“深淵唱詩”

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1:アビス◆wc:2017/10/12(木) 06:11

思いついたら取りあえず書く事に決めた(センスは皆無)。

電柱から覗く君は誰だろか?
私はコソリと確かめゆく
けれども何時もシュッパイする

今日も君はシャッテン延びる電柱から私を見ている
そんな所で見てないで早くお入りよ
けれども君は首を横に振る

レーゲン降る日も
シュタルカー・ヴィント吹く日も
君は只私を柱から覗くだけ

何故かと私は君に聞いた
君は口を開いた
“だって僕はゲシュペンストだから”

401:アビス◆wc:2018/06/05(火) 20:42

美味しかった
彼が食べた
物の全てが

いらないと拒んで
吐き出した物も

彼の味がした
食道を通り
私の中に入る

其の瞬間
一つになっているのだと
感じ 喜びを迎える

彼が何も食べない日は
私もまた何も食べない

彼の中に食物が
あるのならば

私は吐かせてでも
彼が食べた物を

食べたい

そうしなければ
私は彼との愛を
感じられない

繋がっていないのだと
不安に駆られる

私は考える
彼自身の味は
どのような

目の前に盛られた
「料理」を見て

この料理は
かつてない程の喜びを
私にくれるのだろう

そして永遠に
繋がっていられるだろう

402:アビス◆wc:2018/06/06(水) 20:56

「宿痾の茨」(全6章)
(1)
私の寝床は
白花の群

べんぷくが
上を飛び

しゃれこうべが
地獄の詩を

或る処を旅する
一人の青年の

呪われし詩だと
人は忌避する

私にとっては子守唄
それを聞いて私は眠る

403:アビス◆wc:2018/06/06(水) 20:59

(2)
私を守るは
緑の茨

近付く者を
不条理に

生けとし者等を
屍体に変える

刺し貫いた
肉は溶け

茨の養に
私の口に

残された物は
白花の群に

404:アビス◆wc:2018/06/06(水) 21:05

(3)
静寂 静謐
私の隣人よ

倦る怠く眠そう
私の頭を撫でる
黒無垢の女となってくれ

男でも良いのだが
如何にも無骨で
夢見る事が出来やしない

あぁ それよ おぉ これよ
親が己がの愛しきやや子の様に

私の目を閉じさせて
午睡へと誘い給へ

405:アビス◆wc:2018/06/06(水) 21:08

(4)
私は起きる
黄昏に

鴉が空切る
阿呆と鳴く

夕日の下影に
手を伸ばし触れようとも

無情にも影と
其の主は去って行く

届かぬよ
届かぬのよ

茨には届けど
私には

406:アビス◆wc:2018/06/06(水) 21:10

(5)

