悩めるすれ違いDAYS(恋愛物です)

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1:デント◆oQ:2017/10/19(木) 23:16

初めて小説チャレンジします!
どうぞ見てください!
オリキャラ募集中です!
登場人物は話の中で出します!
>>2 オリキャラ応募方法
>>3〜 スタート!

2:デント◆oQ:2017/10/19(木) 23:21

応募方法
1.名前(名字と名前)
2.性別(♂or♀)
3.性格(詳しく)
4.立場(同級生、先輩、他校生など)
5.その他の設定(5.はなくてもOK)
いつでも応募していいです!
では、本編スタート!

3:デント◆oQ:2017/10/19(木) 23:30

僕は本田真司。私立間宮高校2ーD。
いわゆるボッチってやつだ。
名字が本田選手で、名前が香川選手だからと言って、サッカーはむしろ苦手だ。ただただ遊びが好きなだけだ。勉強は平均より少し下。高校も学力は低いし、至って普通の学校生活だった。


アイツが転校してくるまでは……

4:デント◆oQ:2017/10/19(木) 23:41

「おい、まだ食べたいのか、由美?」
「うん♪ア〜ンして、和人♪」
「わかったわかった、ほら、」
俺は後藤和人、間宮高校2ーAのまあまあ頭のいい高校生だ。
そして俺の彼女、2ーC小野寺由美。
ギャル風だが中身はしっかりしていてそこに惚れた。
俺らは超ラブラブカップルだった。


アイツが転入するまでは……

5:デント◆oQ:2017/10/19(木) 23:56

「おい、今日転校生来るらしいぞ!
しかも2人同時に!」
「でもその2人面識無いんだって!」
僕/俺がその話を聞いたのは、梅雨前の晴天に恵まれた6月初め。

2ーA
「よし、君達の新しい仲間を紹介する。さぁ、自己紹介を。」
「今日からこのA組で一緒に過ごさせてもらう、神谷雅美です!よろしくね!」
それは、この俺も見たことの無い、この世の人間とは思えない美しい髪と顔、体型を合わせ持った美女だった。

2ーD
「転校生を紹介する。入って!」
「ほ、星野見鈴です…よろしくお願いします…」
それは、僕と同じボッチ感溢れる、ミステリアスなインドア少女だった。

6:デント◆oQ:2017/10/20(金) 01:12

まさか、星野さんの席が僕の席の隣になるなんて……
「………よろしくね。」
「……あ、はい…」
挨拶を手短に済ませ、僕の好きなスマホゲームを始めると、
「………ぷぷっ♪」
星野さんが笑っていた。それもそのはず、僕と同じタイミングで星野さんもスマホゲームを始めていたのだから…
しかも、同じゲームだった。
「あ、それ!」
「本田君もこのゲームの面白さわかりますよね!」
「あぁ!なんといっても……」
そのままどれくらい話しただろうか?星野さんはゲームの話になると突然明るくなる。僕もそうだ。
「あっ!会いたい人がいたんでした!
今日はありがとうございました!明日からもよろしくです!本田君!」
いやいや、自己紹介の時とテンション変わり過ぎだろ〜〜〜〜!

7:デント◆oQ:2017/10/20(金) 01:41

放課後の廊下にて、
「これからよろしくお願いしますね、後藤君!」
クラス全員を挨拶回りしてるらしく、心まで凄かった。しかも、神谷さんに話しかけられた男子の半分が神谷さんにメロメロだった。確かに彼女がいないやつには当然かもしれない。
「じゃあ、よろしくね!」
「あぁ、慣れないところだけど頑張れよ!」
しかし、俺が最後だったのか、神谷さんはC、D組の方向に急いで消えていった。
神谷さんと入れ替わるように、見かけない女子が近付き、俺に話しかけてきた。
「……やっとカズっちに会えた。」
「カズっち?もしかしてお前、ほしのんだろ!」
ほしのんこと、星野見鈴は、俺の小学生時代に毎日のように遊んでいた親友だ。でも、小学卒業と同時に、遠くに引っ越したはずだった。なのに今ここにいる。
「どうしてここにいるんだよ?」
「今日転校して来たんだ♪」
そうだった、転校生は2人だった…
「またカズっちと遊べるね♪」
「でも俺彼女いるし……」
「えっ!?」
「何が『えっ!?』だよ…」
「あっ、いや…まぁ少しはいいでしょ!」
「あぁ!」
「じゃあ今日はこの辺で!またね!」
そして来た方へ戻っていくと、今度は由美が来た。
「さっきの子、だぁれ?」
「幼馴染みと再会した、みたいな?」
「ふ〜ん♪」
「帰ろっか♪」
何俺転校生両方に接触してんだよ!

