悩めるすれ違いDAYS(恋愛物です)

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1:デント◆oQ:2017/10/19(木) 23:16

初めて小説チャレンジします!
どうぞ見てください!
オリキャラ募集中です!
登場人物は話の中で出します!
>>2 オリキャラ応募方法
>>3〜 スタート!

2:デント◆oQ:2017/10/19(木) 23:21

応募方法
1.名前(名字と名前)
2.性別(♂or♀)
3.性格(詳しく)
4.立場(同級生、先輩、他校生など)
5.その他の設定(5.はなくてもOK)
いつでも応募していいです!
では、本編スタート!

3:デント◆oQ:2017/10/19(木) 23:30

僕は本田真司。私立間宮高校2ーD。
いわゆるボッチってやつだ。
名字が本田選手で、名前が香川選手だからと言って、サッカーはむしろ苦手だ。ただただ遊びが好きなだけだ。勉強は平均より少し下。高校も学力は低いし、至って普通の学校生活だった。


アイツが転校してくるまでは……

4:デント◆oQ:2017/10/19(木) 23:41

「おい、まだ食べたいのか、由美?」
「うん♪ア〜ンして、和人♪」
「わかったわかった、ほら、」
俺は後藤和人、間宮高校2ーAのまあまあ頭のいい高校生だ。
そして俺の彼女、2ーC小野寺由美。
ギャル風だが中身はしっかりしていてそこに惚れた。
俺らは超ラブラブカップルだった。


アイツが転入するまでは……

5:デント◆oQ:2017/10/19(木) 23:56

「おい、今日転校生来るらしいぞ!
しかも2人同時に!」
「でもその2人面識無いんだって!」
僕/俺がその話を聞いたのは、梅雨前の晴天に恵まれた6月初め。

2ーA
「よし、君達の新しい仲間を紹介する。さぁ、自己紹介を。」
「今日からこのA組で一緒に過ごさせてもらう、神谷雅美です!よろしくね!」
それは、この俺も見たことの無い、この世の人間とは思えない美しい髪と顔、体型を合わせ持った美女だった。

2ーD
「転校生を紹介する。入って!」
「ほ、星野見鈴です…よろしくお願いします…」
それは、僕と同じボッチ感溢れる、ミステリアスなインドア少女だった。

6:デント◆oQ:2017/10/20(金) 01:12

まさか、星野さんの席が僕の席の隣になるなんて……
「………よろしくね。」
「……あ、はい…」
挨拶を手短に済ませ、僕の好きなスマホゲームを始めると、
「………ぷぷっ♪」
星野さんが笑っていた。それもそのはず、僕と同じタイミングで星野さんもスマホゲームを始めていたのだから…
しかも、同じゲームだった。
「あ、それ!」
「本田君もこのゲームの面白さわかりますよね!」
「あぁ!なんといっても……」
そのままどれくらい話しただろうか?星野さんはゲームの話になると突然明るくなる。僕もそうだ。
「あっ!会いたい人がいたんでした!
今日はありがとうございました!明日からもよろしくです!本田君!」
いやいや、自己紹介の時とテンション変わり過ぎだろ〜〜〜〜!

7:デント◆oQ:2017/10/20(金) 01:41

放課後の廊下にて、
「これからよろしくお願いしますね、後藤君!」
クラス全員を挨拶回りしてるらしく、心まで凄かった。しかも、神谷さんに話しかけられた男子の半分が神谷さんにメロメロだった。確かに彼女がいないやつには当然かもしれない。
「じゃあ、よろしくね!」
「あぁ、慣れないところだけど頑張れよ!」
しかし、俺が最後だったのか、神谷さんはC、D組の方向に急いで消えていった。
神谷さんと入れ替わるように、見かけない女子が近付き、俺に話しかけてきた。
「……やっとカズっちに会えた。」
「カズっち?もしかしてお前、ほしのんだろ!」
ほしのんこと、星野見鈴は、俺の小学生時代に毎日のように遊んでいた親友だ。でも、小学卒業と同時に、遠くに引っ越したはずだった。なのに今ここにいる。
「どうしてここにいるんだよ?」
「今日転校して来たんだ♪」
そうだった、転校生は2人だった…
「またカズっちと遊べるね♪」
「でも俺彼女いるし……」
「えっ!?」
「何が『えっ!?』だよ…」
「あっ、いや…まぁ少しはいいでしょ!」
「あぁ!」
「じゃあ今日はこの辺で!またね!」
そして来た方へ戻っていくと、今度は由美が来た。
「さっきの子、だぁれ?」
「幼馴染みと再会した、みたいな?」
「ふ〜ん♪」
「帰ろっか♪」
何俺転校生両方に接触してんだよ!

8:デント◆oQ:2017/10/20(金) 01:59

僕は星野さんがどこかに行ってから自分で作ったフリーゲームで遊んでいた。僕はフリーゲームを作っている。すごく人気がある訳じゃないからクラスメイトもほとんど知らない。なのにその矢先に、
「君がフリーゲーム制作者の本田君だよね?」
「あぁ。君は?」
「自己紹介が遅れました。私、今日転校してきた神谷雅美と言います!私、あなたのゲームの大ファンなんです!
サインください!」
何この状況!?無名ボッチゲーム制作者が超絶美女転校生にサイン求められるって!?
「まぁいいけど…」
「やったぁ♪」
神谷さんはルンルンして自分の教室に帰っていった。
あんなファンがいるんだ!もっといいゲームを作らなきゃ!
そう思って、僕の尊敬する制作者の『ベル』さんのゲームをプレイして学ぶ。ベルさんも、決して有名ではない。でも、僕はベルさんのゲームに心を打たれた。それから僕はベルさんを尊敬するようになった。
「いつか、ベルさんに会いたいなぁ」

9:デント◆oQ:2017/10/20(金) 22:27

う〜ん?
誰なんだ、和人と一緒にいた幼馴染みとか言う転校生は…………

ああああああぁぁぁぁぁっ!
やっぱり由美わかんない!
まさか、和人は本当はあの子がずっと好きで、転校しちゃったから諦めて由美を好きになったとか?
だったらもう由美終わりじゃんか!
そうだ!メールで和人に確認しよう!
[和人、あの幼馴染みってどう思っているの?]
[そりゃ、久々に会えて嬉しいって思ったけど。]
[その子、好きなの?]
[俺は由美以外に好きな奴はいないぞ]
ふぅ…
ひとまず平気そうだ……
いや、和人が好きじゃないとしても転校生の方が好きかも!
でも和人を世界一好きなのはこの由美なんだ!和人が好きな気持ちは誰にも負けないっ!

でも心配だぁ〜〜〜〜っ!