闇染の空に
月が昇る

隠れた太陽の
光を浴びて
月と星が黄と白に輝く

しゃれこうべの一つを
逆にして

血の杯に映る
波で歪む月星見つめて
すすり飲む

407:アビス◆wc:2018/06/06(水) 21:15

(6)
闇は深まり
月も出ずらず
雲の幕引き

白花の群は
今日も増えた

不知婦が
鳴いたから

私はまた
眠ろう…

次は金糸雀が
鳴く迄
朝を迎えない

ずっと
しゃれこうべは歌うよ
猟奇の詩を

408:アビス◆wc:2018/06/08(金) 23:14

「キンデルの少女」

キンデルダイクの風車
チウリップが咲いてる風景

一眼レフカメラを持ち
広い鐔の白帽子を被っていて

白のワンピィスを着た
幼気の残る可憐な少女を
一枚の紙に収める

日常によくあるのかと
存外そうでも無いらしい

春が吹いた
花弁と共に少女の帽子が
連れ去られる

きっと風精霊の
悪戯なのだろう

少し跳んで
少女の帽子を
捕まえた

チウリップの花畑に
体が沈んだ

少女は心配そうに
顔を覗く

少女の金色の髪先が
当たる形に
こそばゆい

帽子を返した
少女は抱きついて
お礼を云った

そんな無邪気な顔を
向けられたら

此方は何も
云う事が
出来なくなるだろう

少女は母親らしき者に
手を引かれて
彼方の方へと去る

去り際に
少女は手を高く
振っていた

私も同じく
手を振る

一枚の写真を
記録帳に収めて
私はまた歩き出す

409:アビス◆wc:2018/06/10(日) 21:00

「マカーブルの烈女」

ツタの葉
蔓延る 古き城

ひび割れた窓から
光が差してる

中から聞こえる
金属のぶつかる音

一人 女が踊っていた
周りに浮いているのは
両刃片刃 様々な剣

女が踊る度
周りの剣も追従し
対峙せし者を切り刻む

ひらり舞う 黒衣の妖しさ
飛沫く血の苛烈が 相まって

女を殊更に
引き立たせる

魅惑等は
とうに超え

シャルマンの域に
達している

近くで見たいが
恐らく 其処の者と
同じ運命を辿るだろう

只の旅人たる私では
マカーブルの舞踊相手は務まらない

410:アビス◆wc:2018/06/10(日) 21:15

「dea」

神殿の井を
見上げる

崩れた所に
明けの明星
己は此処にいると

云わんばかりに
瞬いている

ヴイナスよ
判っているさ

おまへが何の星よりも
強く 強く輝いている事位

だから直ぐに
おまへを見つけられる

一部が欠けた
サンタ・マリヤの
彩色硝子の上

刻示の針が
或る時を示した侭
止まっている

祭壇の獣が
苦しみ喘いだ死体の前で

跪いて
祈りを捧げる
者がいた

ヴイナスの金光によって
姿が露になる

骸が祈っていたのだ
砂にまみれた
ローブを着て

骸の両手にあるのは
銀の懐中時計
十字架が彫られている

生前は聖職者
だったのだろう

祭壇の獣に
火をつけ燃やし

白百合の花を添え
骸の隣で私も祈る

私に出来るのは
此れ位だ

灰の獣よ
骸の聖職者よ

おまへ達は
時から解放された

行くが良い
女神の元へ

411:アビス◆wc:2018/06/11(月) 22:07

「パラキート」

ピィピィ鳴いてる
インコが可愛くて
籠から出した

指に乗せて
頭を撫でる

何が気にくわないのか
指をつつかれた

二度とつつかれたくない
だから嘴を切った

次の日から
つつかれなく
なったけど

可愛く鳴く事も
無くなった

インコは籠の中で
動かず其処にいる

インコを土に埋めた
生きている様な気はしたが

私は埋めた
生きていても
埋め続けたであろう

友達が来て
インコは何処と
聞いたので

私は盛る土を
指差した

友達は怒って
そして 泣いた

そういえば
あのインコは
友達のだった

あまりにも泣くので
土を掘り返し

インコを
友達に返した
口の中に

412:アビス◆wc:2018/06/13(水) 21:49

太陽が嗤っている
薄気味悪い 目をしながら

空の色は
くらついて仕舞う程
鮮やかな紫と黄

それが混じって
うねうねするものだから
時間感覚が失われる

否 其もこの空間に
時は存在するのか?

地を歩く
何時か人に
会えるかもしれない

色は空に負けじの
サイケデリック

目に星が入る程の
ピンクと緑

道の真ん中に
黒い玉が
落ちている

コロコロコロコロ
回って転がる
私の周りを

少し離れて
大きくなった

手が生えて
地団駄

オレンジの歯を
カチカチ云わして
カチカチカチカチ

笑っている 嘲笑っている
嗤っている

アハハのハ
アハハのハッハ
アハハのハッハッハ

413:ねこさ◆Qc:2018/06/14(木) 18:18

続いてますね
尊敬します
アビスさんの不思議な世界観大好きです
これからも待ってます

414:アビス◆wc:2018/06/14(木) 21:07

>>413
ありがとう!
頑張るよ!

415:アビス◆wc:2018/06/14(木) 21:15

海に落ちた
底から見上げても
日の光は届かず

周りを見渡しても
暗澹としていて
岩しか判らない

通り過ぎる魚等が
私を見ては 嗤ってる

馬鹿だ 馬鹿だと
罵って

嗚呼!そうさ!
私は馬鹿さ!
だからこんな事に!

誰かを信じたら
こうなった

いっその事
心が壊れる迄
私を嗤えよ!

下手な慰め
心にも無いことなぞ
いらん!

其の方がもう
清々しい!

どうせ助けなんぞは
来ないだろう

自力で上がろうにも
体の何処も
動きはしない

深海の底が
私の墓場か…

なんとまぁ!
広き事だろう

落とされた
怒りも恨みも悲しみも
忘れる位に

愚かな私には
贅沢過ぎる!

