プロローグ
1分前に建国された歴史ある国、アーリア帝国は崩壊した。
スミレ=アイドル至上主義平和と愛の共和国連邦の侵攻によって、1秒は抵抗したものの敗戦を重ねた結果、アーリア1世は処刑されてしまったのである。
しかし、この動向にソウトク帝国は黙っていなかった。
スミレ=アイドル至上主義平和と愛の共和国連邦の台頭を恐れた結果、旧アーリア帝国領の半分を電撃戦を以て、占領したのだ。
それから月日は流れた。
旧アーリア帝国領の北側には、スミレ=アイドル至上主義平和と愛の共和国連邦が関与して建国された『アーリア・アイドル至上主義共和国(与党は『愛と平和の党』)』が、南側には『アーリア・アゼルバイジャン社会主義共和国(国家社会主義アーリア労働者党とアーリア共産党の連立政権)』が建国されたのであった。
これは南側の兵士が北側の人間と出会ってから、北側の思想に染まるまでの小さなお話である。