平和と咲月夜の青春小説!

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1:平和◆zI:2018/02/18(日) 00:29

題名通り 青春小説!
初心者なんで、アドバイスとかどんどん 下さい!

じゃあ、まず登場人物からいこー

50:咲月夜◆mQ:2018/02/18(日) 23:24

今の四人(?様様?)の心情

友妃:桃恵のことが気になる・・・
涼:全てをわかりきった感じで清と一緒に「お邪魔虫はどっか行きます」ってやりそうww
桃恵:友妃ともう一度しゃべりたい。けど清を気にかけてしゃべれない。(不機嫌になるから)
清:男なんてやっぱ嫌いだ(←唯一ぶれないようにしようとおもう。)

51:平和◆zI:2018/02/18(日) 23:31

短編じゃなくて、普通にやったら?

清は、学校大会出場と決まってから、連覇をかけて一生懸命練習した。
そして、大会当日、、、

みたいな!?

52:咲月夜◆mQ:2018/02/18(日) 23:47

[百人一首大会クラス予選]

このクラス予選では20名で計10組のペアが対戦し、勝ち進んだものがクラス代表となる。・・・対戦相手は男女でくじ引きで決める。

友妃said

くそっ・・・
なんで、よりによって一回戦の相手が清なんだよ!?憂鬱がさらに増した友妃は清と向かい合う。かるた教室でC級に上がったものの、小6でA級になった清の実力は半端じゃない。
お互い無言で札をかき混ぜ、25枚ずつ並べていく。すると両隣の女子が

「友妃君頑張って。」
「応援してるよ!」
「アハッ、やだ〜デブなんかに友妃君が負けるはず無いじゃん!」

うっせーよ、集中させろ、キャピキャピ言われる方が勝率下がるんだよ、バーカ。

「それでは15分の暗記時間に入ります。」

15分の暗記時間、これこそがかるたにとって一番大切かもしれない。
清の陣地を見ると・・・相変わらず変な並べ方するなーとは思うが前はこの札の並びに惨敗したんだった、思い、気を引きしめる。今日は特別かもしれない、自分の陣地に「瀬を速み」がある。清の得意札だ。素人だったら気絶するくらいの速さで取っていかれるこの札を取れば、清のスピードは半減したと言っていい。そして、一回戦が始まった-----

53:咲月夜◆mQ:2018/02/19(月) 00:09

一回戦。序歌が詠まれる。

「〜さくやーこのはーなー」

読者が札をとる。

「きり---「ばあああん!!!!!」」

勢いよく札が転がっていく。
友妃は微動だにせず、囲った「きみがためを」の札を見ている。

「滝の---「ばあああん!!!!」」

またも札が飛んでいく。
今度は、清の手が友妃の手の下敷きにされている。清は痛みに顔を歪める。競技かるたはスピードが命なので叩かれるとすごく痛いのだ。
そして次々と札が読まれていく。
そして---

「「ありがとうございました」」

24ー1
友妃の惨敗だ。

「あの、さっきのごめん、痛かったでしょ?」
「別に、こんなのよくあるし。」

そういいながらも何度も叩かれた手は真っ赤でところどころ皮が剥け、血が滲み出ている。

(くっ・・・まだまだだ。)

実際のところ、清とあそこまで叩きあいができるのは友妃と桃恵だけで、叩かれ慣れていない清にとってはすごく痛いに違いない。

「お前、強がるなよ、叩かれ慣れていないくせに。」

と桃恵に惨敗した涼がやって来る。

「うるさい・・・関係無いでしょ。」

と言って清は桃恵のところへ言って保護のための包帯を巻いてもらっている。その姿を見て、二人は

((素直じゃないやつ・・・))

そして清は勝ち進み、一年代表として、初の一年3連覇を遂げたのであった。

54:咲月夜◆mQ:2018/02/19(月) 00:35

ちなみに将来的にはクイーン戦に出そうと思います。いかがですかね?

55:平和◆zI:2018/02/19(月) 06:58

いいよ!
うちもあの人も試合に出せたらいいなー

56:へいわ◆zI:2018/02/19(月) 07:26

でも、クイーン戦って大人だけやろ?
まだまだやんw

57:咲月夜◆mQ:2018/02/19(月) 07:43

中学生も行けるらしい

58:平和◆zI 訂正:2018/02/19(月) 16:09

〇〇said →〇〇side

59:咲月夜◆mQ:2018/02/19(月) 17:45

>>58気を付けます。

60:平和◆zI 小説:2018/02/19(月) 20:06

百人一首大会クラス予選では決定戦までのぼりつめたが、やはり清に屈辱的な負け方をした。

友紀が1回戦で負けてしまったため、桃恵と友紀は対戦していなかった。

クラスの女子達の要望で明日の学活の時間に対戦することになった2人…

2人は、あの出来事以来対戦していない。

しかも、2人の成績は互いに10勝10敗だ。


桃恵 side

今日の放課後、清とかるたの特訓をして準備はできているはずだ…

でも、何か心の中にモヤモヤしたものがある。

そのモヤモヤを取ろうと、いろんなことをしたが取れない…

(どうして? 特訓もしっかりして、不安はないはずなのに…)

理由を考えているうちに、友紀のことが浮かんできた。

そう対戦相手は、2年も話してない友紀だったのだ…


友紀 side

はぁ…(何で、あの女子たちはいらんことを言うんだよ!)

(俺とあいつに何があったかもしらんくせに!)

百人一首、聴きながらそんなことを考えていた。

明日、あいつと久し振りに向き合う。

それがどんなに気まずいか…

心が苦しい…

この気持ちは俺しか理解できないだろう…



桃恵と友紀はそんなことを考えながら、夜を過ごしたのだ…

61:平和◆zI 小説:2018/02/19(月) 20:20

2人の頭にふっとある言葉が浮かんだ。

「いつになろうと、かるたは本気でやろう」

昔、そう約束をしたことを2人は思い出した。

そして、明日は本気を出そう!
と2人は心に決めたのだった…

62:平和◆zI 小説:2018/02/19(月) 20:21

>>61 ほんのすこし変更!

そんな、2人の頭にふっとある言葉が浮かんだ。

「いつになろうと、かるたは本気でやろう」

昔、そう約束をしたことを2人は思い出した。

そして、明日は本気を出そう!
と2人は心に決めたのだった…

63:咲月夜◆mQ:2018/02/19(月) 20:24

ちょっと清seid書いていい?
ちょっと思い付いた。

64:平和◆zI:2018/02/19(月) 20:55

いいよ!

65:咲月夜◆mQ:2018/02/19(月) 20:56

つーか書く!

