なんかやるかも(小説)

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1:MAKARON☆:2017/12/24(日) 22:06

不定期更新です。しかも、途中で投げ出して新しいものを書き、最終回にいかないかもしれないです。
それでも見てくださる方がいましたら、ゆっくりしていってください^_^
関係あることなら、書き込んでも大丈夫です。
荒らしはやめてください。

52:MAKARON☆:2018/04/22(日) 22:02

第9話
【未香サイド】
ついこの前、新しい警察官が来た。課長の心を読んで分かったけど、彼が来た本来の目的は、私の監視。あ、監視と言っても、私の体調面についてのことらしいけど。今日は1日オフ。久しぶりに寝坊して目を覚ましたその時…電話の着信音が鳴った。
未「はい。」
?『あ、母さん。俺だよ!俺俺!』
今どき、オレオレ詐欺に気をつけてってよく聞いてたけど、本当にあったんだ…。どうしよう、こういうの苦手なんだよなぁ。
未「…誰だか全く見当すらつかないんですけど。」
?『俺だって!あのさ、交通事故に遭って相手の人殺しちゃって…慰謝料5000万求められたんだけどさ。俺のところに振り込んでくれない?』
未「あの、ほんと誰なんですか?いい加減にしてほしいんですけど。」
ちょっと…良いこと思いついた。
未「どうせなら、堂々と会わない?最近会えなくてさ、寂しかったんだよねー。そしたらさ!一緒に生活費も渡すから!」
?『…分かった。今日午後家に行くよ。』
未「分かった。」
電話を切った。相手にはすでに住所を特定されている。ただ、私が警察であることは知られてなかった。何故だろう?まあ、会った時にじっくり聞くか。

昼ご飯を食べた後、電話の主を待っていた。…もちろん、色々準備した状態で。何をって?それは後々分かること。
ピーンポーン。インターホンが鳴った。私は出た。
未「はい。」
?「金を出せ!」
小さい声だったけど、強い口調で言い放った。やっぱり。部屋中ビニール貼っておいてよかったわ。
未「…とりあえず、中で話しましょ?…お金はそれからです。」

?「で、金は?」
未「えっwそんな約束ですかw?」
?「は?金、5000万。そう言っただろ?生活費も払うって。」
未「そうでした?覚えてなくてw」
?「殺してやる…金を貰えるまで、お前を苦しめてやる…!」
急にパンチが飛んできた。私はその腕を掴んだ。そして、相手の腹部を蹴り落とした。
未「あんまり舐めてかからない方がいいですよ、私の場合。」
?「ヘヘッ、これで、お前を殺してやる!」
銃を出された。下手に近づいたら撃たれる。…とにかく、聞いてみよう。
未「発砲する気ですか?」
?「当たり前だろ。」
ダメだ。でも、私はあんなこと、下手にはやりたくない。だから…もう一度、彼にチャンスを与えよう。
未「ちょっと聞きたいんですけど、これってオレオレ詐欺ですよね?警察に通報します?もし、警察に通報して欲しくないのなら、こんなこと辞めてください。じゃないと、警察に行きます。」
?「その前に!約束どおり金を渡せ!」
ダメだこいつ。
未「あなたを信じてたのに…。やりたくなかったけど、仕方ないよね…。やらないと…殺らないと…こっちが殺られるもん。」
私は銃を構えた。
未「こうなると思ったわ。準備しておいてよかった。」
?「ハハッ、笑わせんな。そんな難しいもの、お前みたいな小娘が使えるか!笑わせてくれるわ、ウケるww」
頭にくる。私は彼の左手に撃った。左手の止血をしなければならないため、右手は使えない。つまり、両手は塞がれた。
?「よくも俺の左手を…!絶対に殺してやる!」
すごい勢いで向かって来た。私はまた発砲した。両脚1回ずつ。さすがに彼は動けない。
?「ゲホッ、許してくれ…お願いだ…。」
未「許しませんよ。ってか、もうちょっと強い相手が欲しかったな…。そろそろ死んじゃうんじゃないですか?その出血量じゃ死ぬレベルですよ。ってか、さっさと死んでくれない?」
?「せめて…もう少し…生きさせ」
私は彼に向かって連続で発砲した。両手で銃を一つずつ構えていたから、次から次へと撃てた。もちろん、彼はすぐ死んだ。

