とある所の灰被り
今日も継母に召し使いの様に使われる
とある所の灰被り
今日は姉二人に使われる
灰被りは泣いている
継母 姉二人は
知るか知らずか高らかに笑う
今日は城の舞踏会
継母 姉達
絢爛に着飾る
だけど灰被りには何も無し
そして何時もの様に召し使い
母の墓に寄り添い泣いた
私も行きたかった
踊りたかった
墓の傍に生えるハシバミの木
白い小鳥が止まってる
持っていたのは
ドレスに
金の靴と
銀の靴
灰被りの娘
ドレスに銀の靴を履き
急いで城の舞踏会
いっておいで灰被り