416:アビス◆wc:2018/06/14(木) 21:21

壺に蟻を入れる
百足を入れる
蛙を入れる

他にも生物入れて
蓋をして逃げぬ様
閉じ込めたなら

さぁ
観察でもしようか

互い互いに
喰らい合え

お前等全てが
補食者 餌だ

下剋上は
当たり前

生きたきゃ喰らえ
家族や同胞

尸にたきゃ喰われろ
家族や同胞に

私は示そう
社会縮図を
この壺で

中の生物は
所謂人間

平等 平和
秩序が語る
ぺてん言葉

そんな物は
此処に無い

あるのは
生きる 喰らうの
貪欲なる生存本能

417:アビス◆wc:2018/06/15(金) 23:16

「集合写真」

写真を見つめる
笑顔の人間が
写っている

私は針を
突き刺した

無性に憎くなり
突き刺した

これだけでは
収まらないので 火で炙る

燃える写真に
溶けた笑顔

私はそれに
心から安堵する

穴の開いた顔に
黒インキを注射した

あたかも存在が
無い様念入りに

写真の中の
皆が消えた

最後に自らを
首だけ切り捨てた

集合写真なんて存在しない
誰もいない 私もいない

418:アビス◆wc:2018/06/17(日) 22:50

「黄金泡時代」

熱気と狂気が
入り混じり
黄金の泡が生まれる

人が踊れば
金の風

風が舞えば
塔が立つ

バベルみたく
恐れを知らず

兎に角生きた!
兎に角笑った!

其の時代の者達は
己を示した

眩き
束と共に!

マルコポォロよ
私は見たぞ
ジパングを

時を超えて
確かにあったのだ
黄金郷が!

そして其れは泡沫だった
黄金の泡が見せた
夢想だった

消えたのだ
突如として

陰鬱なる
心の影が
人々に堕ちて来た

栄えし物よ
亡びろと

人がおらぬ塔は
汝等の墓標か…

419:アビス◆wc:2018/06/22(金) 19:53

ブルジョアの
庭に生えている花々と

私の造花を
入れ替える

数ヶ月経てど
色褪せすらも無く
咲く花々を見て

ブルジョアは
誇らしげに
腕を組む

道行く人々は
造花を見て

綺麗だ 綺麗だと
誉め称える

ブルジョアは
増々 増長する

枯れない様
花に水をやる
ブルジョアを見る度に

それは造花だと
教えてやりたい

道行く人々にも
教えてやりたい

在れは造花だ
私が正物と
入れ替えたのだと

正物の花々は
嘆いているよ

私に拐われた
事よりも

主は見分けも
つかぬ程
愚かで阿呆なのかと

そんなに長く咲く
花なぞあるわけ
無かろうと

私の庭で
嘆いている

私の庭の
花が枯れた

ブルジョアは
私の庭を見て

貧相で
お似合いだと云う

我が花を見よと
いまだ枯れず
咲き続けているぞと

鼻息荒く吹かし
高らかに云った

在れは
私が植えた
造花だぞ

おまへの正物の
花々は

おまへが先刻罵った
花々だ

引っくり返る
ブルジョアに

云ってやった!云ってやった!
贋物と正物の
見分けもつかん

この阿呆に この愚か者に
私は云ってやった!

420:アビス◆wc:2018/06/24(日) 22:07

「狂想詩人」

やぁ 来てくれたのかい
僕の親愛なる友人よ

早速なのだが
君の目玉を
僕にくれるかな?

前々から
ずっと欲しいと
思ってたんだ

君の目玉は
生きる事に
満ち溢れている

でも僕のは
生きる事を諦めた
虚な目玉で

創作意欲が
湧かないんだ

ほら あれを見て御覧
僕の書いた詩達を

僕と同じで
生気が全く無い

如何すれば良いのか
ずっと悩んでいたんだよ

もういっその事
リャナンシィと

契約でも
して仕舞おうかと
思った位さ

でも僕は
生きて大傑作を
書きたいからさ

止めにしたよ
でもね

他人の詩を見て
僕には才能が

存在しないと
否応無しに
気付かされるんだ

僕の詩は
“宝”を騙った

硝子に
過ぎないんだよ

触れれば罅が
落とせば直ぐに割れる…

君の目玉さえあれば
僕の詩達も

漸く「生」を
授かるんだよ!

だからさ
君の目玉を
僕にくれないか?

嗚呼…やっと聴けたよ
僕の詩の産声が…

ありがとう 友よ
僕の目に
住まう者よ

421:アビス◆wc:2018/06/26(火) 21:09

「湖上のセレェネ」

暗き湖上の
絵を描くか

明き昼時でも
良かったが

それともなると
人々のどよもしが過ぎて
常煩わしく

私は人々の
雑々波を
好まぬ故に

夜ともならば
静かで良い

角灯の灯が
頼りよ
我が此処にいる標

灯に群がる
羽虫等は

何故自らから
火へ飛び込むか

其処に求める物は
何も無い

只 危険が
あるだけだ

筆を進め
湖上を描く

ふと見やると
舟がある

舟の上には
女が立っていた

白きベェルと
白布を纏っている

ちらちら空を見上げては
溜め息をついて
物思いに更けている

女よ 今宵は
月は出ぬよ
諦めるが良い

にしても
美しき者よ
是非とも絵に留めたく

月は出れば
貴女は消えるのか?