10:デント◆oQ:2017/10/20(金) 22:49

ふぅ、今日もボッチの一日が始まる…
でもこのスマホゲーム片手でできるのがいいんだよね……
『バタッ!』
『あっ、すみません……ププッ♪』
完全にハモった。
「お前、間宮高校の奴だろ。何年何組なんだ?」
「えっと……2ーD…」
「2ーD!?なら星野のこと教えてくれ!」
「あの僕の隣の席の転校生のこと?」
「マジか!席隣なの!?友達になろうぜ!俺は2ーA後藤和人だ!よろしくな!」
「ご、強引だなぁ…。まぁ、友達も一人位欲しかったしいいけど」
「で、星野とは何を話したんだ?席隣なら少しは話してるだろ!?」
「あぁ。同じゲームをやっててその話ならしたけど。ほら、これがそのゲーム。」
ゲーム画面が写し出されたスマホを後藤君に見せる。
「へぇ〜。今のほしのんこんなのやってんだ。」
「ほしのん?」
「あぁ、星野のことだよ。」
「ってか君星野さんとどういう関係なの!?あの性格だと初日から初対面の別クラ男子に話しかけるとは思わないけど…」
「あいつは小学校の時の親友なんだよ。引っ越したんだけど戻って来たらしいぞ。」
「好きなの?星野さんを?」
「いや、俺には他に彼女がいるから」
「コイツリア充だ!」
「おい!」
「あ、学校着いたよ、後藤君。」
「あぁ、また後でな。」
遂に…僕に友達ができた!イエェェェェェェイ!

11:デント◆oQ:2017/10/20(金) 23:24

「星野さん…でしたっけ?この学校って転校生を凄い歓迎してくれるんですね。こんな私達のために朝会が開かれるなんて!同じ転校生同士、仲良くしましょうね♪星野さん♪」
「は、はい。神谷さん…でも、私、大勢の前で話すの苦手なので……………
神谷さんはいいですよね、いかにもすぐに慣れそうな感じで…可愛いしすぐに彼氏できちゃうんじゃないですか?もう気になる人は見つけましたか?」
「い、いいえ、でも会いたい人になら会えましたよ!」
「神谷さんも会いたい人居たんですね…私も会いたい人に会えましたよ。あっ!もう始まります。緊張します…」
「大丈夫、星野さん。行きますよ!」
皆の前に出た途端、
『うおおおおぉぉぉぉぉぉ!』
『神谷さん、可愛い〜〜〜っ!』
これは想定外だった…
私ってこんなに人気なの!?
「この度この間宮高校に転校しました、神谷雅美です。皆さん、よろしくお願いします。」
『おおおおぉぉぉぉぉ!』
もう私転校二日で校内アイドルになっちゃってるんですけど!?
その横で星野さんがおどおどしながら
「同じく転校した、星野見鈴です…よろしくお願いします…」
『パチパチパチ』
やっぱりあの反応私だけなんですね!

12:デント◆oQ:2017/10/21(土) 02:32

ふぅ〜やっと授業終わったな…
おっ、いたいた。
「後藤く〜ん!」
「よ!ってか名前聞いてなかったな」
「あ、そっか。僕は本田真司。改めてよろしく!
で、一緒にいるその子は?」
「あぁ、俺の彼女の由美だよ!」
「ふ〜ん、リア充感が更に引き立てられる彼女さんだね…」
「なんか言ったの?シンジ?」
「言ってないよ、由美さん!」
「ならいいけど。でも和人と帰るなら由美もついてく!」
「あぁ、本田と帰るからついてきていいぞ。」
「それにしても由美さんは可愛いですね。僕にはこんな彼女作れないよ…」
「大丈夫、シンジ!頑張れば由美みたいな可愛い彼女見つかるよ!」
「由美さんは自分が可愛い前提で話してますよね!?」
「うん。だって本当じゃん♪」
「あぁ!由美は可愛い!本田はそれがわからないのか?」
「うん。わからない。」
『おいっ!』
二人の声が重なる。どんだけラブラブなんだよ…
「あっ!俺と由美はここからバスだから。じゃあな、本田!」
「シンジ、バイバ〜イ!」
「はい!また明日!」
それにしても、

彼女さんヤバく見えたのせい?!

13:デント◆oQ:2017/10/22(日) 02:40

とりあえずこの辺りのゲームショップはここだけみたいです。
それ以前に、何故か道行く人皆私を見ている気がするのですが……
まぁ、転校二日で校内アイドル級になってしまったのだから当然と言えば当然なのですけど……。
それにしてもこのゲームショップなかなかの品揃えですね。さて、私の気になるゲームは……
「あれ?神谷さん?」
また私を好きになる男子が………
「ほっ、本田君!?」
「神谷さんと会うなんて奇遇ですね」
「えっ、ええ!本田君ってゲームは作るだけじゃないんですね!」
「いや、そりゃそうでしょ。ってかやる方がメインだし…」
「そうだ、ゲーム制作の話聞かせてくれないかしら?」
「いいですけど…」
そうして私達はゲーム話に花を咲かせた。
「それにしてもあんなに人気な神谷さんでもゲームするんですね。」
「ええ。勉強と両立できる程度にですけど…」
「やっぱり神谷さんってちゃんとしてますね。」
「え、ええ。でも本田君のゲームやる時は勉強のこと忘れちゃうんだけどね。」
「え、すみません。」
「今のはいい意味で言ったんだけど」
「あ、ならありがとうございます!」
「本田君って面白いのね♪」
「そ、そうですか?」
「はい!あっ!そろそろ帰る時間ですね。また話しましょうね♪本田君♪」
「は、はい、お気をつけて…」

本田君と話すと胸がドキドキしちゃう!なんでなの!?

14:デント◆oQ:2017/10/22(日) 02:43

>>12訂正
最終行
見えたの「気の」せい!?
です。

15:デント◆oQ:2017/10/24(火) 01:50

ある日の放課後
後藤君遅いなぁ〜
「シンジ〜ッ!」
この声は由美さんだな。
「シンジいたいた!」
「あれ?後藤君は?」
「『用事があるから本田と先帰ってろ』だってさ!」
後藤君の用事ってなんだろう?
「あっ!シンジ、カフェよらない?」
「別にいいけど…」
いいとか言ってるけど僕、カフェなんて行ったこと無い。
「本田君ともカフェ行くんですか?」
「いや、あの見た目でカフェ行きたがると思う?」
「いや、思わないですね。」
でもなんで僕は平気だと思うの!?
その後、僕達は色々と会話を交わしつつカフェへと向かっていた。

同じ頃

ごめん、由美。たまには許してくれ。
あっ!いたぞ。
「おぉい!ほしのん!」
「カズっち…いた…」
「どうしたんだ、元気無いじゃん。」
「いや…よくこんな廊下で大声出せるよね。」
「とにかく!久々にほしのんと二人きりで長い時間過ごせるんだし、どこ行く?」
「ふ、二人きり!?え…あ、あの、き、気になってた『アオン』に行きたいんですけど、カズっち、そこいい?」
アオンかぁ、大手ショッピングセンターであり、ブティック、レストラン、カフェなども充実している…
「ってデートじゃ無いんだし!」
「でも……駄目?」
「分かったよ、行こうぜ、アオン!」
そうして俺達は懐かしい話をしながらアオンへと向かっていた。

16:デント◆oQ:2017/10/24(火) 01:58

>>15訂正
14行目
本田君→後藤君

17:デント◆oQ:2017/10/24(火) 02:19

「へぇ〜シンジってカフェ初めてなんだ〜。あっ、着いた、ここだよ!」
着いた所は、アオンだった…
「あれ?カフェは?」
「シンジ、バカ?この中にあるんだよ!」
そういうことだった。
由美さんは他の店は見つつもスルーし、曲がり角にあったカフェに一目散に行った。
「とりあえず座ります?」
「じゃあここ!」
そう選んだのは窓際だった。ここが曲がり角だったので、お店がよく見えるが、お客さんからもよく見える。
そうして二人ともラテを頼むと、由美さんは長〜いトークのモードに入ってしまった。たまにこういう人いる。
僕はそのトークに相づちを打ちつつ聞いていた。

