オリキャラで小説書きたかった。【だけ】

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1:蟻:2017/03/27(月) 10:30

閲覧は自由にどうぞw
書き込みはご遠慮くだせ。
自キャラ出すんで名前は変えます。

15:蟻:2017/03/31(金) 15:05

おはよう。←

都樹羽達はなかなか出ない船に乗って、現在とある町の外にいた。
おかしい。写真で見た景色と全く違った。都樹羽達が見たのは、ゴミだらけの道路で噎せ返る人々の姿、
馬鹿でかい工場から出る黒い煙、絶望に満ちた汚い街だった。
それは、都樹羽達全員知っていた。「ダークタウン」と呼ばれる「去行(さりゆき)」と言う町だった。
この町に生まれた人間は、絶対に町から出てはいけないと言う決まりがあり、町内の人々は皆希望を無くし、自殺をする人が
絶えないと言う。
しかし、この町は外の人間を一切立ち入り禁止にしており、都樹羽達はこの町に1歩も入れない状態だった。
皆言葉を失い、泣き出してしまう奴もいた。それはそうだ。ここは、離れた孤島。船が来るのは3週間後。
それまで、立ち入り禁止区域以外の場所でなんとか生活していかなければならない。
下手をしたら死ぬことも皆覚悟できていた。だが、金はまだ沢山ある。
問題は食料と寝床である。都樹羽達は、この町で、金を払って食料が帰ることを予想していた。だが、予想は見事に外れてしまった。
食料がないと餓死してしまう。かと言って町の人に頼むことも出来ない。
途方に暮れていると、ふと後ろから弱々しい声が聞こえる。

「……たち……も……の……?」

よく聞き取れなかった。もう1度耳を済ませると、

「あなた達もなの?」

聞こえた。振り向くとそこには夢空の妹、杏豆(あんず)が立っていた。


会話文少なくてごめんね。今度はちゃんとふやすよ( *˙ω˙*)و

16:蟻:2017/03/31(金) 15:38

杏豆は、やっとの事で口を開き、こう言った。
杏豆:「この町に…1歩でも足を踏み入れると…間違いなく何者かに射殺される…」
杏豆は、4日前、皆より先にこの島に訪れていたのだった。
夢天:「もういいから。無理して喋らないで。」
その頃、杏豆は工場から排出された煙を吸ったのが原因なのか、汚染された海水を飲んだのが原因なのか分からない、謎の高熱を患っていた。
とにかく皆は煙を吸わないように、ハンカチや服で、口元を覆った。
マロンは座り込み、泣き出してしまった。
マロン:「嫌だよぅ……もう帰りたいよぅ……」
皆はその姿に強く心を痛めた。
都樹羽:「帰りたいのはお前だけじゃない。だからもう泣くな。」
マロンは泣き止んだ。泣かないように頑張る約束もした。
宇宙:「……雨だ。」
4月とはいえ、空から落ちてくる雨はとても冷たかった。
紫舞:「取り敢えず、雨宿り出来そうな所を探そう。」
全員は賛成した。このままだと、杏豆の体にも悪いと思ったから。

17:蟻:2017/03/31(金) 15:52

都樹羽を先頭にははぐれないよう、皆の体をロープで繋いでいた。
都樹羽:「あ、あれ…」
藍翔:「どうした?」
2人は言葉を失った。
マロン:「ど、どうしたの……?2人とも?」
都樹羽:「見るなっ!!」
突然の大きな声にマロンはとてもビックリしていた。
紫舞:「ちょっと、何なの……?」
紫舞も目を見開き、口元に手を当てる。胃の奥から来る波を必死に抑えていた。
そこには、息を切らした血塗れの男が立っていた。男の足元には、何体もの死体がゴロゴロ転がっていた。
振り返った男の手には先の尖った包丁が握られていた。
次の瞬間、宇宙の背中の中で眠っていた杏豆がヨロヨロと歩き、皆の前に出てきた。
杏豆:「お前…まだここにいたのか……」
消えてしまいそうな声で言う。
夢天:「杏豆!!危ないからこっちに来なさい!!!」
杏豆は、姉の言葉なんて耳に入って来なかった。杏豆に包丁が向けられる。
物凄い勢いで男が杏豆を刺そうとこっちへ走ってくる。