ならば月など
出なければ良いのに

そうすれば貴女は
ずっと此処に
いると云うのに

せめて私が
描ききる迄で良いから

舟の上に
いてくれないか

そうでなければ
意味が無い

422:アビス◆wc:2018/06/27(水) 10:24

「晶壁」

私の境界に
入るな

見えないのか?
今 貴様が踏んでいる
線の事だ

この線より内側は
絶対不可侵の
我が領域につき

我がのみの
世界なのだ

寂しくはないかだと?
寂しいのならば
こんな線等引かないな

私は拒んでいたいのだ
他からの意思を
私のみでありたい

ほら 貴様が
線を無くした所為で

私の地と
他の地が

私の空と
他の空が

私の海と
他の海が

混沌ってしまった

これで私は
王では無くなった

我が世界の
我のみぞ君臨せし
我が玉座…

今やそれも虚だ
新しく引き直さねば

狭く小さきで結構
私のみが
あれば良いのだ

誰をも拒む世界としよう
囲むは透明で
他を視る水晶としよう

423:フォルテ Jcです&:2018/06/29(金) 00:53

「真珠」                                        打ち付ける五月雨  皆顔をしかめる  水溜まりは小さな池   池の辺りに咲く     気高き花   文句も言わずに微笑む   近づくと  滴る真珠の雫           優しい香りがした

424:フォルテ Jcです&:2018/06/29(金) 00:54

改行、失敗しました( ノД`)…

425:アビス◆wc:2018/06/29(金) 18:48

>>423
綺麗な詩ですね。

426:アビス◆wc:2018/06/29(金) 21:54

海の底から
地上を仰ぐ

貨物の船が
一枚の葉に
見える程小さい

光は届かずとも
魚等が
彩ってくれるから良い

髪が水に揺らぐ
魚が寄ってくる

魚等よ 其れは私の髪だ
海草では無いから
家にはならないよ

言葉は全て
泡に変わる

なので語らずして
言葉を云う

空には今頃
月が照っている

海もまた
地上と共に
夜を迎える

黒に近き深青…
それが海の夜だ

海の昼は蒼いな
たがそれは

太陽による
まやかしなのだ

427:アビス◆wc:2018/07/01(日) 20:47

こっちゃにおいで
何 とって食おうと云う
訳じゃありません

ほら 絵本もあります
私の膝の上に
おいでなさい

読み聞かせて
あげましょう

暖炉の火が
消えぬよう
薪を入れ続けますんで

ほら おやつもあるよ
お前が前から
食べたがってた

南蛮菓子の
カスティラです

目が輝いている
余程嬉しいんだ

せっかちさんめ
今 食べやすい様に
切ってあげるから

窓の外
雪にて景色が白い

小屋の中は
静謐だ

一人の話声と
一人の寝息が
良く聞こえる

428:フォルテ ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2018/07/01(日) 22:50