同じ頃

「ほしのん、ここがアオンだ!」
「おお〜っ!」
「で、どこ行きたいんだ?」
「ブティックとアクセサリーショップですかね。」
この店はブティックとアクセサリーショップが別々なのが厄介だ。
「じゃあブティックはすぐそこだから先に行くか!」
そうしてブティックに行ったが、見る目的だったのか、すぐ終わった。
「じゃあ次はアクセサリーショップだな!カフェの角を曲がった先だって。
行くか!」
「カズつち…手、繋いでもいい?小学生の時、よくやってたじゃん。」
それは流石に…でも知り合いもいないし、親友として繋ぐならごく普通だ。
「よし、でもアクセサリーショップに着くまでな?」
「うん♪」
そうして手をがっしりと繋ぎ、カフェの前を通ってアクセサリーショップに到着した。アクセサリーは買うつもりなのか、じっくり見ていた。

18:デント◆oQ:2017/10/24(火) 02:29

「でさぁ、あれが…」
まだトークは終わる気配がない。
「それでぇ、そのこと……………!?」
「どうしたんですか!?」
由美さんは無言で窓の外を指さしていた。そこには……

手を繋いでラブラブショッピング中の後藤君と星野さんの姿があった。

数十秒の沈黙の後、
「和人があんな奴だったなんてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
突然由美さんが叫び出した。
まぁその気持ちわからなくもない。
「やっぱり、和人は星野さんを諦めたから由美と付き合ってたんだ…」
「そ、そんなことないですよ!」
「でも証拠あるじゃんかぁ〜〜っ!」
「まあまあ、落ち着いてください。」
その後10分ほど頭を撫でるなどして落ち着かせた。でもあの感じだと向こうはこっちに気付いてないな…
それにしても、

後藤君ってあんな奴だったんだ!

19:デント◆oQ:2017/10/25(水) 02:11

なかなか元気を出してくれなかったから、由美さんの頭を優しく三回程撫でてあげた。すると…
「ありがと、シンジ!」
何故か笑顔の返事が返ってきた。
「一つ聞きたいんですけど、こんなことを見たあとでも由美さんは後藤君が好きって思えるんですか?」
「もちろん!由美の気持ちは変わらない!でも…和人は星野さんが本命だから…」
「平気ですよ、由美さん!なんならこれからなんかあったら僕に相談していいですよ、由美さん。」
「ありがと!シンジも恋愛相談していいからね!でも由美を好きになるのは
ナシね!」
「多分しばらく僕に恋愛ごとは起きないですよ…」

その頃

やっとほしのんの買い物終わった…
「とりあえず来た道戻って出口にいくか!」
「はい、もう大丈夫です、カズっち」
そうして、カフェの曲がり角を曲がろうとしたとき、俺の目に入ってきたのは…
女子の頭を優しく撫でる本田と、本田に頭を撫でられて喜ぶ由美の姿だった…
見られたらマズいと思い、カフェから見えないところまで移動したところで、ほしのんが話しかけてきた。どうやらほしのんも見ていたらしい。
「本田君と一緒にいた子って誰?」
「おっ、俺のカノジョだよぉぉっ!」
「っていうことは、カズっち、フラれた?」
「いや、昨日まで普通だったぞ……」
「じゃあなんであんなに仲良しなんだろう?」
「知るか!」
出会って少しで仲良すぎだろ!

20:デント◆oQ:2017/10/28(土) 01:12

あの事件(?)の次の日
2ーDにて
『あれはどういうことですか!?』
私は本田君と私も滅多に出さないであろう大声で同じ質問をしていた。
『なんで本田君がカズっちの彼女と
   (星野さん)(由美さん)(彼氏)
恋人級のことしてたんですか!?』
……………ん?
『あれ見てたの!?』
「でもあれは小学生の時やってた親友としての行為で恋愛的要素はあれにはないんですよ。」
「こっちはそっちのを見て落ち込んだ由美さんを落ち着かせるためですから!」
じゃあこの問題は勘違いってことですね。
「まぁ分かりましたけど、カズっちと由美さんには言った方がいいですかね?」
「でもそれは当人同士で解決しないと最悪な状況になるから二人に任せた方がいいんじゃない?」
「ですね。じゃあ二人には内緒で。」
「OK!」
その時、ちょうど先生が入って来たのでとりあえず授業に取り組んだ。そのあとの休み時間にあの二人で一緒に帰りやすくなる意味も込めて二人で帰ろうと本田君と約束した。

21:崇樹◆oQ:2017/11/13(月) 17:35

放課後
「じゃあ行きましょう!」
「はい!でも二人は大丈夫ですかね?」
「まあ平気でしょ。」
約束通り僕は星野さんと帰ることにした。
「あっ!本田君!」
その時僕の声が聞こえたので声の方を向くと神谷さんがいた。
「あの、一緒に帰ってもよろしいですか?」
「いいけど、星野さんは平気なの?」
「全然平気です!」
「え…星野さん…まさかお二人は恋愛関係で一緒に帰るんですか?」
「ま、まあ一応恋愛関係ですけど…」
「じゃ、じゃあ私はいない方がいいんじゃ…」
『そんなことないです!』
なんかいやな気がするので強く言った。
「な、ならご一緒させていただきます!」
「ところでなんで神谷さんは僕と帰りたかったんですか?」
「そ、それは……ゲームの話をしたいからです!」
「へぇ…」
「ちょっと!カズっちたちの件はどうするんです?」
そうだった。神谷さんという第三者がいる場でその話をするのは無理がある…
でもまあ仕方ない。このまま三人で帰り道を歩き出した。
「で、その神谷さんと本田君のゲームの話ってなんです?」
「ああ、実は本田君ゲーム作ってて私がその大ファンなんです!」
「そうなんですか。実は私も一応ゲーム作ってるんですけど身内に知ってる人がいないんです…」
「え?星野さんもゲーム作ってるんだ!じゃあ今度ゲーム見せ合わない?お互い参考になるでしょ?」
「じゃあ今作ってる大作ができたらでいいですか?まだ結構かかりそうですけど…」
「全然いいよ!僕も次の作品作り始めれば同じぐらいにできるだろうし!」
「あの…もしできたら星野さんの作品も私に見せていただけませんか?」
「はい、もちろん!」
「ありがとうございます!
あっ、ここ曲がるんでここまでですね。いきなり来てすみませんでした。」
「いえいえ、また明日!」
そうして神谷さんは角を曲がっていった。

22:崇樹◆oQ:2017/11/16(木) 16:41

「…何話す?」
私は本田君と帰っているのに、神谷さんがいなくなったとたん、話すことがなくなった。本当はカズっちたちのことを話す予定だったけど、当人次第となっては、あちらに進歩がない限り話すことなんてない…
「そう言えば、再来週夏祭りあるけど、星野さんは行くの?」
夏祭り?もうそんな時期なんだ…
確かに来週からもう夏休みだしね…
「この町にも夏祭りってあるんですね。行ければ行こうと思います!あっ、そうだ!夏祭りの時はカズっちは由美さんと二人きりにさせてあげといたほうがいいですよね?」
「確かにそれもそうだね。」
「でも初めてなんで誰かと一緒じゃないと心ぼそいというか…」
「なら僕が一緒に行こうか?」
「それはさすがにカップルみたいになっちゃいますよ…」
「それなら神谷さんも一緒っていうのは?多分神谷さんもこの町の夏祭りは初めてだと思うし。」
「そうですね、なら私からお願いしてみますね!」
「うん、よろしくね!」
「じゃあ今日はこの辺で。」
「また明日ね!」

