オタク女が恋を知るまで...

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1:みぃ:2018/05/25(金) 15:52

題名通りです!
平日に更新します。何回更新するか分かりませんが...。
>>2、レギュ、準レギュ紹介
>>3、本編

22:みぃ:2018/06/07(木) 14:13

翌日、私は思いもよらない光景を見てしまった。

朝...私は、教室を入る前にトイレによった。女子トイレは、ののかと流菜が絶対にいるから、勇気を出して入ろう...。

そして、入ると.....案の定、ののかと流菜はいて、その隣にいるのは...えっ!?梨実ちゃん?何故派手グルといるんだろう。

「ねぇ、あんたこの前彩夏と一緒にいたよね?」

この前って、梨実ちゃんに呼ばれた時か。ののかのキンキンする声が、今は低くなってる。

「..だから、何?」

「私が見てる所で、彩夏と関わってるところを目撃されたってことだよ。...だから、分かってるよな?」

怖い。早くトイレに行こうと思うのに、強制的に誰かに足を抑えられてるように、動かない。

そして、流菜はトイレの物置からバケツとモップを取りだし、梨実ちゃんに投げつけた。

「明日からいじめてやるから、楽しみにしとけよ」

憎たらしい発言をした上に、梨実ちゃんをトイレに閉じ込めて、さっきの低い声が嘘のように、甲高い声で笑いながら出てった。

...あ、今はトイレ...いいや。

23:みぃ:2018/06/07(木) 14:22

あれから、派手グルが私をいじめてくるのが、嘘のようになくなった。でも、梨実ちゃんと大河、どうなっちゃうんだろう。

梨実ちゃんは、1時間目もいない。

「あれ、大原はどうしたんだ?」

ののかと琉菜は、バカか。こういうことになるのを、分かんなかったんだ。...が、しかし。

「大原さんは、朝泣き出して学校から出ていきましたよ〜♪」

...なっ!?ののか?酷い。それは、ないでしょ。

「そうか。では皆、担任の先生に伝えてくるから、ノートを読み返しててくれ」

私は、大河の斜め後ろの席だ。大河がノートを開くと、大河のノートには、赤い字で「お前なんか、学校にくるな」と、書いてあった。

24:みぃ:2018/06/07(木) 14:30

その時、ふっとののかがニヤついてるように見えた。

「いてっ...」

大河に、何かが刺さったみたい。これは....シャーペンの、針!?

危ないじゃん。体の中に入ったら、死んじゃうんだよ?

「大河、どうしたの?」

大河の、後ろの席の人が言った。

「いや、なんでもないよ」

教室が、ザワついた。大河が、あまりにも痛がってるからだ。

誰か、怪しそうな人がいないか周りを見てみると、ののかと光と流菜が3人で見つめ合い、笑ってる。

よく分かった。私がいじめられなくなってる理由が。

梨実ちゃんと、大河に移ったんだ。いじめのターゲットが。

25:みぃ:2018/06/07(木) 17:51

休み時間。私は、また嫌な光景を目にすることになった。

水道で、水を飲んだ時に後ろを振り向くと....光と美琴が、一緒にいた。美琴..........、なんで..........?

ーそれだけじゃ、なかったー

光と美琴、手を繋いでる。しかも、二人とも凄い楽しそうな、笑顔。あの二人、付き合ってるの?

...何が、友達だ。オタクの私に、友達が出来ると思った?親友が出来ると思った?美琴はきっと、陰キャなのに嫌気がさして、派手グルと付き合うことを、選んだんだのかと...。

裏切り者!いじめを、励ましているのは、なんだったんだよ。

分かった。人を信じると、ろくなことがない。これからは、美琴でも信用しないことにしよう。

26:陽炎◆P2 メデューサ:2018/06/07(木) 17:55

面白いです。いじめは本当にあったのを題材にしてるのですか?

27:みぃ:2018/06/07(木) 18:05

でも、一つ確かめたいことがあった。なので、美琴を人のいないとこに呼び出した。

「何?話って」

美琴...、とぼけてんの?なに、この何でもないような顔は。

「とぼけないで。さっき光と手を繋いで、笑ってたでしょ!?なんで?いじめられた時、励ましてくれてたのは何だったの?」

美琴.....お願い、答えて。用事があったなら、それでいいから。今は、理由を聞きたい。

「あのね、彩夏。私は、小さい頃から目立たなくて。それに嫌気がずっとあったの。

そして、中学に入学した時、派手グルを見つけた。それで、変わろうとしたの。派手グルのイケメンと、付き合えば、何か変わるかと。そして、光君に、告白することを、選んだの....。

もう、嫌だよ。陰キャポジなんて。私は、陰キャから卒業出来るなら、なんでもやる....」

こんな美琴....、始めて。こんなの、美琴じゃないよ。

怒りから、今までにない悲しみが溢れた。

「.....さようなら、彩夏.....」

待って、美琴!今のさようならって...