>>425ありがとうございます🎵中一です。100点満点中何点でしょうか?アドバイスなどお願いします

429:アビス◆wc:2018/07/01(日) 23:12

>>428
正直に云います、
点付けや感想を云うのは苦手です。
すみません…

「参考になるかな?」
私の場合は色んな本を読んだりして、
思い付いたらノートに書いて
それで出来た詩を小声に出して
読む事をしていますね。

後は自分の好きな詩を
見つける事位かな。
因みに私の好きな詩は
・中原中也(羊の歌)
・西絛八十(トミノの地獄)です。

430:フォルテ (ノ ゜Д゜)ノdice4:2018/07/02(月) 16:19

>>429 アビスさん、ありがとうございます🎵アビス大先輩とお呼びします🎵私のことは呼び捨て&タメ口で大丈夫です

431:アビス◆wc:2018/07/02(月) 21:09

>>430
嬉しいよ、ありがとうフォルテ。
此方も呼び捨てとタメ口で良いからね

そんなに此処に来れる訳では
無いのだけれど、載せれたら載せていくよ。

432:アビス◆wc:2018/07/02(月) 21:16

夕暮れの
屋根の上

洋装に
赤い花刺繍の
黒羽織り

目前の夕日が
沈む姿を見送って
煙管の煙をくゆらせる

枡に注いだ
清酒を見やる

何処からか来た紅葉が
清酒の枡に落ちてきた

酒の上の紅葉を
ぢっと見て一気に仰ぐ

静寂なる宵
風が我が身を冷えらす

秋風だが
寒太郎が来たらしい

小僧よ
おまへが乗るのは
北風だろうが

まだ早いよ
これで私は

熱燗を
用意せねば
ならないではないか

433:フォルテ:2018/07/03(火) 01:00

>>432さすがアビス大先輩!やっぱり天才は書くことが違うなあ❗ハイ、クソガキが偉そうにすみません。私もたまに投稿していいかな?

434:アビス◆wc:2018/07/03(火) 08:04

>>433
良いよ、投稿しても。
ただし感想は期待しないでね。

P.S
偉そうじゃないからね。
大丈夫だよ。そう固くならないで。

435:アビス◆wc:2018/07/03(火) 08:09

ほら 庭の木を
見てみよ

赤い実が一つ
生っているだろう

あれは十分に
熟れているのに
誰も食べない

他の実は全て
食われたというのに

何故かあの実だけは
何時も残るのだ

だから私は
食べるとしよう
腐って地面に落ちる頃

素手で食べるか
集る虫ごと

洗おうなら
実は残らない

種は白い
踏めば割れた

中は真っ黄色い
だから私の手もまた
マッキイロイ

436:アビス◆wc:2018/07/03(火) 08:14

淀んだ水に
私の体を沈めよ
私の魂

清い水はいや
腐る体が水を汚す

淀んだ水ならば
誰も私を掻き分け無い

それでも如何か
私を探さないでくれ

窪んでいる
かつての目玉の場所には
蜻蛉玉を入れてくれ

きらきらした
死に魅入りたい

其の後は
割らないで

生に希望を
見出して仕舞うから

437:アビス◆wc:2018/07/03(火) 08:21

私は今
詩の谷底にいる

何も…何も…
思い浮かびが
しないのだ!

突如として
落とされたのだ!
此処に 私は!

暗い…寒い…
誰か火種を
寄越してくれ!

恐れていた事だ…
私は何時

この谷底から
抜け出せる?

少しか?長くか?
あるいは永か?

少しであったなら
良いのに

長くても良い
永は嫌だ!

ロック鳥よ
若し私が
視界にあるならば

其の巨大な足で
私を拐ってくれまいか…?

私はまだ
歌っていたいのだ…!

己が為よ!
他の称賛が
欲しいが故によ!

438:アビス◆wc:2018/07/03(火) 08:28

銀砂の浜にて
小瓶に砂を
詰めている

桜貝も
一緒に入れて

現を見なくなった
あの子の為に届けよう

夢に住まう精よ
おまへはあの子を
何処に連れ去った?

ずっと開かぬのだ
あの日から

おまへは今も
あの時にいるのか?

私は流され
続けているよ

目には見えない
激流に

この時の隔たりは
如何にもならないな

若し 目覚めた時に
おまへは私を
覚えているだろうか?

覚えていない事が
私にとっては
何よりも恐ろしい…

だけど
帰ってきては
くれないか?

小瓶に埋めた
銀砂の細波を頼りに

あの頃は
もう無いが

私は今も
待っているよ
おまへの標として

439:名を捨てし堕天使@羊噛民族◆Qk:2018/07/03(火) 19:03

相変わらずものすごく綺麗で美しい詩だね…

440:フォルテ:2018/07/03(火) 19:07

ある晴れた日                                           寂しい水面                                            イルカは呟く                                           僕にも一握り、本当に一握りでいいから                               愛をください                                           別に、溢れんばかりの愛が                                     欲しいなんて                                           我が儘など言わない                                                                                                誰か、僕に愛をー                                           

441:フォルテ:2018/07/03(火) 19:09

読みにくくてごめんなさい。つまらない駄作でアビス大先輩のスレを汚して、ごめんね

442:フォルテ:2018/07/03(火) 22:39

ある晴れた日                                           寂しい水面                                            イルカは呟く                                           僕にも一握り、本当に一握りでいいから                               愛をください                                           別に、溢れんばかりの愛が                                     欲しいなんて                                           我が儘など言わない                                                                                                誰か、僕に愛をー                                           

443:フォルテ:2018/07/03(火) 22:40

ある晴れた日                                           寂しい水面                                            イルカは呟く                                           僕にも一握り、本当に一握りでいいから                               愛をください                                           別に、溢れんばかりの愛が                                     欲しいなんて                                           我が儘など言わない                                                                                               誰か、僕に愛をー                                           