清side

[放課後]
私は桃恵に頼まれ、百人一首の特訓をしていた。元々の素質がいいのか、桃恵は私の言ったことをすぐに飲み込んだ。そして------

「あ、あのさ清?」
「んー?」

札を片付けながら桃恵は清に問う。

「明日の試合さ、ウチ勝てるかな?」

心配そうに聞いてくる。
もちろん、勝ち負けの話ではないだろう。大方、友紀のことに違いない。
彼らは元々仲が良かったのに2年前、プツリと話すのを止めていた。何があったかは知らない。桃恵が進んで話さないことに干渉する気はない。だから放って置いたのだが・・・

「桃恵。」
「何?」
「私はね、どんな辛いことがあっても常にかるただけは本気で取り組んできた。それは桃恵も一緒じゃないの?」

一足飛びでどんどん昇級する親友を見るのは辛かった筈だ。それでも追い付こうとして必死に練習してきたのを清は知っていた。

「かるたは思いをぶつける競技なの、思いをのせていないかるたなんてかるたじゃない。桃恵の気持ちを、相手にぶつければいいんだよ。」

今の私の思いが桃恵に伝わったかはわからない。でも、桃恵を今の窮地から救う鍵にはなった筈だ。清は満足そうに百人一首をしまった。

66:咲月夜◆mQ:2018/02/19(月) 21:01

ぬはーーー
小説書くのは疲れるーーー

67:平和◆zI 小説:2018/02/19(月) 23:18

次の日…

あと、10分後に2人の試合が始まる。
教室はその話題で溢れていた。

10分後…
2人は意外と乗り気の読手の清から25枚ずつ札をもらい、並べていた…

先生の指示では、対戦を見てもいいし自習でもいいらしいが、
ほとんどの人は対戦を見るみたいだ…


2人、それぞれの自陣には得意札がある。

友紀、「誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに」
桃恵、「しのぶれど 色にいでりけり わがこひは 物や思ふと ひとのとふまで」

15分の暗記時間に入った…
2人はかるた教室の先生に教えてもらった暗記法で効率よく覚えていく。
2人の間の緊張はだんだんとけてきた。

試合開始の合図である、序歌が読み始められた。
「なにわづに ……

2人とも昔に戻った気分になり、場が和みはじめたた。
すると、友紀が口を開いた。
「あん時はごめん…あんな酷い態度とって。こんな俺を許してくれるか?」と。
桃恵は少し驚いたが、すぐに
「仕方ないなー。許してあげる」と笑顔で答え、
「絶対、負けないから」と言った。
「こっちこそ」と友紀は言った。

まわりで見ていた涼と清は2人の様子から、仲直りしたことが分かった。
(あの2人は、ほんとわかりやすいなー)

清が下の句の2回目を読み始めた。
「いまをはるべと さくやこのはなー」

68:咲月夜◆mQ:2018/02/19(月) 23:41


「ちぎりき---「すぱあああん!!!」
取ったのは…友紀だった。
桃恵は指先を掠めることとなく取っていかれた。

「せ…「ずばああああん!!!!」」
一字決まりだ。取ったのは…桃恵だった。

それから、二人の攻防は続いた。一枚取ればまた一枚と接戦だった。清は二人を見て、これは運命戦にもつれ込むかもしれないと思った。

そして------
運命戦。
桃恵の自陣には「しのぶれど」
友紀の自陣には「誰をかも」
読まれたのは----

「だ--「ばあああああん!!!!」」
友紀の方だった。
二人は札を丁寧に積むとお辞儀する。

「「ありがとうございました。」」

お互い本気でやりあった。もしも読まれていたのが「しのぶれど」だとしたら桃恵が勝っていた。

しかし二人は勝った方も負けた方も満足そうだった。そして二人は笑い合う。二年の月日を得て、二人は元の関係に戻れたのだった。

※終わりではないです。

69:平和◆zI 小説:2018/02/20(火) 20:07

2人が仲直りしてから、一週間が経った…

明日から修学旅行。
そのため、今日の5、6限は最終確認の時間だ。

まず初日、東京観光!

2日目は、1日中ディズニーリゾートで遊ぶ!

3日目、神奈川県観光!

70:咲月夜◆mQ:2018/02/20(火) 20:57

新キャラ

烏間 御紅(からすま みく)
性別:女
一人称:私(わたくし)
部活:陸上部
特徴:二組の女子のボス。キャピキャピうるさいので、耳が良い友紀、桃恵、清の三人の嫌いな人物ナンバーワン。友紀と関わる桃恵と清に何かと嫌がらせをしてくる。

71:咲月夜◆mQ:2018/02/20(火) 21:00

服部 結城(はっとり ゆうき)
性別:男
一人称:俺
部活:サッカー
特徴:桃恵たちの先輩。サッカー部部長でちょっとアレなとこがある。三年二組。

72:咲月夜◆mQ:2018/02/20(火) 21:01

>>71
今こそ服部を使うべきだと思った。

73:平和◆zI:2018/02/20(火) 21:35

だね!

アレって何?

74:平和◆zI:2018/02/20(火) 21:36

追記
服部 結城 特徴:意外に優しい

75:平和◆zI:2018/02/20(火) 21:40

>>69 1日目と2日目 逆だった!

1日目 ディズニー
2日目 東京観光

76:咲月夜◆mQ:2018/02/20(火) 21:49

>>73
へんたい

77:平和◆zI:2018/02/20(火) 22:35

あーw

78:咲月夜◆mQ:2018/02/20(火) 23:15

黒羽 昌親(くろば まさちか)
性別:男
一人称:俺
部活:陸上部
特徴:桃恵たちのクラスにきた、転校生。清の隣になり、清と関わっていく内に清に恋をしてしまい・・・

79:咲月夜◆mQ:2018/02/23(金) 17:47

修学旅行初日

早朝:5時半

天気予防は快晴。

「んー、修学旅行だー!」
「雨……」

明るい桃恵と暗い清

「もー、そんなんだから清は男子にモテないんだよ!清はそこら辺の女子より可愛いのに〜!」
「次それ言ったらお前でもぶっ飛ばすからな。」

今日は修学旅行初日。関東方面の旅。
まずは富山駅までバスで、そのあとから新幹線で東京まで行く。

〜出発式〜

「では、楽しい修学旅行にしましょう!」

学年主任の絹が言う。
…どこぞの小学校の宿泊学習だよ、と思う一同。

バスに乗り込む。桃恵と清は隣で通路を挟んで友紀と涼。
四人はしゃべりながらバスは進んでいく。

〜富山駅〜

「はい、それでは新幹線に乗りますが、他のお客さんに迷惑をかけないように!」

教員合わせて総勢110名。どう頑張っても無理がある。

そして110名全員が乗り、新幹線は発車する。

「ねぇ、清、トランプやらん?」

貸しきりの車内は騒々しい。そんな中、桃恵が誘ってきた。

「ほら、友紀も涼も!」

二人も巻き込まれる。

席の方向を変え、清と桃恵の要望により神経衰弱をする。

---十分後

「つ、強ぇ…」

桃恵:18/52
友紀:12/52
涼:2/52
清:20/52

…清の圧倒的勝利。

「いやー、さすが清。記憶力だ・け・はいいんだから〜」
「百人一首は暗記機能がすごく良くなるから涼も今から始めたら?」

「…お、恐るべし百人一首。」

百人一首は色々とすごいのである。

そして時間は過ぎーーー

AM:9時半

「東京〜!」

桃恵の明るい声で四人の修学旅行は始まった。

80:平和◆zI 小説:2018/02/24(土) 12:31

京葉線で舞浜駅まで行く。
5分ほど歩いて、東京ディズニーリゾートだ。

81:平和◆zI 小説:2018/02/24(土) 13:00

「着いたー」
と明るい声がそこたらじゅうから聞こえる。
今日は水曜日のため、人が少なめだ。

「今から自由行動だ。6時にはここにいるように」
と先生が言った。
自由行動であるが、ランドとシーどちらもいかなくては行けない というよく分からないルールがあるのだ。

