本に刻む〜詩〜

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1:秋桜:2013/12/30(月) 11:37

えーと初めまして。秋桜といいます
詩を書きますが少しご注意とルールがあります
1、暗い詩をよく書くと思いますので苦手な方は退散したほうがいいでしょう
2、荒らしはおやめください
3、詩は誰でも書いてokです
4、あまりうまく書けないと思いますが暖かい目でごらんください
できるだけ書けるように頑張りたいと思います!
では、次から書いていきますね

216:あき◆Hg hoge:2016/12/02(金) 21:40



そっと頬に触れる
ゆっくりと受け入れるように目を閉じていく君を見て
流れていく涙を拭った
夏の香り落ちる汗
気づいていたのに受け入れられない愛を
どうしても貰ってほしい
受け取ってほしい

ガラス玉を空にかざす
空色がぐにゃりと歪んでああ綺麗だと
グラウンドで走る君を手で隠した
夏の香り落ちる汗
気づいていたのに受け入れられない愛を
どうしれも貰ってほしい
受け取ってほしい

後ろを振り向かない君
隣にいるあなたがどうしても邪魔で
片目を隠すそれでも映る影
夏の香り落ちる汗
気づいていたのに受け入れられない愛を
どうしても貰ってほしい
受け取ってほしい

幸せを願わない
不幸になってしまえばいい死んでしまえばいい
そんな私を許してなんて言わないから
夏の香り落ちる汗
気づいていたのに受け入れられない愛を
どうしても貰ってほしい
受け取ってほしい

217:あき◆Hg hoge:2016/12/20(火) 19:39



あ、死にたい。

自分のせいで失敗した時
人から無視された時
冗談半分でバカにされた時
大好きな猫が轢かれた時
仲の良かった友だちから祝われなくなった時
大好きな人が彼氏を作った時
花を踏みつけられた時
人前でこけた時
さようならって言われてもう一生会えないってわかった時
約束を破られた時
もう自分の周りに見方がいないってわかった時
誰からも愛をもらえなくなった時

どうしても死にたい
自分自身とあなたを殺したい
春が来たら桜が咲いて
夏が来たら海の光が煌めいて
秋が来たら紅葉がさよならをして
冬が来たら雪中に溶けていく

どうしても死にたい
そう言って今日を生きた
明日を生きた
来年を生きた

強いねって言われて
嗚呼そうだったら良かったと目を閉じた

218:あき◆Hg hoge:2016/12/24(土) 22:16



そんなもんでいい

カエルが鳴いて
石ころを蹴って
俺は世界を征服してやるって叫んで
手をつないで笑いあって
明日誰かが死ぬ人生でいい

晴れの日は好きだったけど
雨の日は嫌いだった日に帰りたい
クリスマスが大好きで
なんでも素直に受け止められた日に帰りたい
僕らは皆嘘をついていた

素晴らしいウソじゃない
真っ黒な嘘を
人を褒める嘘じゃなく
人を貶す嘘を

どうしても帰りたい
貴方もとへ帰りたい

なんでもきれいな心で受け入れて
自分の夢に一生懸命で
誰も否定なんてできない

そんな人生でよかったのだ

219:秋◆Hg hoge:2017/02/21(火) 23:44




いつの間にか十二時をまわっていた針を
もう一度九時に戻した
三時間だけ昨日にいたくて
たった三時間だけ昨日に留まりたくて

テレビから聞こえる今流行りのお笑い芸人は
ネットじゃ餌も同然で
かわいそうね、なんて私はいつだって他人事だ
自分以外興味ないから
自分のことで精一杯だから

欲を吐き出すにはちょうどいい場所で
私はかわいそうな人間だってなぜか分かってほしくなって
嘘を塗った それは何も見えなくなるくらいの嘘を
私たちは誰かを認めているふりをして
陰では誹謗に走った

私は神様を恨む
喉の渇きが潤わなくなった今
私の食料はそこら辺の牛や豚
必死に口に詰め込んで
最後には皿いっぱいに吐いた

笑顔でどうぞ頑張って生きてください
そういった神様も自分以外興味がない
神様は見放したりしない
最初からもう見てなどいないのだ

だからこそ、神さはにはきっと分かりっこない
私は今日も必死に言葉を口に詰め込んだ
その中から落ちた自我を無視して

220:あき◆Hg hoge:2017/04/18(火) 21:12



真っ先に願うのがあいつの不幸で
真っ先に叶えようとするのが自分の幸せ
「自分が一番のクズだ」って言うけど
家族を捨てることが出来るクズは
あたしだけで充分だわ

221:詠み人知らず hoge:2017/05/26(金) 21:41



すぐに嘘が出回る世界で
何が正しいとか何が真実とか
行ってる奴のほうが可哀想に見える

陰でなら何とでも言えた
あの子の後ろなら何とでも言えた

同じ人間のはずだったのに
いつから僕は君を嫌ったのか

否、何でもない
否、どうしようもない

否、君を宇宙人とでも呼ぼう

222:あき◆Hg hoge:2017/05/31(水) 22:04



普通に戻らなきゃ
振り向いたら誰もいない午前〇時
車が一台通れば自分がそこにいると証明できた
スマホに来た連絡は
お疲れ様と笑う君の文字

「今年結婚するんだ」
氷がぶつかるコップに冷気がかかる
おめでとう嘔吐物みたいに吐き出した
おめでとう
あれどういう意味だっけ

「幸せになって欲しい」
誰が何を決めるというのか
まっすぐ見つめた先を歩いていただけなのに
あんたもゴールしていないくせに
後ろを振り向けるのはそんなに偉いのか

普通でいなきゃ
戻らないといけない
君の世界に
誰も何も知らないくせに否定するのは
目に見えるものがそれだけしかないから

必死でなにかにすがりついて
必死で答えを追い求めて
なんでそれをたった一つの言葉で片付けるのか
先生は誰も教えてくれなかった

虚無に浸る午前2時
ベットの上の自分が
君の世界に戻ろうともがき苦しんでいた
嗚呼
なんて素晴らしい世界

223:あき◆Hg あ。:2017/06/14(水) 22:31



初めて人が死ぬところを見た
ぐにゃり揺れた身体落ちる数秒前
汗で張り付いた前髪を気にする暇なんてなく
上から下に向かってくる抜け殻を見つめてた
「自分じゃなくてよかった」なんて笑って
「仕方ないよ人間だもん」なんて笑って