444:フォルテ:2018/07/03(火) 22:41

間違えて連続でレスしてしまいました。アビス大先輩ごめんなさい

445:フォルテ:2018/07/03(火) 22:49

えっと、読みやすくすると、ある晴れた日、寂しい水面、イルカは呟く、僕にも一握り、本当に一握りでいいから、愛をください、別に、溢れんばかりの愛が、欲しいなんて、我が儘など言わない、誰か、僕に愛をー です。救いようのない駄作でごめんなさい。

446:アビス◆wc:2018/07/03(火) 22:54

>>439
見に来てくれてありがとう!

447:アビス◆wc:2018/07/03(火) 23:02

>>445
大丈夫、自分の書き方で良いんだよ。
書きたい様に書けば良い。
私は歓迎するよ。
後、自分の詩に自信を持ってね。

448:アビス◆wc:2018/07/03(火) 23:13

私の身体を
抱いているのは
幽霊花

集まり 群がり
我が褥

此処は何処かな
彼岸かな

さりとて私は
川を渡っておらず

ならばさしずめ
境目か

現世幽世
私はどちらだ

ならば私は
人かお化けか

嗚呼 花に問うても
無駄か ハハハ

一本道だ
迷いはしない

下ってみようか
地獄旅

共はおらぬよ
只一人

上への道は
既に無い

焔が囲む
人が落ち逝く
二千年

底へ着いたら
雄牛の舌轢き

火吐く人
木生る人

犬が骨を
噛み砕く

鳥が脳髄
吸っている

細かく刻まれ
石臼で粉

幻の先の
火の輪潜り

誘惑に招かれ
林の剣

さて 私は
帰れるだろか

天から降りる
糸が欲しい

449:フォルテ:2018/07/04(水) 01:02

おやおやお嬢さん寄り道かい?                                   気をつけて?アブナイヨ?                                     背後にそっと揺れる影                                       ころころしていて何よりだ                                     とても 柔らかそうな肉                                      よだれ垂らして                                          襲いかかる                                            少女の白い頭巾に                                         咲く一輪の紅い花                                         みるみるうちに白頭巾ちゃんは「赤ずきんちゃん」と化した

450:フォルテ:2018/07/04(水) 01:04

童話モチーフで書いて見ました‼(*ゝω・*)

451:フォルテ:2018/07/04(水) 17:42

分かりやすくすると、おやおやお嬢さん寄り道かい?気をつけて?アブナイヨ?背後にそっと揺れる影、ころころしていて何よりだ。とても柔らかそうな肉、よだれ垂らして襲いかかる、少女の白い頭巾に、咲く一輪の紅い花、みるみるうちに白ずきんちゃんは「赤ずきんちゃん」と化した

452:フォルテ:2018/07/04(水) 17:42

です❗

453:アビス◆wc:2018/07/04(水) 17:48

>>451
なるほど。

454:アビス◆wc:2018/07/04(水) 17:54

ラッパの音が
鳴っている

勇ましきよな
兵士達

進め 進め
死出への旅路

ラッパを鳴らす
楽兵長

鼓舞せよ 鼓舞せよ
戦の一吹き

指揮をとりし
参謀よ

手操れ 手操れ
相手の脆所

頂にて鎮座せし
大将よ

討てよ 掲げよ
敵の首

叫べ 歌えよ
屍の上で

地に旗穿て
散り逝きた同胞への
鎮魂歌ぞ

455:フォルテ:2018/07/05(木) 18:40

さあ騒げ、騒げ。                                              暴言パーティー                                  間抜けなお前ら                                          何も聞こえないだろう?                                      何も話せないだろう?                                       死人に口無し、耳も無し。                                     何が起こっても無視、無視。                                        そうやって何人も崖に追いやって来たんだろ?                            じゃあ、自分がされても文句は言えないよね?                            憎しみが憎しみを呼ぶ                                       笑顔の影で被害者は                                        苦しむ                                              さあ、狂ったパーティー                                      楽しませてよね?

456:フォルテ:2018/07/05(木) 18:42

読みにくくてごめんなさい。やっぱり私の書く詩は歪んでますねwww中1女子だけど、みんなに闇って言われますからねww

457:アビス◆wc:2018/07/05(木) 19:32

>>456
気にする事は無いさ、私は好みだよ。

458:アビス◆wc:2018/07/05(木) 19:40

掃き浄めよ箒星

今の地上は
私にとって
居心地等無い

あまりにも
混み込みと
しているのだ

闇き夜も
今や畏れを
抱かれ無い

目眩がする程
明る過ぎる!