「グシャッ!」

生々しい音が孤島に響き渡った。

18:蟻:2017/03/31(金) 16:07

杏豆は、思わず目を瞑る。再び目を開けると、目の前には、眉間にシワを寄せた都樹羽が男を刀で真っ二つにしていた。
男は倒れた。その光景を見たマロンはまた泣き出してしまった。それはそうだ。
こんな小さい子供がこんな光景を見て泣き出さない訳が無い。怖かったよな。ショックだったな。
都樹羽は、優しくマロンの頭を撫でながら
都樹羽:「もう大丈夫だからな。」
と、呟いた。
怒りに怒った夢天は、杏豆にガツンと言った。
夢天:「危ないじゃない!!どうしてあんなことしたの!!」
杏豆:「みんなを…守りたかった、から。」
夢天:「あなたは、病人なの!無理しないでってあれほど言ったのに!!」
紫舞:「まぁまぁ、そんなに怒らないで。杏豆ちゃんも、今度からは気をつけてね?」
杏豆は目を逸らす。それを見た紫舞は複雑な気持ちになった。
更に雨が強くなり。土砂降りとなった。
藍翔:「みんな!急ごう!」

皆は小走りで雨宿り出来そうな場所を探した。

19:蟻:2017/03/31(金) 16:14

都樹羽:「滑りやすいから、気を付けるんだぞ。」
マロン:「うん。」
夢天:「宇宙、ごめんね。杏豆、重たいでしょう?」
宇宙:「全然。むしろ軽いよ。」
夢天:「ほんと?」
宇宙:「あぁ。ここんとこ食べてなかったらしいから、体重が落ちたんじゃないかな。」
藍翔:「その可能性もあるかもしれんな。」
夢天:「そう……だね。」

「ドサッ」

後方で音がした。皆は、当然振り返る。
夢天:「え……」
みんなが目の当たりにしたのは、心臓の辺りを抑え、倒れ込んだ紫舞の姿だった。

20:蟻:2017/03/31(金) 16:31

ロープてみんなの体を繋いでいたため、先頭の都樹羽はすぐに異常に気づくことが出来た。
だが、都樹羽は視力が悪く、更に大雨も降っていたため、後方で何が起こっているか確認出来なかった。
マロン:「紫舞君倒れてるよ。都樹羽!」
都樹羽:「なんだって!?」
都樹羽達は、急いで皆がいる所へ走った。
マロン:「紫舞君大丈夫?!」
紫舞からの返事はない。宇宙は、重大な事に気が付いた。
宇宙:「紫舞……口元……隠してない……!」
そうだった。紫舞はさっきの男の足元の死体をみて必死に何かを抑えてた。でも、限界になったのか、顔を青くしながら
草むらへ向かった。そこで何をしていたかは分からない。スッキリした顔で戻ってきてのは確かだった。
それから、口元を隠すのを忘れていたのだろう。悪い酸素を吸い、体に異常が起こったのだろう。
次の瞬間紫舞は、口から黒い液体を吐き出した。
呼吸が荒い。そこで、杏豆が目を覚ました。
杏豆:「この人、危ない。」
夢天:「え?」
杏豆:「この人、放っておくと……死ぬ。」

21:蟻:2017/03/31(金) 16:35

あー書き込みとか自由でOKにしようかな。よし。書き込みOKっす。あ、悪口とかナシね。

22:蟻:2017/04/08(土) 12:30

久しぶりっす。かなり展開が痛いっす。許して。

「っは!」

汗まみれの体。一夜中付けっぱなしの扇風機。見慣れた天井。これは、

藍翔:「夢……なのか?」

ふと隣を見ると、悪い酸素を吸って異変を起こしたはずの紫舞の気持ち良さそうな寝息が聞こえた。
時計を見る。5時前。
「ゴクリ」
夢の展開と同じ……だろう。いや、まだ眠い。しばらくして藍翔の意識はスーッと消えていった。