「美琴、待ってよ!」

でも、美琴はおかまいなく教室に向かう。

本当に、美琴と別れちゃったんだ。始めての友達、なくしちゃった。どうせ私は、一人なんだ.....。

28:みぃ:2018/06/07(木) 18:06

>>26
コメントありがとうございます。

いじめは、漫画やアニメの物+自分の想像です。

29:みぃ:2018/06/08(金) 16:48

お昼のご飯で、私は一人になった。

「ねぇ、私もこっちに入っていい?」

なっ...!美琴!?まぁいいや。私と関わっている人は、派手グルと一切話さないのが、お約束だから(最悪の場合、いじめられる)

「え〜?ルル〜、どうする〜」

なんか他の子と、全然違いすぎるんですけど。

「うーん、私はどっちでもいいなぁ。ひかるんはぁ〜?」

光に回った。そういえば、美琴と光は付き合ってるんだ。ああ、もう嫌だ。

「そうだなぁ〜、別にいいんじゃないすか?」

あ〜、やっぱり。ていうか、こいつらわざとこういう風に、話を回したんじゃないでしょうね?

まぁ、ののかが許す訳ない。私と少し話しただけの、梨実ちゃんがどうなったか。それにしても、梨実ちゃんは相変わらずいない。

「まぁ、彩夏と二度と関わらないって誓うなら♪」

マジかよ。許すのかよ。でもそれって、美琴が誓った瞬間、私と友達じゃなくなるんだ...。

「彩夏と関わっちゃだめなの?」

「そうだよ。だから、話しかけられても、無視してよ?...ね」

いいやもう。美琴は、陰キャから卒業するなら人を裏切る。挙げ句の果てに、一人で教室に帰った。そこまでの人なんだな。

「..分かった。誓います」

「よし、OK〜♪」

これでもう、本当に一人なんだな...

30:みぃ:2018/06/08(金) 21:51

それから、美琴はだんだんと派手グルになじんでいった。

「うわぁ〜,大川さんからひかるんに告白したの?」

美琴、あの事言ったんだ...。

それにしても、美琴はバカだな。光と付き合ってる事を言うと、ののか達が怒るに決まってんじゃん。....と、思ってたのに、ののかと流菜は凄いキャッキャキャッキャしてる。何で喜ぶ?

「うん。私、ずっと光君のことカッコイイって思ってたんだ」

美琴が、黒板の、ど真ん中で言った。ど真ん中なので、クラスのほとんどが聞いていた。

そして、拍手や冷やかしが聞こえた。

「光k....いや、ひかるん。私、派手グルに入れば、いつでもひかるんと一緒に、いられると思うの。だから...、派手グルに、入ってもいい?」

31:みぃ:2018/06/10(日) 11:04

その次の日から...、美琴は派手グルの中の一人になった。

大河と、美琴が入れかわった。...美琴は、なんて勝手な人だったんだろう。美琴を信じた、私はどうかしてたんだ...。

「はぁ!?誰、こんなことしたの!」

ののかの机に、油性ペンで落書きしてあった。派手グル全員が、悲鳴を上げる。

今思い出したが、この前ののかが大河の机に落書きしてるのを、見てしまった。

もしかして、復習...?

気のせいだとは思うが、大河が派手グルをにらんでる気がした。

32:みぃ:2018/06/10(日) 14:34

「誰か私の靴持ってったでしょ!?ないんだけど」

またか。そういえば、この間大河の靴もなくなったことがあった。きっと、大河の仕業だろう...。

大河は、勇気あるな。だって、派手グルに逆らったりしたら、いじめられたりして酷い目に合うことを知ってるはずなのに。

「ねぇ、大河の仕業じゃない?だって、大河をはぶいてから、のんのに嫌がらせが来たじゃん」

「美琴それな〜」

流菜に続いて、ののかも光もうんうんと、うなずく。

「いたっ...」

ののかに、何かが当たった。針だ。

「どうした?関口」

「い、いえ...何でも、ありません...」

私は、この前ののかが大河に針を投げつけたのを、思い出した。

やっぱり、大河がやったのかな?