月光の導きが
無くなって

あまねく生物は
己が向かう所が判らなく

電や焔の光道に
身を惹かれ

其の命を
悪戯に奪われる…

おぉ なんとも
哀しき事よ!

箒星よ
声を聞き給へ

この世にある
者等の願いよ

全てを浄めよ
美しき哉
何も無き更地

459:アビス◆wc:2018/07/05(木) 19:50

探しているのか
幸福を

自らには
何時も幸福が無いと
嘆いている

不幸しか無いと
泣いている

自棄っぱちに
周りの砂を蹴り上げて

砂埃舞い
 目に入る

痛い痛いと云って
目から涙を流す

あの様子じゃ
気付いて無いね

幸福が既に
自分の側にある事を

目に見えないから
判らないだけだよ

耳に聞こえる訳が無いだろう
それだけ喚いていたら

幸福は何時も
囁いているよ
(己は此処にいると)

云ってやっても
良いのだが

そうすると
幸福は拗ねる

個々別々なんだよ
一律同じ訳じゃ無い

人間に個性がある様に
幸福にも個性が存在するのさ

人間は目に見える
耳に聞こえる幸福を
其れのみとして認識する

残滓の幸福で
人間は満たされる

それから
 また縋る

残滓の幸福は
それ迄で

ほら また不幸だと
嘆いているよ

もう気付か無いね
幸福は呆れて
去って行ってしまったよ

460:フォルテ:2018/07/05(木) 22:00

>>457ありがとうございます( ≧∀≦)ノ

461:フォルテ:2018/07/05(木) 22:19

小さな女の子が無邪気に嗤う                                   少女は言う                                            私ね、一番、赤色が好きなの。                                   兄は訊いた                                            何で?と。                                            少女は不気味な笑みを浮かべた。                                  あはは、乾いた笑い声                                       何故か、兄には少女が妹には見えなくなってきた。                          少女は問う                                            ねえ、お兄ちゃんは私のこと、しゅき?                               兄は頷く、もちろん、と。                                     じゃあ、私のために何でもしてくれるよね?と、また問う                       うん。                                              ホントに良いのね?                                        じゃあ、私におとなしく刺されてよ                                 大丈夫、痛いのは一瞬よ。                                     少女は思い切り兄に包丁を突き立てる                                そう、私はこの色が好きなの。                                   綺麗ね、ありがとうお兄ちゃん                                    まだ5歳にも満たぬ少女。嗤う、嗤う、嗤う      次は貴方だよ?                       

462:フォルテ:2018/07/05(木) 22:26

小さな女の子が無邪気に嗤う、少女は言う、私ね、一番、赤色が好きなの。兄は訊いた、何で?と。少女は不気味な笑みを浮かべた。あはは、乾いた笑い声、何故か兄には少女が妹には見えなくなってきた。少女は問う、ねえ、お兄ちゃんは私のこと、しゅき?兄は頷く、もちろん、と。じゃあ、私のために何でもしてくれるよね?とまた問う。うん。ホントに良いのね?じゃあ、私におとなしく刺されてよ、大丈夫、痛いのは一瞬よ。少女は思い切り兄に包丁を突き立てる。そう、私はこの色が好きなの。綺麗ね、ありがとうお兄ちゃん、5歳にも満たぬ少女。嗤う、嗤う、嗤う。次は貴方だよ?

463:フォルテ:2018/07/05(木) 22:26

です❗

464:フォルテ:2018/07/05(木) 22:27

読みにくくてごめんなさい。

465:フォルテ:2018/07/05(木) 22:27

これも歪んでますね…

466:フォルテ:2018/07/05(木) 22:28

私、アタマおかしいからなあ。www

467:アビス◆wc:2018/07/05(木) 22:49

>>462
こういう病み系も良いな。

468:アビス◆wc:2018/07/05(木) 22:54

私の詩は
不思議な世界観とかおとぎ話みたい
って云われるんだよ。

469:アビス◆wc:2018/07/05(木) 23:10

跪け!不幸共!
我を讃えよ!
崇めよ!奉れ!

貴様等不幸は
我が下僕となれ!

我は貴様等不幸を
虐げ踏みにじる

傲慢不遜たる
女帝ぞ!

我に従わぬならば
右手に持つ硬鞭で

悲鳴のフォリアを
あげさせる

アジタードに
叫べ!

啼け!
鳴け!
泣け!

