次の日
「美幸。」
「はっ、何?」
この口の利き方、まだ、梓ちゃんのこと反省してない。
「梓ちゃんが学校来たら、謝ってよ。」
「アハッ、何で。私なーんもしてなくない?」
「したじゃん。階段から落としたくせに。まあ、梓ちゃんには、美幸が階段から落としたって事は言ってないけど。」
「そのままで良くない?それに、わざとじゃないし。あっちから来たから、あっちが悪いじゃん。あっちから来てなけりゃ、私の腕に
当たってなかったと思〜う」
「やっぱり、何かしてるよねー!わざとじゃないとか言いながら、あっちが来たから落としたって言ってるじゃん?
それってわざとじゃん。」
「・・・・。」
「まあ、いいや。いつか謝らせてみせるから。」
言い返せた。スッキリ!
でも私は地獄が始まることを、このときは知らなかったー。