定員 何人でも
ルール 短文でも、長文でもOK。
自分のオリジナルキャラを脇役として登場させてもOK
テーマ 人数が集まったらまた聞きます。
一応、主人公だけ書いておきます。
藤原夢乃 (ふじわらゆめの)
14歳。中学二年生。
テーマが決まり次第、細かく書いていきます
まだここまでしか決めてませんが、よろしくお願いします!
……………………ピピピピピピピピピピ
場違いな機械音で、私は現実へと引き戻される。
今のは……………………夢…………?
なんか、変な夢を見たな…………
もしかしたら、正夢になったりして…………
夢の内容を思い出し、私は強引に頭を左右に振る。
自分が、「死ぬ」なんてことを信じたくなかったから。
でも…………未来は誰にも分からない。
もしかしたら、今日心臓発作で倒れるかもしれない。
変わらない世界の中に隠された、たった一つの「闇」―――――――――――――――
それは、いつ目覚めるか分からない。
背筋が寒くなるのを感じ、私は思考を止めた。
悠馬と、話したい。悠馬の、笑顔が見たい。
眩しい朝日が私を慰めるかのように、部屋を照らしていた。
強引につなげてしまってすみません、、
571:GALAXY◆1vM 復帰:2018/11/01(木) 17:44この物語夢落ち多いと思うの自分だけ?w
572:GALAXY◆CHg 復帰:2018/11/01(木) 18:00 悠馬がアメリカに搬送されて、早二日。未だに何連絡もない。
これを悠馬はまだ生きているから希望がある、と捉えるか。はたまた私がショックを受けるだろうから日を置いてから伝えた方が良いと言う大人の勝手な都合による絶望の隠蔽と捉えるか。果たしてどちらで捉えれば良いのだろうか。
「はぁ……悠馬ぁ……」
決して寝惚け眼に浴びた朝日のせいではないであろう雫を払い、学校へ向かう準備をする。時間には少し余裕がある。
鏡を見ながら少しはねてしまった髪を櫛で梳かし、後ろで一つに結わう。斜めになってしまっているリボンを直し、リビングへ。
「おはよう」
「おはよう」
朝食を食べていた父に挨拶し、テーブルの上にある朝食を見る。母は朝早くに仕事に行ってお昼ちょっと過ぎに帰ってくるので今はいない。
スクランブルエッグとトースト。それが今日の朝食らしい。いかにも父が作りました感満載のシンプルな料理だが、母の手作りだ。
数分で食べ終え、学校へ向かう。玄関へ向かうと、後ろから父に声を掛けられた。
「夢乃」
「……なに?」
父と話すのが嫌なわけではないけれど、つい睨みつけるように返事をしてしまった。
「……いや、すぐにわかることだ。私からは言わないでおこう。その方が夢乃は……」
最後の方は聞き取れなかったけど、私は悟った。
これを悠馬生存エンドと捉えるか悠馬死亡エンドと捉えるか
574:名無し:2018/11/02(金) 12:18 http://nanos.jp/kamekichi0804/
見
>>571気のせいではないはず()
576:美香♯@03285:2018/11/02(金) 21:32 「……………………何?」
私は再び、父に問う。
「ごめん、俺の口からはやっぱり言えない。いずれは知ることになるだろうけど、今は、まだ……………………」
「言って」
父の答えに、私は僅かに苛立ちを覚えた。
「残酷な真実は、知らない方が身のためだ。」
「バカにしないで。どんな真実だって、私は受け止める。だから、言って」
胸の中で感情が入り乱れ、渦を巻く。
父がようやく口を開いた。
「…………………………………………悠馬くんが、先日息を引き取った。急な環境の変化で、様態が悪化したらしい。」
悠馬が、死んだ。
悠馬が、死んだ。
何度も何度も復唱する。
受け止めると決めたはずなのに、私は事実が信じれず、しばらく固まっていた。
訪れた静寂が痛みへと変わり、私の心を蝕んでいった。
死亡エンドかぁ……
生存からのイチャラブハッピーエンドもあると思ったんだけどなぁ。やっぱり運命には逆らえなかったか
数週間後、悠馬の葬式が執り行われた。
そこには奏のお父さんもいた。参列している誰よりも顔を苦渋に歪め、地面を睨んでいる。