本田君と夏祭りかぁ〜

23:崇樹◆oQ:2017/11/18(土) 23:51

由美は本当はあんなやつじゃない。
俺はそう信じたい。だから今日も普段通り普通に帰ってあの話題は出さないようにしないと。
「か〜ず〜と♪」
「ぅわっ!由美、いつの間に!」
由美は普通だな。自覚無いのか?
「今日も一緒に帰ろ?」
「あ、ああ。」
「そういえばさぁ、今度の夏祭り、一緒に行ける?」
「ああ、もちろんだ!」
そう、俺は去年の夏祭りの日に由美に告白された。告白と言っても突然「由美は和人君のことが好きなの。付き合ってくれない?」と言うといった実に軽いものだったがそれでも俺らにとっては大切な日だ。そうだ、その日にあの話をすれば本音を聞けそうだ。
「それにしても最近梅雨明けして暑くなったな。」
「うん、由美暑〜い♪カバン持って〜♪」
「仕方ないなぁ…」
俺らはずっとこうして居続けられるのだろうか?いや、居続けてやる!

24:デント◆oQ:2017/11/19(日) 23:32

「夏祭りに一緒に来ませんかです?」
「あ、はい。」
私がそう星野さんに誘われたのは一学期の終わりの近い日の放課後。
「でも転校生ってだけでなんで私となんですか?」
「実は、本田君も一緒なんですけど、本田君が神谷さんもって言ってくれたんですよ。」
「えっ!ほっ、本田君が!?私を…」
「はい!」
「でも二人の方がいいんじゃ…」
「なんでです?」
「あ、いやその…」
「で、行くんですか、行かないんですか?」
「本田君となら絶対行きます!!!!!!!!」
「ならまた今度三人で詳細を決めるので。」
「了解です。」
「じゃあ、さようなら、神谷さん。」
「あ、はい…」
本田君と夏祭りとか超嬉しいんですけど!

25:あつガルル◆oQ:2017/11/20(月) 20:04

本田君と夏祭り…
このスペシャルイベントを逃す訳にはいきません!
さて、帰りますか…
靴をはい…
…バサッ!
始まった…ラブレターの山…
仕方ないことは分かっているけど…
でも付き合うとか興味ないからね…

一人だけ付き合いたい人がいるけど。

とりあえず誰のかだけ見て…
あの人の名前ナシ!
ゴミ箱直行!
あの人に告白はすべきなんでしょうか?でもそれはもう少し見極めてからにしますか…

26:瑞◆MIZU/j3v.s:2017/11/20(月) 21:51

応募です!!

名前 木下 岬
性別 ♀
性格 意外とフレンドリーで男女とは仲が良い感じ。
立場 同級生

何か足りなかったら言ってください。
許可なしでごめんなさい!

27:あつガルル◆oQ:2017/11/20(月) 21:52

>>26 OKです。夏祭り終わったら登場させます!】

28:崇樹◆oQ:2017/11/22(水) 23:18

夏休みに入り夏祭り当日

いざ、今日こそ勝負の日!
この私、神谷雅美は人生最大の勝負に出ることにしたのです!
浴衣OK!勇気OK!
絶対にこの作戦成功させます!
いざ、参る!

29:デント◆oQ:2017/11/23(木) 23:34

えっと…ここ集合ですね…
会場の入り口。
あら?本田君はまだなんですかね?
「あっ、神谷さん。」
「こんにちは、星野さん。本田君はまだなんですか?それと…何で後藤君がいるんですか?」
「ああ、由美とここで待ち合わせしてたんだけどまだ来ないんだよ…」
「由美さんって後藤君の彼女さん?」
「ま、まあな。」
「それにしても本田君遅いですね…」
「由美も本田も遅い……!!」
「後藤君、どうかしました?」
「い、いや、何でもないよ!」
なんなんでしょうか?まあいいとして…
「ところで、後藤君たちも私達と一緒に夏祭り行くんですか?」
「いや、由美が来たら二人で行動するぞ。」
いいですよね…こういうカップル。うらやましいです。
それにしても遅いですね。

30:デント◆oQ:2017/11/25(土) 00:07

ヤバイ!遅れた!
バス予定の一本後に乗るから遅れるな…
ん?何やら見慣れた顔が…
「あっ!シンジ〜!」
由美さんだ…
「シンジ、バス来ないの?」
「そろそろですかね?あっ!来ましたよ。」
その来たバスに乗って、気づいたらそのまま由美さんと二人掛けの椅子に座っていた。
「ところでなんで由美さん急いでるんですか?」
「和人との約束遅れちゃってさ♪」
「僕も星野さんと神谷さんとの約束に遅れてて…」
「ふ〜ん♪シンジらしいね♪」
「今僕、若干傷つきましたよ!?」
「それは良いとして、和人は大丈夫だよね?」
「さあね。夏祭りで聞いてみたら?」
やはり本人どうしで解決すべきだから本人に任せよう。
「でもシンジって女子二人と夏祭りとか超リア充じゃん♪」
「いやいやいや、二人共こっち来たばっかだから教えるという意味で…」
「頑張ってね♪」
「それはどういう意味ですか!?」
「そんなつまんない話やめようよ。」
「まるで僕が振った話みたいに!」
そうして会場に着くまで由美さんといろいろな話をした。

31: アーヤ◆TQ:2017/11/25(土) 06:17

初めまして《*≧∀≦》
シンジと由実が良い雰囲気に見えるよ………、和人より仲良いね🎵

由美side見てみたいです。

32: アーヤ◆TQ:2017/11/25(土) 10:01

応募です!
二人います。

名前. 時田 陽央 (ときた ひお)
性別. ♂
性格. 学校1の謎な頭良い優秀な感じだけど、どこかチャラくってモテモテだけど大抵断っているけれど一人気になる女子がいる由美には何故か優しい感じでちょっかいを毎回出している。
コンプレックスは身長が180pあるため口調がどこかふわふわしている。
立場.同級生で由美と同じクラス。

二人目
名前.時田 理央 (ときた りお)
性別.♀
性格.学校1の秀才で真面目なシンジの尊敬する製作者の「ベルさん」を裏表で出している陽央の妹。
恋愛に兄妹とも興味ないけどシンジだけは話しが合う!
立場.シンジと同級生で同じクラス。

時田兄妹(双子)は少し謎がある設定です。
ちょっと性格が長くなったけどこんな性格です。

33:アラン◆Ss:2017/11/27(月) 17:04

>>32
OKですが一つ。「『ベルさん』を裏表で出している」ってベルさん=理央ですか?国語力ない作者ですみません…
それ以外はOKなので夏祭り終わったら出しますね。
テストあってなかなか続きが書けないんです…】