絶叫系が好きな桃恵、清、涼、そして絶叫系が苦手な友紀。この4人で行動だ。
そのため、絶叫系は避けられない友紀。

「まず、ランドとシーどっち先にする?」
と桃恵が聞くと、友紀が
「先にランド行く人が多いみたいだから、俺らはシー行こうぜ」
と言った。(ほんとはあのうるさい女子たちがランドに行ったからなんだけどな…w)

82:平和◆zI:2018/02/24(土) 15:46

ディズニーシーについた4人は
何に乗るか話し合っていた。

すると、桃恵が「やっぱ、トイ・ストーリー・マニアでしょ!」と言ったので、
そこに向かった。

待ち時間は30分ぐらいで色々話しながら待っている。
ある時、涼が突然「2人でチーム組んでどっちが沢山点取れるか勝負しようぜ」
と言った。

83:平和◆zI 小説:2018/02/24(土) 23:58

チームは、桃恵&清・友紀&涼だ。

「負けた方が罰ゲームな」
「えー。何の?」
「勝ったチームの2人が負けたチーム2人それぞれに一つずつ言うことをきかせる。これでどうだ?」
「いいね!絶対負けんからー」

そんな話をしていたら、もう順番が来た…
「あとでやっぱ勝負やめよとかなしだからな」
「そっちこそ」

84:平和◆zI 小説:2018/02/25(日) 00:05

あー、楽しかった。

勝負に勝ったのは…
桃恵&清 チームだ。

「やったー。何、お願いしようかな〜」
「マジかよー」と言う友紀と涼。
「清、本当に勝負運だけはあるな!」
「百人一首で色々な人とたくさん勝負してるからねー」

85:咲月夜◆mQ:2018/02/25(日) 00:05

>>83
私圧倒的不利やんww(ばつゲームのことね)
てかそのゲーム内容どんなん?

86:咲月夜◆mQ:2018/02/25(日) 00:10

小説読んでくるぞ〜
すぐ戻る。

87:平和◆zI 小説:2018/02/25(日) 00:11

おもちゃの中のシューティングゲーム
って書いてある

88:平和◆zI 訂正:2018/02/25(日) 00:38

>79
富山駅→京都駅に変更!

89:平和◆zI:2018/02/25(日) 10:57

その後は、タワー・オブ・テラーやレイジングスピリッツなどたくさん乗り、
午後からはランドに行き、色々乗って1日目を満喫した。

その日の夜…
東京に近い千葉のホテルに泊まった。
部屋はもちろん2人部屋。清と桃恵・友紀と涼。
そのホテルは部屋に配置が特殊で2つの部屋が扉一つでつながっているのだ。

先生の見回りが終わった頃…
桃恵がその扉をコンコンと叩いた。
涼と友紀は桃恵たちの部屋に入った。

そんな2人の目に入ったのは、百人一首を並べている清の姿だった。
(あー。そういえば、修学旅行の時 かるたやろって言ってたな)
(まあ、いっか。なんか寝れんくて暇だったし…)

90:咲月夜◆mQ:2018/02/25(日) 14:11

百人一首は桃恵vs清と友紀vs清で読手は涼。

まずは桃恵vs清。

百人一首大会ぶりの対決だ。(清は桃恵や友紀と百人一首クラスが別なのであまり戦わない。)

序歌が読まれる。

「さくや〜このはーなー」

部屋の空気が変わる。

「しの---「ばんっ、ばばんっ。」」

空札だ。今回お互いの得意札はない。
そして

「ちぎりき---「ばあああん!」」

取ったのは…桃恵。清は自陣の「ちぎりおきし」を囲っている。

「百---「ずばああああん!」」
「ももしきや」は清の第二の得意札。取ったのはもちろん清。

そのあと、これまでに見ないほどの接戦が続き---

「「ありがとうございました。」」

桃恵vs清。

22−25。
ギリギリで清の勝利。

「はああああ、強くなったね桃恵。」
「だてに誰かさん追いかけてきた訳じゃないんだから。」

一見A級の清の勝利に見えたが、清にして見ればギリギリで今までの不敗説が打ち破れるところだったと言っている。

次は清vs友紀。

今回はお互いの得意札がお互いの敵陣にある。

序歌。

「さくや〜このはーなー」

「む---「すぱああああん!」」

一字決まり。一字決まりは清の得意分野。もちろん取ったのは清。

「だれを---「ずばああああん!」」

この札は誰にも取らせない、というかのように友紀が取る。

そしてまた、こちらでも今までに見ないほどの接戦が続いた。

そして---
まさかの運命戦。

残っていたのは
友紀「瀬をはやみ」
清「ちはやふる」

読まれたのは---
「瀬を---「ばああああああああん!」」

友紀だったのだが、取ったのは…清だった。「せ」が読まれるか否かで飛び出したのに友紀は目を向いて見ていた。

「「ありがとうございました。」」

「清〜!今の何!?「せ」って聞こえた?」
「いや、あのね「瀬をはやみ」が来るのなんか予感でくるんだよね。」

そしてすざましい音を聞いて飛んできた先生に怒られ、一日目が終わった。

91:平和◆zI:2018/02/25(日) 19:01

2日目の朝…
桃恵と清は起床時刻の30分前に起き、朝ごはんを食べながら会話を楽しんでいた。
「昨日の瀬をはやみ、めっちゃびっくりしたんやけどー。しかも、先生にばれちゃったじゃん」
「あー。ごめん。瀬をはやみになるとどうしてもそうなっちゃうんだ…」
「場所考えてよ〜。ホテルなんだから〜」
「以後、気をつけます」
「へいへい」
とそんな感じの話をしていたら、起床時間の6:00になった。
でも、男子の2人は起きてこない。

10分後…
「ねーきよ〜、あの二人まだ起きてないみたいだよ〜」
「んー。じゃあ、起こしにいってあげれば?」
「えっ…勝手に入って怒られないよね?」
「怒ってきたら、起きない方が悪いんでしょって言えばいいやん!あ、でも私は入らないからね。」

