すぐに駆逐艦の消化が行われたが、思ったよりも被害は甚大で、消化は難航した。その間他の艦が何もしていない訳ではなかった。殆どは宴会を開いていたが、旗艦のミサイル戦艦『ヴィオレンザ』にはテストの意味を兼ねて敵主要基地の壊滅のために搭載されている宙対地ミサイルの発射の準備をしていた。史上初の発射ということで適当なところは選ばれないし、駆逐艦の消化が終わるまでに打ち込みたいという時間的な制限による焦りもあり、胃が焼けない者はおらず会議室は空気すらも逃げ出しそうなくらい張り詰めた雰囲気であった。
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