34: アーヤ◆TQ:2017/11/27(月) 17:38

>>33理央です

35:シトロン◆oQ:2017/11/29(水) 22:05

>>34了解です!】

36:シトロン◆oQ:2017/11/29(水) 22:12

それにしても由美のやつ遅いな…
ますます本田との関係を疑っちまうぞ…
「ごめ〜ん♪遅くなっちゃった♪」
おっ、やっと由美が来た…
「星野さんも神谷さんも遅れてすみません…」
だからなんで本田と一緒なんだよっ!
「あっ、由美さんもここで後藤君と待ち合わせだったんだ。」
「うん、そんなことより、早く行こ?和人♪」
「あ、ああ。じゃ、三人とも、じゃあな!」
「…はっ、はい、楽しんでくださいね!」
神谷はやっぱり優しいんだな。
多分このことを知らないからだろうけど…

37:デント◆oQ:2017/11/30(木) 23:10

私…もうだめ…
本田君のあんなの見てしまったらとてもじゃないけど実行なんてできない…
今日はもう様子見でいいや…
どうせ実行しても失敗に終わるから…
「神谷さん、どうしました?」
「本田君、何でもないですよ。さぁ、行きましょう♪」
「はい!」
そのまま夏祭りは『普通』に楽しめた…
やり残したこともあったけど…

38:デント◆oQ:2017/11/30(木) 23:26

「和人…」
「ん?由美、どうした?」
和人の本音を聞き出すなら今日しかない!でもなんて言えば…
「おい由美…」
「なぁに、和人?」
「チョコバナナ食わないか?」
「あっ、じゃんけんのやつだ!」
「子供かよ…」
「はい、200円ね。ほい、そこのねえちゃん、じゃんけんね。」
「がんばれよ、由美!」
「うん。じゃ〜んけ〜ん、」
『ポイ!』
由美がパーでおじさんがグー…
「勝ったぁ!はい、一本和人ね♪」
「ありがと、それで由美…」
「な、何?」
そういえば去年由美が和人に告白したときもチョコバナナのじゃんけんに勝ってそのあとだったし…
「由美…俺は…」
和人は一呼吸おいて…
「俺は由美が大好きだぁ〜〜〜っ!」
『!!』
由美はもちろんだけど、屋台のおじさんも、周りの人もみんなびっくりしてる。正直恥ずかしい…でも…
「…由美も和人が大好き。」
由美、すごく嬉しい…
「ほ、本当か?」
「こんなことで嘘は言わないよ♪」
「あ、ありがとう…」
和人が抱きついてくる…あの〜人前ですよ〜……
「じゃあこれからも恋人関係続けてくれるか?」
「和人さえよければもちろん♪」
「……はっ!!」
ようやく人の目に気づいたか…
「すみません、すみません、…」
やっぱり夏祭りは由美たちの最高の日だった。

39:デント◆oQ:2017/11/30(木) 23:36

夏祭りのあと、夏休みはいつもどおり過ぎていき、気がつけばもう二学期…
最初の日、あるプリントが配られた。
<修学旅行班員希望用紙>
この学校の良いところ、それはとにかく生徒の希望に沿ってくれること。
なんと11月末実施の修学旅行の班は別クラスでも同じ班になれる。つまり希望が通れば誰とでもなれる!しかもその班の仲を深めるため早めに班を決める。

このチャンス、この神谷雅美が逃すわけないでしょうが!
<記入欄:本田君と一緒なら他は誰とでも可!>
絶対本田君と同じ班になる!

40:デント◆oQ:2017/11/30(木) 23:47

遂に班発表当日。
班は男女混合の1班8人で構成される。僕の希望は後藤君カップルと星野さん、それに神谷さんだ。この5人は一緒にしたい、なんとしても!
各クラスの前に紙が貼られていて、貼られているクラスが班のときの集合場所になる。僕の名前は…
あった!
<B-3班
A組:神谷 雅美、後藤 和人
B組:木下 岬
C組:小野寺 由美、時田 陽央
D組:時田 理央、星野 見鈴、本田 真司>
よし、成功!

41:シトロン◆oQ:2017/12/04(月) 00:30

ここですね。B-3班…あっ!本田君!
やった!!
「あっ、神谷さん!」
「本田君!」
「一緒の班になれましたね!」
ん?なれました?もしかして本田君も私のことを…
「ごめんごめん、お待たせ!」
「あっ、後藤君に由美さん!」
「シンジもここなんだ〜ふ〜ん♪」
「何その興味の無さ!」
「ジョーダンだよ♪」
仲良すぎでしょ…
「ところで3人共、誰と一緒を希望したんですか?」
「そりゃ、由美に決まってるだろ!」
「和人だよ♪」
「確かにカップルならそうだと思いますけど…本当にそれだけですか?」
『ギクッ!』
「いや、今『ギクッ!』って言いましたよね!」
あ〜めんどくさい…
「そんなことより…」
「そう言えば神谷さんは誰を希望したんですか?」
「ギクギクゥッ!!」
「神谷さんまで!?」
「そっ、それより後の4人はまだですかね!?」
「ああ、星野さんと…後の3人は誰だっけ…最近この4人としか絡んで無かったから見てなかった…」
その3人の希望も気になりますね…
「後の3人は…あっ!陽央だ…何で…絶対由美にちょっかい出しに気たでしょ!!」
「陽央…それならもしかして理央さんもいるかな?やっぱりいた!最近話せて無かったから…」
本田君まで…
もう既に2人が結構な関わりある人ですか!?

42:タスク◆oQ:2017/12/05(火) 00:05

すっかり遅れた…
ここ…あった。私の名前、B-3班ですか… 神谷さんも本田くんもカズっちもいるんだ!
「遅れてすみません…」
「あっ、星野さん!全然平気ですよ!さあこっちに!」
「失礼します。」
「ところで星野さんは誰を基本したんですか?」
『はぁ…』
何?どうして3人全員この質問でため息でるんです?ああ、秘密があるからですね…
「私は単純に最近関わってる人を書いただけですけど。転校したばかりだったから…」
「そっか、ってことは神谷さんは素直にそう言わなかったから特別誰かを強く希望したってことですか…」
「ギクギクギクウウゥゥッッ!!!」
何ですかあの神谷さんの過激すぎる反応。
「あっ、あなたたちがB-3班のメンバー?」
「あ、そうですけど…」
「やっぱりそうなんだ!わたしこのクラスの木下岬。確かこの班だったからこれからよろしくね!」
「ところで木下さんは誰を希望したんですか?」
「ああ、もう誰とでも楽しめればいいって思ってるから『誰とでも』って書いたよ!」
「そうなんですか。あっ、自己紹介遅れた…僕本田真司、よろしくね!」
「私は星野見鈴と言います…まあ転校したときの集会で知ってると思いますけど…」
「由美だよ!こっちが和人!由美の彼氏なんだ!よろしくね、岬!」
「おい由美…自己紹介は自分で出来るし自慢はよせよ…とにかくよろしくな!」
「はい!真司くんに見鈴さんに由美さんに和人くんですね。それとそこで何かに怯んでるアイドルの雅美さんですね!」
「ひっ、怯んでるとはどどどういうことですかっ!」
いや、普通に怯んでますよ…
「おい、ほしのん、ちょっといいか?」
「ん?何、カズっち?」
少し隅に移動して見た。
「神谷って多分あの感じだと班員の誰かに恋してる気がするんだけど…」
「え、なんで?」
「だってあの神谷だぞ?神谷と一緒を希望した男子は沢山いるぞ。つまり神谷が自分の希望を通らせたということは強い希望があったってことになる。」
「そんなこと言ってもこの班の男子ってカズっちと本田君と陽央?君しかいないでしょ。しかもカズっちが由美さんと付き合ってることは神谷さん知ってるし陽央君っぽい人と神谷さんが一緒にいるのも見たこと無いよ?」
「おい、陽央が何者かわかってるのか?」
「いや、転校したばっかりだし。」
「陽央は学校一の天才にしてモテ男だぜ?天才モテ男と校内アイドルだぜ、想像してみ?ありそうじゃね?」
「確かに!でも本田君には好きではないけど本田君の作るゲームファンだからリスペクトしまくってますよ?」
「まあその二人のどっちかってことで。戻ろうぜ?」
「うん。」
そういえば本田君のゲーム制作する時のHNって何なんでしょうか?
「ちょっとだけやりたいことがあるのでいいですか?」
「ああ、いいよ。」
そうしてスマホで私のゲーム制作ブログを開いてみる。
<Moon's game room>
私は『Moon』というHNでゲームを作っていて、実はそこそこ人気があったりしちゃう。でも私のリスペクトする制作者は私より全然格下。でもその独創性に引かれた。その人のブログを見てみる。
<ストライカーのゲーム制作部屋>
『ストライカー』さんはブログのとあるボタン一つ押せば本名とか住んでる場所とか出してくれるけど私は敢えてそれを控えている。知らないでいた方がわくわくするし、参考にもしやすい気がするから。
いつかストライカーさんに会いたいなぁ〜

