さよならは突然に。

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1:名は__そのうちに。:2018/04/03(火) 21:50

初投稿です。よろしく。
>>2登場人物
>>3本編

2:名は__そのうちに。:2018/04/03(火) 21:54

佐伯真昼【さえき まひる】(主人公)
高2♀
天真爛漫、瀬戸内くんが苦手だったが…

瀬戸内輝【せとうち てる】
高2♂
大人しい、佐伯さんにちょっかいを出すのが好き
隠れS

3:名は__そのうちに。:2018/04/03(火) 21:58

ふぁぁ…眠っ。

けたたましく鳴る目覚まし時計に手を伸ばす

あぁっ…!あともう少し…、、うぎゃっぁ!!


手が届きそうなところで、ベットから転がり落ちた
私は今度こそ目覚まし時計を止め、目を向けた。
時計の針は、無念にも朝の7時30分を指していた。

えぇ!?もうこんな時間!!やばい!最強にやばい!


朝ごはんを食べる暇もなく、急いで制服に着替えた
私はスクールバックを片手に慌ただしく家を飛び出した。

4:名は__そのうちに。:2018/04/03(火) 22:08

私は、通学路の上り坂を全速力で走っていた
と、その横を自転車がシャァーッと
通り過ぎた。乗っていた人は、同じ高校の制服を着た男子だった。

あっ!と咄嗟に出た言葉に反応したのか
男子がこちらに気づき振り向いた。


ふっ…、遅刻かな。


ニヤッと笑ったそいつは、それから
自転車をこいで_見えなくなった。


なんなの?あの人?しかも見たことない人…


首を傾げ、また私は走り出した。

5:名は__そのうちに。:2018/04/03(火) 22:16

学校に着いたときには、もうすでに遅刻だった。


まずいっ!課長に怒られる!!

そう思うと背筋がゾワーッとした。
ちなみに課長というのは、担任のあだ名だ。

階段を上がって教室の前に来ると、教室の中から
ホームルームをしているのが聞こえる。
私は、怒られるのを覚悟して後ろのドアを開けた。

__ガラッ


お、遅れましたぁ…。

と、こそこそ下を向いて教室に入ると

あ、ぷぷっ…。朝の遅刻の人だ。


話しかけてきたのは紛れもなく先生の声ではなかった。

遅刻…?あぁっ!!!

と思って顔を上げた私の目に映ったのは
朝、上り坂で自転車をこいでた男子だった。

6:名は__そのうちに。:2018/04/03(火) 22:22

なんか、あいつがいたとはいえ、
とりあえず先生に怒られなかったことにほっと
していると…


佐伯ぃ!お前何時だと思ってるんだ!!あとで
職員室に来い!!


すぐさま課長からのブーメラン説教が飛んできた。


はい…。


とほほ…なんてついてない日なんだ。
まったく、私のポンコツ…!馬鹿!
もう、ふて寝してやろうかな。

そう考えていた私の耳にあいつの自己紹介が
流れこんでくる。


えーっと、名前は瀬戸内輝。アメリカから
引っ越してきました。好きな言葉は、
If you can dream it, you can do it.です。
よろしくお願いしまーす。

7:名は__そのうちに。:2018/04/03(火) 22:28

なんてムカっとくる、胡散臭い自己紹介なんだろう。
そういうカッコつけいらなくない??


パチパチとまばらな拍手の後、お辞儀したあいつは
何故かこっちに来た
_________私の隣の席に座った。



へ?


素っ頓狂な言葉が口から出た。


ん、お前の隣。よろ。


いや、よろ。って何何何!?なんであんたが隣!?
頭の中の整理が追いつかず、何故という言葉が巡り巡った。

8:名は__そのうちに。:2018/04/04(水) 12:26

対応に困り私は

そ、その…。よろしく。


とボソッと言う。
やつは、瀬戸内くんは、
ん。と頷きそれから課長の話を聞きだした。






_____キーンコーンカーンコーン。

9:名は__そのうちに。:2018/04/04(水) 12:30

はぁぁ。教室の掃除なんて聞いてないよぉ…!!
もー!!



遅刻した私は、その後課長から
罰として教室掃除を放課後に行うよう言われた。


窓から教室に入り込む、ひんやりとした風が
心地いい。
校庭では、部活が終わり帰り仕度をする人が見える。



いいなぁ…。私も早く帰りたい…ぐすん。



窓の淵に頬杖をついた。


と、その時。

10:名は__そのうちに。:2018/04/04(水) 12:37

なぁーんだ、まだいんのか。


誰かに後ろからバカにされたように言われた。



はぁぁっ?別に関係な__。あぁぁっ!!!



さすがにムカッときた私は反論しながら
後ろを振り向いた。誰かしら仲が良い子だろうと予想していたが、そこに立っていたのは瀬戸内くん
だった…



おー。あんた、ちゃんと言い返しが出来るんだ。
ふーん…感心感心。



と、瀬戸内くんはパチパチと手を叩いた。

11:名は__そのうちに。:2018/04/04(水) 12:52

せ、瀬戸内くんこそ…こんな時間までなんで…、


反論した相手がまさかの瀬戸内くんだと
わかった私には、さっきまでの威勢はなくなって
いた。


んーと、教科書とか資料とかを取りにきた。
そんなとこかな?


瀬戸内くんは右手に紙袋をさげていた。
中から教科書が一部見える。



つーか。遅刻の人、って言ったけど
お前、名前なんていうの??



瀬戸内くんはじっと見つめてきた。
彼はよく見るとかなり整った目鼻立ちをしている。


……何?


じっと見つめ返している私を不審に思ったようだ。
というより…。私、そんなに見つめてたの??


かぁぁっ…////////

そう思うと、だんだんと恥ずかしくなってきて
自分でも顔が熱くなるのがわかる。
咄嗟に目を逸らした。

12:名は__そのうちに。:2018/04/04(水) 12:59

ぷっ…。顔、超真っ赤。


__笑われた。



んー、と。名前名前…。
あ、あった。これ、お前の名前だろ??
…………佐伯真昼。

13:名は__そのうちに。:2018/04/04(水) 13:11

瀬戸内くんは教卓に置いてあった名簿を
手に取り、私の名前を読みあげた。


そ、そう。それ…私の名前。
そういえば、瀬戸内くんは何故この時期に転校
してきたの…?もう、3学期終わりなのに。


なんでこんな時期に、うちの学校に来たんだろう…
疑問を感じていた私は勇気を出して聞いてみた。



んー?あー、それね。実はな、俺の前の学校は
通っている病院から遠かったんだよ。
だから、もう潮時かね。と親と相談して
こっちに来た。


しお…どき…??どういう意味なんだろう。
あまり、話しの理解が出来ずに黙っていると
瀬戸内くんは「あぁ」と笑って口を開いた。


俺、余命に迫ってるんだよな。…あ、違うか。
死ぬかもなんだ、俺。
だから、いざとなった時にすぐ
病院に行けるようにって訳。な?

私の頭は真っ白になった。
なんで。なんで瀬戸内くん、笑ってるの…?


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