想像力豊かな私なりに小説を書いてみます。
誤字や意味不明なところがあったら遠慮なくお願いします。
最低限のマナーは守ってください。
(小話のようなものが多いですがご了承ください。)
【猫と話せる男】 第一話
僕は猫の気持ちが分かる。
始めてこの能力に気づいたのは2年前くらいだろうか。
僕は今年で38になるいい大人だ。しかし働きたくない欲望が僕のことを部屋から出してくれないんだ。
周りの目から見ればいわゆる「ニート」かもしれない。でも僕はそんな薄汚れた人間じゃない。
僕は世界が終わるときにみんなが僕を頼りにする声が聞こえるのを待っているだけでニートではない、
仕事なんかしていたらそんな声は耳に入るわけがないだろ?
そんなわけで僕は母さんと2人で住んでいる。
まぁ正確に言えば僕と母さんと猫の「ひで」2人と一匹で生活しているんだ。
こんな生活だからかな…僕の友達は段々と減っていって今は友達はいない。
でも別に寂しくはないさ。僕にはひでがいるから。
そんな生活をしていたある日、いつも通り僕はひでを腹の上にのせて漫画を読んでいた。
すると急に
「おい、働けデブ」
と聞こえたんだ。
僕はカチンときて体を起き上がらせたが部屋には僕とひでしかいない。
気のせいかと思ってベットに体を寄せた瞬間
「きいてんのかデブ」
再びあの声が聞こえた。
その時僕は見逃さなかった。ひでが言葉を発するのを。
第一話 完
【AHO探偵】第5話
「犯人はこの中にいます!」
場の全員が凍り付いた。なんとこの中に犯人がいるというのだ。
だが真っ先に反論したのはショウタだった。
「目撃者はいないんだぞ?! 適当なことを言うな!」
すかさず探偵が言い返した。
「私の懐中時計がそう言っているのです。」
この一言をきっかけにこの場の探偵以外の全員が怒り狂った。
「ふざけんな!」「クソが!」「いや こいつが犯人説」「そうだそうだ!」
すると探偵の目から涙が浮かんだ。
「嫌、俺じゃないから!何を言ってんだよ!」
探偵は口を尖らせ、叫び出した。
「いやもうこいつが100%犯人だろ(笑)」
シンはそう言った後、絶叫した。
「ギャー―――!」
シンの胸には探偵の尖った口が刺さっていたのだ。
「シン!」
周りのみんなが血を出して倒れるシンを取り囲む。
「ハハハ…」
探偵は血で濡れた口で高笑いする。
「そうだ! 俺が犯人だ!俺が今日この店からイチゴジャムを盗み取ったんだ…」
「やっぱりあんたが‥」
ゴウが探偵をにらみつける。
すると、そこへ警察が駆けつけた。
「警察だ! お前を万引きと殺人で逮捕する!」
探偵はイチゴジャムを人質にとった。
「こいつがどうなってもいいのか! ククク…」
リンは右手を握りしめて呟いた。
「クソ…卑怯な手を…」
勝つのは警察か…探偵か…
次回! 「探偵死す!」
【犬男】 一話
学校が終わり、いつも通りの道を通っていた。
そこで僕の目に真っ先に飛び込んできたのは道の脇の段ボールの中で吠える一匹の子犬だった。
僕は捨て犬は見逃せない主義で家にもこのような現状で家で飼っている犬がおよそ32匹いる。
父さんも母さんも動物好きな面もあって、家族3人で世話をしていた。
そんな日常が一匹の犬で壊されてしまうなんて‥‥
【BANANA恋】 13話
涼からもらった手紙には私の想像以上のものが書いてあった。
「ミミちゃん、 元気? 君ってかわいいよね。 付き合わない?(笑)
涼 」
私は憧れの涼からもらった手紙に仰天した。
まさか、涼と私が両思いだったとは。
私は速攻でペンを持ち手紙を書いた。
文章など頭の中で自然と浮かんだ。
「ばなな ばなな ばなな
ミミ」
「よし、これでOKだね。」
急いで涼の家へ行きポストへ投げ入れた。
涼はどんな返事を書いてくれるだろうか。
いろいろな想像をしながらまぶたを閉じた。
第13話 完
【アスパラガス】 第一話
今日は頭が痛い。
ここまでの激痛は今年で初めてなような気がする。
しかし、仕事に遅刻してはいけないと私の正義感がそう告げているのだ。
そう思いながら、頭痛に耐え、スーツに着替え始めた。
弁当も作るのにいつもより手間がかかった。
職場は自宅から3分徒歩でつく位置だ。
自分を励ましながら足を引きずっていった。
第一話 完
【アスパラガス】 第二話
やっと会社に着いた。
だが一向に頭痛は治らないままだ。
