花崎小学校5年2組新聞係!

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9:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/12/22(木) 17:29

+登場人物
原川 優衣
(はらかわ ゆい)
去年まで、遥をいじめていた。
雅と仲が良いが、無理矢理親友にした。
きつい性格。

「で、取材は決定で良いんだよね?」

松下君、ナイス!

さすが局長!

「もちろんっ!」

「当たり前じゃん!」

玲と榑林の声が重なる。

もう、なんだかんだ言って仲良いんだから。

二人は照れたみたいで、そっぽを向いた。

「あ、雅だ。」

松下君が、少し先を歩いている雅ちゃんを見た。

あっ、本当だ!

「雅ちゃーんっ!」

私は叫びながら坂を下る。

それに皆が続いた。

「あれ、誰かと思ったらあんたか。」

優衣だった。

「ゆ、優衣ちゃん。あの……」

雅ちゃんが抑えてくれようとしてるのがわかった。

「煩い、ちょっと黙ってろよ。あんたに用はない。」

松下君だった。

私たちはびっくりして、松下君を見た。

「ん?俺、なんかした?」

松下君は訳がわからないらしかった。

「あぁー、なんでもない。で雅、記事の話なんだけど、不審者の件で警察署に取材に
行く事になったんだ。」

榑林も役に立つ。

「面白そうだね!良いんじゃない?」

雅ちゃんは嬉しそうに笑った。

「新聞?あんたらそんなんで、盛り上がれる訳?ないわー。」

優衣がいきなり笑い始めた。

私は優衣に腹が立った。

「人の事をいじめて楽しむあんたにはわかんないだろうけどね、新聞を楽しみに
してくれてる人がいるんだよ?だから私たちは盛り上がれる。悪い?」

優衣は驚いた様だった。

去年の弱い私とは、全然違ったからだと思う。

「新聞……、新聞なんて、そんなもので……?」

優衣はオロオロしながら、坂を逃げる様に下って行った。


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