これで、小説3作目です。
今回は、恋愛のお話です。まだまだですが、感想や良かった処などを書きこんで、応援して下さい!
アドバイスは大歓迎ですが、誹謗中傷などの荒らしは禁止となっています。
夏休みも終わり、亀更新になると思います。なるべく、週に1回は更新します。
皆さん、よろしくお願いします!
「いろは、目を覚ましたのね!」
「お姉ちゃん!」
お母さん、華は喜びの声をかけられる。しかし、お父さん、お姉ちゃんは、ただただ泣いている。
「……どうして、ここに?」
「え!いろは、覚えてないの?」
目を見開いて、こちらを見ている。
「でも、無理もないわね。強く、頭を打ったんだもの。」
何、それ?
自分の記憶を、呼び出してみる。
確か、あの日はスイミングスクールに行って…。
隼人さん見に行こうとして。
でも、大輝で。
それで、華を迎えようとしたら。
階段から、落ちた?
「私、もしかして階段から落ちた?」
「覚えてたのね。そうそう!それで、いろはの下敷きに大輝君が……。」
「え?大輝が、関係あるってどういうこと⁉ それに、下敷きって……。」
考えるより先に、話していた。
「今、大輝はどこ⁉」
お母さんの顔が、どんどん曇ってきた。
「隣の病室。まだ、目を覚ましてないみたい。」
「え?」
全身から、血の気が抜けるような気がした。
指先の病室が、ぼんやりとしてる。
足が震える。
手が震える。
怖かった。大輝が、遠いとこへ行ってしまうような気がして、怖い。
今すぐ行きたかった。でも、痛む体がそれを阻止する。
ああ。どうして。
何日たっただろうか。大分、体は治ってきた。
少しの散歩ならできるようになり、まもなく退院だそうだ。
しかし、まだ大輝は起きない。
点滴は、まだ繋がれたまま。
酸素チューブも繋がれたまま。
ベットで寝ているだけのようにも見えるが、本当は苦しんでいる。
申し訳ない。
今日は、外出許可が出たので、外に出ようと思っていた。
待ち合わせの喫茶店に着くと、もうあの人はいた。
「こんにちは。隼人さん。」
「いろはちゃん。」
ソファーに座ると、コーヒーを一杯頼んだ。
「今日は、お話があります。」
落ち着いて、話す。
「何?」
隼人さんは、もう分かっていたのか。少し、笑っている。
「ごめんなさい。私、他に好きな人がいるんです。」
「そっか、残念。」
隼人さんは、少し寂しいそうな顔をしていた。
「もしかして、大輝?」
「はい。」
すぐに当てられてしまった。さすが隼人さん。鋭い。
自分でも分かる位、顔が熱い。
「ねえ。大輝でいいの?」
そう言って、顔を近づけられる。
「はい!だって、私の王子様は大輝ですから。」
「そう。」
コーヒーを飲み干すと、御代をテーブルに置く。
「それじゃあ。」
そう言って私は、喫茶店を出た。
今日も私は、大輝の様子を見に行く。
意識は、無いようだ。
「あのさ。大輝。」
二人きりの病室で、窓に向かって話す。
「隼人さんに、告白されたの。でもね、断った。」
大輝は、聞いてないのに近状報告をしてしまう。
「何故かって?私、好きな人ができたの。その人はね。泳ぐのが得意で、ジェットコースターが苦手で、不器用で、でもかっこいいとこもあるの。
困った時助けてくれて、頼りになるし気軽に相談できる。大好きな人。
名前?名前は、目黒 大輝って言うの。驚いた?好きだよ、大輝。」
「俺も。」
聞き覚えのある声。そこには、大輝がいて、目を覚ましていた。
「大輝っ!良かった。」
目頭が熱くなり、涙がぼろぼろと零れる。
「いろは。無事で良かった!」
大輝は、顔が涙でぐしゃぐしゃだった。
私もだけれど。
「おっはよー!」
「おはよ。」
すっかり大輝も元気になった。
今は、水泳の大会にも出ている。
この前は、なんと地区大会で優勝していた。
こうやって二人で登校するようになって、何日目かな?
「ね。大輝、手繋ごう!」
「いいよ。」
そう言って大輝は、私の手を取る。
「えー。こっちがいいな!」
私は、大輝の指を絡めて恋人繋ぎをした。
「っ!」
あーあ。大輝、顔真っ赤。
まぁ、私もだけど。
〜完〜
あとがき的な物
これを読んでる、未来の自分とその知り合いへ
黒歴史確定だー(笑)
恥ずかしいので、そっとしてあげて下さい(笑)
読んで下さった皆様へ
最後まで、読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m
一レスが短かったり、しばらく更新できなかったときもありました。
文章がおかしいところもあったと思います。
それでも、書ききれて良かったと思っています。
本当に、ありがとうございました!
もしよろしければ、今後の参考にしたいので、アドバイスや感想などお願いしますm(_ _)m
久しぶりに見たらなんか終わってたwお疲れ!
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