自由と個性を学びすぎた
大人の嘘を見抜きすぎた
無理な夢を追いすぎた
欠けてる人を見下しすぎた
大人になって嘘をつきすぎた
子供の夢を奪いすぎた
たくさんの心を殺しすぎた
何もかも甘えすぎた
答えを求めすぎた


「自分じゃなくてよかった」
「だって人間だもん」



言い訳なんてしてる場合じゃねえよボケが

224:あき◆Hg hoge:2017/07/17(月) 02:00



乗り込んだタクシーが
必ず夢の元に送り届けてくれるわけじゃなかった
「運転手さん終着点はどこですか?」
帰らない声過ぎ行く景色
お金は札が3枚
出来損ない頭を何度も殴った

僕らはいつだって他人と比べたがった
罵倒して押しのけて
唾はいてヤジを飛ばして
それでやっとクズ達と対等に立った

大人と子供に虚実なんてなかった
まだ夢を見れる世界で
僕は死ぬまで沼に浸かりたい


性格も学力もクソみてえな僕は
とっくの昔からクズなしらふだ

225:あき◆Hg hoge:2017/07/28(金) 00:28




ママに買ってもらったスマホ
初日で使いこなした
夕飯の写真撮って友達にメール
「美味しそう!」
すぐ返ってきたメール毎秒のやり取り
ママの声なんて聞こえない
テレビの音なんて聞こえない
気づけば冷めた夕飯はもう美味しくなさそうで
残飯いきのお風呂前

初めて見た動画
小学6年でスマホ持ちなんてカッコいいでしょ?
そんな思いでコメント
見慣れない言葉の数々
「ガキがネットやるな」
は? 黙れ貧乏人が!
荒れるコメント欄鳴り響く心臓
時刻は午前〇時
可哀想な奴らは大体が私と大して変わらない
ざまあみろ

初めて見た掲示板
この中で一番若いのは私かな
手探りで言葉の意味を調べる
いつの間にか変わってく口調
増える隈「小学校は帰れ」
中学の夏にそう呟いた
あれ? 前にこの言葉見たな
まあいいか
「あんた宿題は? やったの?」
うるさいな今やるよ




母が死んだ
交通事故だった
制服姿で駆け込んだ病院
傷だらけのローファーとスクールバッグ

メールを知らせる音が響く

何度も
何度も
母は動かない
医者が病室から出ていく

メールを知らせる音が響く

あれ? 母さんの笑顔見たのっていつだっけ
お母さんと交わした最後の言葉ってなんだっけ
メールを知らせる音が響く
「ああ!もう!うるさいな!黙ってよ!」
叫んだことば 増える隈
あれこの言葉前も言ったな
誰にだっけ

鳴った着信音

メールを知らせる音



ああ思い出した
お母さんだ




全部の音が止まった

226:あき◆Hg あ。:2017/07/28(金) 00:42



星屑が落ちる夜地球が滅んだ
さした傘に落ちた星は
バラバラに砕けて粉になる
「これ星じゃないんだろ?」
「当たり前よ
だって星が降ったら隕石みたいにもの」
「じゃあこれは願いが叶う星屑だ」
「星が落ちる前に願い事をしましょう」

まるで織姫と彦星
夜だけ出会える素敵な関係
思わず彼女に口付けたのは
はて何でだったか

願いが叶う星屑に
彼女はなんて願いをかける?
怪しくなる雲行きと
彼女の目から零れる星屑

泣いてるのか織姫
砂糖菓子みたいに甘く
地球が滅びるのが怖い?
抹茶みたいに苦く
大丈夫さずっと手を繋いでいよう
そういえば子供の頃も
星屑が降っていた
パラパラパラパラ
少し早い雪みたいに

星が落ちた日地球が滅んだ
見えた朝日と同時に光った無数の光
傘なんていらない
世界に絶望した2人に
未来なんてあるわけはない
「秘密基地をつくろう」
「あの日みたいに?」
「作り直そう
作文用紙をぐちゃぐちゃにしてさ」
「あらいいわね」

生きることも死ぬことも出来るなら
作ることだって可能なはずだ
未来なんてクソくらえ
過去なんてクソくらえ

物語を始めるのは
いつだってプロロークからだ

なあそうだと思わない?