私は既に涙が枯れた。心が壊れかかってる。これが、大切な人を失った悲しみなのかなぁ。──こんな形でなんて、知りたくなかったよ。
私は奏のお父さんに近づいた。正面に来てようやく、彼は私の姿を認めた。
「夢乃ちゃん……ごめん。救えなかった……」
その口から発せられるのは、何かを堪えるような声音。
「これ、約束のものです」
「……いらないよ。僕にそれを受け取る資格なんて、ない」
ちらちらと奏の写真を見ているが、頑なに手を伸ばしてこない。いつもなら、亜光速で食らいつくはずなのに。それだけ彼の気持ちが許せないのだろう。
私は彼を責めるつもりもないし、資格もない。悠馬は元々、既に死んでしまっていたはずなのだ。それを手術などの医療技術のお陰で生きながらえてこられた。その技術の中には、奏のお父さんの物だって入っていた。
だから、感謝こそすれども恨んだり憎んだりするのは御門違いだ。
「私は、悠馬に死んでほしくなかった」
そう言うと、さらに鋭く地面を睨みつける。いつの間にか彼の拳は出血でもしているのかという程に赤黒く染まり、どれほど強い力で握りしめているのかが嫌でもわかる。
けれど、私は気付かぬふりをして、続きを話す。
「でも、苦しんでも欲しくなかった。だから、苦しまずに天国へ行けたのなら、それだけで私は」
死んでほしくはなかったが、日に日に弱っていく悠馬も見たくなかった。棺に入れられた悠馬の顔は、驚くほど安らかで、治療による苦痛に満ちた表情など皆無だった。
だからこそ、悠馬が安らかに眠ってくれたとわかる。そして、そうしてくれたのが奏のお父さんだと言うことも。
「夢乃ちゃん。実は、悠馬君が無くなる数分前に、僕は彼からどうしても伝えたいことというものを聞いた。勿論、君へ伝えたいことしかなかった」
それはつまり、悠馬からの遺言? ……いや、伝言だろう。
「『夢乃、ごめん。俺もうすぐ死ぬわ。ごめん。夢乃が俺のためにしてくれたことは苦しい闘病生活の中で俺に勇気を与えてくれるものだった。ありがとう。俺は先に逝っちゃうけど、絶対天国で待ってるから。絶対、絶対にだ。……違うか。俺はずっと夢乃を見守ってるから。だから……いつまでも悲しみに明け暮れてるんじゃねぇぞ? どうせ夢乃の事だから『悠馬が死んで悲しい』とかずっと思ってるんだろうが、悲しむな。俺はずっとお前の心の中で生き続けてるから。そうだろ? 夢乃』だそうだ」
「あ、ありがとうございます……」
これが、悠馬の最期の言葉?
そう思うと、自然と、もう枯れ果てたと思っていた涙が、洪水のように、滝のようにドバドバと流れ落ちた。
「何が『心の中で生き続けてる』だよ……イタい、イタすぎるよ……」
「あ、そうそう。実はさっきの言葉にはもう少し続きがあってね。もし俺の予想通りの反応をしたら伝えてくれと言われているんだ。『なんだよイタいって。もうすぐ死ぬ……これを聞いてるってことはもう死んでるのか。ま、いいや。そんなやつにイタいはないだろ。確かに夢乃は将来俺以外に好きな人ができて、俺の事なんか忘れちゃうだろうけど、俺はずっと夢乃と一緒にいるからなって言いたいだけだっつの。じゃーな、夢乃。…………本音を言えば、もっと夢乃と居たかったよ』」
それを聞いた私は、悠馬に全てお見通しだったことがおかしくて、笑ってしまった。
いつの間にか涙は止まり、空には昼なのに月が出ていた。
あぁ、悠馬? 今日は満月だよ。悠馬と一緒に見たいくらい、綺麗な月だよ。
終わりか!!これで終わりなのか!!??
580:GALAXY◆CHg 復帰:2018/11/05(月) 02:10 >>578 最後に数文追加。
あぁ、悠馬? 今日は満月だよ。悠馬と一緒に見たいくらい、綺麗な月だよ。
悠馬、可笑しいね? 悠馬と一緒にいた頃は手が届きそうだったこの月も、今は遥か彼方にあるように見えるよ。
悠馬……悠馬ぁ……。
………………
…………
……
あ、それと悠馬。一つだけ読み間違えてることがあるよ。それはね──
私、ずっと悠馬の事を好きでい続けるよ。
>>579 終わってもいいけど、まだ奏編とか芽依ちゃん編とか番外編書けるよ!
上手く感動的に終われてるか心配だなぁ……