死んでもいいから、私は アイツに恋されたい!

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1:名梨◆Vk:2018/09/01(土) 13:23

これで、小説3作目です。
今回は、恋愛のお話です。まだまだですが、感想や良かった処などを書きこんで、応援して下さい!
アドバイスは大歓迎ですが、誹謗中傷などの荒らしは禁止となっています。
夏休みも終わり、亀更新になると思います。なるべく、週に1回は更新します。
皆さん、よろしくお願いします!

101:菜梨◆azw:2018/12/30(日) 18:39

いやいやいや。嬉しいって、まるで私が大輝のことが好きみたいじゃん!そんなはずは、無い!

絶対、無い‼

やっぱり、隼人さんじゃなかったなんて、ショック‼

ましてや、大輝なんて!

「まぁ、折角告白してもらえたんだから、返事はいろはが良く考えた方がいいよ。」

「そっか……。」

私は、頭を一度整理して、考えてみることにした。

私、隼人さんと「付き合い」たいのかな?

モヤモヤする。

はぁ。

そういえば今日、華のスイミングスクールの日だった。思い出してみれば、最近スイミングで隼人さんと会ってないな。

102:菜梨◆azw:2019/01/01(火) 01:08

返事、まだだけど見に行ってみようかな!

早速、家を出て、自転車に乗りスイミングスクールに向かう。

いつもの席に座ると、隼人さんを見つめる。

やっぱり、気まずいなー。
ていうか、なんで私来ちゃったの⁉

馬鹿馬鹿!

なんか、見たかったんだよね。

隼人さんは、やっぱり、速い。

やっぱり、恰好いい。

一着でゴールすると、ゴーグルを外した。

ん?

103:菜梨◆azw:2019/01/02(水) 11:28

あれって、大輝?

よくよく見てみると、髪の色も違う。

那月ちゃんの言ってたこと、本当だったんだ。

てことは、ずっと大輝のこと恰好いいっ言ってたってこと⁉

ガーン!

恥ずかしすぎて、倒れそう。

まさか、本当に大輝だとは……

なんだか、もう見ていられなくなって、華だけ連れて帰ることにした。

丁度、休憩時間だろうか。大輝が下にいる。

104:菜梨◆azw:2019/01/03(木) 09:59

急いで、通路を歩く。

顔を合わせたくなく、急いで階段を降りる。

手すりを使い、足を素早く動かして。

下を見、大輝と目を合わせず。

自分でも、顔が暑いのが分かる。

早く!早く!

あ。

「危ない‼」

そう言われた時には、もう遅かった。

105:菜梨◆azw:2019/01/18(金) 20:45

「……は…‥ろは!…‥いろは!」

「うん?」

ゆっくりと体を、起こそうとする。全身が、ズキズキと痛い。

見慣れない蛍光灯のついた天井。腕に繋がれた点滴。

ふかふかの布団。掛けられた、毛布。

私を囲む、お母さん、お父さん、お姉ちゃん、華。家族たち。

ここは、どこ?

106:菜梨◆azw:2019/01/19(土) 16:49

「いろは、目を覚ましたのね!」

「お姉ちゃん!」

お母さん、華は喜びの声をかけられる。しかし、お父さん、お姉ちゃんは、ただただ泣いている。

「……どうして、ここに?」

「え!いろは、覚えてないの?」

目を見開いて、こちらを見ている。

「でも、無理もないわね。強く、頭を打ったんだもの。」

何、それ?

107:菜梨◆azw:2019/01/20(日) 20:36

自分の記憶を、呼び出してみる。

確か、あの日はスイミングスクールに行って…。
隼人さん見に行こうとして。
でも、大輝で。
それで、華を迎えようとしたら。
階段から、落ちた?