227:あき◆Hg あ。:2017/07/28(金) 00:56



愛してるほど軽い言葉はない
愛を伝える言葉ほど軽い言葉はない
想いを伝えるほど難しいことは無い
しねって言葉ほど重く軽く言える言葉はない
ありがとうほど感謝を忘れる言葉はない
誰だよ言葉は重いって言ったやつ
マザー・テレサじゃあるまいし
聖母しまゃあるまいし
みんな腐ってんだから
堂々と腐ってる者同士仲良くやろうや

228:あき◆Hg あ。:2017/07/28(金) 01:28



独りぼっちのマリどこへ行く
ナイフカバンにどこへ行く
帰るおうちがないのと泣いた夜
いつも手を合わせてりゃ顔見せた太陽
紫の空が汚い生きるってつまらない
ならここで死ぬか? それはつまらない
じゃあ黙って生きとけ独りのマリ

愛されるだとか愛するだとか
それ以前にやられてた脳は
とっくの昔に破裂寸前
汚いと罵られた11歳の秋
冬の香りが空から降ってきた
精神病院はいつもアンモニア臭
マリのカバンには未だにナイフ
それで自殺でもすんの?
さあどうだろう

マルホリン漬けの毎日
いつも実験の日々で
窓から見る景色は素敵だったのかも
死神が現れた翌日
到頭神様から見放された
置き手紙のラブレター
「それでも頑張ってた」
独りぼっちのマリ 可哀想なマリ
既に脳は爆発
なんで生きてるのって
それを見つけるために死ぬんだよ


独りぼっちのマリナイフ片手に何を見る

とっとと言い訳全部飲み込めるくらい
大人になれよマリ

229:あき◆Hg あ。:2017/07/29(土) 12:19





欠落した人生だと神に笑われた
あれ? 俺産んだのお前じゃん
それとこれとは関係ない
あれ? 最後まで面倒みるのが神でしょ?
それとこれとは関係ない

南無南無南無南無
南無南無南無南無
唱エヨ我々ト有神論
南無南無南無南無
南無南無南無南無
唱エヨ我々ト有神論

娯楽を給う
癒しを給う
答辯を給う
夢を給う
明日の給う
希望を給う
我自身を給う

欠落した人生だと神に笑われた
じゃあどう生きろってんだ
自分で考えて
お酒を飲んで帰ってくる神はいつも
俺の存在を皆無にするのに

欠落した人生だと神に笑われた
あれ? 俺産んだのお前じゃん
それとこれとは関係ない
あれ? 最後まで面倒みるのが神でしょ?
それとこれとは関係ない

南無南無南無南無
南無南無南無南無
唱エヨ我々ト有神論

230:あき◆Hg あ。:2017/08/10(木) 20:01



口内に咲いた花
溢れ出る蜜は口端から垂れて
時期に花は嘔吐物
常人のフリをする猿
常人のフリをする猿
「狼が来たぞ!」羊はそっぽを向いた
君は嘘吐き病

「掌に乗った真っ赤な花
よくよく見ればベースは白
黄泉の国に行って帰ってこれないように
緑のゼリーを沢山食べた
目覚めりゃ花だらけのベッド
そりゃねぇよ
声にすらならない言葉が空を切る
錠剤すら飲めない身体
チカチカと嫌な光が目の前を横切った」

常人のフリをする猿
常人のフリをする猿
飛び散る破片は何じゃろな
常人のフリをする猿
常人のフリをする猿
飛び散る破片は何じゃろな

口内に咲いた花
溢れ出る蜜はとっくに垂れて
毎日君のお葬式
常人と偽った嘘つき
常人と偽った嘘つき
帰れぬよう黄泉の国で沢山食べたのに
君は嘘つき病

花の嘔吐物に混じってたダイヤを売れば
いい金になったので内緒にしとくよ


まあ嘘だけどな

231:あき◆Hg hoge:2017/08/19(土) 02:12



寝れない夜にサンタクロースを見た
真っ赤なドレスに着飾る髪
プレゼント片手に廃る視神経
「It’s finally over.
So I'll be there forever alright.
Sweet dreams.」
呼吸が止まる昨日が止まる
ホワイトクリスマスにキャンドルを
ホワイトクリスマスにキャンドルを

黒煙のたつ向こう側に夢を持っていた
父親に教えこまれた自慰行為と一緒に
浴びた不味いワインは1999年
嫌いだ全部それも全部あれも全部
迷子の少女の手を取って
「This is between us, okay?」
逃げ出したレッドクリスマス
羞恥なのは何時だって区別不能
全部終わらせる

寝れない夜にサンタクロースを見た
真っ赤なドレスに着飾る髪
プレゼント片手に廃る視神経
「It's finally over.
Sorry, I kept you waiting.
Let's go home soon.」
険悪な道を進みすぎた
ホワイトクリスマスにキャンドルを
ホワイトクリスマスにキャンドルを
どうかキャンドルを

232:あき◆Hg hoge:2017/10/03(火) 20:55



嫌われ者の歌
葉っぱの下に隠れて日の光から避けた
深海魚みたいな弱虫で
強い心なんてないけれど ないくせに
ボクはそこでしっかり生きていた

暗いところで時々日がくるところで
嫌われ者の歌を口ずさみながら
ボクらはちゃんとそこにいるのだ

233:あき◆Hg hoge:2017/11/12(日) 22:37



両手を広げたあなたは飛び立つ前の鳥に似ていた
風に仰がれて揺れる髪と汚れることのない真っ白な服
帰ることのない恋人を待って握りしめていたはずの指輪を
本に挟んでいた葉っぱと一緒に飲み込んで
罪人らしい罰を受けよう

手を繋いで歩いた並木道
あの時あなたが言った最後の言葉が
どうしても思い出せない

約束したはずだった将来は素敵な道を歩もうと
卒業文集にも書いた誓いがいつの間にか消え始めていた
忘れないって言ったから離れないって言ったから
だからこうやって最後の最後まで
あなたの顔がちゃんと見れない