43:タスク◆oQ:2017/12/07(木) 00:50

絶対に陽央由美にちょっかい出しに来たよ…
「よっ!」
「わぁっ!陽央!」
「どう?ビクった?」
「なんで同じ班なの!?」
「さあな、知〜らね♪」
「由美の彼氏いるしちょっかいとかやめてくんない?」
「やだ♪」
やばい…とりあえず和人の方へ逃げてみる…
「おっ、君が由美のカレシの後藤クン?」
「あ、ああ。由美とずいぶん仲良さそうだけど…」
「まあな♪」
「お前、俺が由美の彼氏だってわかってて言ってるのか?」
「ああ、もちろん!」
「はぁ…」
お〜い、和人〜、全然仲良くないよ〜一方的なだけだよ〜
「あっ、君が本田クン?話は理央から聞いてるよ!」
「そうです!それにしても理央さんと双子には見えないですね。性格逆じゃないですか!」
「…逆とは失礼な…」
『いつの間に!?』
あの子が理央さん!?私も気づかなかった…
「あっ、星野さん!理央さんもゲーム作ってるんですよ!」
『えっ!?そうなんですか!?』
神谷さんはお呼びでないですよ…
「理央さん、はじめまして!」
「そういえば理央さんと星野さんって同じクラスだけど話したことなかったんですね。」
「はい、理央さん、今度本田君とゲーム見せ合うんですけど理央さんもどうです?」
「じゃあ参加させてもらうね。」
「理央さんの作品も見せてもらっていいですか?」
「はい、神谷さん。」
話についてけない…
それにしても視線が痛い…
モテ男と校内アイドルが同じ班にいれば仕方ないよね…
「ところで理央さんも陽央さんも誰の希望だったんですか?」
来たよ!シンジの問題発言!今のところ4人中3人ダメージ喰らってるよ!
さあ、反応は?
『秘密♪』
何その冷静な返しかた!?逆に怖い!
「陽央さん、理央さん、これからよろしくね!」
岬、多分自覚ない風だけどナイス!
これで全員か…
交流深めるはずの時間だろうけどこれ無理…シンジ、神谷さん、星野さん、理央さんの4人でゲーム話してるし和人と陽央なんか言い合ってるし…
「岬…何これ…」
「さあ…誰とも深い関わりしてなかったからさっぱりわからない…」
由美たちはただただこの視線から耐えることしかできない…

44:天野 瑞◆MIZU/j3v.s バカ=瑞:2017/12/07(木) 21:37

私のキャラクターを使ってくれてありがとうございます!
とっても面白いです!もう読み終わってもまた読みたくなります!
これからも頑張ってください!

45: アーヤ◆TQ:2017/12/08(金) 07:18

私のキャラを使ってくれてありがとー😆💕✨
時田双子の視点も見てみたいです。

私は陽央と由美と和人の場面が好きです

46:アラン◆Ss:2017/12/13(水) 17:11

やっぱり本田くんとは気が合うし星野さんとも気が合いました。
「それで星野さんも理央さんも尊敬してる制作者さんとかいるの?」
「えっと…」
「そういうの見せるときにしない?」
星野さんは言いたくないのかな?
「だってそれで言ってその制作者さんのゲーム見ちゃったら見せるときのゲームと雰囲気似てるだろうからつまらなくなると思うんで。」
「ああ、そういうことか。なら見せあう時で。」
「OK。」
「あ、ちょっとゲームするね。」
「うん。」
本田くんがゲームを始めたので少し自分のサイトを見てみよう。一応見えないように離れて…
<ベルさんの制作日記>
やっぱりわたしの作品って基本評判が悪いよ… 恐る恐るコメントを見てみる。
[つまらん。 匿名
クソゲーだなww ゴウ
よくこんなの配信できるな。 龍クン]
でもやめられないのはたった一人のため…
[今回のも楽しかったです!これからも制作頑張ってください! ストライカー]
この『ストライカー』さんのために今までゲームを作っていたと言っても過言ではない。
よし、ストライカーさんに、そして今回は本田くんと星野さんにも喜んでもらえるようにしないと!
いつも参考にさせてもらってる制作者さんのサイトを開いてよっと。
<Moon's game room>
まあまあの人気だから参考するのにはいい感じの『Moon』さん。特にわたしの好みと合致してる。今回も参考にさせてもらおう。

ところであの二人の制作時のHNって何でしょうか?