33:林檎◆ow (ノ>_<)ノ ≡dice5:2018/06/11(月) 15:45

>>32
誰がやったんだろ……

34:みぃ:2018/06/11(月) 17:40

林檎ありがとう

35:林檎◆ow:2018/06/11(月) 18:33

>>34
いえいえ

36:みぃ:2018/06/12(火) 16:31

「ねぇどういう事?なんでこんなことやったんだよ!」

放課後、倉庫から誰かの声が聞こえた。

「全部てめぇが悪いんだっ!これから中学卒業するまでいじめる。分かったな?」

ああ、この口の悪さは...ののかだ。なんの話だ?少し会話を聞いてみよう。

「ねぇ、大河。お前私に何やったか分かる?分かってるよな?」

あの嫌がらせ...のこと!?確かに大河も悪いけど、ののかだってそれと同じことしたんだよ!

それに、ののかがした事は、あれだけじゃない。大河の仕返しの倍は、やってるはずだ。

「お前だってやってたじゃないか...」

そう言った大河の声は、いつもよりかすれてて、弱々しかった。今にも倒れそう。

私が気づく前まで、ののか達に暴力を受けてたのさも知れない。

「はぁ、何様なわけ?....これでとどめだ!」

なんでだろう。助けたい、助けたいのに体が動かない。なんで!

大河、何されちゃうんだろう...。ののか、やり過ぎだよ!

「これ、防犯用のスブレー。梨実で試したから、効果は確実だな」

「駄目っ!やり過ぎだよ」

この声、美琴?美琴が、そういう事言うなんて...。

「は?じゃあお前もまとめてやっちゃうわ♪」

いや、もうやめてよ!

37:林檎◆ow:2018/06/12(火) 16:34

ののかと美琴ちゃん怖…………!!

38:みぃ:2018/06/12(火) 16:48

呆然として、いつ帰ったのかも分からない。

次の日の朝。あれ?美琴が席にいないな。今日休み?

「あれ、大川はどうしたんだ」

学校の先生も、休みの連絡をもらってないんだ...。一体どうしたんだろう。

「休みの連絡、もらってないんですか?」

あ、私もそれ言おうと思った。連絡をもらってないのを予測してるとはいえ、不自然なことだろう。

「もらってないなぁ」

おかしいな。こんなこと、有り得ないでしょ。

39:みぃ:2018/06/16(土) 10:08

そして休み時間。私はこっそり、ののか達の後を追った。

「よーく待てたね〜」

プールサイドで、美琴は正座して座ってた。ののかにやられたの?

「なんで、昨日は私のいじめを止めたのかなーっと!」

昨日のいじめ....おそらく、昨日大河を倉庫でいじめてた時だ。

美琴が、「やりすぎだよ!」と、言った時かな。あれから見てないから、その後どうなったか分からないけど....。

でも、あれはどう見てもののかが悪い。なのに、止めようとした美琴を強制的に正座させて、教室に行かせないように、するなんて。

「なんで私がのんのの言いなりみたいになってるんですか」

あ、私もそれ思った。美琴...いや、皆がののかの、言いなりみたいな気がする。

「はっ....うるせーな。私が本気でグループに入れると思った訳?オタクの元友達のお前なんて、ただの数合わせだっつーの!」

「ひ、光....助けてっ...!」

そうだ。美琴は光の彼女だったんだ。きっと、光に助けを求めれば美琴は助かるかも...

「何言ってんの?俺、お前と本気で付き合ってる訳じゃないから」

40:みぃ:2018/06/16(土) 22:26

「え...光?」

美琴が、えっという顔で固まった。

それも当然だ。だって、前にかなり嬉しそうに手を繋いでたから。それに、これだと光はウソ告という事になる。

「だーかーら、お前と本気で付き合ってないって」

それ、本当?

