乙葉と薫のコラボ小説♪    

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧キーワード▼下へ
1:乙葉@恋歌◆Wg オリキャラ♪アンジュ :2018/04/01(日) 17:42

スレタイどおり!
私と薫のコラボ小説です!

荒らしなどの迷惑行為は禁止。
コメントくれたら嬉しいです!

>>2-3までレス禁!            

54:薫@ゆず◆xs:2018/04/25(水) 15:46

40.わたしたちの仕事

何かを考えているらしい夏音ちゃんを見ながら、わたしも心を落ち着かせる。
わたしたち事務所員の仕事。それは――

「夏音ちゃんの話を聴いて、解決の手助けをすること…」

そう。わたしたちの仕事はそれ以上でも以下でもない。
少し、話して楽になってもらって。
少し、手助けをするだけ。

あとは、夏音ちゃん自身に任せるしかないんだ。

「夏音ちゃん。落ち着いたらでいいんだ。嫌なことは言わなくても良いから…少し、わたしたちに話してみない?」

力になるよ。
心の中で、そっと付け加えた。

55:アーヤ◆Z2:2018/04/25(水) 18:29

優しいし頼もしいよね。

56:亜依@恋歌◆Wg:2018/04/29(日) 07:18

41,決断

私は、言いたげな顔の土方さんを無視して、どうするか考える。
言った方がいいよね・・・。
でも・・・。

「よし!決めたっ」

私は、腹をくくった。
言う決断を下したのだ。

「実はね・・・」

私は、幕末に行ったとき、土方さんに襲われかかったことを話した。
ララさんの目が、輝いてるような・・・。

「と、言うことです・・・」

話したら楽になったな。
解決できるとかは別として、すっきりした。
だってさ、これは沖田さんにすら言えてないモノだから・・・。             
            
        

57:アーヤ◆Z2:2018/04/29(日) 09:02

まあ,あれは凄かったもんね……
襲い方が野性的だった感じ?

58:薫@ゆず◆xs:2018/04/30(月) 12:36

42.事務所員と相談者、対等な友達

「……そっか」

夏音ちゃんの話を一通り聴き終えて、ミオウと目だけで会話する。
解決の手助けをするのか、それとも……。

「夏音ちゃんは、どう?」
 
本人の意思を尊重できるように。
わたしは、慎重に言葉を紡ぐ。

「解決の手助け…といっても、わたしたちにできることは限られているから…。夏音ちゃんが、やってほしいと思うことを、出来る限りやりたいの」

もしもこれが、事務所員と相談者という関係ではなく、対等な友達同士だったら良かったのにな…。
そんなことを考えちゃう、ダメな人でごめんね。

わたしは、仕事をしていくなかで、過去に感じたことのない思いに少し驚きながらも、伝える。

「今だけかもしれないけれど…友達として、できることはある?」

59:亜依@恋歌◆Wg:2018/05/03(木) 21:16

43,できること

できること・・・・。
私は、無い頭を必死に動かす。
こんな時頭が悪いのを悔やまれる。

もしかしたら・・・。
「対等」な関係になったら。

何か変わるのかも・・・。
変だな、今まで生きてきてこんな不思議な気持ちに陥るとは。
解決策・・・・思いついた。

私は、にっこり微笑む。

「トウナちゃんたちと友達になりたいな」

これが私の「答え」。                           

60:アーヤ◆Z2:2018/05/04(金) 14:34

対等になれると良いねっていうより、この瞬間だけの友達って言葉は寂しくもある言葉だね……

土方さんは、ソウマとのボケとツッコミで仲良くなったりするのかな?

61:そらら@華凰◆NY:2018/05/04(金) 14:37

土方さんの照れ…!










可愛い(*^▽^*)

62:そらら@華凰◆NY:2018/05/04(金) 14:37

夏音ちゃん!

