貴方はいづこへ行ひにき
(ポエム、レス禁)
捨てきれない優しさと
もっていたい残酷さと
一歩一歩前に進むにつれて涙が出てくる
一つ一つ年を重ねるにつれ戻っていく
進むことは戻ることと同じなんだ、私にとって
頭が割るようにいたくなるから 冬は嫌いなんだよ
人の心を理解できるから人を完全に嫌うことが出来ない
私が嫌うのは、何を思っているのかわからない相手だけ
休んでいいって言葉じゃなくても
今まで頑張ったねって、たったその一言だけで、私は
よく頑張ったねって抱きしめて、私を生から解放して
( トリップを忘れてしまいました)
知っていたわ、口付けの音と、瞬きの瞬間が、私の視線と絡み合ったから。
その白く柔らかな頬に浮かんだ硝子のような笑みを壊さぬようにと、そっと手を触れました。
より一層瞳を潤ませた彼は私を見つめ、ありがとう、と呟きました
愛おしい彼を壊さぬように、そっと髪を撫ぜました。
瞳を閉じたその姿に鼓動が忙しなくなりました。
唇の前に手のひらを持ってくると、規則正しく吐息が漏れ出て、ほっと息をつきました。