8:デント◆oQ:2017/10/20(金) 01:59

僕は星野さんがどこかに行ってから自分で作ったフリーゲームで遊んでいた。僕はフリーゲームを作っている。すごく人気がある訳じゃないからクラスメイトもほとんど知らない。なのにその矢先に、
「君がフリーゲーム制作者の本田君だよね?」
「あぁ。君は?」
「自己紹介が遅れました。私、今日転校してきた神谷雅美と言います!私、あなたのゲームの大ファンなんです!
サインください!」
何この状況!?無名ボッチゲーム制作者が超絶美女転校生にサイン求められるって!?
「まぁいいけど…」
「やったぁ♪」
神谷さんはルンルンして自分の教室に帰っていった。
あんなファンがいるんだ!もっといいゲームを作らなきゃ!
そう思って、僕の尊敬する制作者の『ベル』さんのゲームをプレイして学ぶ。ベルさんも、決して有名ではない。でも、僕はベルさんのゲームに心を打たれた。それから僕はベルさんを尊敬するようになった。
「いつか、ベルさんに会いたいなぁ」

9:デント◆oQ:2017/10/20(金) 22:27

う〜ん?
誰なんだ、和人と一緒にいた幼馴染みとか言う転校生は…………

ああああああぁぁぁぁぁっ!
やっぱり由美わかんない!
まさか、和人は本当はあの子がずっと好きで、転校しちゃったから諦めて由美を好きになったとか?
だったらもう由美終わりじゃんか!
そうだ!メールで和人に確認しよう!
[和人、あの幼馴染みってどう思っているの?]
[そりゃ、久々に会えて嬉しいって思ったけど。]
[その子、好きなの?]
[俺は由美以外に好きな奴はいないぞ]
ふぅ…
ひとまず平気そうだ……
いや、和人が好きじゃないとしても転校生の方が好きかも!
でも和人を世界一好きなのはこの由美なんだ!和人が好きな気持ちは誰にも負けないっ!

でも心配だぁ〜〜〜〜っ!

10:デント◆oQ:2017/10/20(金) 22:49

ふぅ、今日もボッチの一日が始まる…
でもこのスマホゲーム片手でできるのがいいんだよね……
『バタッ!』
『あっ、すみません……ププッ♪』
完全にハモった。
「お前、間宮高校の奴だろ。何年何組なんだ?」
「えっと……2ーD…」
「2ーD!?なら星野のこと教えてくれ!」
「あの僕の隣の席の転校生のこと?」
「マジか!席隣なの!?友達になろうぜ!俺は2ーA後藤和人だ!よろしくな!」
「ご、強引だなぁ…。まぁ、友達も一人位欲しかったしいいけど」
「で、星野とは何を話したんだ?席隣なら少しは話してるだろ!?」
「あぁ。同じゲームをやっててその話ならしたけど。ほら、これがそのゲーム。」
ゲーム画面が写し出されたスマホを後藤君に見せる。
「へぇ〜。今のほしのんこんなのやってんだ。」
「ほしのん?」
「あぁ、星野のことだよ。」
「ってか君星野さんとどういう関係なの!?あの性格だと初日から初対面の別クラ男子に話しかけるとは思わないけど…」
「あいつは小学校の時の親友なんだよ。引っ越したんだけど戻って来たらしいぞ。」
「好きなの?星野さんを?」
「いや、俺には他に彼女がいるから」
「コイツリア充だ!」
「おい!」
「あ、学校着いたよ、後藤君。」
「あぁ、また後でな。」
遂に…僕に友達ができた!イエェェェェェェイ!

11:デント◆oQ:2017/10/20(金) 23:24

「星野さん…でしたっけ?この学校って転校生を凄い歓迎してくれるんですね。こんな私達のために朝会が開かれるなんて!同じ転校生同士、仲良くしましょうね♪星野さん♪」
「は、はい。神谷さん…でも、私、大勢の前で話すの苦手なので……………
神谷さんはいいですよね、いかにもすぐに慣れそうな感じで…可愛いしすぐに彼氏できちゃうんじゃないですか?もう気になる人は見つけましたか?」
「い、いいえ、でも会いたい人になら会えましたよ!」
「神谷さんも会いたい人居たんですね…私も会いたい人に会えましたよ。あっ!もう始まります。緊張します…」
「大丈夫、星野さん。行きますよ!」
皆の前に出た途端、
『うおおおおぉぉぉぉぉぉ!』
『神谷さん、可愛い〜〜〜っ!』
これは想定外だった…
私ってこんなに人気なの!?
「この度この間宮高校に転校しました、神谷雅美です。皆さん、よろしくお願いします。」
『おおおおぉぉぉぉぉ!』
もう私転校二日で校内アイドルになっちゃってるんですけど!?
その横で星野さんがおどおどしながら
「同じく転校した、星野見鈴です…よろしくお願いします…」
『パチパチパチ』
やっぱりあの反応私だけなんですね!