自分の机の前に立った時、同僚の孝君が不安げな表情で私の顔を見て言った。
「どうしたんですか?!」
「実は、今朝からずっと頭が痛くて…」
「そこが問題じゃないと思いますが。」
「どういうことだ?」
すると、孝君はにこりと笑い、
「何でもありません。気にしないでください」
と言った。
私は言う通りに気にしないことにした。
何故だか今日はみんなの視線が私に集中しているような気がする。
素直に休んだ方が良かったか。
第二話 完
【アスパラガス】 第三話
昼になっても頭の痛みは治まらなかった。
みんなの手は弁当に夢中だが、目は私を注目している。
昼食の邪魔になると思ったので、私は席を外し、屋上のベンチで食べることにした。
自画自賛だが、私は料理がうまい。
頭の痛みなど気にせずに弁当をたいらげることができた。
箸を箸箱に戻し、ベンチを立った時だった。
朝とは比べ物にならないほどの激痛が頭に走った。
声にならない悲鳴を上げる。
自分の両手を見ると緑に変色していた。
私の頭に恐怖と痛みがまとわりついていた。
第三話 完
【アスパラガス】 第四話
10分は経っただろうか。
両手限定ではなく、体が緑色に変色してきた。
脳が異常を感じている。
全身が膨らみ、スーツなどの服が破れる。
叫ぼうとしても声が出ない。
気が付くとアスパラガスの怪物、「アスパラー」に変身していた。
それと同時に屋上の入り口のドアが開く音が聞こえた。
「え! 先輩! どうしたんですか?!」
徹君だった。
私にはまだ私だったころの痕跡が残っているらしい。
助けて と口に出そうとしても声が出ない。
「化け物だ!」
牧野さんを中心にぞろぞろと人が集まる。
「やっぱり頭に刺さったアスパラガスが原因だったのか…
朝に指摘していれば…」
悔やむ誰かの声が聞こえる。
「ついに封印が解かれたか…アスパラーめ…」
奥から出てきたのは剣を持って私を睨みつける「元親友」の社長だった…
第四話 完
【アスパラガス】 第五話
「くたばれ! アスパラー!」
鈍い音とともに腹に鋭い痛みが走る。
声を上げようとしても出るのは
「アスパラ… アスパラ‥」
だけだった。
私の肉体から出た緑色の液体が地面をつたる。
社長が緑色で汚れた剣を自身の目の前に構える。
- 私と社長の関係が崩れたのはいつだったのだろうか -
私と社長(本名 剛)は小学校と中学校は同じで学校では有名な仲だった。
そして偶然、就職した会社の社長が剛だったのだ。
最初は運命かと思った。
しかし、剛は昔とは性格が違っていた。
意見は全く合わず、いつも火花を散らしていた。
何回も辞めようとしたが、剛は許してくれなかった。
一体剛に何があったのだろうか…
全身に斬撃が走る。目がかすんでくる。
だが、攻撃を一切やめようとしない。
力のこもった一撃が肩に刺さった。
全身の力が抜ける。地面に体がぶつかるのを体感した。
周りから聞こえるのは悲鳴だった。
「この青い目を見てください‼ 課長ですよ!」
田中君の焦った声が聞こえたと思った瞬間、意識が飛んだ。
意識が飛ぶ瞬間、私は見てしまった。社長のバッグに大量のアスパラガスが入っていたのを。
>>10【アスパラガス】 第一章 完
(書き忘れた)
恋愛小説書きたいなー
13::(^U^):◆NY:2018/03/26(月) 23:40 【INKYA】第一話
教室内で陽キャの汚い笑い声が響く。
健にはそう感じていた。
窓の奥を見つめていた彼に、優が話しかける。
「どうした?そうやってんのお前だけだぞ?」
「ごめん。今日喉が痛いんだ。」
そう返すと優はため息をつきながら、
「お前いつもそれだな。」
とつぶやき、中央で談笑している仲間たちと合流した。
健が顔を上げて周りを見てみると、確かにみんなは
友達と会話をしたり、ゲームをしている。
自分がむなしくなってくる。
いつから世界はこんな風に変わったのだろうか。
時は3年前、世界一の科学者「インキャ・ヨウキャ」が
全人類を陽キャに変える「オール陽キャー線」を発明し、世界に発信した。
そして全人類が陽キャとなった。
‥‥と思われていたが、健はオール陽キャー線を跳ね返してしまったらしい。
健だけが陰キャのままだった。
健はこの環境からか口からは建前しか出なくなってしまい、
心で本音をぶちまける性格になってしまった。
(俺はあの科学者を許せない…)
そんな意味不明な志をいつも胸にしていた。
第一話 完