手を繋いで歩いた並木道
あの時あなたが言った最後の言葉が
どうしても思い出せない

罪人はいずれ罰受けなくてはならない
それが誰からも望まれていないものでも
なにも知らなかった事だとしても

繋がってしまっていた血と血の間
飲み込んだはずの指輪は今もまだ手に握りしめている
空に良く似合うあなたの姿を見るのは
きっとこれで最後だろう

両手を広げて揺れた真っ白な服
あなたの最後の言葉を思い出して
震える手を必死で伸ばした
約束を忘れていたのは
あなたの方じゃなかったのだ


「最後は2人で星になろう」


憎たらしいくらい真っ青な空の下
掴んだあなたの左手には
眩しいくらいの指輪が光り輝いていた

234:あき◆Hg hoge:2017/12/05(火) 20:37



こんなへんてこな歌で、
君が少しでも元気になってくれれば、それでいい。

下手なギターを弾いて、
バラバラなリズムのドラムを叩いて、
弾き方も知らないベースを鳴らして、
喋れない喉で必死に声を出して、

それでも君が笑っていてくれるなら、それでいい。
君が今だけでも泣き止んでくれるなら、それだけでもういい。

「明日、どこか行こうか。」
そう誘ってくれる君が、隣にいてくれるなら
今は、それでだけでいいよ。

235:あき◆Hg あ。:2017/12/31(日) 22:35



自分の中の自分を殺したい
あの子を羨むあたしがきらいだから
何をやっても上手くいかないあたしがきらいだから
歌になんて出来ない
言葉になんて出来ない
そんな終わらない物語の中で今生きている
生きている

あたし友達のことは大好き
たまに嫌になってくるけどでもやっぱり
あたしをちゃんと見ていてくれるから
こんなあたしに優しくしてくれるあの子達がすき
でも簡単にあたしを傷つけるあの子達はきらい
そんなあやふやな天秤の上で生きている
生きている

初めてあった人にならなんだって嘘がつける
でもそこから親しくなって自分が暴かれていくのが怖い
あたしはただ1人の私であって
同じ人なんて居ないはずなのに
あたしの身体全てがいろんな人を真似する
自分から知らない人になろうと生きている
生きている

恋愛の曲も応援歌も大好き
キラキラしてて見ててとても眩しいけれど
そんな人生を送っていけたらっていつも思う
でもあたしは真っ黒な言葉しか出てこないから
いつも聴くだけで満足するの
それだけでいいって嘘ついて生きている
生きている

自分の中の自分を裁きたい
きっとあたしだけが社会不適合者じゃないけれど
どうしても自分が一番の不幸者に思えてしまう
大声を出して泣いて
いつもいつも死にたくなって
それでもこのままで終わることなんて出来ないから
あたしはただただ生きている

音楽や小説みたいに
人生はいい所で終わらないんだから
友達は傷つけたくない
自分らしい自分になりたい
あたしだけの言葉を食べたい
そんな我儘をいつも抱いて生きているの
生き続けていくの


*

いつの間にかこのスレ始めて4年たってた。

236:あき◆Hg hoge:2018/01/19(金) 21:09



無題の音楽を歌う路上のアーティスト
掻き鳴らしているギターには
いくつも引っ掻いた傷があった
踏みつける地面を見ながら奏でるその単語を
誰が拾うというのだろう

無謀な愛を夢見て
無残なあいつを見てきて
立ち上がることすら出来なくなった身体は
ボールみたいに不安定
自分を信じられなくなったやつの歌なんて
誰にも届くわけが無いんだから
言葉にしたのは誰かの話
音にしたのは誰かの才能

きっとみんな嘘をつく
「厭忌の塊の僕らの町」
社会不適合者にはなりたくないなんて
言えるのはきっと今のうちだから
自分だけじゃないって言ってやる
自分だけじゃないのにって叫んでやる

叶えたい夢があった
自分を押し殺してまでやりたかったこと
でもいったいそれは誰なのだろう
自分だと胸を張って言えるのだろうか

叶えたい夢があったから
きっと今までやってこれた
小さな小さな箱の中で
「僕はたった1人のモブ人間にすぎない」けど

ひたすら歌を歌った
ひたすら歌を歌った
ひたすら歌を歌った

ひたすら歌を歌った

無題な音楽を
意味の無い感情でひたすら歌を歌ったんだ

237:あき◆Hg hoge:2018/02/18(日) 13:59



ゆらゆらゆらゆら
僕らはいつも揺れている
誰かの言葉であっちにゆらゆら
自分の思いでこっちにふらふら
無理して積み木を立てていくから
いつの間にか倒れている

やり遂げようと思った 最初は
誰に馬鹿にされても揺れないでいようって
でも実際は僕が勝手に押しつぶされていくだけで
ただ自分が弱かったことだけを知った

恥ずかしくない選択をしたい
周りなんて気にせず
真っ直ぐ前を見ていたあの子みたいに
軸が通ってふらふらしてなくて
そんなあの子に憧れてた

なんならいっそこの土台から飛び降りてやろう
ふらふらふらふらゆらゆらゆらゆら
イライラするくらい揺れまくるこの足場から
憧れていたあの子は昨日自殺未遂を犯したらしい
このままウダウダしていられるものか
まだ間に合うはずだ

ゆらゆらゆらゆら
僕らはいつも揺れている
時には失敗してあっちにゆらゆら
たまに成功してこっちにふらふら
僕らは今まで何回も起き上がってきたんだから
今はもうそれだけでいいじゃないか