「はぁ、だからオタクの友達は嫌だね。この前元カノと別れて、数合わせの為に告白にとりあえずOKしといたから。

でも、もう美琴と付き合う必要なくなっちゃった♪だって、この前またクラスの女子に告られたから。お前に深い思いなんてない。だ・か・ら、

オ タ ク の 友 達 の お 前と は、 俺は 縁 を 切 る!」

そしたら、ののかがニヤけて美琴をわざとプールに押し込んだ。

だめ!これじゃ、美琴が溺れちゃうよ。

もう、いいや。美琴と仲が悪い状態でも...。ここは美琴を助けよう。勇気を出して、プールに向かった。

41:みぃ:2018/06/17(日) 08:15

「だ、だめっ」

気づいたら、私はプールに飛び込んでた。

私は美琴を見つけ、腕を掴みプールサイドに引き寄せた。....よし、これで助かるよね。

「何?彩夏。またいじめられたい訳?」

「いじめたいなら、私をいじめてよ!」

プールから出てきた美琴が、水が口に入ってるのにも関わらず、力強い声で言った。

思いもよらなかった言葉だ。これには、私も派手グルもギョッとしている。

「....私、まだ2日しかいじめられてないけど、これでようやく彩夏の辛さが分かったの。

でも、私は彩夏を裏切った。なのに、今私を助けてくれたの。だから、もうクラスで目立たなくてもいい。私は彩夏と一緒にいたい。

他の大河や、梨実ちゃんをいじめるのもやめよう。いじめるなら、友達を裏切った私をいじめて....。お願いします」

そうすると、派手グルが何かヒソヒソと話してる。何を話してるか知らないけど、この間に美琴と逃げよう。

「行こ、美琴!」

42:みぃ:2018/06/17(日) 08:34

「彩夏....私、ごめん!」

前の私だったら、絶対美琴の事を許す訳なかった。

でも今は、私も元に戻りたいと思ってる。何でか分からない。けど、元の関係に戻りたい...

「いいよ、もう。私も、美琴を信じてなかった。こっちこそ、ごめん」

「私、間違ってたよ。色々と。なのに、さっき助けてくれて....本当にありがとう」

私達は、笑いながら一緒に教室へ帰った。美琴と仲直り出来て、本当に良かった...。

嬉しいのか、面白い事じゃないのに笑ってしまった。

43:みぃ:2018/06/17(日) 10:06

だが、お昼の放送に思いもよらない事が起きた。

それは、まだ放送が流れる時間じゃないのに誰かの声が聞こえた。誰だろう。

「こんにちは〜。1-A組の、大原梨実です。今日は皆に伝えたい事があって、放送委員に頼んで時間借りちゃいました」

梨実ちゃん!?教室中が、ザワつく。何、伝え事って。

また、梨実ちゃんの声で放送が流れた。

「実は私は、学校でいじめられてます。同じクラスの関口ののか、酒井流菜、三浦光にトイレに閉じ込められたりしました。

他にも、同じクラスの日野大河や、三澄彩夏さんのこともいじめていました。

大河には、ノートに『お前なんか、学校にくるな』と、ラクガキをした上に針を投げつけたんです。

彩夏さんには、彩夏さんのノートを破ったり、スマホを壊した事がありました。」

そこで、放送が切れた。クラス中が、ギョっとしてののか達を見てる。

「関口さん、酒井さん、三浦さん。職員室に行きましょう」

「いや、離して。いやああああああ!」

ののか達は、冷たい目で見られながら連れて行かれた。その時派手グルは、下を向いてたり泣いたりしてた。

梨実ちゃん、頑張ったんだね....。これで、クラスのいじめもなくなって私達は救われるのかな。

壊れたスマホも、証拠として後で担任の先生に見せよう。

44:みぃ:2018/06/17(日) 10:55

「えー、関口さんと酒井さんと三浦さんが、大原さんと三澄さんと日野さんをいじめてた件について。

この事を、よく知ってる人はいますか?」

お昼のあと、臨時の学級会が開かれた。お願い、誰か手を上げて!

「あの、私昨日大河を倉庫につれてってボコボコに殴って、防犯用のスプレーを私と大河にかけたんです....」

美琴が言った。

あの時か。あれから、二人ともスプレーをかけられたなんて。

「彩夏のスマホを地面に叩きつけてました」

同じクラスの、相澤琴音だ。そういえば、琴音もその時近くにいたよね。目撃者が一人でもいてくれてよかった。

「あの、これが壊されたスマホです」

私は、ポケットからスマホを取り出した。皆、私と派手グルを交互に見た。

「梨実ちゃんを、トイレに閉じ込めて掃除用具を投げつけました」

この事は、私しか見てなかったはず。だから、私が言わないと無実になってしまうかも知れない。

これで、被害者がされたいじめの内容が明らかになった。

「続いて、加害者側。何か意見ありますか?」

学級委員が、司会をする。

「....謝らない。ねぇ、なんで私が謝らないといけないの!?

クラスのオタクだよ、それでも私が悪いと思う?私はオタクにちょっかいを出してただけ。いじめてない」

「ちょっかいも、度が過ぎるといじめなんだよ!」

梨実ちゃんが、言った。その通りだよ。あっちはちょっかいのつもりだったかも知れないけど、私達は嫌な気持ちになったから。

「じゃあ、大河のノートは自分で書いたんじゃないの。どうせ、自演なんだろ?

梨実だって、授業が嫌で学校から出たんじゃないの?

彩夏も、どうせ自分で落として私達が近くにいたから、なすりつけたんじゃない?」

何このめちゃくちゃな主張。めちゃくちゃな主張だと思ってるのは、私だけなのか!?

