死んでもいいから、私は アイツに恋されたい!

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1:名梨◆Vk:2018/09/01(土) 13:23

これで、小説3作目です。
今回は、恋愛のお話です。まだまだですが、感想や良かった処などを書きこんで、応援して下さい!
アドバイスは大歓迎ですが、誹謗中傷などの荒らしは禁止となっています。
夏休みも終わり、亀更新になると思います。なるべく、週に1回は更新します。
皆さん、よろしくお願いします!

42:菜梨◆azw:2018/10/12(金) 14:15

「名前は、赤塚 隼人。年は、俺らと同い年。」

ここまで、分かるなんて。正直驚いている。さすが、大輝と言いたい。

「俺、隼人とは結構仲良いから、協力してやるよ。」

「ありがとう‼」

今の気分は、例えるなら御花畑。飛ぶように教室に入る。

43:菜梨◆azw:2018/10/15(月) 15:10


「なっつきちゃーん!大輝が、協力してくれるって‼」

「そ、それは良かったね。と、言いたいけど、もう我慢できない!私も見てくる‼」

机に手を叩きつけ、大きな声で言われた。

「いいよ!でも、ゴーグルで顔は見えないよ?」

「いいの!」

44:菜梨◆azw:2018/10/16(火) 20:58

スイミングスクールの客席には、那月ちゃんが座っていた。

「那月ちゃん!」

「あ、いろは。どの人?」

いきなり聞いてくる。かなり、直球で。

「えっとね……。あの、黒のゴーグルと、キャップの人。」

「あの人?」

少し身を乗り出しながら、指を指す。

45:菜梨◆azw:2018/10/18(木) 20:26


「そう!その人!」

「へぇ。」

少し、ニヤリとした顔で言われる。思っていたのと、少し違うかも。

昼休み。今日は、何かしてくれただろうか。赤塚 隼人さんだったけ。どんな人なのだろう。

46:菜梨◆azw:2018/10/20(土) 20:20

「隼人と、今度の日曜、カフェに行くことになった。そこにいろはも来い。」

「え!やった〜!やっと会える‼」

喜びのあまり、大きな声で言う。

「11時現地集合。」

「うん!」

47:菜梨◆azw:2018/10/21(日) 17:27

日曜日。

「ヤバイ!時間が無い〜!」

朝、目覚まし時計を見ると10時を差していた。あと、一時間。急いで朝ごはんを食べ、洗顔をする。

髪を一つに結び、ポニーテールにする。メイクは、時間が無いので軽くアイシャドーを塗り、リップで済ませる。

洋服は、クローゼットを開け、どれにしようと迷う。スポーティ?それともガーリー?

48:ムナ:2018/10/22(月) 22:57

面白いですね。

49:菜梨◆azw:2018/10/23(火) 18:04

>>48
ありがとうございます!
そう言って頂けて、とっても嬉しいです。
時間があれば、続きも読んでみて下さい(*^^*)

50:菜梨◆azw:2018/10/23(火) 20:17

結局、白のブラウスに、紺色の星が散りばめられたスカートを履いた。

急いで家を出ると、時刻は11時。ここから駅前のカフェまでは、徒歩10分。集合時刻は、11時。どう考えても間に合わない。

少しでも、遅れないよう、走る。スカートなので走りにくいが、けれども頑張って走る。早く、早く、早く‼

51:みぃ◆VZbV1gU:2018/10/24(水) 18:39

どうか集合時間までに着いて…!

52:菜梨◆azw:2018/10/24(水) 20:30

さて、どうなるのやら。
みぃちゃんの小説、続き気になる(≧∇≦)