12:デント◆oQ:2017/10/21(土) 02:32

ふぅ〜やっと授業終わったな…
おっ、いたいた。
「後藤く〜ん!」
「よ!ってか名前聞いてなかったな」
「あ、そっか。僕は本田真司。改めてよろしく!
で、一緒にいるその子は?」
「あぁ、俺の彼女の由美だよ!」
「ふ〜ん、リア充感が更に引き立てられる彼女さんだね…」
「なんか言ったの?シンジ?」
「言ってないよ、由美さん!」
「ならいいけど。でも和人と帰るなら由美もついてく!」
「あぁ、本田と帰るからついてきていいぞ。」
「それにしても由美さんは可愛いですね。僕にはこんな彼女作れないよ…」
「大丈夫、シンジ!頑張れば由美みたいな可愛い彼女見つかるよ!」
「由美さんは自分が可愛い前提で話してますよね!?」
「うん。だって本当じゃん♪」
「あぁ!由美は可愛い!本田はそれがわからないのか?」
「うん。わからない。」
『おいっ!』
二人の声が重なる。どんだけラブラブなんだよ…
「あっ!俺と由美はここからバスだから。じゃあな、本田!」
「シンジ、バイバ〜イ!」
「はい!また明日!」
それにしても、

彼女さんヤバく見えたのせい?!

13:デント◆oQ:2017/10/22(日) 02:40

とりあえずこの辺りのゲームショップはここだけみたいです。
それ以前に、何故か道行く人皆私を見ている気がするのですが……
まぁ、転校二日で校内アイドル級になってしまったのだから当然と言えば当然なのですけど……。
それにしてもこのゲームショップなかなかの品揃えですね。さて、私の気になるゲームは……
「あれ?神谷さん?」
また私を好きになる男子が………
「ほっ、本田君!?」
「神谷さんと会うなんて奇遇ですね」
「えっ、ええ!本田君ってゲームは作るだけじゃないんですね!」
「いや、そりゃそうでしょ。ってかやる方がメインだし…」
「そうだ、ゲーム制作の話聞かせてくれないかしら?」
「いいですけど…」
そうして私達はゲーム話に花を咲かせた。
「それにしてもあんなに人気な神谷さんでもゲームするんですね。」
「ええ。勉強と両立できる程度にですけど…」
「やっぱり神谷さんってちゃんとしてますね。」
「え、ええ。でも本田君のゲームやる時は勉強のこと忘れちゃうんだけどね。」
「え、すみません。」
「今のはいい意味で言ったんだけど」
「あ、ならありがとうございます!」
「本田君って面白いのね♪」
「そ、そうですか?」
「はい!あっ!そろそろ帰る時間ですね。また話しましょうね♪本田君♪」
「は、はい、お気をつけて…」

本田君と話すと胸がドキドキしちゃう!なんでなの!?

14:デント◆oQ:2017/10/22(日) 02:43

>>12訂正
最終行
見えたの「気の」せい!?
です。

15:デント◆oQ:2017/10/24(火) 01:50

ある日の放課後
後藤君遅いなぁ〜
「シンジ〜ッ!」
この声は由美さんだな。
「シンジいたいた!」
「あれ?後藤君は?」
「『用事があるから本田と先帰ってろ』だってさ!」
後藤君の用事ってなんだろう?
「あっ!シンジ、カフェよらない?」
「別にいいけど…」
いいとか言ってるけど僕、カフェなんて行ったこと無い。
「本田君ともカフェ行くんですか?」
「いや、あの見た目でカフェ行きたがると思う?」
「いや、思わないですね。」
でもなんで僕は平気だと思うの!?
その後、僕達は色々と会話を交わしつつカフェへと向かっていた。