63:まつり@ゆず◆Go 更新出来てなくてゴメン!ハンネとトリップ変えました!:2018/05/09(水) 17:53

44.それならば

友達、か……。
嬉しくて泣けてきちゃうよ。

「ありがとう。本当に嬉しいよ。当然、わたしもミオウOK!」

でも、問題はここから……。

「ここでのことは……はっきりと覚えていれないかもね」

そう。ここで起こったことについては、人によって記憶のされ方が違う。
だから、はっきりと覚えていられないかもしれなくて……。

「それでも、良ければ」

わたしがポロッと溢すと、それはあっさりと解決された。

「あぁ、それなら、記憶をなくさなければ良いな」

ソウマの一言で。 

「そんなこと…出来るの?」

ミオウの質問にも、あっさり

「できるぜ」

とのこと。
なぁんだ、良かった……。

「じゃあ、これからもよろしくね!夏音ちゃん」

わたしが笑って言うと、

「あ、できるのはミクさんだぜ?」

ソウマが余計な一言を発した。
でも、それさえも笑いに変わる。

良い空間だな〜って、改めて感じちゃったよ。

64:アーヤ◆Z2:2018/05/09(水) 18:31

そのミクさんが出て来たら夏音&土方さんの思い出は,消えないで済むんだね。

でもいつ出て来るのかな?

65:亜依@恋歌◆Wg:2018/05/12(土) 21:18

45,お願いと土下座

ミクさん・・・?
すると、トウナちゃんがそろりとララさんを指さす。
ララさんの事なのか。

「土方さん、お願いしましょうよ!」

私が言うと、土方さんは冷めた目で私を見る。
明らかに怒ってるような・・・。

「頑張れ」

はっ??
なんで他人事みたいに・・・。

「俺ぁ興味ねぇ」

むっかぁ!
堪忍袋の緒が切れた!
私は、土方さんを引っ張って、ララさんの前に行く。

「お願いします!記憶を消さないでください!」

そして、2人して土下座する。
半ば無理矢理に土方さんを土下座させる。
どうか・・・記憶を消さないで・・・。
私は、ギュッと拳を握った。                         
           
         

66:まつり@ゆず◆Go:2018/05/12(土) 21:36

46.まさかの土下座!?

わたしたち事務所員一同は、夏音ちゃんのまさかの行動に、唖然。
ちょっと……いや、かなり驚いた。

「え、えと…夏音、ちゃん?」

わたしが何を言おうか迷っていると、ララさんが上を向いて、ふっとため息をついた。

「あのね、二人とも。トウナたちと対等な友達になりたいのなら、その行為はやめなさい」

すると、おそるおそる顔を上げる夏音ちゃん。

「トウナたちと対等になりたいのなら…私たちにも、対等に接するべきじゃない?」

ララさん…?なんか、わたし達に対する態度と同じ気が……。
すると今度は、ミオウがポンと手を叩いた。

「なるほど。友達の友達は友達…みたいな論理じゃない?私たちとララさんは友達ではないかもしれないけれど、対等な仲間に変わりはない。私たちの仲間には、対等に接してもらわないと…ってことね」

二人の賢き頭脳について行けず、わたしは脳内をフル回転させる。
えっと、えっと……。

「対等になりたいのなら、頭を下げるなということさ。土下座なんて、そう簡単にするモンじゃないだろ?」

ソウマまでっ!わたしはこの際、細部は気にせず口を開いた。

「そうだよ!ララさんだって偉い人でもなんでもないし、鬼でも悪魔でもないんだから!残しておいてくれるよ!」

わたしがまくし立てると、ララさんは再びため息をつく。

「記憶は……二人が残しておきたいと思うのなら、残るわよ」

えっ……?これには、わたしも驚く。
そんな仕組みだったっけ?

「忘れたくないと思っていれば、基本的に記憶は消されないわ。私はあくまで、記憶を極力残す手伝いができるだけ。記憶が残るよう、フォローするまでよ」

は、はぁ……。
よく分からないけれど、夏音ちゃんの記憶は残るみたい!?

「やったぁ!」
 
わたしも一緒に喜ぶと、

「土方さんの土下座…なんかレアかも…」

とミオウの声が聞こえた…気がした。

67:アーヤ◆Z2:2018/05/12(土) 22:23

確かに手懐けて土下座を,無理矢理させた感があるけど……
本当にレアな光景だよ!