92:平和◆zI:2018/02/25(日) 20:32

「えー。なんでー?」
「男子の部屋に入るとかマジで無理」
(そういえば、清は男嫌いなんだった…)
「でもー。2人でいけばいいやん!」
「嫌なものは嫌!もう!あーだこーだ言ってるうちに15分になっちゃったじゃない」
「だったら、もう起きてるかもしれないじゃん」
「それはない! 起きたらドアの隙間から紙入れて合図するって昨日言ってたじゃん!」
「……」何も言い返せなくなった桃恵。
「はい!桃恵の負け!いってら〜」

仕方なく、男子2人の部屋に行く桃恵…
「2人とも起きてよ〜」と言って入ると、
2人とも、起きていたのだ。
し、しかも着替えてる途中だった。
びっくりした桃恵は急いで、自分の部屋に戻った。

93:平和◆zI:2018/02/25(日) 20:42

「桃恵、どーした?」
「えーと。あのね…」
「うん」
「部屋に入ったら2人とも起きてて、しかも着替えてたの…」
泣きそうな声の桃恵。笑いを頑張ってこらえている清。

「どんな格好してたの?」と直結に聞く。
「2人とも、上半身 裸だった… あとどうでもいいけど、腹筋われてた」

流石の清も堪えきれず、笑ってしまう。

94:平和◆zI:2018/02/25(日) 21:11

2日目と3日目はホテルから自分たちで移動する。
絹先生が
「みなさん、自由行動だからといってどこでも行かないで下さいね。班に一つ渡したスマホにはGPS機能がついています。決められた範囲内で楽しみましょう!」

東京駅に電車で向かう途中…
朝の出来事のことで桃恵をからかっている3人。
「桃恵、俺らが着替えとるの見て、急いで戻ってたんよー。めっちゃ可愛かったわー」
と涼が言うと、
友紀と清が「それな!」と言った。

「もう!3人ともうちをからかってなんなんよー」
「だって、面白いもん」
「起きたら、お互い合図するって約束してたじゃん!」
「あー。忘れっとった。すまん」
「じゃあ、昨日の約束使う!」
「友紀!涼!、そのことはなかったことにして」
「マジかー。わかった。約束は守らんなんもんな」
(あーあ、使っちゃった。清はまだ残ってるのに〜)

95:咲月夜◆mQ:2018/02/26(月) 02:04

「そう言えば、清は桃恵と来なかったな。」
「えっ…あ、うん。」
(行くわけねぇだろバーカ。)
「本当は一緒に行こっていったんだけど論破されちゃって…」
(いやいや、お前私の性格しってんだろーが。)
「ふーん、まぁ、どうでもいいけどね。」
(うわあ、今日初めて友紀という存在に感謝したよ…)

「あ、清はお願い何にするの?」

お願いのひとつを使ってしまった桃恵が聞く。

「うーん、何でもいいんだよね。」
「「おう」」
「じゃあ…あっ、今ちょうど…」
「「「ちょうど?」」」
「少年陰陽師の新刊出たんだよね。」

---ガクッ

三人共座席から滑り落ちる。

「ああ、つまりはそれを買ってくれと…」
「もうちょいマシな願いごとないのかよ…」
「清らしいけどね…」

清は図書室の常連でカルタより好きなのが本。命より本の方が大事らしい。

余談だが清の貸出し冊数は上田さんに次いで(一年から会わせて)486冊。

「そう言うこと♪」

本のこととなると友紀の前なのにもう満面の笑み。

(((清も男子の前でこんな顔しとりゃ影でなくて表でモテるのに…)))

と全く同じことを考えている三人だが三人共、

(((でもそんなこと言ったら殺されるなぁ。)))

と呑気に考えていたりする。

(((でも、清っていつからあんな男嫌いになったんだっけ?)))

昔は男勝りで男友達の方が多かったくらいに。まあその理由が明かされるのはまだ先のこと。

96:咲月夜◆mQ:2018/02/26(月) 02:14

ちなみに清の男嫌いの理由は転校生編で明かします!鍵を握っているのは…恋奈です!お楽しみに!

97:平和◆zI:2018/02/27(火) 19:56

「まもなくは東京駅〜東京駅〜」とアナウンスが流れてきた。

4人とも初めての東京でワクワクしていた。
「まずは駅内見よー」
「うん」
「そうそう、駅内に‘銀の鈴’ってのがあるみたいだよー」
(((さすが桃恵、よく調べてるなー)))
桃恵は予定をたてたりするのが好きなのだ。

そのあとは、東京タワー・浅草・日本橋などで満喫した。

東京観光の最後を締めるのは、やっぱり東京スカイツリー。
スカイツリーから見る夜景は思っていた以上に綺麗だ。

すると、桃恵がコナンの話を始めた。
「スカイツリーって異次元の狙撃手の舞台になってるんだよー」
興味を持って聞く友紀、涼と本を読んでいる清。

ホテルに戻って、今日は睡眠をしっかりとった。

98:咲月夜◆mQ:2018/02/27(火) 20:08

涼もかよww(本)
そういえば怒られんかった。

99:平和:2018/02/27(火) 20:51

あー、忘れとったw
まあいっか

100:平和◆zI:2018/02/27(火) 21:21

最終日
今日は、カップヌードルミュージアムでマイカップヌードルとチキンラーメンを作った後、横浜中華街で昼食を食べて
横浜駅に向かった。
「修学旅行 あっという間に終わっちゃったねー」
「そーだなー」
「でも、いろんなことできて楽しかった!」

101:平和◆zI:2018/02/27(火) 21:48

京都に帰る新幹線の中で…
帰りの新幹線は、2人ずつ 向かい合う感じの席だ。

桃恵は3日間も疲れが溜まっていたのか、すぐ寝てしまった。
清は桃恵が寝てしまったので、本を読んでいた。
友紀と涼はバスケの話をしている。

桃恵の夢の中…
うちはいつも通り清と下校していた。
ある曲がり角で誰かが交通事故にあう瞬間を見てしまった。
頭から血を流して苦しんでいる。
数分後には、警察・救急隊員の人が周りに沢山いる。
うちは、誰かの名前を何度も何度も呼びながら涙を流している。