238:あき◆Hg hoge:2018/03/08(木) 20:25



指から崩れ落ちた花弁を
見ないふりをして 瞑る

白い布の上には
赤いそれはよく映えた

形のない愛を丸めて 丸めて
てるてる坊主になれるのはきっと今日だけだ

まだ夢を見ていた

今日という日にはピッタリの雨の日だ
手紙の文字が滲む

夢が終わりを告げる

形のない愛を丸めて 丸めて
焼却炉で燃えた手紙はもう灰そのものだ

帰る場所はもうありもしない

239:あき◆Hg hoge:2018/03/25(日) 22:32



人を信じるには僕は沢山嘘をつきすぎた
水曜日何となく憂鬱な時間がたまらなく虚しい
ただそれだけなのに

夕焼けに消えた一羽の鳥が
いつ仲間を引き連れてやってくるのかと
楽しみに屋上座り母の声を無視した幼き頃
今でも覚えていた

寄り道をしよう
もう振り返ることは許されない
幼かったあの時へ寄り道をしよう

誰が禁じたのか分からないけれど
いつの間にか覚えてしまった大人へのなり方だけれど
今日だけは寄り道しよう
きっと許されるはずだ

人を信じるには僕はたくさん嘘をつきすぎた
不屈な笑を浮かべていたあの子に
最後は謝ろう

「確かに僕ら認め合うことが出来たなら
1000年以上平和だったのかもね」
なんて馬鹿みたいな話をした僕を
君は素敵だねってただ笑ってくれたんだ

今じゃもう夢のまた夢だけれど

240:あき◆Hg あ。:2018/04/03(火) 20:04


メメント・モリ


都会に咲いた花を踏みつけて
それでも手にしたかった物ってなんだろうか
根元に住み着いた夢想に火をつけて
ただ粉々の灰にしてやりたかった人生なんて
ブツブツ呟いて空仰ぐ
飛行機雲風で消えてく

外套を破り捨てて雪の上に寝転んだ
泥酔して使い物にならない自意識が
雪で埋もれればいいやって
通っていた精神科にも居場所はなく
交差点ですれ違う人の目線が痛え
ただひたすらに無我夢中で走ってた馬鹿が
今では羨ましいと目を閉じて
悴む薬指を逆向きに折り曲げた

情操教育で社会を作り上げたかった子供たち
いつの間に侮蔑した教育をしているの?
混濁した世の中で信じられるものなんて少なく
美しいですねってのっぺりした笑顔で言うもんだから
あんたら嘘をつくのが上手くなりすぎたんだ
あの雪の日僕は1人の少女に出会った
意識は遠く街が歪んでいたけど
君は世界を知らなすぎた

忘れん坊の自分に何が残ってるというのだろう
止まらない時計に苛立ちを覚えて
僕にも昔友人がいた
今じゃ名前も顔も姿形全て忘れたけれど
皮肉にも溺死してしまったのは覚えてる
カムパネルラのような先立ちで
最期に見た友人は君と同じ11歳だった
真っ直ぐな瞳をした11歳だった

もう死んでしまいたかった
感情に任せて折った薬指は
今ではすっかり治っている
誰かに向かって焦燥していた世の中に
中指立てれるほど強くない
だから死に場所を探していた
11歳の君と出会ったあの雪の日
弊害だと言われた教室の窓際
たまたま聞いてしまった自分の陰口
ストレスが溜まって自殺した妹
赤点の解答用紙
安寧だと嘘ついたニュースキャスター
溺死した11歳の友人
忘れたくないことを忘れて
忘れたかったことをずっと覚えていた

11歳の君はアノマリー
ナイフ片手に世界を知ってしまうのか
それでも夢を見ていてほしいと願う僕は
きっと何処かで喜劇を求めている

241:あき◆Hg hoge:2018/05/05(土) 20:06



未成年に手を出して捕まった有名人
仲良くしていたはずの仕事仲間が
「あいつはクズ」だと声を荒らげていた
泣いていた被害者
怒りを抑えきれない保護者
下を俯いていたあの人は
いったいどれだけのものを
一瞬で壊したのだろう

ハッピーバースデイ
明日は僕の誕生日だから
良いニュースでお祝いしてよ
ハッピーバースデイ
明日は僕の誕生日だから
良いニュースでお祝いしてよ

テレビをつければ気分が沈む
気分が沈めば明日も沈む
ねえ何度も同じ話題を話してさ
ざわつく教室みたいに
話は届いていないよ
いいように切り取られてるよ
空はあんなに変わらないのに
僕らは変わりすぎているよ
もうどうしようもねえな