53:菜梨◆azw:2018/10/25(木) 20:49

リンリンッ。
息を切らしながらカフェのドアを開ける。店員が、決まり文句を言い、またこちらも決まり文句を言って通してもらう。どこ?大輝の姿を目で追う。

ちょっと私にはおしゃれなソファーに、大輝は腰掛けていた。その隣には、赤塚隼人さんらしき人物が座っていた。

54:菜梨◆azw:2018/10/26(金) 20:40

大輝がこちらに気付いたようで、手を降る。

「あははっ!お前、遅刻?しかも、靴バラバラじゃないか!」

「え?」

私は、大輝に笑われたことに腹がたったが、私の履いていた靴は、確かに左右バラバラで、右に白のサンダル、左には黒のヒールを履いていた。

「別に、これくらい誰にでもあるでしょ⁉」

55:菜梨◆azw:2018/10/27(土) 20:19

「いや無いって!」

大輝はまだ、腹を抱えて笑っていた。悔しい。私、初めてあの人と会うのに。

大輝の隣の席に座る。

「えっと、自己紹介しますね。私は、白石いろはっていいます。大輝とは、小学生からの知り合いです。」

56:菜梨◆azw:2018/10/28(日) 17:25


「僕は、赤塚隼人。僕は、大輝と知り合ったのは中学の時だったかな?スイミングで、知り合ったんだ。よろしくね、いろはちゃん。」

私は、隼人さんはチャラそうな人だな、という印象を受けた。いきなりのタメ口。首には、銀のネックレス。茶髪で、髪にはパーマでもかけているではないだろうか。
那月ちゃんとは、真逆の王子様だった。

「よろしくお願いします。」

57:菜梨◆azw:2018/10/30(火) 19:15

自己紹介が、一通り終わったところでメニューを見る。

あれ?こういう時って、何を頼めばいいのだろう。あんまりガツガツした物を頼むと、男らしいって思われちゃうし、サラダだけとかだとつまらない人だと思われちゃうかも。

そうだ‼

58:菜梨◆azw:2018/10/31(水) 19:02

「すいませーん。あのこれを……」


「おまたせしました!「メガモリデラックスパフェ」になりまーす。」

そう、私が頼んだのはパフェ。がっつりもしてないし、つまらなくもない。女の子らしくて、いいよね!

「いただきまーす。」

59:菜葉◆azw:2018/11/01(木) 20:54

メガモリデラックスパフェは、さくらんぼ、いちご、ぶどう、みかんなど様々なフルーツが乗っている。さらに甘い、いちごソースがかかっていて、高さは30センチメートルくらい。

