はじめまして、こんにちは、こんばんは、
どうも、アネモネです。
かなり、飽きっぽいのでご了承ください。
というか、前書いていたものも終わっていません!
✼✼✼
子供を助けて死んでしまった高校三年の松本凛華。
しかし、目が覚めると美男美女の顔アップが…
ん?よく見たら前世でやっていた乙女ゲーの悪役令嬢の両親じゃん!
どうやら、私は乙女ゲーの悪役令嬢のリアティアーナ・スカーレットに転生したようです。
このまま、溺愛だけで成長していくと私は婚約者(攻略対象者)に断罪されたあと死刑のバッドエンドが待ち構えている。
そんなバッドエンドフラグをへし折るために私は魔法や前世で習っていた戦う術全てを極めることにした……だがしかし!前世の記憶と魔力量と共に私はチート過ぎたのだ!
悪役令嬢なのに最強でいいのかなと思うが…とりあえず、転生したのだ。この世界でチートを駆使しまくってやろうではないか!
というか、精霊や神獣可愛い!
注意⚠
・チートです。
・精霊、神獣などが出てきます。
・魔法名はどっからか持ってきたものがあります。
・作者は語力はないです。
他にもたくさんありますが…まあ、それは後に…
キャラが多く出てくると紹介もする予定なので!
では、よろしくお願いします!
07
突然ですが、3歳になりました。
2歳の後期からレッスンの始まりました。まあ、前世でいいところの子供だったので、礼儀作法は身についていますし、言葉使いだって完璧のはずです!その他も割とできると思いますよ。(多分…)
勉強もパールが教えてくれたのでほぼ学ぶべきことは学びました。数学なんて楽勝過ぎてちょっと、笑ってしまいましたよ。だって、大学生が小学生までで習うものを扱っているのだから…笑うしかないよ。
「お嬢様。時間ですので支度をしましょう。」
私がそんなことを思い出しているとマリナが私に話しかけてきた。
彼女はマリナ・ダリー。彼女は男爵家の三女で、継ぐのは長男だから、スカーレットの侍女として働いているのです。私付きのメイドさんです。前世にもメイドはいたけど、こう…メイド服?みたいなのは来ていなかったので、ものすごく違和感がありますね。
「ありがとう。マリナ」
3歳なのに言葉がハッキリと喋れるのはなぜって?
だって、私、チートだもん。
はい、冗談です。前世で話すのに慣れているので2歳から話していると何となく話せるようになりました。
「お嬢様、こちらでよろしいでしょうか?」
マリナが見せてきたのは、淡い水色の少しふんわりしたドレスだった。私の銀髪に合います!流石、マリナです。私の好みを分かっていますね。
身支度を済ませ、ダンスを教えてくれる先生の元へ向かった。
ダンスの授業は割愛させて頂きます。
だって、特に目立ったこと無かったもん。
先生と挨拶して、ダンスして、お終い。ほら、何にも言うことない。
マナーだって、完璧だから、早く終わるんですよね〜
私、前世ではいいとこのお嬢様だったからね〜
いつも通り午後には終わって暇になるので、今日はお父様に報告をしに行きます。確か、リアティアーナは3歳のとき、王子に会って一目惚れして婚約を無理矢理するからね…しかも、この日の翌日。リアティアーナ…凄いよ…
「お父様。リアです。」
体が小さいし、魔法で開けてもいいけどお父様にバレたら面倒だしと考えながらノックすると、セバス(お父様付きの執事)がドアを開けてくれた。流石、紳士!
「リア?どうしたの?」
イケメンだから、微笑むだけでイケメン度が上がる!
「お父様、報告します。私は精霊と契約しています。」
「え!?り、リア。本当に精霊様と契約してるの?」
「は、はい…」
お父様、そのお顔怖いです。
「セバス、陛下に報告しろ。……リア、明日俺と一緒に城に行こうね。」
「え…?」
これは…ヤバい気が…
ということで、私はお城に行くことになりました。
訂正することがいくつかあります。
属性は全部で八つ。
風、樹、炎、水、光、闇、無、月にします。
最高精霊を精霊王にします。
下位精霊→中位精霊→高位精霊→最高精霊
→各属性の精霊王の順番になります。
あと、スカーレット侯爵家をスカーレット公爵家にします。
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08
「お父様、婚約の話が出ても承諾しないでくださいね。」
ガタゴトと揺れる馬車の中、お父様の膝の上に乗りながら、お父様に話しかけた。
「勿論だよ。かわいい娘を嫁になんかに出さないよ。」
ありがとう、お父様。
私はこの時、もう一度お父様が私を溺愛していることに喜びましたよ!本当に!
「精霊の属性はなんなの?リア。」
「え〜と、風、樹、水、光、闇の"精霊王"ですよ。」
「ん?」
お父様が笑顔のまま、固まってしまいました。
「だから、風、樹、水、光、闇の精霊です。」
「待って、5つの属性と契約しているのはまあいい。精霊王って!」
なんか…
「ごめんなさい?」
そういうと、ギュウギュウに抱き締めてきた。少し、苦しいです、お父様。
そんな感じで苦しんでいると、馬車が止まった。
Oh、王宮に着いてしまった…
「お父様、降りましょう。」
「そうだね。」
それから、お父様の二つ名てきなものも聞きました。
「あの“氷の鬼畜宰相”が笑っている…だと」
とか、
「“冷酷宰相”が…皆様にご報告をしなくては!!」
とか、
失礼ですね!お父様はいつも笑っていますよ!私、最初に何を言っているのか分かりませんでしたよ!
だって、家ではいつも笑っていますし、笑っていないほどないぐらいですし。お父様、お城で何してるんですか…
そうして、王宮の騎士?に連れられて、謁見の間に着いてしまった…
謁見の間の扉の前には門番のような人がいた。
「どうぞ、スカーレット公爵様。陛下がお待ちでございます。」
「ああ。」
お父様があのデレデレ顔から無表情へと変わりました。始めてみましたが、こっちの方がいいです。
中にいたのは金髪碧眼の30後半には見えない美形な王様が玉座に座っていた。
本当に30後半なの?若過ぎない?いや、マジで…
「皆の者よ、退室せよ。」
そう、容姿端麗な王様が言う。
ゾロゾロと出ていくと、お父様と私、王様だけになった。
出て行ったあと、王様は肩の力を抜くようにして威厳のあった顔を優しい顔へと変えた。
「やっと会わせてくれたな、レオン。」
「お前になんか会わせたくなかったな。」
お、お父様。不敬罪になりますよ!
「おいおい、仮にも幼馴染だろ?」
「腐れ縁なだけだ。」
王様が苦笑いしていますよ〜、お父様。
「まあいい。リア、挨拶して。」
あの無表情からこの笑顔。スゴイデスねー。
「レオンハート・スカーレット公爵の娘、リアティアーナ・スカーレットです。以後お見知り置きを」
「………レオン。君の娘って本当に3歳?」
「ああ、半年前から3歳だ。」
「ま、まあいい。で、小さなお姫様。精霊に会わせてくれるかな?」
「はい、分かりました。」
私が心の中で彼らの名前を呼ぶ。
『ジスト、パール、フウカ、ヒスイ、スイレン、来てください。』
ついでに、フウカが風の精霊王、ヒスイが樹の精霊王、スイレンが水の精霊王です。
キラキラと金色の粒子が舞い、それぞれの魔力の色と混ざりながら、人外の美貌を持った精霊王が立っていた。