一行で恋の物語を書くスレ

主人公　河崎妃那(かわさきひな)と片野浩輝(かたのこうき)

｢どうかした？｣今となっては、こうきと友達同士になった。

そこは、私とこうきが飼育委員の当番をする飼育小屋だった。｢実は、ウサギが亡くなった…。｣

「そ、そんな…あっ、でも２匹いたはずだよね⁉まさか、２匹とも…？」

｢うん、そうなんだ。夏休みの間に…。｣

｢熱射病っていう、病気らしい。｣こうきが言う。

悲しみにくれたこうきの顔。こうきがこんな顔してるの、見たことない。

私はあまりの悲しさに、泣いてしまった。

するとこうきは、バックハグしてきた。

｢悲しいよな････　妃那････俺、もうこの飼育委員やめる。俺のせいだよ。俺が見てなかったから｣

｢こうき、やめちゃだめだよ････｣私、こうきの笑顔が見たい。一緒にまた笑いたい。

でも、私にはそうたがいる。こんなことしてたら、そうたに悪い！

｢ごめんっ、私、そうたのところ行かなきゃ。｣

「誰のところやって？」振り返ると、そうたが、いた。

｢そう、た････｣　｢････おいこうき、これ以上妃那を困らせるなよ！｣

｢もう、構わないで、こうき。さよなら。｣私はそう言い放った。｢もうあいつなんかほっとこうや。行こう。｣私はそうたが一番ー。

第二章、END

第三章｢こうきの猛烈アタックに、妃那の気持ちが揺れるー。恋の三角関係勃発！？｣

第二章終わるの早いけどスタート！

あれから私は、こうきとそうたの日替わりで、一緒に登校するようになった。もちろん、それぞれには内緒で。

今日は、そうたとの登校日だった。するとそうたはこういった。

「あんなひな。こうきが伝えたいことあるってさ。だから休み時間、下駄箱に来てだって」

「えっ、でも…私がこうきと会うことに、そうたは抵抗ないの？」

「話が終わったら、こうきは諦めると思う。だから、行ってき」

｢ありがと、そ、うた････。｣

私は、そうたのほうをﾁﾗﾁﾗ見ながら下駄箱へ行った

「こうき…話って？」

「やっぱり俺、ひなが諦められない。また付き合おうよ」

転んだ人を笑ってはいけない。彼は歩こうとしたのだ

｢いや！！何回言ったら済むの？｣

嘘だ。私は内心まだこうきのことが好きだ。

「本当は…好きなんだろ？」こうきにはバレてた。でも、そうたも好きだ。

そうたは2階校舎からこちらをうかがっている。

「こうき、ひなは俺と付き合ってるんや！」

突然そうたが降りてきて言った。

するとこうきはこう言った。｢今俺は、その運命を変えようとしてんねん！｣

こうきはキレると関西弁になるのだ

まあ…それもそれでいいかな？私は心が熱くなってきた。

漫画みたいな展開だ。まさか、漫画みたいな恋ができるなんて…！

「ま、待って…！」

｢俺さ、なんでこんなにもひなが諦めれないかっていうと、引っ越すことになったからや。｣

こうきが言った。こうきは…、引っ越すの!?

「引っ越すんならひなの事守れないやんか。引き下がれ」とそうたが言った。

｢でも引っ越すのは隣の町だから…メールとかしよ？高校で一緒になれるかもしれんし…。｣

｢私のスマホ、友達とかとメールするの制限されてるよ、？｣

｢そうやったなぁ。分かった。俺、急だけど明日引っ越すんや。じゃあな。｣こうきの目は、涙で光っていた。

そうたは私を手招きした。行こうとしたけど…。でも私はこうきの所へ行った。

「ちょっとひな！？どこいくん？」

そうたがさけんでいる。

「こうき…本当に明日なの!?」

「ああ。そうだよ。俺は明日にはこの街から出ていく。」こうきは標準語で言った。

涙が溢れる。止まらない。｢そうたと、仲良くな。じゃあな！｣こうきが帰っていく。

「ま、待って！このままお別れなんて…やだよ。本当は、こうきもそうたも好きで…」

あの人は、もう遠い国へ行ってしまった。遅かったのだった。

なんで…こんなことになったの？せめて、引っ越し先の住所を知れてれば手紙とか出せたのに…

いいこと思いついた。連絡網でこうきに連絡して、住所を聞こう。

｢おかけになった電話番号は　現在使われておりません。｣だが電話は現在使われていなかった。

そう諦めていて一年。中2の修学旅行がやってきた。

｢本日の修学旅行学校一覧……雨木中学,青空中学｣

「アハハ、だよね！」友達と一緒に回っていた。

458は無しで。457から

この修学旅行一覧表はホテルの利用一覧だった。つまり、私とこうきは今、同じホテルにいるということだ。

こうきに会いたい。

私は、ホテルを探し回った。すると、あっちにこうきが！

でも隣には可愛い女の子、、、。

「こうちゃん、大好き」「俺もだよ、千明。」

可愛い女の子は千明ちゃんというらしい

するとこうきは私の方を向き、とても驚いた表情を見せた。

思わず逃げ出してしまった私を追いかけてくる。

こうきは、追いかけてくるのをやめた。走って千明ちゃんの所へと、戻った。

そしてスケールが私の時とは全く違うイチャイチャをしていたのだ。その内容とは…。

殺し合いであった。

「こうき、覚悟ォォォォ！」千明ちゃんの放った弾がこうきに当たりそうになるその瞬間私は…

こうきを守ろうとした。

だが恥ずかしいことに、この二人がしていたのは“ころし合いごっこ”だったのだ。

慌てて私は走ってきた。まさか、こんなに恥ずかしいことになるとは…。

｢どなた？｣千秋ちゃんが言った。

｢さぁ？こんな奴知らんね｣まさか…こうきはそうハッキリ言った。

私はそうたの元へ行った。

「そうた。こうきと…さっき会ったの」

「こうき…私のこと忘れてた」「さっきのは嘘だよ！」こうきの声がした。

「あの！こうき。引っ越し先の住所教えてくれない？」

「それはもう…必要ないんだ」

えっ…もうこうきにとって、私はどうでもいいの？なんで教えてくれないの？

「実は…またひなの所へ帰ってくることになったんだ！」

「えっ…で、でもちあきちゃんは…？」

ああ、あれ？学校のPR動画撮影だよ。恋愛系のPR動画でさ。ちあきにはイケメンな彼氏いるし。

「え！？そうだったの？」すっかり勘違いしてた…

｢やっぱ、オレ諦められん！もう一度つきおうて｣

あ…これなんか、懐かしい。また付き合おうかな…

「じゃあ、付き合o…」「ひな！」そうたの声がした。

「ひな、覚悟決めろよ。俺とこうきのどっちが良いのかを」

「…待て、そうた。ひなは俺のもんだ。」そう言うとこうきは、私の手を掴んで駆け出した。

｢ちょお、離してェこうた！あんな、ウ、ウチも好き‼｣

「お前は俺のもんなんだ。行くぞ。」そう言うと、こうきは信じられないような力と速さで私の腕を引っ張り、走った。

そんなこうきの目には光が宿っていなかった。

｢こ、こうき？大丈夫？｣

「なあひな…ひなは…ひなは俺だけ見ててくれるよな…？いや、俺だけ見てればいいんだ…」

「いや、俺だよな？」

「こうき…一人で話して、どうしたの…？」

「そうたがいないうちに早く言ってくれ…お前は俺のもんだろ？」

｢っ、うん、でも････｣　ガバッ！こうきは私をだきしめた。