「いろはちゃん。本当に、お昼ご飯それでいいの?」

「うん!」

とは言ったものの、やはり大きい。半分ほど食べたところで、お腹いっぱいだった。

60:菜梨◆azw:2018/11/03(土) 14:11

二人は、もう食べ終わっていて暇そう。どうしよう。迷惑だよね……。

「いろは、お前絶対それ無理だろ。俺も、手伝ってやる。」

「僕も、少しくらいなら食べられるよ?」

「二人とも、ありがとう!」

ここでまさかの、救世主。まさか、大輝が手伝ってくれるなんて。しかも、隼人さんも。

61:菜梨◆azw:2018/11/05(月) 20:38


私たちは、3人でパフェを食べ始める。私は、すぐに限界が来て脱落。けれども、2人が間食してくれた。

「ありがとう!本当、ごめん。」

「今度からは、自分の食べられる量を考えろよ。」

「あはは。ごめん、ごめん。」

笑って誤魔化すが、隼人さんの前でこんな失敗するなんて。穴があったら、入りたい。

62:菜梨◆azw:2018/11/06(火) 20:31

「えっと、そろそろお会計だよね。お財布、お財布。あっ‼」

財布、忘れた。というか、鞄ごと忘れた。

「すみません。お財布忘れたみたいなので、お金貸して下さい!」

「いいよそんなの。僕が、おごるね。」

63:菜梨◆azw:2018/11/07(水) 20:44


「わーー!本当ごめんなさい。いつか、この恩は必ず。」

「気にしないで。」

そう言って、払ってもらい、私たちは家に帰った。

「失敗した……。」

パフェは食べて貰うは、お金は払って貰うや、もう、本当私って最低。こんな女、嫌われたよね。

64:かずま:2018/11/08(木) 19:54

邪教に狙われてる助けて。

65:菜梨◆azw:2018/11/08(木) 20:47

大丈夫ですか?
親に相談した方が良いですよ(*^^*)
このようなことは、他の板の方が相談に乗ってくれる人がいると思うので、他の板の方でお願いします。

66:菜梨◆azw:2018/11/10(土) 20:40

ピリリ、ピリリ、ピッ。
朝、身体を起こそうとするが、重い。昨日のことをまだ引きずっているよう。私の気持ちとは、反対に、鳥は可愛く鳴いていた。

今日は、スイミングスクールへ華の迎えに行くが、少し遅く家を出る。今は、隼人さんの顔も見る気にならないからだ。

しかし、この決断が不運なことに、隼人さんに会ってしまった。

67:菜梨◆azw:2018/11/11(日) 11:36

おーい!いろはちゃーん!」

話かけられたなら、仕方ない。私は、自転車を降りた。

「この前は、すいません!お金なら、払いますので……」

まだ、前のこと怒ってるよね。なんで今、一番会いたくない人に会うのか。

「いいって、いいって。別に気にしてないし。」

68:菜梨◆azw:2018/11/12(月) 19:58



「良かった!もう、てっきり慰謝料でも払わせられるのかと……」

隼人さんが、優しい人で良かったと、内心ホッとする。

「こんなことで、慰謝料なんて請求しないよ〜。それよりも、こんど遊園地でもどう?って大輝な言ってたんだけど。どう?」

迷いなんて、米粒一つも無かった。

「行きたいです!」

69:菜梨◆azw:2018/11/13(火) 19:53


「良かった!あっ。そろそろ行かなきゃだから、またね〜。」

良かった〜。許して貰えて。一気に肩の力が抜けていく。ということは、まだチャンスがあるってことだよね。

今度は、遊園地か。そうだ!那月ちゃんも一緒にどうかな。会いたがってたし。でも、それだと大輝はいいとして、隼人さんにご迷惑だよね。

70:匿名:2018/11/13(火) 22:26

スイミングスクールの人が、じつは隼人じゃなくて、大輝だった!という展開を期待!!
大輝カッコいい!

小説、すごく面白いですね!

71:菜梨◆azw:2018/11/14(水) 20:31

ありがとうございます!
さて、どうなるのやら。
続き、楽しみにして下さい(*^^*)

72:菜梨◆azw:2018/11/15(木) 20:37

家に帰って、那月ちゃんにLINEで相談する。

「今度、遊園地に隼人さんと大輝と行くんだけど那月ちゃんもどう?」

5分後、返信があった。

「私がきたら、いろはの恋の邪魔になっちゃうよ?私は、家でエールでも送っとくわ。」

「ありがとう!」

73:菜梨◆azw:2018/11/16(金) 20:35

今度は、遅刻するなんてことのないよう、前もって服は決めておく。

遊園地なら、動きやすい服がいいよね。カーキーのガウチョに、上にはスポーティなパーカー。キャップを合わせて髪型は、いつもはしないポニーテールにした。鞄は、黒のリュックにしよう。

寝坊なんてしないよう、目覚ましも用意。

今回行く遊園地は、電車で行くので、切符も買っておく。

お風呂では、むくみを取るマッサージをし、いつもより念入りに洗顔をする。

私は、準備万端で前日の夜を過ごした。

74:菜梨◆azw:2018/11/17(土) 20:43

ピリリ、ピリリ、ピッ

朝、寝坊することなく起き、しっかり朝ごはんを食べる。

服も、メイクもバッチリ。リュックの中には、スマホ、ハンカチティッシュ、財布、メイク道具、切符。

「行って来まーす!」

電車に乗り、外を眺める。この格好で、大丈夫だったかな?忘れ物あったかな?不安な気持ちが横切る。

やっぱり残念ながら、嫌な予感は当たったようだ。

75:菜梨◆azw:2018/11/19(月) 20:19

「あっ。」

しまった。と、思った時には遅かった。用意周到、完璧だったはずだった。

私、電車逆方向だった‼

電車を降り、ホームを出る。

「もしもし。大輝?実は、えっと、事情?的なので遅れるから……」

「事情って何なの?」

うっ。聞かれると思った。電車逆だったとか、ダサすぎだよね。絶対、馬鹿にされる‼

「色々っ!じゃあね。」

76:菜梨◆azw:2018/11/20(火) 20:09

ブチっと、電話を切り、切符を買い直す。急いで、電車に乗る。多分、一時間は遅れるな……

なんか、遅いなとは思ってたもん‼ 気づかなかったけど……。

またやってしまった〜!もう、流石に愛想尽かされたかも。次こそはって、思ってたのに……。

「駄目だな、私。」

ボソっと、呟いた。

77:みぃ◆VZbV1gU:2018/11/21(水) 21:59

いろはーーーーーー!!!!!!