ハッピーバースデイ
明日は僕の誕生日だから
良いニュースでお祝いしてよ
ハッピーバースデイ
明日は僕の誕生日だから
良いニュースでお祝いしてよ

242:あき◆Hg hoge:2018/05/26(土) 22:28



世界を跨ぐ独裁者となれ
喜劇的な最期を望めないのは
もう分かりきっている
演台に立って眺めた景色は
忘我するには十分だ

救う心しかないのなら
目に入るのは大きなことだけだ
花が枯れる前に早く
見つめた先は闇か否
蝉の音が止まった

史上最悪の独裁者となれ
誰もを奮い立たせた彼を
世界をひっくり返した彼を
超える時が今来たのだ
さあ指揮をとれ

きっと拍手は鳴り止まない

243:あき◆Hg hoge:2018/05/28(月) 21:34



恋、お売りいたします。
どんなものでも、発注致します。
躊躇わずにご利用ください。
私たちは皆様の幸せを願っております。

恋、お売りいたします。
無理難題でも何なりと。
汚れを知らない処女をご希望で?
ならばこちらがぴったりでしょう。

恋、お売りいたします。
人妻、加虐者、何でもいます。
お値段はあなたが払いたい分をどうぞ。
その値段があなたの今後を彩るでしょう。

恋、お売りいたします。
つまらない生活の一部として。
彩が豊かになる未来として。
刺激のある恋をどうぞ。

恋、お売りいたします。
あなたも私たちの手で運命を掴みませんか?
躊躇わずにご利用ください。
私たちは皆様の幸せを願っております。

244:あき◆Hg hoge:2018/06/09(土) 22:03



天使を見た
血に濡れた額を
消し去るようにして手を重ね
「人間のなり損ない」だと笑う

それは小さな物語

天使を見た
あれはカーキ色の軍服か
そういえば昨日
天使のような演説者が何かを話していたな

それは小さな物語

天使を見た
「明日には帰れるさ」
アンネの日記って知ってるか?
「あれは嘘らしいね」

それは小さな物語

天使を見た
人間のように言葉を喋り
人間のように世界を跨ぎ
人間のように人を愛すのか

それは小さな物語

天使を見た
カーキが人間じゃないなら
私だって人間ではなくなるぞ
だからそんな悲しそうな顔をするなよ

それは小さな物語

天使を見た
手に握っていた指輪を
カーキにあげた
名前は未だ聞けていない

それは小さな物語

天使を見た
「すっかり傷は治ったね」
頭を撃ち抜かれた兵士を横目に
ただカーキは良かったねと笑う

それは小さな物語

天使を見た
別れは近いことを悟る
あの日遠くで鳴ったサイレンを
『騙してやろう』

それは小さな物語

天使を見た
「絶対に振り向かないで」
爆発音が悲鳴をあげる
「さあ走れ」

それは小さな物語

天使はいたんだ
走れ
走れ
早く走るんだよ

銃の音に耳を傾けるな

泣いて
泣いて
赤いマフラーが空に散って
それで私たちは
何を得られるというのだ

人間のなり損ないだ

そう笑っていた
まるで天使をだった人間を
どうやって忘れればいい


『それはまだ続く物語だ』

245:あき◆Hg hoge:2018/06/10(日) 21:27

洗脳


ダッセーなって中指立てて
強行突破しようとしてるのはどちら様?
また一つ増える星を
誰もを知りはしないだろう
それならいいと口を尖らせ
それでいいと喉をしめて
愛さえあれば救えたのか?
Iさえいれば消えたのか
鉄の雨を浴びよう
それは最後の地獄のはずだった
天からの贈り物を受け取ろう
それはたった一つのはずだった
世界が貴方がたを中心に回っているのではない
世界が誰かを中心に回っている訳では無い?
泣いていた女の子が
大きくなって冷たい檻の中で眠って
それを見て気づく人生に
花が咲いていたはずも無く
いつの間にか散ったうりずんも
好きだった水遊びを最後にした友人も
残った傷跡を笑える若者を
勝ちが正義だと主張する人々も
さんざん喚き散らして痛いと叫んで
それでいて殺し合っていたのは
他でもない私たちだった
もう充分だろう
たった1人の声すら届かない国で
生きていける自信があるのか
同調するだけの人生に
そう意味はあるのか
賢くなりなさい
つよくなりなさい
優しくなりなさい
自分でありなさい
私たちは他でもないあなたの意見が欲しい
何も変えられないあなたの意見が欲しい
そうとうくない世界の話に
笑っていられるのも今のうちだと
喧嘩出来るほど君は優秀なのか
蹴り落とせるほど彼は偉いのか
知らん振りが出来るほど彼女は冷酷なのか
こんな小さな場面でさえ
お前は自己を持っていないのか
こんなの言われないでも分かるだろうって
言葉にしなきゃ伝わらねーって言ったのはどっちだ
とっとと現実を見てくれ

ダッセーなって中指立てて
強行突破しようとしてるのはどっちだよ

246:あき◆Hg hoge:2018/07/07(土) 00:57



毒を盛ったワインを
2杯キスをかわして
貴方が嫌いな銘柄を
私が好きな銘柄を
土へと零した

さあ逆さまに落ちて
打ち付けられあ身体に
痛みなんて
残っているわけもなく
手を絡めあって
深い眠りにつこう

とめどなく流れる時間は
止まることを知らず
ただひたすらに
文字を夢見た

鳴り響く怒号の中
2人だけで内緒の乾杯を

247:あき◆Hg hoge:2018/07/15(日) 22:39



蝉の声が
あなたの声を遮って
汗が
涙が
海を彩る

綺麗な貝を集めて
お守りにするの
この夏の暑さは
あたし達の恋と
全く似合わない

あなたはヘテロが欲しかった
海の水を
一つの月を
包み込めるような
そんな正常が

氷水で
傷ついたあなたに
手を伸ばすことはしなかった
遠くでは蝉の声が
ずうっと輪唱している

蝉の命は長くはない
沢山の人の前に出たらボロが出て
全てが水の泡
あなたはまるで蝉のようね
蝉のように悲しいくらいに儚い

あなたはヘテロが欲しかった
あたしは何もいらなかった
もうずっと
鳴くことが出来なくなったあなたに
なんの価値が残ると言うの

248:あき◆Hg hoge:2018/07/23(月) 22:53



私が馬鹿にした未来にも
誰かから見れば少しは明るかったもので
私が嘲笑したあなたにも
何か成し遂げたいものがあった

雪は降る
望んでもいないのに
それが僕の仕事だと
空は笑う
空は笑う

私が馬鹿にされた未来にも
どうにかこうにか叶えたかったもので
私を嘲笑したあいつにも
きっと夢があった

雪は降る
望んでもいないのに
それが僕の仕事だと
空は笑う
空は笑う

ふらふらと仕事を行き来して
体を痛めてそれでも
女手一つ私を育てた
そんな私だけのママを
バカにしないでよ
笑わないでよ

雪は降る
望んでもいないのに
それが僕の仕事だと
空は笑う
空は笑う

私が決めた幸せと
あなたが決めた幸せの定義は違う
それがどんなものであれ
私は誰かを
バカにすることなど許されてはいない

雪は降る
望んでもいないのに
それが僕の仕事だと
空は笑う
空は笑う

249:あき◆Hg hoge:2018/07/30(月) 21:15



空にばらまかれた落し物
それを求めて我らは
軽装で向かうのです
ロケットはないし
風船もないし
紙飛行機もないけど
今探しに行くから
必ず見つけに行くから
その時は抱きしめてね
そして暖かい空の中で
ずっとずっと
眠っていよう