47:アーヤ◆PY:2017/12/13(水) 21:22

イイね早く続きみたい

48:タスク◆oQ:2017/12/15(金) 23:28

とりあえず初日の話し合いはユルく終わった…
そして僕は今由美さんとカフェで第二回座談会(由美さん主催)が二人きりで行われている。なんだこれ?
「ところでシンジ、理央さんってすごい不思議なオーラ放ってるけどなんなの?」
「多分あれは僕みたいなボッチが放つオーラの一種ですよ…」
「いやいや、シンジのオーラはほぼ闇じゃん!」
「闇とは失礼な!由美さんこそ典型的な闇ギャルじゃないですか!闇に闇とか言われたくないですけど!?」
「なによ〜!」
「そっちこそ〜!」
「……」
「……」
謎の沈黙がカフェ内に発生…
「なんだか由美さんになら何でも言える気がします。」
「じゃあただいまよりシンジを由美の相談相手に正式に認定します!」
「あ、どもども…じゃないですよ!?…まあ相談させて貰いますけど。」
「何相談するの?」
えっ!?今!?由美さんうきうきしてるし…
「あ、そういえば夏祭りの時神谷さんが不自然な動きばかりしてたんですけどなんでかわかります?」
「さあ、なれてないだけじゃない?」
「そうですかね…じゃあ他のことだと僕のゲーム制作なんですけど…」
「それが?」
「いまいち評判がわかないと言いますか…実際一人にしかいい反応貰えないんですよね…」
「一人だけ?…マジウケル。」
「うけるな。で、その人がまさかの『Moon』さんなんですよね。」
「むーん?誰それ?」
「最近人気急上昇中のゲーム制作者なんですけどどうやら僕の作品が気に入ったらしくて、だから作るのがやめられないんですよね。もっと楽しませてあげたくて。」
「Moonねぇ…」
由美さんがスマホで何か検索してる。
「ほら、これ?」
「あ、はい。あっ、Moonさん僕のことを…そんなに気に入ったんですか。」
由美さんのスマホにはMoonさんの制作日記が映し出されていた。
<Moon's game room制作日記
9月1日更新:現在も新作を制作中です。もう少し待っていてくださいね。ここで今日は私のお気に入りの作者さんを紹介させていただきます。私は『ストライカー』さんの作品の大ファンです。ストライカーさんは独特な描写と丁寧な作り込みのある作者さんです。独特であるが故に人気はあまり無いのですが作り込みもよく、独特なゲームというのはいい作品だと思います。この機会に私の作品にあわせてストライカーさんの作品も是非遊んでみてください。>
僕、『ストライカー』からするとこういうのは恥ずかしくも嬉しい。でも今のところ特に評判が良くなっている訳じゃないけど…
「あっ、そろそろ終わりにする?じゃあね、闇シンジ!」
「何勝手に呼称変更されてんですか!?」
「あっ、確かに漢字だと変だね。じゃあね!ダークシンジ!」
「そうじゃ無いですよ!」
「ジョーダンだよ!じゃあね、シンジ!」
「はい、また明日!」
何か今日は長い一日だったな…

49:タスク◆hQ:2017/12/17(日) 23:42

なんか詳細わかりづらそうなので創作板に設定集を作ります。

50: アーヤ◆TQ:2017/12/18(月) 18:30

仲良い由美とシンジだけど友達以上に見えるの気のせい?

51:デント◆KiNGqs9prQ:2017/12/20(水) 22:09

なんか二日続けて集まるのか。
オレも由美とそのカレシ以外のやつとももう少し関わった方がいいのか?
「思ったんですけど、私たちもっと関わり持つためにもこれ以外でも色々集まりましょうよ。」
やっぱり神谷はすごいな。…まともに話したこと無いけどな…
『そうですね!』
なんかゲーム組が凄い乗り気なんだが… ちなみにオレの言うゲーム組はその神谷とオレの双子の妹の理央、あとあのとき神谷と一緒にいた星野と本田クンとか言ってたやつだ。
「やっぱりゲームがいいんじゃないですか?」
本田クン…オレらもいるんだが…
でも無視して向こうの4人で話進めてやがる…
「おい陽央だっけ、お前由美と普段何してんだ?」
「いやいや、普通に友達としてすることだよ♪」
「……」
由美の視線が痛い…
「でさ…」
「あっ、今度ゲームで遊んで交流深めることになったんで!」
『いつの間に決まったの!?』
本田クンの一声にオレら三人と岬とか言ってたやつも一緒にツッコむ。
「まあ陽央、ゲームも楽しいよ。」
「おい理央、オレはお前と違ってそんなにガチでゲームやらないけど…」
「ガチじゃ無いから平気だよ。」
「そ、そうか?」
そうしてゲーム交流に決まった…

52:アーヤ◆PY:2017/12/22(金) 22:01

陽央said好き

53:タスク◆KiNGqs9prQ:2017/12/26(火) 22:47

……今日も由美のやつ本田と帰ってる…こないだまでの俺たちの恋愛関係どうなっちまったんだよ…
「はぁ…」
仕方ないか、一人で帰るか…
「………ポカァン」
「うわっ!神谷かよ!」
「……ホンダクン… …!見てたんですか!?」
「何してんだよ?」
「い、いや何も!由美さんと帰ってた本田君に嫉妬してたとかじゃ…」
「嫉妬してたんだな。」
ここまで分かりやすく人が恋に落ちるの見るの初めてだな…
「正直に言えよ、本田が好きなんだろ?」
「……は、はい…」
「そんな眺めてないでもっとアタックしたらどうだ?」
「でも本田君は…」
「気持ち伝えなきゃ始まんないだろ?」
「でもほら、由美さんが…」
「っ!…そ、そんなはずは…」
「とにかくもう少し接するけどまだ告白はできないです…」
「まあ神谷のペースでやれば平気だよ。」
「そうですね。今度は一緒に帰るのにも誘ってみますね。」
「ああ、それがいいぞ。」
本田と由美が一緒に帰らないためにもな!
「二人で何話してるの?」
「うわっ!ほしのんいたのかよ!?」
「邪魔する気はないから。ナンパもほどほどにね、カズっち。」
「おい、ナンパじゃねぇよ!!」
行っちゃった…
「でも後藤君、見る人が見れば本当にナンパですね。」
「神谷まで!どれだけ皆俺をナンパするやつ扱いしたいんだよ…」
「じゃあ頑張るんで、また明日!」
「ああ、頑張れよ、神谷!」
由美の疑いを晴らすためにも神谷の恋は叶えてやりたいな。

54:タスク◆KiNGqs9prQ:2018/01/04(木) 23:09

「…星野さん…何話す?」
「……え、えっと…」
なんで由美と星野さんが一緒に帰ることになったのか、それは15分前…
「そうだ、交流の一貫に二人ずつで帰らないか?」
そう和人が言ったのがきっかけ…
『いいですね!』
「じゃあとりあえずその乗り気の本田と神谷が一緒な。後は由美とほしのん。陽央と理央は離したほうがいいから陽央と岬、俺と理央だな。」
乗り気二人組『はーい!』
それ以外『……はーい…』
これ、シンジ&神谷さんだけすごい普段からしゃべってる二人でほか違うから故意的なものを感じるんだけど…
それに和人と由美も一緒にしなかったし…
そして再び今…
「何話す、和人の幼馴染みさん。」
「そちらこそ、カズっちの彼氏さん。」
………
ヤバイ、話の持ちかけ方ミスった…
ここは立て直そう
「ところでホッシーの作ってるゲームってどんなの?」
「えっと…ん!?ホッシー!?」
「なんかあだ名で呼びたかったから。嫌ならいいけど。」
「嫌じゃないです、だからホッシーでいいですよ。それでゲームは…ってゲームなんか百聞は一見にしかずです!これやってみてください!」
「え…うん…」
そうしてホッシーにスマホが渡され…
ん?これ、前にシンジが「これ僕の作ったゲームなんだ!」って自慢してきたゲームじゃん!!
「実はこれ私の尊敬するストライカーさんの作品なんです。こっちが私の作品です。」
まさかとは思うけど…
<サバイバルウォーズ
           作者:moon>
思わず由美は叫んだ!
「何この運命〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「どっ、どうしたんです!?」
これは今は言わないほうがいいね…
「いや、何でもない…」
「あ、そう…あ、私こっちなんで、また明日!」
「あ…じゃあね!ホッシー!」
何これ!?moonさんがストライカーさんを尊敬してるってことはホッシーがシンジを尊敬してるってことでしょ!?何!?ネットで尊敬してる人がすぐそばにいることってあるの!?やっぱり運命じゃん!!
そういえばシンジ、自分のサイトに本名とか載せてたよね!?もしそれをホッシーが見たら……
でも神谷さんは見てるし…だからストライカーがシンジだって分かったし…なら神谷さんから伝わっちゃうかも!?何にしてももしそうだと知ったら…
その時は由美なりの対応をしよう!!

