私の 世界
誰も信じれないと 閉じ籠るのは簡単で
___それでも 信じてみたい気持ちは芽生えてしまっている
いつか 笑い会える日がくるのを夢見て
一歩ずつ 踏み出していこう
『 疲れたから 出掛けてくる 』
そう言って 家を出ていった
矛盾しているようで 的を得ている言葉は
しっかりと 私の心を突き刺した
1人
冷たい地べたに座り込んだ
何で なんで こんなに冷たい ?
1枚の紙がハラリと 床へ舞う
這いつくばるようにして その紙を見た
________ 愛しすぎた
いつ見ても 綺麗な字なのに
その言葉は 私を壊す
何も聞こえないように 色の消えた世界に
温かさが 生まれた
『 出掛けてきただけなのに なんで泣いてるの 』
『 捨てられると思った ? 馬鹿だなぁ 』
_____ほら こっち向いて
私の視界に 美しい君が映って
涙の先で 可憐に微笑んだ
そうして ゆっくり
私の首を撫でて 慈しむような目で見つめる
あぁ これが欲しかった
君に愛されて 頭の奥が痺れる感覚
____________捨てるわけないよ だって
君は 私の首輪を甘い瞳で見つめた
『 永久に 僕のものだから 』
生まれ落ちたときから決まってた 運命を
私たちは 愛し続ける
甘やかして どろどろにして
もう 君しか見えなくなって そして
________お前なんて いらないけど
そう言って 冷たい目で突き放してほしい
それで 悲しくなって
涙が溢れてきて どうしようもなくなったら
舌打ちをして 苛立ちながら そっと抱き寄せて
_________俺に溺れたお前が悪いんだから
そう呟いてから 結局離れないでいてくれる
君に溺れた
私に溺れて
もう 窒息しそうだよね
なんて
妄想するくらいに
今日も平和でしたよっていうお話
____たとえば
制服のスカートが汚れてしまったり
女子の甲高い声に苛ついたり
不意に 人から馬鹿にされたり
少しのことで もう息もできないほど
苦しくなってしまうから
きっと
生きることが 苦手なんだ
上手に生きたいのに
まだ コツが掴めないんだ
みんながみんな
『 あなたが好き 』って答えるから
きっと私も 『 あなたが好き 』だと思ってた
宿命を背負い続けて 大輪の薔薇になったあなたを見て
____あぁ綺麗だな そう感じた
大輪の薔薇は 全てを魅了するから
その影で 太陽に向かって1本に伸びていく
名も無き花を
きっと 見つけられないんだろう
薔薇の方に日差しが強くなって
いつの間にか自分は日陰になって
それでも 少しずつ成長して
枯れそうになって
誰かに踏まれそうになって でも
その場を輝かせる方法を見つけた
見つけて 磨いて そうして
名も無き花は
薔薇の横にそびえるに相応しい華になった
真っ赤に燃える横で
空のように澄みきった水色の
花の名前は_______
私の1番はあなたです
何人が変われてるんだろう
世界は
僕が基準で動いているというのか
その通りだろう
今を生きる僕にとって
僕中心なんだ 変わらずとも
それが
そうでなくても
誰より 信じるしかない
僕を疑うより
僕の順位をあげようか
僕の中に
いる
だから
愛があげられるはずだから
誰より 温かい涙を流せるから
_____嫌わないで
僕の中で 何かが
多分
微笑みはじめてるように
思っていたより 薄情で
情に厚いとか 暑苦しいだけ
人を信じる 言葉で
嘘をつくなら 私は
なにを思うんだろうと ふと
あなたの横顔を見て 思った
そんなもんなんだ
何もかんがえてないんだ 嘘でしょそんなの
見えない言葉で
だけど 透けてる 気持ち
なのに よそ見してる
目 合わせて ほら
………こっちを 見ようともしない