同じ頃

ごめん、由美。たまには許してくれ。
あっ!いたぞ。
「おぉい!ほしのん!」
「カズっち…いた…」
「どうしたんだ、元気無いじゃん。」
「いや…よくこんな廊下で大声出せるよね。」
「とにかく!久々にほしのんと二人きりで長い時間過ごせるんだし、どこ行く?」
「ふ、二人きり!?え…あ、あの、き、気になってた『アオン』に行きたいんですけど、カズっち、そこいい?」
アオンかぁ、大手ショッピングセンターであり、ブティック、レストラン、カフェなども充実している…
「ってデートじゃ無いんだし!」
「でも……駄目?」
「分かったよ、行こうぜ、アオン!」
そうして俺達は懐かしい話をしながらアオンへと向かっていた。

16:デント◆oQ:2017/10/24(火) 01:58

>>15訂正
14行目
本田君→後藤君

17:デント◆oQ:2017/10/24(火) 02:19

「へぇ〜シンジってカフェ初めてなんだ〜。あっ、着いた、ここだよ!」
着いた所は、アオンだった…
「あれ?カフェは?」
「シンジ、バカ?この中にあるんだよ!」
そういうことだった。
由美さんは他の店は見つつもスルーし、曲がり角にあったカフェに一目散に行った。
「とりあえず座ります?」
「じゃあここ!」
そう選んだのは窓際だった。ここが曲がり角だったので、お店がよく見えるが、お客さんからもよく見える。
そうして二人ともラテを頼むと、由美さんは長〜いトークのモードに入ってしまった。たまにこういう人いる。
僕はそのトークに相づちを打ちつつ聞いていた。

同じ頃

「ほしのん、ここがアオンだ!」
「おお〜っ!」
「で、どこ行きたいんだ?」
「ブティックとアクセサリーショップですかね。」
この店はブティックとアクセサリーショップが別々なのが厄介だ。
「じゃあブティックはすぐそこだから先に行くか!」
そうしてブティックに行ったが、見る目的だったのか、すぐ終わった。
「じゃあ次はアクセサリーショップだな!カフェの角を曲がった先だって。
行くか!」
「カズつち…手、繋いでもいい?小学生の時、よくやってたじゃん。」
それは流石に…でも知り合いもいないし、親友として繋ぐならごく普通だ。
「よし、でもアクセサリーショップに着くまでな?」
「うん♪」
そうして手をがっしりと繋ぎ、カフェの前を通ってアクセサリーショップに到着した。アクセサリーは買うつもりなのか、じっくり見ていた。

18:デント◆oQ:2017/10/24(火) 02:29

「でさぁ、あれが…」
まだトークは終わる気配がない。
「それでぇ、そのこと……………!?」
「どうしたんですか!?」
由美さんは無言で窓の外を指さしていた。そこには……

手を繋いでラブラブショッピング中の後藤君と星野さんの姿があった。

数十秒の沈黙の後、
「和人があんな奴だったなんてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
突然由美さんが叫び出した。
まぁその気持ちわからなくもない。
「やっぱり、和人は星野さんを諦めたから由美と付き合ってたんだ…」
「そ、そんなことないですよ!」
「でも証拠あるじゃんかぁ〜〜っ!」
「まあまあ、落ち着いてください。」
その後10分ほど頭を撫でるなどして落ち着かせた。でもあの感じだと向こうはこっちに気付いてないな…
それにしても、

後藤君ってあんな奴だったんだ!

19:デント◆oQ:2017/10/25(水) 02:11

なかなか元気を出してくれなかったから、由美さんの頭を優しく三回程撫でてあげた。すると…
「ありがと、シンジ!」
何故か笑顔の返事が返ってきた。
「一つ聞きたいんですけど、こんなことを見たあとでも由美さんは後藤君が好きって思えるんですか?」
「もちろん!由美の気持ちは変わらない!でも…和人は星野さんが本命だから…」
「平気ですよ、由美さん!なんならこれからなんかあったら僕に相談していいですよ、由美さん。」
「ありがと!シンジも恋愛相談していいからね!でも由美を好きになるのは
ナシね!」
「多分しばらく僕に恋愛ごとは起きないですよ…」

その頃

やっとほしのんの買い物終わった…
「とりあえず来た道戻って出口にいくか!」
「はい、もう大丈夫です、カズっち」
そうして、カフェの曲がり角を曲がろうとしたとき、俺の目に入ってきたのは…
女子の頭を優しく撫でる本田と、本田に頭を撫でられて喜ぶ由美の姿だった…
見られたらマズいと思い、カフェから見えないところまで移動したところで、ほしのんが話しかけてきた。どうやらほしのんも見ていたらしい。
「本田君と一緒にいた子って誰?」
「おっ、俺のカノジョだよぉぉっ!」
「っていうことは、カズっち、フラれた?」
「いや、昨日まで普通だったぞ……」
「じゃあなんであんなに仲良しなんだろう?」
「知るか!」
出会って少しで仲良すぎだろ!