250:あき◆Hg hoge:2018/08/05(日) 22:19

アダルトチルドレン

言わなくえはいけないことがあった
ぽっかり空いている空洞に
想いを馳せる者はなし
岩の隙間に咲いた花に
愛の言葉を囁くものはいるのか

家の中にいる大きな怪物
それは黒く人を包んで
家の中にいる大きな怪物
いつか腹へと蓄える

赤く染まった膝にも背にも
青く汚れた腕にも腰にも
気づけたものはいるのか
一人ぼっちの窓のそば
光り輝く星を眺めれば青い空

家の中にいる大きな怪物
それは黒く人を包んで
家の中にいる大きな怪物
いつか腹へと蓄える

母は私が思うよりも賢かった
表は綺麗に仕上げで
裏はその分汚れてる
久しぶりに目覚めた朝日の中
首を吊る母をずっと見ていた

家の中にいる大きな怪物
それは黒く人を包んで
家の中にいる大きな怪物
いつか腹へと蓄える

身体と心が追いつかなかった
1人道端に置いていかれた猫が
もう自力では生きていけないことに
気づけない無様さを
私はやっと気づくことになる

家の中にいる大きな怪物
それは黒く人を包んで
家の中にいる大きな怪物
いつか腹へと蓄える

家の中にいる大きな怪物
それはもうずっと大きく
家の中にいる大きな怪物
私はそいつを知っていた

251:あき◆Hg hoge:2018/08/16(木) 23:39



水面に写る二人
漂う花弁と共に
水の中の住人となる

許したかったのだろうか
殺したかったのだろうか
謝ってほしかったのだろうか
自分と自分を見つめ合う午前三時
放り出された化学の宿題が
手と手を繋いでいた

そして空は勝色へ
抱き合った体温は
きっとすぐに奪われる

愛されたかったのかもしれない
笑い合いたかったのかもしれない
温もりに包まれたかったのかもしれない
赤色が良く似合うと泣いたあなたは
きっと誰よりも痛みを知りすぎた
優しくなりすぎた

逆さまに映る世界は
きっと今と全てが反対のはずだ
私がそう信じてるもの

キスをしていた
ただ溺れていた
それが今は許されていた
これ以上自分に強くなってどうする
本当にあなたが頑張る必要があったのか
その世界は信じていたものなのか
きっと水面の世界の方が綺麗なのに

これは悲劇なのか
分からないと口を閉じる空に
冗談でしょう? と
水面を蹴った

252:あき◆Hg hoge:2018/08/21(火) 23:56



泣いてしまった
繋いだ手が暖かくて
細くて白くて繊細な
貴女らしい手に触れて
泣いてしまった
何から間違えたのだろう
貴女を好きになったことだろうか
最初に出会ってしまったことだろうか
それとも
私が生まれてしまったからだろうか
違う人に産まれていれば
まだ世界は明るかったのだろうか
だけれど
こうやって手を繋げていられる今が
どうしようもなく嬉しくて
それだけでいいと思えてしまったことに
泣いてしまった

253:あき◆Hg hoge:2018/08/23(木) 19:51



花火が上がって
光が落ちた
ひも状の雲が
その余韻を残して
自分よりも大きな花を
羨んだ
羨んでしまった
普通ではないたら
特別になりたくて
夏だけ彩る
あの花火を
手で掴み取りたかった
いつの間にか空は
青黒く
私の場所を染める

254:あき◆Hg hoge:2018/08/29(水) 21:29



帰り道を探している
落ちた檸檬を拾っても
許されるこの世の幸せさよ
アロエの棘にやられた指の腹も
明日にはただの傷になる

覆水盆に返らず
あるいは上か
それとも下か
覆水盆に返らず
黒檀な黒髪は
揺れ動くこともせず
ただ迎えを待っている

もう殺されたのだろうか
賑やかな街並みに潰されそうになり
提灯片手に門を跨ぐ
写真にはいつかの自分がおり
ただ微笑んでおりました

覆水盆に返らず
無一文の遭難者
顳顬をやられ死ぬ
覆水盆に返らず
帰り道を知らず
前にしか歩めず
ただ迎えを待っている

覆水盆に返れず
骨はもう燃やされていた

255:あき◆Hg hoge:2018/09/02(日) 23:01



愛に飢えて
金に飢えて
食に飢えて
人に飢えて
そうして
やっと盗んだものが
罪だなんて
誰が言うのだろう
誰が裁くのだろう

僕は愚かな
孤独者であった
しかし
彼女はただの
連帯者であった
背中合わせなだけなのに
一体どこで
過失したのか
どうも分からない

しかし結局
彼女は
こちらを振り向いてしまう
「どうして目を合わせてくれないの?」
はたして
知らないことは罪なのだろうか
彼女は
罪なのだろうか
知る義務すら無いのに

知りすぎたからこそ
見据えてしまうものがある
知らなすぎたからこそ
見えてしまったものがある
誰が悪いのだろう
愛に飢えていた
金に飢えていた
食に飢えていた
人に飢えていた
僕は
ただ泣いていて
今日も彼女は
笑っていて
祈り続けて
空を見る

彼女は白であった
だからこそ色が混ざりすぎて
今では原型すら
留めていない
彼女は笑う
笑ってしまう
それが知らないものへの
罰なのか
未だに分からない
わかることが出来ない

僕は
何も言えない
臆病者であった
彼女は
何も見えない
盲目者であった
知らないことは
伝えないことは
理解できないことは
罪を隠すことは
悪いことだったのだろうか
そこまで
責められてしまう
悲しいものだったのだろうか
今日も彼女は
僕を見つめて
手を差し出そうとしてしまう
それが壊れそうなことを
僕は知ってしまう