「残念ですが、さっき女子トイレを先生と調べたら、関口さんと酒井さんの指紋が掃除用具から見つかり、大原さんの正座らしき跡が見つかりました。

日野さんのノートの回りには、3人の指紋が見つかり、関口さんの宿題ノートの字と、丸っきり同じ字でした。

三澄さんが、大事なスマホを落とす訳ありません。カバーもついていて、保護シールもついてました。

これに何か、主張ある人いますか?」

「....いませんね。では、被害者側で意見ある人、主張して下さい」

そして、私は一番に手を挙げた。梨実ちゃんの放送で、伝えられてない事を言うためだ。

「実は、美琴もいじめられてました。プールに、押し込まれてるのを見たんです」

教室がザワつき、ののか達をにらんでる子もいた。

「スプレーをかけられました」

「丸一日トイレに閉じ込められました」

「ウソ告をされました」

被害者が全員発言した。

「では、3人はいじめをしてないと思う人は、手を挙げて下さい」

45:みぃ:2018/06/17(日) 14:07

学級委員が、数を数えて黒板に正の字を書く。

「(35人中)いじめをしてないと思う人、4人。いじめをしたと思う人、31人。よって、今回はいじめがあった事と見られるでしょう。これで、臨時の学級会を終わります」

こうして、学級会が終わった。よかった。この学級会が開かれて。

「ねぇののか。お前はこういう風に、いじめが盛大にバレる事を知ってる前提でやったんだろ?」

泣いてるののかに、大河が言った。

「・・・・・」

ののかは、ずっと黙ってる。流菜と光も、ずっと下を向いてる。

でも、これでもう懲りるだろう。きっといじめもなくなる。派手グルは、自業自得だな。

「なぁ、三澄」

大河が話しかけてきた。なんだろう。珍しいけど...

「何?」

「俺、いじめられて初めて三澄の辛さが分かった。無視してて....ごめん。

いじめられた時、無視してたのは自分への罰のつもりだった。でも、一人がこんなに辛いなんて知らなかった。

本当に、ごめん!そして、今度から普通に話しかけてもいい?」

この前までの私は、ずっと一人が気楽だった。でも今は、誰かと一緒にいたい。

「うん、喜んで!」

「よかった。あと、伝えたい事があるの。耳かして」

えっ、そんな大事なことってなんだろう。

大河が、私の耳元で小さく言った。

「・・・・・き」

声小さすぎっ!全然聞こえなかった。最後が「き」だと言ってるのを、やっと聞き取れたぐらいだ。

「聞こえないから、もう一回言って」

「だ、だめっ!二回は言えない!」

大河が、走って言ってしまった。

...待って、このシーン恋愛漫画で見たことある。確か「二文字を伝えられない」っていうタイトルの漫画だった。二文字...。最後の文字が「き」だったし、少し期待しても....いいのかな。

私は、ふと大河の声が耳に入ると、何故か体が熱くなるのを感じた。

46:みぃ (ノ ゜Д゜)ノdice4:2018/06/18(月) 16:19

もしかして、私大河のこと好きなの!?これって、漫画によく出るフォーリンラヴって奴ですか?

誰か、教えてくれ〜!

「えー、これからHRを始めます」

学級委員の指示で、班ごとに集まった。すると、大河が立ち上がった。

「ちょっといいですか?俺は....三澄彩夏のことが...好きです!」

・・・・え?これ、どういうこと?告....白されたの?

いまいち状況が掴めないまま、また大河が口を開いた。

「俺は、彩夏のいじめを無視してたから嫌われてるのは100も承知!...でも、好きなんだ。振られてもいい。彩夏の気持ち...聞かせて!」

教室が静まり、皆が私のほうを見る。これって、今応えないとダメな奴(・ω・?

え〜、考えられないんだけど。別に、大河のこと好きでも嫌いでも?ないし。でも、断るのもちょっと....悪い気がする。

「返事は3日待って」

教室が、ザワついた。大河が、ポカンとした顔で、座った。

このままだと、かなり気まずくなりそうだ。なので、3日で断るかOKするかを決めよう..

47:林檎◆ow ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2018/06/18(月) 16:36

>>46
おおぉぉーーー!!!!!