「あ……と……いと!……藍翔!」

「っは!」
怒鳴り声で起こされる。目を開けると杏豆をおぶっていたはずの宇宙が居た。
宇宙:「もうっ!藍翔!今何時だと思ってんの!?さっさと準備して!出発するよ!」
藍翔:「あ、あぁ。悪ぃ。……それより、変な夢見た。」
腹が立っていたのか、宇宙は荒々しく振り返る
宇宙:「どうせまたエ〇いポーズの水着姿のお姉さんから誘われる夢でしょ?」
宇宙、違う。それはとっっっっっても幸せな夢。
藍翔:「いや、違う。」
宇宙:「……もぅ、後で聞くから、早く着替えて!皆待ってるんだから!」
藍翔:「お、おう。」
あの夢のせいで楽しみを少し奪われたような感じがした。

藍翔:「さて、着替えるとするか。」

23:蟻:2017/04/08(土) 12:58

>>14から夢だったいう設定です。メタi((

藍翔は着替えて、お気に入りのスニーカーを履いて皆のもとへ向かう。
紫舞:「おっせぇぞ。藍翔。」
片目を細くして、でも少し笑を浮かべて紫舞が言う。ドヤ顔ってやつ?
都樹羽:「さ、みんな集まったし。出発しますかー」
マロン:「いぇーい!ごーごー!」
夢天:「テンション高いわね……」
皆、大きな鞄を抱えてバス停へと向かう。しかし、これがまたキツかった。
ここは山の中。近くの村へ行くのにも3時間はかかる。
道路もろくに設備されておらず、村の人が作った道(?)を進むのである。
その道とは、歩けそうな所に板を敷き詰めるだけの簡単な造りで、いつ板が外れても可笑しくなかった。

「バキッ!」

夢天:「きゃあああああ!!」
紫舞:「うるっせぇ!耳元で叫ぶなって昨日言ったろ!!」
宇宙:「最近夢天、めっちゃ食ってたもんね。そりゃ体重増えるわ。」
夢天:「うるさいわね!バイトの先輩に誘われたのよ!」
都樹羽:「ここの板は外れやすいから気を付けてな。」
マロン:「わーいわーい!」

「バキッ!バキッ!」

藍翔:「マロンの体重で外れたらそりゃ夢天でも外れるわな。」
夢天:「そ、そうよ!」
紫舞:「でもマロンあんな跳ねてんじゃん。お前歩いてたろ。」
夢天:「あーっ!もう!そうよ!体重増えたのよ!これでいいでしょ?!」
宇宙:「あっ、認めた。」
都樹羽:「こらー!か弱い女子を虐めるんじゃないよー!」
紫舞:「都樹羽はか弱くないから虐めてもi…ムグッ!」
藍翔:「それ以上は止めとけ……殺されるぞ……」
藍翔に口を抑えられた紫舞がコクコクと頷く。

汗を流しながら、6人はせっせと歩き続けた。

24:蟻 hoge:2017/04/15(土) 14:08

ガサガサ……

夢天:「それでさー……」

ガサガサ……

宇宙:「シッ!!」
宇宙は、人差し指をピーンと立て、口元に当てる。そのサインに気づいた皆は、すぐに口を閉じた。

ガサガサ……ガサッ……ガサガサガサガサ……

??:「ぅゎ……ぁぁ……」

宇宙は、特殊な耳を使って音のする方を向いた。

??:「……ぅゎぁぁ!」

何者かの声は、だんだん近付いて来る。

??:「うわああああ!!!!!」

現れたのは、角の生えた鬼の様な人だった。


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