その時、パッと目が覚めた。
そして、気がついたら京都駅に着いていた。



まさか、その夢が現実になるとは思ってもいなっかた…

102:平和◆zI 訂正:2018/02/27(火) 21:49

まさか、その夢が現実になるとは思ってもいなかった…

103:咲月夜◆mQ:2018/02/27(火) 22:26

修学旅行も終わり、梅雨。

雨でじめじめしている。

「もー清、雨降らせんといてよー」
「こればかりは私のせいじゃない。っていうか私も気鬱なんだからはーなーれーろー」

二人でじゃれあっていると、遠くで見ている人影がある。

「友紀、何見てんの?」
「えっ、あっううっ。」

まるで涼だけには知られたくないかのように友紀は慌てる。

「あっ、もしかして桃恵?…惚れたの!?」
「ちげーよつーか清もいるだろ。」
「嫌われているの知ってて好きになるのはただの馬鹿だけだろ。」
「…」

何も言えなくなり、友紀は素直に
「はい、そうです…」
すると

「わー!!皆さん聞いてください友紀がついに…フガッ!」

途中で声が詰まったのは友紀が慌てて口を塞いだからだ。

「ば、馬鹿!」
「なんだよ、いいじゃん。」
「良くねーよ」

そう今度はこちらの二人でじゃれあっていると担任が入ってくる。

「おーお前ら席に着けよ、今日は転校生が来ている。」

するとクラスがザワザワと

「えっ、聞いてないよー!」
「男子かなー?イケメンがいいんだけど。」

と言っているので友紀、涼、清の三人は

(((あほらし…)))
と思っていると転校生が入ってくる。

ガラ…

きゃーと女子から黄色の歓声が上がる。

「じゃあ、自分の名前書いて自己紹介な。」

転校生の男子はスラッとした細い指でチョークを持つとカツカツと名前を書いていく。

「俺の名前は黒羽昌親。趣味は走ることで勉強は苦手な方かな、よろしく。」
「じゃあ黒羽の席は…」

と言うと女子が期待の目で先生を見る。担任も困ったもので仕方なし、という感じで

「毛利の隣な。」
「はい。」

というと指定された席へ移動する。
一方“我関せず”で本を読んでいた清は桃恵に机を叩かれて

「何?」
「転校生、清の隣になったんだよ。」
「えっ?」

と隣を見ると…

「毛利さん、今日からよろしく。」

そこら辺の女子なら卒倒するほどの爽やかスマイルが炸裂。しかしそんなもの清には効かない。

「よろしく。」

素っ気なく返すと清は再び本へと視線を戻す。


一方塩対応をされた昌親は

(俺の笑顔が効かないやつなんて居るんだ…)

と思っていたのである。



…続く

104:咲月夜◆mQ:2018/02/27(火) 23:32

昌親seid

おかしなやつ…と思った。

昔から俺は言うまでもなくモテた。周りの女子はみんな俺をチヤホヤして俺の周りはいつも賑やかだった。

「毛利。」
「何ですか。」

先生に呼ばれた毛利。

「これから一週間黒羽のサポートしてくれ。」
「ぇっ…あ、はい。」

おい、今えっ…って言っただろ聞こえてるぞ。と思いながら俺は次の時間の準備を…ってあれ?そういえば俺、こっちの教科書とかまだもらってないじゃん、毛利に頼むしかないじゃん…

「毛利。」
「何?」

毛利は読んでいる本から目をそらすことなく返答する。

…さすがにいらっときた俺は思いっきり毛利の頬を摘まむとこっちを向かせる。

「いひゃい!」
「いひゃいじゃないだろう、人と話すときはその人の目を見なさいって教わらなかったのか?」
「私の脳内国語辞典に“男子と目を合わせる”なんてこと書いてない。」
「はぁ?それよりさ、俺教科書もらってないから見してくんない?」
「あのクソ担任め…はぁ…今回ばかりは仕方ないから見してあげる。」

よっしゃ、と心の中でガッツポーズをして、机をくっつける。

そして一時間目が始まった---

105:咲月夜◆mQ:2018/02/28(水) 20:39

一週間が過ぎ、清はサポートという
名の“地獄”から解放された。

しかしその後も黒羽は何かと清に構ってくる。

「なあ、毛利今日って何曜日だっけ。」
「木曜日。」
「何日?」
「…黒板見れば。」

と言うと清は桃恵のところへ行ってしまう。

「やっぱ変なやつ…」
「よっ!」
「うわあ!!」

背後から来た涼に驚く昌親。

「そんな驚くことないじゃん。」
「ごめん、ごめん。」
「…ってかさ、昌って清のこと気になるの?」
「えっ!そんなことは断じて。」
「そっかな〜」

まるで何でも知っているかのように言う涼。

(俺はあんな陰気な女は好きじゃねぇし…)

そういいながらも顔が真っ赤の昌親なのだった。

106:咲月夜◆mQ:2018/03/01(木) 19:32

ある日の放課後…

昌親は先生に教科書が届いたのでとりにこいと職員室までいっていた。

教室に戻ると清が一人で本を読んでいた。

「毛利、遠山は?」
「臨時委員会。」
「そっか。」

桃恵の入っている広報委員会は臨時委員会が多く、そのくせ終わるのが遅いのだ。

雨上がりの校庭でサッカー部のかけ声が聞こえてくる。

「黒羽、あんたこそ部活は?」
「グランウドの土が悪いから今日は中止だってよ。」
「ふーん」

さも興味の無さそうに答えると桃恵が戻ってくる。

「清〜今日も長かった〜」
「お疲れ。」
「…もしかしてお邪魔だった?」
「そんなこと全然ない!むしろ感謝してる。」
「さすが男嫌い。」

風が吹いた気がした。

昌親は目を見開いて

「毛利は男嫌いなのか…?」
「そうだよ、気づかなかったの?」

と言うと二人は残り少ない部活時間を無駄にしないために部活へ向かった。

二人が出ていった教室。
一人昌親が残る。

「…ヤベ、俺。」

顔を真っ赤にしながら

「ああ…」

風が吹く。

「清のことが好きなんだ…」

今日もまた一人、恋に落ちた。

107:咲月夜◆mQ:2018/03/01(木) 20:15

「それにしても…」

なぜ清は男嫌いになったのだろう。
明日、涼にでも聞こうとリュックを背負うと昌親は教室を出ていく。

---翌日---

「なぁ、涼?聞きたいことがあるんだけど…」
「ん?」
「毛利ってさ、どうして男嫌いになったんだ?」

その質問に涼もそばにいた友紀も目をキョトン、とさせ、

「「知らねぇ」」
「そっか…」
「あ、でも鈴木なら知ってるかも。」
「ああ、鈴木。」
「鈴木って?」
「「清の桃恵以上の大親友。」」
「遠山以上の?」
「「おう」」

すると二人は清と鈴木という女子について語った。

「清はそりゃ桃恵とは幼馴染みだから親友だけど清が小五のときに清が男からいじめられてたときに桃恵はかばえなかったんだ。」

いじめ。いじめっ子に逆らえば自分が標的にされる。桃恵の葛藤はすごいものだったのだろう。

「で、清を助けたのが鈴木。」

今の鈴木は大人しいんだけどな…昔はひどかったと語る二人。

「それから清と鈴木は清とって桃恵以上の存在になった。まぁ、今じゃ清の方が鈴木を助けているらしいけど。」
「えっ…どういうこと?」
「いじめから清を助けたのは鈴木だけど…なんか鈴木は本音を言えない性格らしくていつも皆に嫌われないように本音は隠してたんだけど…」