48:メル メルです!:2018/06/18(月) 17:52

彩夏、どうすんの〜😍

49:みぃ ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2018/06/18(月) 18:05

そして、一日目(今日)

HRのあとの、休み時間。いつも通りだ。美琴と話してるのも楽しい。派手グルも、もう何もして来ない。周りも、仲良しグループでワイワイやってる。

なのに、なんか大河のことが気になる。いつもは....こんなに気になったことない。まぁ、さっき告白されてビックリしたから気になるんだろう。

落ち着け、私。

4時間目、体育。今はバスケをやっている。

「では、2人一組でペアになって練習して下さーい」

いつも通り、美琴と組む。その時、どこからか当たったら痛そうな、勢いのあるボールが飛んで来た。

「危ない!」

っ....助かった。誰だろう。とにかく、お礼を言おうと振り向くと....大河だった。

「大丈夫?」

「....うん。ありがとう」

心臓の音、鳴るな!いい加減、早く大河の事、好きか嫌いかはっきりしてスッキリさせたいよ....。

お昼も、わざとらしく近くで食べられてビックリした。

いいや。あと2日、考える時間はあるんだから。気持ちをはっきりさせよう。

50:みぃ (;`・ω・)つdice3:2018/06/18(月) 18:05

メルさん、林檎ありがとう

51:みぃ (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2018/06/18(月) 18:16

二日目....の放課後。

派手グルっぽい影があった。やだなぁ。足音立てないようにしなきゃ...。

「ねぇ、ルル。彩夏って調子乗ってない?」

....ののかの声だ。なんで?そんな風に言われるような事、最近したっけ?

いじめのこと、全然反省してないんだな...。派手グルはそこまでの人だったんだ。

「だよね〜。ちょっといじめたぐらいで落ち込んじゃってさ。大河に告られた時、捨てられた子犬みたいな顔しちゃってねwww」

「あ〜、あの顔ウケルよね〜♪」

あ、あいつら。これは、一回言っといたほうがいいの?

...でも、割り込んだところで、無理に止められるだろう。最悪、殴られる等の暴力をされるかも知れない。

でも、気づかないフリして靴箱に行こうとしても、きっと見つかる。...どっちにしようか。

よし、決めた。

「ねぇ、あんた達いつまでもそんな事して楽しいの?人を見下して優越感に浸りたい訳?」

このまま、何の反抗もしないで放置するなんて嫌!

52:みぃ (ノ>_<)ノ ≡dice5:2018/06/18(月) 18:46

「....なっ!あんた聞いてたの?」

「聞いてたよ。まさかとは思ったけど、あんた達ってそこまでの人なんだ〜」

ほんと、派手グルにはがっかり。全然反省してないし、さ...。

「あー、かわいそっ!よく懲りないね、の・の・か・さ・ん♪」

この子は、大河の親友の佐藤晴。口が軽い。

派手グルも、残念だな。晴にこういうのがバレたら、すぐ全校に広まるんだから。ま、こういうのも悪くないね。

「ていうかさ、調子乗ってるのって、お前らのほうじゃないの?」

「・・・・・、行こう皆」

大河が言うと、派手グルは帰っていった。また、ドキッとした。

「あんなこと、気にしないほうがいいよ」

「うん、そうだよね...」

また、体温が熱くなるのを感じた...

53:メル メルです!:2018/06/18(月) 18:57

キュン💘 みぃさん、この小説面白いです!

54:林檎◆ow ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2018/06/18(月) 21:08

派手グルらめ……

55:みぃ ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2018/06/19(火) 16:33

三日目。はぁ、もう三日目か。今日で、もう決めなきゃだめなんだな...。

教室を移動する時、何故か大河の姿を探してしまう。すれちがうと、何故だか嬉しくなったような気がする。

この三日間、色々優しくしてもらった。大河って、優しいのかな?

そりゃあ、顔も結構いいし性格も悪くない。でも、あの派手グルの元メンバーって考えたら、ゾッとする。

でもやっぱり、大河の事好きなの...かな?

56:みぃ (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2018/06/19(火) 16:46

そして、休み時間。

「おい三澄!ちゃんと気持ちをはっきりさせろよ!お前の好きな人、誰なんだよ」

晴!?晴の隣には、大河が恥ずかしそうにしていた。私は、大河の顔を見てやっと気づいた。

私の好きな人、それは...

「...こいつだよ」

私はゆっくり近づき、大河と手を繋いだ。

「ごめん。気持ちはっきりしてなくて。でも、三日間で大河が好きだって思った。

彼女になっても...いい?」

言いたいことは、言い切った。大河の気持ち、変わってませんように...。

「じゃあ、これから俺の彼女ってことで。よろしく!」

そう言って、大河は私の頭をポンとして、晴と一緒にどっか行ってしまった。

「よかったじゃん、彩夏。初彼、GETしたんだよ!」

え、美琴!?...そっか。本当に、大河とカレカノ同士になれたんだ。

芽生えたばかりの恋、大事にしよう。今日のことは、きっと一生忘れられない。

Happy End☆

57:みぃ (;`・ω・)つdice3:2018/06/19(火) 16:49

これで、本編は終わりです!