78:菜梨◆azw:2018/11/22(木) 20:56

いろは、ピンチ!どうなるいろは。

79:みぃ◆VZbV1gU:2018/11/23(金) 08:42

いろはファイト…

80:菜梨◆azw:2018/11/23(金) 20:46

今度こそ、本当に駅を降り、遊園地の賑やかなゲートを通る。

スマホを取り出し、大輝に電話する。

「えっと、もしもし。今どこ?」

遊園地の広場のところで、待ち合わせになった。広場には、沢山の親子連れがいて、お菓子を食べていたり、遊んでいたりする。

広場のベンチに座る。もう、このまま座って過ごすのも良いかもしれないなんて、思っていた。

81:菜梨◆azw:2018/11/24(土) 20:43

大輝と、隼人さんがやって来た。

「いろは、大丈夫だったのか?」

「は?」

大輝に、そう声を掛けられて驚く。

「こいつさー。いろはちゃんが、事故にでもあったんじゃないかって心配してたんだよ。」

そうだったのか。大輝のくせに、心配してくれていたとは。ちょっと、嬉しい。

82:菜梨◆azw:2018/11/25(日) 15:59

「えっと、この状況で言うのも気が引けるけど、実は電車逆でした。」

「は?あははっ!いろはらしいな。心配して、損したわ。」

やっぱり、笑われた。

「大輝の馬鹿!」

「まぁまぁ、二人とも。とりあえず、なんか乗ろう!」

83:菜梨◆azw:2018/11/27(火) 20:38

隼人さんに言われ、仕方なくこの場を離れる。

「私、あれ乗りたい!」

私が、指さしたのはジェットコースター。しかも、この遊園地で一番怖いやつ。

「いいね!」

と、隼人さんは言う。

10分ほど並ぶと、係員の人が私たちを通す。ガシャンと、安全装置を付け、係員の人の元気な声で出発する。

84:菜梨◆azw:2018/11/29(木) 20:32

でも、私はちょっと不満。

だって、隣が大輝なんだもん!

仕方ないよね。混んでるし。
それにしたって、大輝と隣なんて。しかも、顔が青冷めていやがる。
隼人さんの隣が、良かったな。

ジェットコースターは、どんどん上へ、上へと上がっていく。

85:菜梨◆azw:2018/12/02(日) 09:17

ちらりと、大輝の方を見るとますます顔は青くなり、まるでこの世の終わりみたいな顔をしていた。

そんなことを考えていると、急降下。やっぱり、ジェットコースターは、これでしょ!

「あー!」

手を挙げて、叫んだ。もう、一度急降下したらあっという間。すぐに終わった。

降りると、大輝の顔は幽霊のようなげっそりとした顔をしていた。

86:菜梨◆azw 名梨だよ:2018/12/04(火) 20:27

「大輝って、もしかしてジェットコースター苦手だった?」

「別に」

大輝は、そう言っているが100パー嘘。口に手を当てて、足も少し震えている様子だった。

少し、申し訳ない。しばらく、ベンチに座りこむ。私は、スマートフォンをいじりながら大輝の方へ目をやる。大分、落ち着いて来たかな?

87:菜梨◆azw:2018/12/05(水) 20:41

隼人さんは、飲み物を買っているようで今はいない。沈黙の、気まずい時が流れていった。

「あのさ、大輝。」

先に、沈黙の空気を破ったのは私。耐えられなくなっちゃった。

「何?」

「なんかさ、ごめんね。気晴らしにでもさ、観覧車乗らない?」

88:菜梨◆azw:2018/12/07(金) 19:58

観覧車なら、早くもないし怖くもないだろう。それに、嫌な思い出が残るのは、悲しい。

「いいよ。」

そっけない返事だったが、少し表情が柔らかくなった気がして安心する。

早速、観覧車に乗る。私と、大輝は向かいに座る。そして、またもや沈黙の時間が続く。

89:菜梨◆azw:2018/12/09(日) 20:11

あちゃー。話すこと、考えてなかった。想定外。

何もしないのも暇なので、外の景色を覗く。あっ!

「あのさ」
「大輝〜!見て見て、隼人さんがこっちに気づいたみたい!おーい!」

大輝の言葉を無視して、私はブンブンと手を降る。

90:菜梨◆azw:2018/12/12(水) 20:18


「あっ。ごめん大輝。さっき、なんて言った?」

「俺も、隼人に気づいたとこだった。」

「一緒だね!案外、気が合うのかも?」

そんなことを言っていると、観覧車はどんどん下へ、下へと下がって行き、あっという間に終わってしまった。

「楽しかったね!」

91:菜梨◆azw:2018/12/16(日) 19:29

「まあな。」

すっかり外は、夕焼け色に染まっていた。そろそろ帰る時刻かな?

「じゃ、そろそろ帰ろうか!」

そう言って、私たちは遊園地を出た。今日は、幸せだったな。長いようで、短かった一日だった。

「ねぇ。これから、カフェでも行かない?」

そう、隼人さんは言う。

「行きたいです!」

「あっ!俺、塾だから先帰るわ。」


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