客室乗務員の話

乱入禁止｡

ある日､スカイは考えていた｡

甘えん坊のお客さんを席に座らせる方法を｡

なぜならそのお客さんは離陸してなお自分に抱きついてくるからだ｡

どうしよう｡あの子また来るのよね｡

何とかしないと｡

またきた｡

花怜「あっ､お姉さん｡」
スカイ「恥ずかしいからやめてね｡」
花怜「やだ｡だってお姉さん好きなんだもん｡」

スカイ「隣に座ってあげるから座ってね｡」
花怜「じゃあ座る｡」

花怜「お姉さんの便にしか乗らない｡」
スカイ「花怜ちゃんありがとう｡」

花怜「一緒に住もう｡」
スカイ「あなた､今中１でしょ❓大丈夫❓」
花怜「平気｡私､寮に住んでるもん｡」
スカイ「じゃあ一緒に住む❓」
花怜「ありがとう｡✨」

花怜「ここよ｡」
スカイ(花怜ちゃんってエリートだったんだ｡)
スカイ「花怜ちゃん､吹雪学校の生徒だったんだね｡」
花怜「そうよ。吹雪中学１年生｡」
スカイ「花怜ちゃんの幼稚園と小学校どこだったの❓」
花怜「幼稚園は、ローズ幼稚園｡小学校は､紅色小学校｡」
スカイ「花怜ちゃんって頭いいんだね｡」
花怜「ありがとう｡」

花怜「私､将来客室乗務員になる｡」
スカイ「一緒に働けるね｡花怜ちゃんが大人になったら｡」

花怜「一緒にゲームする❓」
スカイ「じゃあやる｡」
花怜「どれがいい❓」
スカイ「ロンドンドキュメンタリー｡」

花怜「🆗。」

花怜「高校は夢堺高校に行きたいんだ〜｡」
スカイ「花怜ちゃんなら行けるよ｡」

花怜「私､やっぱりスカイの事好き｡」
スカイ「ありがとう｡花怜ちゃん｡」

花怜「実は私のクラスいじめ起こってるの｡」
スカイ「どうして❓」
花怜「レイトが最初真奈美を叩いたから｡」
スカイ「そうだったのか｡」　
花怜「みんなレイトをいじめてる｡何とかしたいのは私とみなみだけ｡」

花怜「私､英検準2級｡数検3級｡漢検4級｡」
スカイ「花怜ちゃん頭いいね｡」
花怜「そうかな｡あっ、夜ご飯の時間よ｡行こ､スカイ｡」

花怜「今日はパンか。」
百合「花怜､その人誰❓」
花怜「スカイよ｡百合も仲良くなったら❓」
百合「初めまして。私の名前は山下百合です｡」
スカイ「初めまして｡私の名前はスカイエーリング｡」

乃愛「滝沢｡」
花怜「乃愛先輩｡どうしたんですか｡」
乃愛「花怜､あなたハンカチ忘れてたわよ｡」
花怜「ありがとうございます｡乃愛先輩｡」
乃愛「次から気を付けるのよ｡」
花怜「分かりました｡乃愛先輩｡」

スカイ「花怜ちゃんって滝沢花怜っていうんだね｡」
花怜「そうよ。」
百合「花怜､あんたお兄様と妹さんが居るんだって❓」
花怜「そうよ｡お兄様が弘志で､妹が花音よ｡」
百合「何歳なのですか❓」
花怜「お兄様が、21歳で､花音が11歳よ｡」

百合「2人は将来何になるのですか❓」
花怜「お兄様は警察官で､花音は看護師よ｡私は客室乗務員よ｡」
百合「そうなのですか｡私は､教師になりたいのです｡」

花怜「百合｡後で私のスマホにラインして｡」
百合「いいわよ。8時までやろう。」

花怜「今日の北村やばかったよね｡」
百合「本気で先生クビだよね｡」
花怜「何で優奈を叱れないんだろうね｡」
百合「本当｡ボスは愛良なのにね｡」
花怜「優奈って１番弱いよね｡」
百合「レイト消えたからね｡」
花怜「８時になったから明日ね｡」

朝5時

花怜「百合か杏菜かみなみ起きてるかな❓」
花怜「百合､杏菜､みなみ。起きてたら返事して。」

みなみ「起きてるよ。みなみ」
花怜「みなみ､６時までラインしよ。花怜」
みなみ「いいよ｡みなみ」
花怜「ありがとう｡花怜」

花怜「みなみ｡今日2ペア1緒にやろう｡花怜」
みなみ「いいよ｡みなみ」

花怜「６時になったから後でね｡花怜」
みなみ「後でね｡みなみ」

スカイ「花怜ちゃん｡おはよう｡」
花怜「スカイ｡」

スカイ「仕事行くね。」

スカイ「御搭乗ありがとう御座います。空の旅を…」
花怜「スカイ｡」
スカイ「恥ずかしいからやめてね｡」
花怜「やだ。」

スカイ「みんな見てるから｡」
花怜「だから何❓」
スカイ「恥ずかしいからくっつかないでね｡」
花怜「スカイ好き｡」
スカイ「分かったけど恥ずかしい｡」
花怜「離れない｡」
スカイ「ユーラ先輩｡助けてください｡」
ユーラ「花怜ちゃん｡離れてね｡」
花怜「やだ。」

閉鎖しました。