記憶が消えなくて良かったね。

68:亜依@恋歌◆Wg:2018/05/17(木) 19:51

47,「ミオウ」

そっかぁ・・・。
対等な関係になりたいのなら・・・。
私が1人納得してると、土方さんに頭を叩かれた。

「単細胞だな」

むぅっ!
私は単細胞ですよ、すみませんね!
逆ギレして、土方さんに殴りかかろうとすると、ミオウさんの視線に気付いた。
あはは、私って子供だなぁ・・・・。
あわてて、殴りかかろうとする右手を押さえる。

「土方さん、いいこと思いつきました!」

単細胞な私が思いついたのはね・・・。
私は、ニコッと微笑んだ。

「ミオウさん、“ミオウ”って呼んでいい?私もだけど、土方さんも」

反論しようとする土方さんを笑って無視する。                                                    

69:アーヤ◆Z2 初音side :2018/05/17(木) 23:02

土方さんを宥めるって言ったら可笑しいし変だけど、これって近藤さんと夏音しかいないって思うよ🎵

操るのはね

70:亜依@恋歌◆Wg:2018/05/25(金) 18:40

>>69
ありがとう♪
夏音の特権だね♪
ある意味最強だ!

あげときますっ!   

71:まつり@ゆず◆Go 遅くなってごめんなさい!!:2018/05/25(金) 23:22

48.「トウナ」

『ミオウ』と呼んでいいか……という夏音ちゃんと土方さん(半ば強制的だけど)の言葉に、ミオウは、少し頬を染めてうなずいた。

最初は、土方さんに対してキャーキャー騒いでいたミオウ。
でも今の態度を見て、改めて対等になれたんだと実感。

何より、今日、事務所の仕事ということで知り合ったばかりなのに、凄く親しくなれて嬉しい!

「じゃあ夏音ちゃん、わたしのことも『トウナ』って呼んでよ!」

わたしも便乗して提案すると、夏音ちゃんは笑ってうなずいてくれた。

「じゃあ、土方さん……は、さすがに呼び捨てできないな」

このノリで土方さんもっ!
……というのはやはり失礼だと思うので、そのまま土方さん呼びで。
なんてったって、教科書に載っちゃうほどの偉人だからね!!

「本当に、対等になれたんだ……」

ふとミオウのこぼした言葉に首を傾げると、

「なんでもない」

と静かに首を振られたので、スルーすることにした。

そしてわたしは、少しばかり緊張しながら、本当に言いたかったことを口にする。

「ねえ、夏音ちゃんのことも『夏音』って呼んでいいかな??」

72:アーヤ◆Z2:2018/05/26(土) 15:32

土方さんを呼び捨てするのは、私でも出来ないよ‼

73:亜依@恋歌◆5w:2018/06/25(月) 17:02

49,帰り道

トウナちゃんの言葉に、私は即座にうなずいた。
呼び捨ての方が気兼ねしないし。
と…

「おい、バ夏音。買い物は?」

隣の鬼が、訊ねてきた。
そう言や忘れてた!
ああ、もう卵は売り切れてんだろうなぁ。
でも、楽しかったし!

「・・・と言うことで、トウナちゃん、ミオウさ・・・ミオウ、皆さんありがとうございました!」

私は、ペコッと礼をした。
皆の笑顔に見送られながら、私たちは事務所を出た。
爽やかな風が、フッと通り過ぎて行った。
                                    

74:まつり@結珠◆Go 眼鏡外すとイケメンだよね:2018/07/07(土) 22:28

50.夕暮れ―きっとまた、会えるよね―


「楽しかったね〜」

夕暮れ。事務所からの帰り道。
今日は遠回りして、ミオウと一緒に帰ることにした。

「こんなに『遊んだ!』っていう実感を持つの、久しぶりかも。嬉しいなぁ」  

わたしのしみじみとした言葉に、ミオウは黙って頷いた。

「…そう、だね」

思っていることは、きっと…。良くも悪くも同じ。

――また、会えるかな?
事務所へ続く道は、全国にある。

わたしはたまたま◯◯県から来ているというだけで、夏音ちゃんたちは全く別の所に住んでいる可能性の方が高いのだ。

それでも、わたしたちは友達になれた。
不思議な運命によって。
必然で偶然である出会いを。

これは、事務所での仕事をしていても良く感じること。
でも、今回は……より強く感じたの。

……タイムスリップした偉人と。
明るくしっかり者の女の子。

「きっとまた、会えるよね」

75:まつり@ゆず◆Go hoge:2018/10/07(日) 12:28

時*初×解フル☆   END
     


新着レス 全部 <<前 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新