彩夏と大河が付き合ってからの話は、これから一週間番外編として書いてきます。

なので、来週の火曜日には本当の完結です...。なので、残り一週間一日一回は更新して行こうと思います。

では、改めてよろしくお願いします!

58:林檎◆ow (ノ>_<)ノ ≡dice5:2018/06/19(火) 18:22

>>56
おおおぉぉぉ!!!!!!!

59:みぃ (ノ ゜Д゜)ノdice4:2018/06/19(火) 21:51

あれから、いじめは全校に知られ...ののか達は冷たい目で見られている。もう何もしてこない。

でも、嬉しかった時はあっという間に過ぎた。何故なら、一ヶ月後には恐怖のクラス替えがある(>_<)大河とか、美琴と離れるのが嫌。クラスが離れて別れるカップルって、多いらしいし。

「大河〜、俺らクラス離れても親友だよね〜♪」

何で晴は、あんなにのんきなんだろう。全然、クラス替えを恐れてない。

「まぁ、早く一番上になりたいよなっ。早く三年になりたい!」

えっ...大河も恐れてないの(;-;)私は、凄い心配なのに....

ふと、大河と目が合った。っ...気まずい。もし、大河を疑ってることを見抜かれたら、やだよ(>_<)

「大丈夫だって。俺ら、クラスが離れて好きじゃなくなるとか、そんな軽い絆じゃないって」

..そうだった。私、間違ってた。本当に大切なこと、忘れてた。

「うん。クラス離れても、ずっと一緒だよ」

その日の放課後、私達は手を繋いで一緒に帰った。

きっと、離れても大丈夫。

60:みぃ (ノ>_<)ノ ≡dice5:2018/06/20(水) 07:30

そして、4月。私はクラス替えの紙をもらった。

あ、美琴と同じ!やったー('∀')あと、梨実とも同じか。流菜....とも同じになっちゃった。派手グルがそれぞれのクラスに、飛び散ったからだな。

大河とは....っ、違う。覚悟はしてたけど、やっぱり最悪だ。私はB組、大河はA組。

「よかったね!私達、3年間一緒だよ」

「そうだね....」

何故か、喜べない。嬉しいはずなのに。美琴に失礼なのも、分かってるのに。

「そっか。大河と離れちゃったんだよね...」

ぎゅっと、大河のおそろのケータイストラップを握りしめる。何故か、悲しみが和らいでく....。

「彩夏...おそろいの、ストラップ...」

「うん。会いたかったら、これを握りしめるね。休み時間とか、絶対会いに行くよ..」

そして私は、3-B組の教室に向かってった。

A組に行きたい。今だけでもいい。ずっと思ってた。

61:みぃ:2018/06/20(水) 17:12

休み時間、皆が窓に集まってた。

「見ろよ!A組の大河、高山美鈴に何か封筒渡してるぞ!」

高山美鈴!?A組で一番モテる女子じゃん。なんで?浮気?

「...お、笑って何か話してるぞ♪もしかして...な」

クラスの一人が言うと、クラス中がキャーキャーする。

違うクラスだった子もいるのか、私との関係を口に出す人がいない。独り、おいてかれたような気がした。

耐えられない。私は、教室を出ていった。

「彩夏...」

美琴の声がしたが、気にしない。今は、誰もいないところで独りになってたいから...

62:みぃ:2018/06/21(木) 16:15

「おーい、さっき大河が戻ってきたから聞いてみたんだけどー、部活の写真渡してただけだってよ!」

そしたら、「えー」「期待してたのに〜...」って言う声がいっぱい聞こえた。そんな中、私は一人喜んでた。

とにかく、本当によかった。...だよね、大河が二股、なんてね。

あれから時が立ち、私は高校受験に打ち込むので、大河や美琴と関わることがへってった。目指すは大河と同じ高校。一緒の高校へ行こうと、約束したから。

私は勉強があまり得意じゃないので、塾にも通い、毎日家で予習復習をするようにした。

「ねぇ、今日一日でもいいから放課後遊ぼうよ...」

「...ごめんね」

私は、何もない時に、美琴の誘いを断るのは、これで初めてだった。

ごめんね、美琴。大河と同じ高校、行きたいの。

2,3月になり、休み時間も勉強をした。どうか、受かりますように...