間を置く。

「だけど…?」
「あるとき、爆発しちゃってさ、教室壊しかけたんだ、これが。」
「ええっ!」
「もう先生も手がつけられない状態。そんな大嵐に立ち向かったのが清。それから清は裏で鈴木の愚痴を引き受けるようになったんだ。」
「へぇ〜そんなことが…」

清の意外な過去。

残酷な過去。

「だから鈴木なら知ってるかもしれない。」

と聞くと昌親は放課後に鈴木という女子に聞きに行こうと思った。

108:咲月夜◆mQ:2018/03/01(木) 20:36

放課後、一組。

「鈴木〜」

昌親が一組に向かうと鈴木らしき女子はギョッとした。

「何でしょうか…?」
「ちょっと聞きたいことがあるんだけどいい?」
「いいですけど…」

「…で聞きたいことって何ですか?」
「き…毛利の男嫌いについて。」
「ああ…」
「俺、どうしてもそれを知らなきゃいけないんだ。」
「いいですよ。でも、清の男嫌いは私が原因なんです。」
「はっ?」
「私、こんな性格ですから男接するのも苦手で…清はそんな私に会わせるように男友達と縁を切りました。それから、なぜか清はだんだん男が嫌いになったんです。」
「その原因はさすがに分かんない?」
「多分、私と一緒にいたから、男子にたいして幻滅しちゃったんじゃないのかな?だって日増しに清の方が男子といるの、辛そうでしたから…」
「そうなんだ、ありがとう助かった!」

鈴木に軽く礼を言うと走っていく。

(…そっか、そんなことがあったんだ。)

走りながら、

(じゃあ、俺が毛利を変えて見せる…!)

こんな覚悟は恐らく世界に一人だけ下せるのはこの世界に一人だけ。

清の男嫌いを変えてあげれるのは恐らく自分だけ。強い覚悟を持って昌親は家へと帰った。

109:咲月夜◆mQ:2018/03/01(木) 20:46

翌日。

「清!」
「!?急に馴れ馴れしく名前を呼ぶな!」
「いいじゃん!涼も友紀も名前で呼び合ってるじゃん。」
「うっせーな、知らねーよあれは仕方なくだから。」
「だったら俺のことも仕方なく昌親って呼んで?」
「断固拒否する。」

そういうと清はさっさと逃げる。

(まだまだ、これから…!)

そして昌親による茨の道を進もう作戦が実施された。




…転校生編、END

110:咲月夜◆mQ:2018/03/01(木) 20:46

次は夏休み編かな?

111:平和◆zI:2018/03/02(金) 21:43

夏休みに入って10日…
今日は1回目の登校日だ。

112:咲月夜◆mQ:2018/03/02(金) 23:29

今日やることは夏休み明けの体育大会の種目決め。

まあ二組はこんなふうになった。

1、100メートル(男・女)必須(個別)
・ 他学年の100メートル
2、ムカデ競争(男・江戸川・円谷・黒羽・高木)(女・烏丸・小林・遠山・吉田)
800メートル(毛利)
1500メートル(赤井)←ここまで団対抗
4、学年別リレー(男女混合)必須
・一年による競技
5、二年によるスピード&パワー(男・女)必須
・三年による騎馬戦
6、学年別選抜リレー(吉田→児島→遠山→沖屋→毛利→赤井)
7、応援合戦(必須)
8、綱引き(必須)
9、団別リレー(烏丸→黒羽)

…となった。
比較的運動のできる遠山、毛利、沖屋、赤井はリレーなどの種目にかりだされた。

一方学年別リレーは…

1、烏丸
2、児島
3、大岡
4、江戸川
5、吉田
6、円谷
7、小林
8、白鳥
9、妃
10、工藤
11、水無
12、千葉
13、灰原
14、高木
15、佐藤
16、赤井
17、遠山
18、沖屋
19、毛利
20、黒羽      …となった。

種目決めも終わり、下校。

「今年は赤の優勝だね!」
「そうだね。」

いつも通りの変わりばえのない道。
いつも通りの清との下校。

…なのに、なんだか胸がザワザワする。
そして---
キキィイイイイ!!

「「!?」」

私はその日、とんでもない悪夢を見た気がした。

113:平和◆zI 訂正:2018/03/03(土) 13:39

最後の文
私→うち

114:平和◆zI:2018/03/03(土) 16:52

その光景を見た瞬間、目の前が真っ白になった。
そして、修学旅行の帰りに見た夢が頭に浮かんだ…

うちは急いで倒れている先輩に近寄った。先輩は頭から少し血を流していて、意識も朦朧している。
「服部先輩!」
と声をかけると、誰かがよんだ救急車がきた。

115:平和◆zI:2018/03/03(土) 20:06

うちは急いで救急隊員の人に聞いた。
「どこの病院に先輩は運ばれるのですか?」
「先輩?」
「交通事故にあった人です」
「その人、知り合いなの?」
「はい。そうですが」
「N病院だよ。あ、そうだ。君も一緒に乗ってくれないか?」
「分かりました。でもそこにいる友達もいいですか?その人も先輩の知り合いなので…」
うちと清が乗ると、救急車はすぐに出発した。

服部先輩は…幼い頃に父親をなくし、母親は東京に出稼ぎにいっているため月に一回位しか会わない。身内は母親だけ。
だから、先輩は一人で何でもできる。

116:平和◆zI:2018/03/03(土) 20:12

>>115改行 ミスってました

117:咲月夜◆mQ:2018/03/03(土) 20:21

病院に着き、先輩は治療室に運ばれウチたちは通された個室で待っていた。

30分がたち、清はウチと清の親に連絡しに一度席を立った。

一時間。

ウチの心は不安でいっぱいだった。

---先輩。どうか無事でいて。

---ガチャ
医者が入ってくる。

そして---

118:咲月夜◆mQ:2018/03/03(土) 20:27

「遠山さんと毛利さんだね。」
「はい。」

答えたのは清でうちは声も出なかった。

「服部さんなんだけど、頭を強く打ってるけど特に問題は無いね。でも足を骨折してて全治1ヶ月だね。」

うちはその言葉を聞いてやっと肩の力が抜けた。

「先輩の病室は?」

一番聞きたかったことを清が聞いてくれた。

「407号室だよ。あ、でも頭を強く打ったみたいだからまだ意識は戻らないと思うよ。」

しかしうちは既に先輩の病室に向かっていた。

119:平和◆M2:2018/03/03(土) 23:49

早歩きでうちを追いかけてきた清と一緒に407号室に入った。
「先輩…」と桃恵は呟いた。
先輩の左足は包帯でグルグルに巻かれていた。
病室の椅子に座り、先輩が起きるのを待っている。

