シャーロットside
此処に来たとき一回だけ聞いたことがある────しかし、答えられないと言われ、それっきりだった───────
今こそ聞こう────殺害された理由を──────────
ロイド「失礼します。シャーロット様、お呼びでしょうか?」
シャーロット「今こそ話して頂きたい────前(ぜん)シャーロット様が殺害された理由を─────
ロイド「分かりました───少々長くなりますがご了承下さい─────」
そう言ってロイドは話しはじめた─────────
私はシャーロットが殺害された理由を30分ほど聞かされた─────まとめると、こうだ────
シャーロットは生まれながら絶大な魔力を持っていた………
そのことは王宮内でしか話していなかった…………
しかし、何者かが誰かに話し、それが民の間に広がっていった………それからシャーロットは民に恐れられ、外の国にも広まった………
その噂を聞いたある国が(いつか国を乗られる)と言い、皆それを信じた………
それからというものシャーロットを殺そうとする敵が増え、とうとう殺害されてしまったというわけだ。
シャーロットは───家族には愛されていたが、民からは嫌われていた──────
そして、付いたあだ名が『魔力姫』。
絶大な魔力を持っていたからこんなあだ名が付けられたそうだ─────
いくらなんでも可哀相だ────魔力姫だなんて──────
私も今はシャーロット。ということは今度は私が恐れられてるということ………………………!!
でも魔力が絶大というのは分かる気がする──────
魔法の勉強をしている時、魔力が大きすぎて制御出来なかった事があった─────────
シャーロットはあんな凄い魔力を操っていたのか……………………!!!