53:MAKARON☆:2018/04/26(木) 21:53

第9話-2
【未香サイド】
全く。もうちょっと強い相手が欲しかったなぁ。…後始末はどうするか考えた時だった。電話か。
未「はい。」
翔「あ、平田です。今から署の方に来てもらえますか?」
未「い、今から⁉さすがにそれは…!何かあったんですか?」
翔「…いや!大丈夫です!失礼します!」
…なんか慌ててた。絶対に何かがある。明日行って聞けばいいか。今はこいつの片付けが先だ。

?「はいはーい」
未「あ、作戦なんですけど、成功したのでちょっと片付け手伝って欲しいんですけど。」
?「…殺せたんだな。」
未「命令通り実行しただけですよ。」
?「さすが、ボスの右腕だ。」
未「…人前では言わないでくださいよ?」
?「分かってる、今から行くから。」
未「…急いでください。さっさとしないと見つかります。」
私はそう言って電話を切った。

彼はすぐ来た。
?「待った?」
未「いえ、思ったより早かったですね。」
?「…やつはどこだ?」
未「この部屋の中です。」
?「…結構派手にやったな。」
未「フフッ、褒めてます?」
?「一応ねwwここまでやれば、ボスも満足するだろう。」
未「一個聞いてもいいですか?」
?「何?」
未「いつもどこに後始末してるんですか?」
?「それは教えられないなあ」
未「何故ですか?」
?「漏らされたら大変だからね。」
未「ですよね。…じゃあ、あとはお願いします。」
そして彼は帰った。

54:MAKARON☆:2018/05/13(日) 18:24

第10話−1
【翔真サイド】
次の日。署に行くと神崎さんだけがそこにいた。
翔「あ、おはようございます。」
未「おはようございます。みんないないけど、どうしたんですかね?」
翔「多分捜査に行ってるんだと思いますけど…。」
未「ですよね。そういえば昨日何かあったんですか?」
翔「…。」
言えない。あんな酷い事件があったなんて。もし彼女にそれを言ったら…!でも、言うしかない。言わなくても、彼女は僕の心を読むと思うから内容を知ることはできる。ただ、どうして言わなかったのか聞かれるだろう。
未「あの…」
翔「あ!あの!言葉で説明するのは難しいので、書類を…!」
未「あ、はい。」

【未香サイド】
慌ててる。何かを隠してるんだろうな。でも、読むべきではない気がしたから深読みはしなかったけど。色々考えてる間に書類が送られてきた。
…バレたか。感想はこの一言に尽きる。事件内容は紛れもない、昨日のことだった。多分、彼が内容を言わなかったのは、死体の様子があまりにも酷かったからだろう。しかし、あまりに発見が早すぎて、動揺を隠しきれない。幸いまだ身元の特定など、詳しいことは分からないらしかった。電話して、彼に聞かないと。そのために私は一旦外に出ることにした。
未「すみません。ちょっと外へ出て来ます。」
翔「僕はついて行きますか?」
未「一人で大丈夫です。すぐに戻りますから。」
そう言うと、私は急いで署を出て、家に戻った。
未「あ、もしもし。」
?「ん?どした?」
未「…どした?じゃないですよ。昨日のことバレてますよ。」
?「マジか…」
未「昨日あの後、ちゃんと処理しました?」
?「した筈なんだけど…。」
未「死体が森の中にあったって。書類ではそう来ましたよ。」
?「分かった。ちょっとあそこ見てくる。」
未「何か分かったら連絡してください。」
?「分かった。」
電話がきれた。私は再び署に向かった。駅に着いた時だった。
?「おうおう、そこの可愛子ちゃん。」
いきなり腕を掴まれた。また面倒なことに…。
未「なんですか?」
?「ちょっとそこのカフェでお茶しない?」
未「ナンパですか?やめてください。」
?「チッ、こいつ生意気だな。」
そう言うと、急に刃物を取り出して、首元に近づけられた。私は何も言わなかった。というか、言えなかった。
「キャーーーーー!」
叫び声が聞こえた。すぐに周囲を見渡した。人々の顔は酷く青ざめていた。
「後ろ…」
言われるがままに後ろを振り向いた瞬間、飛び込んで来たのは死体だった。
未「えっ…!」
しかも、ただの死体ではない。顔が原型をとどめないほど粉々だった。
「このクソガキ!」「人殺し!」等、様々な暴言が飛び交った。
未「怖い…助けて…!」
私は走ってその場から逃げた。

