いつか報われる、きっと。

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1:ももも:2017/06/21(水) 09:47

初めて小説を作ります。
慣れないことも多いですが、あたたかい目で見守っていただければ幸いです。
こちらは恋愛小説になります。苦手な方はご遠慮下さい。

2:ももも:2017/06/21(水) 09:51

「咲菜!!いつまで寝てるのっ!」
母の怒声、いや、呆れた声で目が覚めた。
目の前にはあからさまに眉を下げた母の顔。うるさいなと思いながら目を逸らし、目覚まし時計を見やる。
「ぇ、えぇ!!?」
8時を差している目覚まし時計をつかみ、急いで起き上がる。
そばにいた母を睨み、
「なんで起こしてくれなかったの!」
と言うと、母は私の布団を剥いで怒鳴った。
「何度も起こしたわよ!早く学校行きなさい!」
その迫力にヒェエと情けない声を出しつつ、私、工藤咲菜は急いでベッドから飛び起きた。

3:ももも:2017/06/21(水) 09:56

急いで制服に腕を通し、適当にリボンを結んでリビングへ降りる。ダイニングテーブルの上にあったこんがり焼けた食パンを乱暴に掴み、急いで咥える。
そしてソファの上に転がっている鞄を取って、「いってきまーす!!」と走りだした。

やっぱり昨日夜更かししたのがいけなかったんだ!と後悔しつつ、急いで走る。今日はよりにもよって父親が自転車を使う日だったので、とにかく走る。
私の通う清水中学校は、8時30分までに投稿しなければいけないのだが、なんせここは田舎なもので私の家から学校まで徒歩30分はかかる。現時点で8時を優に超えているので、走らないと本気で間に合わない。今年はもう3年生なので、内申に響くようなこともしたくない。

つまり全力で走るしかない!
私は絶望しながらひたすらに坂を下った。


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