~回想~
中2の5月のある日…
桃恵はコナンの小説を読みながら角を曲がろうとしている。
向こうから誰か走ってきている。
ドンッ…
桃恵「すみません。」
??「こっちこそ、ゴメンな。」
上を見ると、3年生だった。(あっ、マジでやばい)
桃恵「ほんとにごめんなさい。」
3年「そこまで謝らんでいいって。」
桃恵「すみません。」
3年「だから…。ん?遠山っていうのか?」
桃恵「はい、そうですが…」
3年 (この子が夏修の元カノか。流石、美人やなー)

すると予鈴がなり、2人はそれぞれの教室に走っていった。
(あの先輩、優しいなー。名前は…服部 先輩だったかな)

5時間目の授業は家庭科だった。
好きな席に移動して、バックを作っていた。
あの先輩にまた会えたらいいなとか考えていると、
清「桃恵!」
桃恵「なに⁉」
清「なに⁉じゃないでしょ。さっきから何も進んでないじゃない」
桃恵「…そうだね。」

キンコンカンコン…
桃恵「あ、授業終わっちゃった。」
清「あーあ。何してんだか」(呆)

120:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 00:06

布などを片付けて、

「でも、そういう清はどーなん。」
「ん?ほれ。」

見ると…
そこには…
既に完成したバッグ。

…そういや、こいつ無駄に裁縫と料理上手だったんだった。

「次、国語だからさっさと準備しよー」
「うん。」

清に手伝ってもらい、片付けが終わって国語の用意をするが…

「桃恵、それ数学。」
「えっ!(恥)」

どうしよう、ウチずっとあの先輩のこと考えとる…

…もしかしてこれが好きって気持ちなのかな?

これがウチにとって初めて人を「好き」になったときだった。

〜現在〜

あのとき、先輩から好きって言ってくれたときはすっごく嬉しかったな…

そう昔のことを考えていると…

「ん…」

小さなうめきが漏れた。

121:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 00:06

つーか
小説読みながら歩くって私か!!

122:平和◆M2:2018/03/04(日) 00:13

コナンだからw

123:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 00:18

コナン…
私はやはり少年陰陽師か…

124:平和◆M2:2018/03/04(日) 00:19

そうだなw

125:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 00:22

小説…
あー
こー
わー
れー
たー

126:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 00:23

三月五日はたか○○すびちゃんの誕生日だからなww(祝ってやれよ)

127:平和◆M2:2018/03/04(日) 00:52

先輩が目を覚ました。
桃恵「先輩!」
結城「お!桃恵か。」
桃恵「先輩、ちょっと待ってて」
と言うと清を連れて病室の外に出た。

桃恵「清、悪いんだけどさ 先生 よんできてくれん?」
清「いいよ。ゆっくり行ってくるわ。」

清が行くと、桃恵はすぐ病室に戻った。
桃恵「先輩、ごめん。」
結城「なんで、俺はここにいるんだっけ?」
桃恵「先輩、交通事故にあったでしょ。その時、たまたまウチそこにいたの。」
結城「そうだった気がする。意識は朦朧としてたけど、桃恵の声はちゃんと聞こえた。」
桃恵「そっか…」

桃恵はそう言うと、下を向いた。
結城「桃恵?どうした?」
桃恵「どうした?じゃないでしょ。」溜まっていた涙が頬を伝った。

その瞬間、桃恵が俺に抱きついてきた。
「先輩が死んでしまわないかとかうちのこと忘れてしまうんじゃないかってすごく心配したんだから…」
その声は震えていた。
「大丈夫だから。俺は桃恵を置きざりにて死んだり、忘れたりしないから。ゴメンな、心配かけて…」
俺は桃恵にそう言うと、優しく抱きしめた。


コンコン…
ドアをノックする音が聞こえた。

128:平和◆M2:2018/03/04(日) 00:54

>>126
そーなん!おけ!

129:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 00:59

あのさ…
台本書きやめろ!

130:平和◆M2:2018/03/04(日) 01:00

へーい

131:ましろ◆r.:2018/03/04(日) 01:01

書いてる本人が台本書きを否定してくれて助かった

132:平和◆M2 >>127 書き直し:2018/03/04(日) 01:04

先輩が目を覚ました。
「先輩!」
「お!桃恵と清か。」
「先輩、ちょっと待ってて」
と桃恵は言うと清を連れて病室の外に出た。

「清、悪いんだけどさ 先生 よんできてくれん?」
「いいよ。ゆっくり行ってくるわ。」

清が行くと、桃恵はすぐ病室に戻った。
「先輩、ごめん。」
「なんで、俺はここにいるんだっけ?」
「先輩、交通事故にあったでしょ。その時、たまたまウチそこにいたの。」
「そうだった気がする。意識は朦朧としてたけど、桃恵の声はちゃんと聞こえた。」
「そっか…」

桃恵はそう言うと、下を向いた。
「桃恵?どうした?」
「どうした?じゃないでしょ。」溜まっていた涙が頬を伝った。

次の瞬間、桃恵が俺に抱きついてきた。
「先輩が死んでしまわないかとかうちのこと忘れてしまうんじゃないかってすごく心配したんだから…」
その声は震えていた。
「大丈夫だから。俺は桃恵を置きざりにて死んだり、忘れたりしないから。ゴメンな、心配かけて…」
俺は桃恵にそう言うと、優しく抱きしめた。


コンコン…
ドアをノックする音が聞こえた。

133:平和◆M2:2018/03/04(日) 01:05

台本がき、してる人いたからさ〜w

134:平和◆M2:2018/03/04(日) 01:05

>>131ましろ先輩!

135:ましろ◆r.:2018/03/04(日) 01:06

(笑)は解るけど(恥)は文章としてどうかと思う

136:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 01:58

>>135
すみません、以後気をつけます。
お久しぶりですねー、ましろさん。

137:ましろ◆r.:2018/03/04(日) 01:59

多分思い出せない

138:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 02:22

>>137
??

139:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 13:28

コンコン…
ガチャ…

「あっ、ごめん、お取り込み中だった?」

熱い抱擁を交わしていた二人はとっさに離れ、赤面している。

「仲が良いのは分かるけどね、ここは一応病院だからね。」

と医者にたしなめられ、ますます赤面する二人。そしてそれを見て必死に声を殺して笑っている清。

…清、後で絞める…

一方医者はさっさと

「気分は?」

などと聞いている。

そして

「うん、どこにも問題は無いようだから様子を見て、夏休みが終わるまでには退院できるよ。」
「そうですか…」

医者が退室し、清が飲み物を買ってくるといって出ていった後、またもや二人きりになった二人は…

140:平和◆M2:2018/03/04(日) 15:51

「先生と清に見られちゃったね…」
「まあ、気にしてもどうにもならんから忘れよーぜ」
(流石、先輩。ポジティブだなー)

桃恵は先輩の横で夏休みの宿題をしている。
うちらが通っているH中学校は、
課題がめちゃくちゃ多いことと女子の制服が可愛いことが大きな特徴だ。
(それにしても、清遅いな〜。迷子になったのか⁉wまあ、それはないか。)