20:デント◆oQ:2017/10/28(土) 01:12

あの事件(?)の次の日
2ーDにて
『あれはどういうことですか!?』
私は本田君と私も滅多に出さないであろう大声で同じ質問をしていた。
『なんで本田君がカズっちの彼女と
   (星野さん)(由美さん)(彼氏)
恋人級のことしてたんですか!?』
……………ん?
『あれ見てたの!?』
「でもあれは小学生の時やってた親友としての行為で恋愛的要素はあれにはないんですよ。」
「こっちはそっちのを見て落ち込んだ由美さんを落ち着かせるためですから!」
じゃあこの問題は勘違いってことですね。
「まぁ分かりましたけど、カズっちと由美さんには言った方がいいですかね?」
「でもそれは当人同士で解決しないと最悪な状況になるから二人に任せた方がいいんじゃない?」
「ですね。じゃあ二人には内緒で。」
「OK!」
その時、ちょうど先生が入って来たのでとりあえず授業に取り組んだ。そのあとの休み時間にあの二人で一緒に帰りやすくなる意味も込めて二人で帰ろうと本田君と約束した。

21:崇樹◆oQ:2017/11/13(月) 17:35

放課後
「じゃあ行きましょう!」
「はい!でも二人は大丈夫ですかね?」
「まあ平気でしょ。」
約束通り僕は星野さんと帰ることにした。
「あっ!本田君!」
その時僕の声が聞こえたので声の方を向くと神谷さんがいた。
「あの、一緒に帰ってもよろしいですか?」
「いいけど、星野さんは平気なの?」
「全然平気です!」
「え…星野さん…まさかお二人は恋愛関係で一緒に帰るんですか?」
「ま、まあ一応恋愛関係ですけど…」
「じゃ、じゃあ私はいない方がいいんじゃ…」
『そんなことないです!』
なんかいやな気がするので強く言った。
「な、ならご一緒させていただきます!」
「ところでなんで神谷さんは僕と帰りたかったんですか?」
「そ、それは……ゲームの話をしたいからです!」
「へぇ…」
「ちょっと!カズっちたちの件はどうするんです?」
そうだった。神谷さんという第三者がいる場でその話をするのは無理がある…
でもまあ仕方ない。このまま三人で帰り道を歩き出した。
「で、その神谷さんと本田君のゲームの話ってなんです?」
「ああ、実は本田君ゲーム作ってて私がその大ファンなんです!」
「そうなんですか。実は私も一応ゲーム作ってるんですけど身内に知ってる人がいないんです…」
「え?星野さんもゲーム作ってるんだ!じゃあ今度ゲーム見せ合わない?お互い参考になるでしょ?」
「じゃあ今作ってる大作ができたらでいいですか?まだ結構かかりそうですけど…」
「全然いいよ!僕も次の作品作り始めれば同じぐらいにできるだろうし!」
「あの…もしできたら星野さんの作品も私に見せていただけませんか?」
「はい、もちろん!」
「ありがとうございます!
あっ、ここ曲がるんでここまでですね。いきなり来てすみませんでした。」
「いえいえ、また明日!」
そうして神谷さんは角を曲がっていった。

22:崇樹◆oQ:2017/11/16(木) 16:41

「…何話す?」
私は本田君と帰っているのに、神谷さんがいなくなったとたん、話すことがなくなった。本当はカズっちたちのことを話す予定だったけど、当人次第となっては、あちらに進歩がない限り話すことなんてない…
「そう言えば、再来週夏祭りあるけど、星野さんは行くの?」
夏祭り?もうそんな時期なんだ…
確かに来週からもう夏休みだしね…
「この町にも夏祭りってあるんですね。行ければ行こうと思います!あっ、そうだ!夏祭りの時はカズっちは由美さんと二人きりにさせてあげといたほうがいいですよね?」
「確かにそれもそうだね。」
「でも初めてなんで誰かと一緒じゃないと心ぼそいというか…」
「なら僕が一緒に行こうか?」
「それはさすがにカップルみたいになっちゃいますよ…」
「それなら神谷さんも一緒っていうのは?多分神谷さんもこの町の夏祭りは初めてだと思うし。」
「そうですね、なら私からお願いしてみますね!」
「うん、よろしくね!」
「じゃあ今日はこの辺で。」
「また明日ね!」

本田君と夏祭りかぁ〜


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