そして、いよいよ受験日が来てしまった。

63:林檎◆ow (ノ ゜Д゜)ノdice4:2018/06/21(木) 16:21

>>62
よかった……

64:みぃ:2018/06/21(木) 16:26

会場へ向かう時、予想外のことが起きた。

「えっ...美琴!?」

A高校の受験会場に、なんと美琴がいたのだ。なんで?打ち合わせ、してないよ?

「私、彩夏と同じ高校行きたくてA高校を第一希望にしたんだ」

「私と大河と美琴、三人一緒に受かろうね!」

受験が始まる前、私は近くの神社で神頼みをしてから、中に入った。どうか、皆で受かりますように....。

「それでは、あと10分勉強する時間を与えます。私の合図で、回答用紙を開いて下さい」

ああ、心臓がドキドキする。私は、ふるえた手でA高校の参考書を開いた。

大河と美琴も、今同じ気持ちでいてくれたらいいな。

「それでは....開始!」

65:みぃ:2018/06/21(木) 19:02

おっ!なんかよく分かる。努力したかいがあったな〜。数学が、結構難しいな....。あ、読み方があまり理解してない韓国語だ。

...あれから、一週間。私は、試験の合否の紙をもらった。ドキドキしながら、封を開ける。

・・・・あ....これは、夢!?<合格>と書いてある紙を見た瞬間、頬をつねった。...痛い、夢じゃない。私、本当に合格出来たんだ!

「私、高校受かったよ。合格できた?」

私は、メールで大河と美琴に送信した。二人も、合格してたらいいな。

数分後、美琴からメールが届いた。

「大河にも聞いたけど、二人とも受かったよ。3人で頑張ろう!」

...もう、嬉しいこと起きすぎ。夢なら覚めないで...。

あと一週間で、A高校の入学式だ。その時は、二人と再開しよう。二人の晴れ姿を見るの、楽しみだな...

66:メル メルです!:2018/06/22(金) 17:38

>>65
よかった〜😋

67:みぃ:2018/06/23(土) 07:32

入学式。私は二人を探した。

「彩夏!」

これは...美琴の声だ。私は、声が聞こえる方に向かってった。

「久しぶり、美琴」

そこには、中学時代の制服とは全然違う見た目の、美琴がいた。白いスーツに、青い花。髪は、編み混んでて、パッツン前髪だった前髪が、センター分けになってる。

凄い美人になっている。

「美琴、大河を見かけなかった?」

「あっ、大河なら『時間になった』と言って、校舎に入ってったよ」

「OK、ありがとう」

私は、校舎に向かった。初めて入るA高校に、ドキドキとワクワクの気持ちで溢れた。

....知ってる子は、いないみたい。そんな中、私は大河の姿を探した。

「おっ、大河!」

「彩夏、一緒に頑張ろう」

そして私は、クラスの紙を見て1-A組に向かった。私の席は、教室の窓際だ。

ふぅ。なんか窓際って、落ち着くんだよな〜

「あの、そこ私の席だと思うんだけど」

「え!?あっごめんなさい!」

確か、私の席一つ後ろだったっけ...。うわぁ、初日から恥ずかしい(>_<)

でもこの声、どこかで聞いたことある気がする。大河でも、美琴でもない。後ろを振り向いてみた。

そこには...梨実(いつの間にか、呼び捨て)がいた。中学より、細くなってるけど間違えるはずない。

「え...三澄さん?」

再開した人が、他にもいたなんて。知ってる人が多かったら、そこそこ楽しめそうかな。

「1-A組〜。出席番号順に並んで下さい」

これから、担任になりそうな先生が指示を出した。

入学式、頑張ろう

68:みぃ:2018/06/23(土) 15:33

この話終わったら、新しいスレ作ります!

69:みぃ:2018/06/23(土) 15:48

入学式。国歌を歌い、先輩達から門出の言葉をもらった。

「彩夏〜!入学式、緊張したよね〜」

「でも、それ以上にワクワクする気持ちがあったな♪」

緊張したが、とっても高校生活が楽しみだった。A高校は、校舎が綺麗で行事等も、盛り上がるらしい。

教室に戻り、辺りを見回してみる。すると...大河と美琴は、奇跡的に同じ教室にいたのだ。

一年間は、ずっと一緒にいられるんだ。

「おはようございます。1-A組担任の、相澤美保と申します」

相澤先生は、とても若く美人だった。男子生徒は、相澤先生を見て顔が赤くなってる人もいた。

高い鼻に小さい顔。スラリと細長い体型。モデルみたいだ。

「よろしくお願いします!」

新生活の、スタートだな。高校、楽しむぞ!

70:メル メルです!:2018/06/23(土) 16:26

みぃさん、センスありますね!小説の

71:みぃ:2018/06/23(土) 20:24

>>70
ありがとう★


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