笑顔の裏ではいつも泣く

笑顔を絶やしてはいけない。
何故かは自分でもよく判らない。
けれど、一つだけわかることがある。
皆が好きなのは私の笑顔。
家族が好きなのは私の笑顔。
誰も私自身なんて必要としていない。
一度だけ、笑わなかったことがある。
皆は離れていった。
家族も冷たくなった。
それが辛くて、悲しくて、苦しくて。
だから笑うんだ。嫌われないように、拒絶されないように。
どんなに親しい友人でも、どんなに私の事を知っていても
誰も私の本来の気持ちを知らない。
知ろうともしない。
ねえ。教えて。
なんで皆は私の笑顔しか好いてくれないの。
なんで優しくしてくれないの。
此処なら顔を合わせる必要もない。
だから、見てくれるだけでいい。
私の気持ちをどうか誰でもいいから分かって。

もう笑顔も作れないや