「そうですか。フフッ。」
「何笑ってんの?」
「いや、なんかいいなぁって。私、人と関わるのなるべく避けてましたから。」
「そうだな。」
友紀は本当のぬくもりを感じる事ができた。
それから、友紀は紫出先生に少しずつ自分の辛いことや苦しいことや悲しいことをを話した。
家では、この頃、友紀はお母さんからDVを受けていた。
優しい時もあったけど、機嫌が悪いといつも友紀に当たっていたこと。
学校では、友紀はずっと独りだった。
クラスに友紀の存在はないも同然だった。
友紀は、人に関わるのが怖くて友達も作れなかったし、先生とも仲良くできなかった。
ただひたすら、地味に、気配を消して、静かに毎日を送っていたこと。
去年、担任の先生に裏切られて、とても傷ついたこと。
とにかく、すべてを話した。
紫出先生は、無理に、クラスのみんなや、担任に関われとは言わなかった。
お母さんとも、少し距離を置けばいいと言ってくれた。
中学校に行くに向けて、頑張っていこうと言ってくれた。
ただ、そのためには、人と関わらないといけないし、お母さんとも距離を置いてばかりじゃいけないと。
でも、今すぐにとは言わなかった。
友紀は、紫出先生とたくさんの時間を過ごした。
紫出先生は、いつも助けてくれた。
友紀の心の傷を癒してくれた。
でも、すべてがすべてうまくいくことはなかった。
ある日、事件は起きた。
「言われたこともできないのかよ!さっさとやれっていってんでしょ!この、役立たずが!」
そういって、お母さんは友紀を何度も殴って蹴った。
こんな事はいつものことだった。
でも、その日はこれだけじゃなかった。
「役立たずはこうしてやる。」
そう言うと、友紀を階段の上まで連れて行き、友紀を突き落とそうとした。
「嫌っ。やめ……」
友紀がそう言った時にはもう遅かった。
友紀は、階段から落とされた。
友紀は意識を手放した。
気づいた時には、病院のベッドにいた。
「友紀!良かった…」
友紀の隣には、紫出先生がいた。
「紫出…先生…?」
「動くなよ!けがしてるんだから。」
友紀は、手首の骨折、頭、足等の打撲だけですんだ。
それから、お母さんは友紀に暴力をふるうことはなくなったが、友紀の世話をほとんどしなくなった。
それでも、紫出先生と過ごしているときは、笑顔でいた。
紫出先生は、いつも優しくしてくれた。
2学期最後の日のことだった。
「紫出先生は、今日で、この学校を辞められることになりました。お世話になった人は、お別れを言っておきましょう。」
突然、担任から聞かせられた。
「うそ…でしょ。そんな……」
友紀は、急いで紫出先生の元へ向かった。
「紫出先生!」
「友紀…」
紫出先生はつらそうな顔をした。
「先生、辞めるってどういうことですか?」
「ごめん。友紀。」
「私の、せいですか?私が、たくさん迷惑かけたから。」
「違う!友紀は、迷惑なんかじゃなかった。ただ……ごめん。もう会えない。ごめんな。」
そう言うと、紫出先生は友紀を抱きしめた。
「じゃあ…」
紫出先生は去っていった。
友紀はまた独りに戻った。
リスカの酷くなった。
そして、中学生になった。
お久しぶりです!連載が止まっていますがずっと応援してます。続き楽しみにしてます♪
150:スターバル発電所:2016/02/22(月) 18:30 ID:sogイッキ
151:ミックス ミックス:2016/02/22(月) 19:08 ID:4WQ早く続き読めないかな〜。楽しみにしてます!
画像|お絵かき|長文/一行モード|自動更新