【翔真サイド】
彼女が外出して、もう3時間が経った。すぐ戻ると言って帰って来ないことはよくあるのだが、今回は…酷い悪寒がした。ガチャッ!彼女が帰って来た。
翔「神崎さん!心配したんですよ!」
言ってから気づいたが、彼女は酷く疲れていたようだった。彼女はその場に倒れこんだ。
翔「神崎さん…大丈夫ですか…?」
未「ちょっと…休ませてください…。」

55:MAKARON☆:2018/05/17(木) 17:18

第10話-2
【翔真サイド】
彼女は震えていた。
未「どうしよう…」
小声でそう呟いた。大丈夫だろうか。いや、大丈夫な訳がない。そんな時。彼女の服にシミが出来ていたのに気がついた。そのシミは赤黒い色をしていた。もしや…血⁉
翔「あの、大丈夫ですか…?」
そう聞くと、彼女は黙って頷いた。

【未香サイド】
しばらく状況が分からなかった。いきなり知らない人に腕掴まれるわ、酷い死体がすぐ近くにあったわ、いきなり暴言吐かれるわ…。このままここにいると、危ない予感がした。
未「ごめんなさい、今日は早退します。」
翔「大丈夫ですか?お大事にしてくださいね。」
未「はい、ありがとうございます。」
私は急いで家に帰った。

家に着いて、真っ先に連絡した。
?「もしもし。」
未「あのことについて何か分かりました?」
?「言いにくいことなんだけどな、あそこの鍵開いてたんだよ。」
未「あの時、ちゃんと閉めました?」
?「閉めたよ。ちゃんと確認もしたし。考えられる可能性はな、…誰かが裏切った。」
未「じゃあ、計画は一旦中止ですか?」
?「いや…色々あって、2番目の機嫌が最悪なんだよ。2番目って言っても、基本=ボスなんだよな…。だから、死体や証拠を上手く隠せる場所があれば、やっておいてほしいんだけど。」
未「…。一か八か、みたいな場所ならありますけど、そこで良いですか?」
?「よかった…。しばらくの間はそういうことで。」
未「分かりました。」

そういうことか…。だったら、自分の本当の能力を使うしかないのだ。軽々しくokしちゃったけど…本当は、できればやりたくなかった。
誰にも言えなかった。けど、このままだと、みんなが危なかった。私が、自分自身と向き合うだけで、大切な人を失わずに済むなら…!

私は、一時的に休暇を取った。

56:MAKARON☆:2018/05/17(木) 18:18

第10話-3
【未香サイド】
この薬、どうやって作るんだっけ…?早く作らないといけない。…誰にもバレないように作らないといけない。もしバレたら…まず警察には捕まる。この薬はぱっと見カプセルだけど、普通の人が飲んだら死ぬ確率は半分を超える。
未「やっとできた…。」
ようやくその薬が完成した。たしか、これを飲んで寝ればいいんだよね。私は、一体どうなるのか分からない。けど、だけど…『誰かを救えるかもしれない』これだけは真実である。
私は薬を飲んだ。結構睡眠薬の成分が多いので、すぐに寝てしまった。

〜過去の回想っていうか夢〜
あれ…ここはどこ?着いたのは広い草原だった。見渡す限り、緑の草が綺麗に生えていた。ふと、1人の女の子が目にとまる。
子「助けて…ママ…!」
女の子が泣き叫ぶ。声をかけようと思ったその時だった。
母「ごめんね、未香。」
そうだ…これは過去の自分だった。

57:MAKARON☆:2018/05/19(土) 12:25

昔の私は見知らぬ人に腕を掴まれ、襲われそうになった。
母「ごめんね、未香…!本当にごめんね…!」
当時の私は、そんなこと理解できる筈がなかった。お母さんが何をやろうとしているのか。そして…私はどうなってしまうのか。10人くらいの人が集まってきた。体を持ち上げられ、知らない人の車に乗せられた。
未「やめて!助けて!ママ!」
パシン!1人の人に思いっきり頬を叩かれた。…これが地獄の始まりだった。