「私、もしかして階段から落ちた?」

「覚えてたのね。そうそう!それで、いろはの下敷きに大輝君が……。」

「え?大輝が、関係あるってどういうこと⁉ それに、下敷きって……。」

考えるより先に、話していた。

「今、大輝はどこ⁉」

お母さんの顔が、どんどん曇ってきた。

108:菜梨◆azw:2019/01/21(月) 20:00

「隣の病室。まだ、目を覚ましてないみたい。」

「え?」

全身から、血の気が抜けるような気がした。
指先の病室が、ぼんやりとしてる。
足が震える。
手が震える。

怖かった。大輝が、遠いとこへ行ってしまうような気がして、怖い。

今すぐ行きたかった。でも、痛む体がそれを阻止する。

ああ。どうして。

109:菜梨◆azw:2019/01/22(火) 20:31

何日たっただろうか。大分、体は治ってきた。

少しの散歩ならできるようになり、まもなく退院だそうだ。

しかし、まだ大輝は起きない。

点滴は、まだ繋がれたまま。

酸素チューブも繋がれたまま。

ベットで寝ているだけのようにも見えるが、本当は苦しんでいる。

申し訳ない。


今日は、外出許可が出たので、外に出ようと思っていた。

110:菜梨◆azw:2019/01/23(水) 20:23

待ち合わせの喫茶店に着くと、もうあの人はいた。

「こんにちは。隼人さん。」

「いろはちゃん。」

ソファーに座ると、コーヒーを一杯頼んだ。

「今日は、お話があります。」

落ち着いて、話す。

「何?」

隼人さんは、もう分かっていたのか。少し、笑っている。

「ごめんなさい。私、他に好きな人がいるんです。」

111:菜梨◆azw:2019/01/24(木) 20:21

「そっか、残念。」

隼人さんは、少し寂しいそうな顔をしていた。

「もしかして、大輝?」

「はい。」

すぐに当てられてしまった。さすが隼人さん。鋭い。

自分でも分かる位、顔が熱い。

「ねえ。大輝でいいの?」

そう言って、顔を近づけられる。

「はい!だって、私の王子様は大輝ですから。」

「そう。」

コーヒーを飲み干すと、御代をテーブルに置く。

「それじゃあ。」

そう言って私は、喫茶店を出た。

112:菜梨◆azw:2019/01/25(金) 20:39

今日も私は、大輝の様子を見に行く。

意識は、無いようだ。

「あのさ。大輝。」

二人きりの病室で、窓に向かって話す。

「隼人さんに、告白されたの。でもね、断った。」

大輝は、聞いてないのに近状報告をしてしまう。

「何故かって?私、好きな人ができたの。その人はね。泳ぐのが得意で、ジェットコースターが苦手で、不器用で、でもかっこいいとこもあるの。
困った時助けてくれて、頼りになるし気軽に相談できる。大好きな人。
名前?名前は、目黒 大輝って言うの。驚いた?好きだよ、大輝。」

「俺も。」

聞き覚えのある声。そこには、大輝がいて、目を覚ましていた。

「大輝っ!良かった。」

目頭が熱くなり、涙がぼろぼろと零れる。

「いろは。無事で良かった!」

大輝は、顔が涙でぐしゃぐしゃだった。

私もだけれど。

113:菜梨◆azw:2019/01/26(土) 20:35

「おっはよー!」

「おはよ。」

すっかり大輝も元気になった。
今は、水泳の大会にも出ている。

この前は、なんと地区大会で優勝していた。

こうやって二人で登校するようになって、何日目かな?

「ね。大輝、手繋ごう!」

「いいよ。」

そう言って大輝は、私の手を取る。

「えー。こっちがいいな!」

私は、大輝の指を絡めて恋人繋ぎをした。

「っ!」

あーあ。大輝、顔真っ赤。

まぁ、私もだけど。

〜完〜

114:菜梨◆azw:2019/01/27(日) 08:41

あとがき的な物
これを読んでる、未来の自分とその知り合いへ
黒歴史確定だー(笑)
恥ずかしいので、そっとしてあげて下さい(笑)

読んで下さった皆様へ
最後まで、読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
一レスが短かったり、しばらく更新できなかったときもありました。
文章がおかしいところもあったと思います。
それでも、書ききれて良かったと思っています。
本当に、ありがとうございました!

もしよろしければ、今後の参考にしたいので、アドバイスや感想などお願いしますm(_ _)m

115:6231◆gU:2019/02/13(水) 23:59

久しぶりに見たらなんか終わってたwお疲れ!


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