「なあ、桃恵。」
「何?」
「どうして俺なんかのこと、好きになってくれたの?」
「俺なんかって、先輩いろんな人にモテてんじゃん。先輩こそどうして?
周りにはもっといい子なんていっぱいいるじゃん。」
「それは…俺にも分からない。」
「ん?どういうこと?」
「だから…その…」

141:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 16:47

「運命…ってやつ?」

赤面して言う先輩に思わず

(先輩…超可愛いんですけど)

「そっか〜運命か〜」
「そうだよ!」

二人でじゃれあっている一方。

病室の外では三人分の飲み物を抱え、かれこれ20分くらい外で必死に笑いをこらえている清がいた。

(…ヤバイ、腹筋終わる…)

そして病室では

「ってか二年の課題多いな〜」
「先輩たちもこれくらいあるんじゃないんですか?」
「それがな…今年は何の気まぐれか課題が少ないんだ…!」
「えー先輩、うらやましい〜」
「ところでさ、その先輩って言うのやめない?」
「えっ…どういうことですか?」
「その…結城とか…名前でよんでほしい。」

(先輩可愛すぎる〜←本日二回目)

「いいですけど…じゃあ、結城?」

外では…

(ヤバイ、助けて、マジ腹筋終わる…)

と清が死にかけていたのである。

142:平和◆M2:2018/03/04(日) 19:25

そんな清の心を察したように、桃恵が
「あっ!そういえば清は?」
「ほんとだ。おせーな。」

その言葉を聞いて清は、助かったと一瞬思ったのだか…
(でも、やべー。2人の話聞いてたってバレたらどうなるか。)
ブルブル…身震いが起こった。

((まさか、清 ずっと前から話 聞いてたりして…))
2人はそう思った。

桃恵は急いで病室のドアを開けた。
やはり清がいた。しかも、逃げようとしている。

「清!逃げずにジュース早く持ってきてよ。」
とニコニコしながら言ってきた。

ギクッとした清はおそるおそる病室に戻った。

143:平和◆M2 >142 訂正:2018/03/04(日) 19:26

そんな清の心を察したように、
「あっ!そういえば清は?」
「ほんとだ。おせーな。」

その言葉を聞いて清は、助かったと一瞬思ったのだか…
(でも、やべー。2人の話聞いてたってバレたらどうなるか。)
ブルブル…身震いが起こった。

((まさか、清 ずっと前から話 聞いてたりして…))
2人はそう思った。

桃恵は急いで病室のドアを開けた。
やはり清がいた。しかも、逃げようとしている。

「清!逃げずにジュース早く持ってきてよ。」
とニコニコしながら言ってきた。

ギクッとした清はおそるおそる病室に戻った。

144:咲月夜◆HI:2018/03/05(月) 18:23

そのまま清は十分程説教をくらい、二人は帰った。

桃恵の母が運転する車内。

「もー清ったらそのままずっと話聞いてたんだよ?ひどくない?それに逃げようとしたよね!」
「もういいじゃん、悪かったって。」
「全然言葉に誠意が感じられないね。」
「そっか〜いや〜残念だな〜せっかく桃恵のためにコナンの…「許す。」」

((単純すぎるだろ…by桃恵母、清))

そして二人は家に着いた。

145:平和◆M2:2018/03/05(月) 22:41

先輩が事故にあってから3週間…
先輩の骨折は治ったため、明日 退院だ。予定よりも早い。

最後のお見舞いにに来た桃恵と清。
「結城、クッキー焼いてきたよー」
「お!センキュー」
「美味しいな!さすが俺の彼女だぜ。」
「ありがと。」

(料理は下手なくせに、お菓子作りだけは得意なんだから)
と思っている清。

「ねえねえ、結城。」
「ん?」
「お母さんってきたの?」
「きたよ。一週間ぐらい。たまたま、桃恵の来る時間とは、ずれてたのかな⁉」
(ほんとは、時間を指定して来てもらってたんだけど…)

「明日から毎日学校行かんなんよー。夏休みなんに!」
「俺も行くぜ。明日から団活動だろ。」
「大丈夫なん?」
「全然、平気。俺を誰だと思ってるんだ⁉」
「そうだね。あっ!ごめん、もう帰らんなん。」
「そっか、また明日な。」
「うん!ばい!」

146:平和◆M2:2018/03/05(月) 22:42

明日から団リーダーたちで応援合戦の内容を決めたりする。

147:咲月夜◆HI:2018/03/06(火) 21:38

明日までに更新するよ。

148:咲月夜◆HI:2018/03/08(木) 21:20

夏休みも明け、本格的に体育大会のムードになってきた。

赤団の目玉はアクロバティックな演出。全員でバッグ転をしたりなど…

一方桃恵seid

桃恵は裁縫係。桃恵は裁縫が得意ではないので清に何度も係を交代してと言っている。

一方清seid

清は記録係。字を書くのが早い清にピッタリの係。

そして、準備は順調に進み---

149:咲月夜◆HI:2018/03/11(日) 10:50

AM:6:30

ばんっ…ばばん…

高々と花火がなる。

「清〜?おっはよー。」

しかし返事は来ない。
(清ったらまだ寝てるのかな…?)

仕方なく窓を開け、清の部屋のベランダに降りると

「清?体育大会だよ?間に合わないよー?」



「清…?」

不安になり、強行突破しようとすると、
ガチャ

「うおっ!!桃恵おはよう。」
「おはようじゃないでしょ!今まで寝てたの?」
「違う。お弁当作ってた。もち桃恵のも。」
「やったー♪」

別に桃恵の母が弁当を作ってくれないのではなく、ただ単に桃恵が清の料理を食べたいので体育大会だけ清に作ってもらう。

「清は早く行かなきゃいけないんでしょ?」
「うん、もう出るよ。」
「そっか、いってら〜」
「うん、いってきます。」

そういうと清は家から出ていく。

(さ…暇だな〜私も清と行けばよかった…)

清seid

学校に着き、教室に入り自分の机と桃恵の机に弁当を置くと椅子を持ってグランドに向かう。

赤は去年準優勝だったため、テントの位置はそこそこ近かった。

テントには団リーダーの涼と友紀が来ていた。

「ん、清早いな、お前も係か?」
「うん、点数板出さなきゃ。」
「頑張れよー」

記録テント

「じゃあ、1、2年生は自分の団の点数板を出して来てください。」

と記録係顧問の仁川先生が指示を出す。

点数板をつける台は錆び付いて汚い。あっという間に手が汚れる。

手を洗っていると桃恵が

「清!」
「桃恵。」
「あのね、先輩がね、この前のお礼に映画でもって、」

(あのくそやろう…さりげなくデートなんか誘いやがって…)

そして

「開会式を初めます団席前に集まってください。」

と実行委員の声が響く。


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