目が覚めたら、廃工場みたいなところの一室にいた。誰かが入ってきた。
@「おい!起きろ!」
私は目を開けた。起きようとするが、体が上手く動かない。
未「ここはどこ?」
A「起きたか、実験台」
未「実験台ってなあに?」
@「面白いことだよ。」
未「ふうん。」
B「じゃあ、今からこの薬を飲んで。」
未「うん、でも1人でできないから手伝って。」
そう言って薬を飲んでしまった。
未「これ甘くて美味しい。けど、なんか…眠💤」

そんな日がずっと続き、私は体の異変を常に感じていた。何度も意識を失ったり、頭が痛くなったりした。翌日からは、実験が上手くいかないと私に殴ったり蹴ったり。いわゆる虐待である。そして、段々とお母さんのことも分かっていった。
お母さんは、悪気があったわけじゃなかった。アイツらが、母と私を会わせてくれなかった…たったそれだけ。お母さんは何度も何度も助けに来てくれた。そして…お母さんはアイツらによって殺された。
最初は信じたくなかった。でも、信じるしかなかった。だって私は…いつのまにか人の心が読めるようになってしまったから。アイツらが許せなかった。
未「そういえば私何歳だっけ…。」
カレンダーが近くにあったので見る。私、もう12歳…10年はここに閉じこもっていたんだ。

@「起きたか?」
未「とっくに起きてるけど。」
@「あ、そう。」
未「いつになったらやめるんですか?」
@「バカか?お前が死ぬまでやめるわけないだろ?」
未「お母さんは?早く会わせてください。」
そう言うと、思いっきり蹴られた。今までで一番痛かった気がする。今日は…自分の感情が制御出来なかった。

悲鳴が聞こえた。床には…粉々の死体が転がっていた。

58:MAKARON☆:2018/05/19(土) 18:15

私はすぐに状況を察した。私が殺した。罪悪感は全くなかった。
未「あっ…!」
右目に、ものすごい傷が…。目を隠せるものを買わないと。
未「…逃げよう。」
そうして私は、およそ10年ぶりに外に出た。

久しぶりに外に出た。もちろん、2歳の時に襲われて以来、監禁されて学校にも行かなかったから、文字や絵を見ても何が書いてあるか分からない。
?「君、大丈夫かい?」
未「…。」
黙って上を見ると、男の人が立っていた。
未「何か用?」
?「何で右目隠してるの?」
未「怪我してるだけ。」
?「そういうことか。じゃあ、ちょっと待ってて。」
その人は近くの店で長めのタオルを買った。
?「はい、これで隠せるよ。」
私は黙ってそのタオルを取った。巻きつけようとしても、上手くは出来なかった。その人はまた手伝ってくれた。
?「君さ、1人なの?お母さんは?」
未「お母さん死んじゃった。」
?「じゃあ家もないの?」
未「あるわけないでしょ。」
?「大変だ!俺の家に住めよ!」
未「やだ!」
?「大丈夫!あ、俺のことは黒助って呼んで!」
そう言うと、家に連れて行かれた。その人は…2番目、つまりボスだった。

未「うぅん。」
私は目が覚めた。

59:スミレ◆aw:2018/05/19(土) 18:19

「セリフ」
地の文 のほうがより小説らしく書けますよ

60:MAKARON☆:2018/05/22(火) 22:31

>>59
読んでくださり、アドバイスまでしてくださってありがとうございます!
地の文って書くの難しいです…。次から頑張ってみます!

61:MAKARON☆:2018/06/26(火) 22:27

※お知らせ

ここでの更新を一旦休止します。連絡が遅れてすみません。
もしかしたら復活しないかもしれません。
突然こんなこと言ってすみません。

pixivでは超マイペースに小説書いてるので、よかったらどうぞ。MAKARON☆のまんまなので分かるかも?

今までありがとうございました。またしれっと復活してたらよろしくお願いします。

MAKARON☆


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