頑丈そうに見えても
いつかは割れてしまうし
とても綺麗な水も
公害に染まってしまう
僕は彼女が
世論に溺れてしまいそうで
見ることが出来ない
だから僕を
勝手な奴だと
虚仮な奴だと
見捨ててくれても
構わない
それでもどうか

彼女だけは
彼女だけは

256:あき◆Hg hoge:2018/09/07(金) 23:47



生きていくためには
あなたが居なければならない
とうの昔に友情を越え
見る度に締め付けられる心臓を
許すべきだろうか
許されるべきだろうか
私はあなたに殺された
けれどあなたは
一体誰に殺されるのか
私ならいいのにと石を蹴り
選んでほしいと笑い合う
どうせなら自分に溺れていたかった
私は私を客観視しすぎたのかもしれない

生きていくためには
歩んでいくためには
捨てる覚悟を
追い詰める覚悟を
曲がり角には
まだあなたが立っている

257:あき◆Hg hoge:2018/09/09(日) 22:42




叶わない夢だと嘆くくらいなら
無理にでも叶えてしまえばいい
手段ならいくらでもあるはずだ
一つ一つ天秤にかけることと
すべてを天秤にかけることなんて
結局同じようなものじゃないか
自分を変えてやろう
そうして世界に
ざまあみろって言ってやるんだ

258:あき◆Hg hoge:2018/09/12(水) 22:07



醒めない夢を願わくば幸せな夢を
どうかあなたが
最期まで生きていける世界でありますように

259:あき◆Hg hoge:2018/09/14(金) 23:46



色のない世界
どの場所を切り取っても
あなたのように
素敵な世界は見られないのでしょう
あなたにはどんな色が見えているのかしら
私にはいつまでたっても
わからないわ
言葉では伝わらないから
色って面白い
チューリップの赤ってどんなかしら
プールの水ってきれいなのかしら
花火の火花は本当に咲いているのかしら
普通の人よりわからないものが多いことが
間違いだとでもいうのかしら
私には
これから学べる力を持っているのに

ぶっきらぼうに笑う顔に
色が見えないことは
きっとつらくて悲しくて
きっと心がはち切れるくらい
悲しいことだけれど
それでも慣れてしまったこの体に
私は今日も生かされている

260:あき◆Hg hoge:2018/09/19(水) 23:36



聞こえない音に耳を澄ますように
帰ってこない答えを
自らに問いかけている
不毛なやり取りはやめにしないか
降参だと手を挙げても
それがぐーなら君の負け

幽霊屋敷のバク少年
幼い妹平らげて
幽霊屋敷のバク少年
古い写真を空にばら撒く

言い負かした相手に愛を抱くのは
私が貴方のことを
許して上げることくらい難しい
劣等感を感じながら
食べる食事はどうだ?
さぞ美味しいことだろう

幽霊屋敷のバク少年
大凡の考えはついた
幽霊屋敷のバク少年
意味を考えることが馬鹿らしい

甘いスイーツよりも
美味い夕食を望むという
それは日本的文化のながれ?
伝わればいいなんて
どの口が言うのか
彼女こそがうそつきだ

幽霊屋敷のバク少年
ゆれる列車になぜ響くのか
幽霊屋敷のバク少年
無償の愛をどうぞ?

261:あき◆Hg hoge:2018/09/24(月) 19:02



林檎畑の葉の香りを
道を歩くたびに思い出す
潰した果実を投げ捨てて
夕焼け空が霞んでいくのを
私は見ていられるだろうか

なんでも分かり合えたものたちを
刺し殺してしまうことは
きっと簡単なことだった

赤い林檎を青で塗りたくって
二人で分け与えて生きていこう
訴える感情を姿を心情を
隠し通すことを望んだのに
私は何をしているのだろうか

なんでも差し出せてもいいと思えたことに
愛を感じてしまった
それはきっと簡単なことだった

262:あき◆Hg hoge:2018/10/01(月) 22:50



お洒落な歌を口ずさむ
それだけで心が満たされて
それだけで特別だと思えて
周りの現状に踊らされたまま
ワルツを踊る
手を取り合う
貴方は貴方のままでいればいいと
誰が嘘言ったのかしら?
灯した火に夢はなく
記憶ごと消えていく
たった一つの言葉で
世界が流れを変えた
暗闇の中の蝋燭を呪う
私を殺したいあなたが
今地面を蹴った

263:あき◆Hg hoge:2018/10/13(土) 00:32



愛されたいと願う前に
自分が誰かを愛さなければ
愛されてることすら
分からないままだ

264:あき◆Hg hoge:2018/10/16(火) 08:18



腐った言葉で抱きしめてほしい
それは我儘とか
無理強いだとか
そんなものではなくて
ただ私への本物の言葉で
嘘なんて一瞬で
見抜けてしまうもの

265:あき◆Hg hoge:2018/10/16(火) 21:53




青い夢の中
海に埋もれた
害虫たちに
優しさを
プレゼント
出来るほど
優しくはないから
楽しくはないから

著者の中透けた感情に
私は何も求めるべきではない

黄色の夢の中
紅葉に生えた
雑草たちに
水をや肥料を
与えるほど
優しくはないから
そうはなれないから

著者の中透けた感情に
私は何も求めるべきではない

赤い夢の中
飛び出した
子供を助けることを
拒んだ誰かが
優しいわけがない
優しいはずがない
だとしても
それでも

著者の中透けた感情に
私は何も求めるべきではない

期待を抱いた心の中
夢うつつな世界の前で
一人で立つことは
苦しむべきことだ

自分の本を疑わなければ
自分の地図を書き換えなければ
自分の手帳を見失う前に
一人の世界に囲われる前に

著者の中透けた感情に
私は何も求めるべきではない


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