55: アーヤ◆TQ:2018/01/06(土) 16:25

由美と和人の視点が面白い😺

でも今度から登場人物の視点を由美sideとか最初に書いて欲しい

56:タスク◆KiNGqs9prQ ○○side:2018/01/06(土) 21:34

じゃあ次からこれみたいにメモに書くね!

57: アーヤ◆TQ:2018/01/06(土) 21:44

ありがとー
続きか気になるよ。

58:天道 崇樹◆KiNGqs9prQ 雅美side:2018/01/06(土) 22:32

後藤君はノリがいいからって私と本田君を一緒に帰るようにしたけど多分後藤君が意図的に一緒にしてくれたんですよね。感謝です。
「神谷さん、僕の次の作品もやってくれますか?」
「もちろん!」
「ならよかった。だって僕神谷を除いたら僕のゲームにいい評価してくれるの一人ですから…」
「あ、そう…でも本田君のゲーム面白いのに…」
「ありがとう、神谷さん。神谷さんが僕のゲームを楽しんでくれて嬉しいです。」
駄目だ…私はこの人が心から好きだ。
せっかくのチャンス、攻めましょう。
まずは本田君に一歩近づいてみよう。
「!?どうしたんですか!神谷さん!?」
「だ、駄目?」
「いや、そんなこと無いです!神谷さんとこんなにできるなんて滅多に無理ですし。」
「確かに自分で言うのもなんだけど私にこういうことしてほしい男子はたくさんいるしね。」
「そうですね。確かここで神谷さんは別れるんですよね。」
「あ、はい。」
「じゃあまた明日!」
もう本田君と帰るのが終わるのね…
私はそれに耐えられなくて、つい_
「待って!」
「!なんですか?神谷さん?」
突然の私の呼び止めに驚く本田君。でも私はただ無言で本田君に近づき_
「_」
「!!」
_本田君を抱きしめた。
何が起きているかわかっていないであろう本田君に、私は本田君の耳元にそっと告げた。
「_好き。」
「…」
もはや喋ることさえままならなくなっている本田君からそっと離れると、そのまま私は自分の帰り道へと歩いて行った。
私がやったことなのに、顔が凄く熱くなっていた。

59:タスク◆KiNGqs9prQ 真司side:2018/01/07(日) 22:44

「_ということなんですよ、由美さん。」
「えええええぇぇぇぇぇっ!」
あらかじめカフェで集まると(半ば強引に)由美さんと約束していたので心を整理しつつカフェに行き、由美さんに今日の帰り道で起きた出来事を話したらこの驚きよう。
「シンジ!どうするの!?」
「実は僕も、神谷さんと話していると楽しくて楽しくて。それで少なからず恋心と呼べるものも芽生えていたので付き合ってもいいとは思うんですけど、一つだけ問題が…」
「その問題って?」
「神谷さんだってこと。」
「ん???」
あっ、言い方おかしかったか…
「つまり神谷さんって相当人気あるじゃないですか。だからもし仮に付き合うことになったとしてもほら、他の人がさ。別に後藤君とか陽央君みたいなイケメンならいいけどさ、僕だよ?僕と神谷さんが釣り合うとかいう人どこにいます?」
「確かに釣り合う気配0だよね。」
「そこはそんなことないって言ってほしかったですけど…」
「じゃあ誰とは言わずに神谷さんに彼氏ができたって噂をながせば?もしそれでシンジと神谷さんが一緒にいるのをいろんな人が見たら自然にシンジが例の彼氏だってイヤな雰囲気なくできるじゃん。」
その手があったか!
「じゃあそうしてみます!明日僕は神谷さんに気持ちを伝えるので由美さんが明後日その噂ながしてくれます?」
「任せて、シンジ!」
「じゃあそろそろ解散にしましょうか。」
「うん。シンジ、頑張ってね!」
「はい!」
それにしても神谷さんが僕を好きな理由がイマイチ理解できないな…

60:アーヤ◆PY:2018/01/08(月) 09:10

やっと雅美が告白して良かったけど、シンジもだつたのかまさにゲーム好きの会話で仲良くなって嬉しいね😆

由美はやっぱり恋愛相談相手だね❤️

61:タスク◆KiNGqs9prQ 雅美side:2018/01/08(月) 22:04

「おい神谷、なんか本田が放課後屋上に来てほしいって言ってたぞ。」
「え!?本田君が?」
そう後藤君が言って来たのは本田君に気持ちを伝えた次の日の朝。
「ああ、まあ俺もよくわからんが、もしかして昨日なんか進展したのか?」
「えっと…」
そうして私は後藤君に昨日のことを話した。
「もうそこまでやったのか!?」
「はい。」
「昨日は進展0だと思ってたぞ…」
「えっ?少しくらいもあったと考えなかったんですか?」
「だってこれはほしのんからメールで聞いたんだけど由美、昨日も本田とカフェ行ったらしいんだよ。だから全然進んだなんて考えなかったぞ。」
「え、やっぱり本田君と由美さんは…もしかして今日の呼び出しも『由美さんがいるのでごめんなさい』的なことな気がするのですが…」
「まさか…」
そこで私は後藤君に決定的な言葉をつきつける!
「もし本当にそうなら後藤君も由美さんに別れを切り出されるのもそう遠くないかと…」
「!!」
「でも無理してまで二人の恋を妨げることもよくないと思うので後藤君さえよければ受け入れて二人の恋を確かな物にしてあげましょうよ。」
「それが由美の幸せなら…」
後藤君の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
「悔しいですが、二人の幸せが大切ですから、無理に付き合ってもらってもよくないかと。」
「そうだな、もう覚悟はできた。もうこうなったら最後由美が別れを切り出すまでの間だけでも由美といることにしよう。」
仕方ない、今日の放課後、しっかりと受け止めよう。

62:たかキング◆KiNGqs9prQ 雅美side:2018/01/09(火) 20:35

本田君の幸せのため…仕方ないことなんですよ…と自分に言い聞かせながら私はおそるおそる屋上に向かった。
「お待たせしてすみません、神谷さん。」
「いえいえ、そもそも私があんなことしたから呼び出したんですよね。覚悟ならできてます。」
「覚悟?まあそれで、本題に入りますけど…」
ついにその時が来てしまったのか…

「僕と、付き合ってください。」

???由美さんが好きだったんじゃ?
「え?」
「え?ってなんですか?まあ神谷さんがその気じゃないなら別にいい…」
「いえ、私と付き合ってください!」
「ありがとうございます!とりあえずメールアドレス交換しません?」
「はい!」
そしてメアドを交換した。
「ところで神谷さん、なんで僕なんかを好きになったんですか?」
「本田君と話してると楽しくて、もっと本田君と一緒にいたいなぁ〜って思っていて…」
「ありがとうございます。そういえば、このことって僕たちの班の他の人たちには言った方がいいですかね?」
「じゃあ班の人たちだけには教えておきましょう。」
「はい!じゃあこれからよろしくお願いします!」
「こちらこそ!じゃあまた明日!」
そうして私と本田君は新たな一歩を踏み出した。


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