「ま、ここまでにしてあげる♪先生に怒られても困るしー!」 ガチャッ、ドアが開く。 「ほら、サッサと出てよ!困るのはこっちなの!」 言われるがままに、外へ出た。 「こっからは自分で帰ってよね。鍵返すのもよろしく!あ、それと、こーんなに傷だらけなら、心配されても当然でしょう? だから、階段で転んで怪我しましたーって先生に言ってね。梓や海人君にも。 ばらしたら・・・・」 「ぜーーーったいに許さないから」 今までで、1番恐ろしい声で、美幸は、そう呟いたのだった・・・・。