我は女帝なり
不幸不運を従えし者!

不幸不運は
我が下僕よ
我が兵士よ!

命惜しくば
近付くな

我が左手の
慰み物に
なりたくなければ!

我が左手は
貪婪なる獣

いくら血に濡らそうと
貪婪故に
満たされん!

不幸不運を従える
我が恐ろしいか?

獣の左手を持つ
我が醜いか?嗤うのか?

我からに云わせれば
幸福を纏い乍

其れに気付かぬ侭
己を不幸だと悲しむ

貴様等の方が
愚かで嗤えるがな!

何時までも
幸福を夢見て
這いつくばっているが良い

其の間に
我が下僕と兵士が
地を侵略しようぞ

そして我は頂にて
敗れし者の血で
満たされた杯を仰ぎ

骸の玉座に座し
我を嗤いし者等を
見下しでもしようか

平伏せ貴様等!
頭を垂れよ!
地に着く程に!

我は女帝ぞ!
不幸不運を従えた
傲慢不遜たるな!

470:フォルテ:2018/07/05(木) 23:15

>>469すごい…独自の世界観が…アビス大先輩ワールドができている…私は病みしかかけないからなあ…私、将来の夢が小説家なのに、ワンパターンだからなあ。

471:フォルテ:2018/07/06(金) 13:36

海辺を歩く
クラゲがたゆたう
のんきで、良いよな。
私にも自由が欲しい。

山に登る
小鳥がさえずる
のんきで、良いよな。
私にも自由が欲しい。

花園に入る
薔薇が香る
のんきで、良いよな。
私にも自由が欲しい。

私は死んだ。
神様がいる
のんきで、良いよな。
私にも自由が欲しい。

神様は問うた。
何故お前はものを見る度
うらやむ?
何故自分が持っている大切なものに気づかぬ?

私は答える
だって、だって。
クラゲはたゆたうだけで良い。小鳥はさえずるだけで良い。花は香るだけで良い。神様は叶えるだけで良い。
私は自分の時間を作ることさえままならぬのに。

神様は呆れた
お前だって良いものを持っているのに。
愚か者。
でも今気づいたところでもう遅い。

472:フォルテ:2018/07/06(金) 13:37

初めて長編ポエム書きました❗

473:フォルテ:2018/07/06(金) 21:59

ああ、無理、無理、無理。
こんなに君を想うのに
とどかない、トドカナイ、届かない。
素直になれない。
コミュ障の私には
ハードルが高すぎて。

そうやっていつも失うんだよ。

474:フォルテ:2018/07/06(金) 21:59

イミフですね

475:フォルテ:2018/07/06(金) 21:59

すみません

476:フォルテ:2018/07/06(金) 21:59

短すぎますねwwww

477:アビス◆wc:2018/07/06(金) 23:47

>>471
うん、読みやすいね。
これからも頑張って。

>>474
大丈夫。私の詩も
意味が判らないのが多いから。

478:アビス◆wc:2018/07/06(金) 23:57

「朝鮮朝顔」(全2章)
(1)

部屋にうずくまっている
隅に すみに 只 スミに

虚ろな黒目で
反対の角を只
見ている 見ている 只 見ている

白くて広い部屋
何も無いから
此処はなんだ?

故に恐ろしかった
無機物に

有機物の心が
現れているから

切味の悪い
銀の刃でも
あれば良いのに

腕にある
赤い線を見つめる

目の前に
巨大な鳥の足があった

此処には私しか
いないのにな

だとしたら
これは私の幻覚か

天井から
足が生えてるなんて
可笑しいと思ったんだ

そうなると
いよいよ私は
気が違う一歩手前だな

足は私を
追い詰めはしない
遠ざかりもしない

生えてる
其れだけなのだ

私は床を見て
只笑む 冷笑む
黒目を狭めて狂笑む

479:アビス◆wc:2018/07/07(土) 19:56

(2)
白い花の種が欲しい
せめて花位は飾りたい

直ぐ枯れる奴でも良い
せめて何か彩りが欲しい
其れ位の贅沢はさせてくれ

この部屋は
所謂私なのだから

嗚呼 次は
紐が欲しいな

首に引っ掛けて
布を頭から被って
てるてる坊主になりたい

気が違って狂るのは
自らでも判る

ならば其れが疾く来る様
モルヒネをくれまいか?

夢中になって
依存して
中毒者となり

本に 本に
気が違って仕舞いたい

何も無くして
笑いたい

何も無くして
怒りたい

何も無くして
泣きむせびたい

最早 薬を縋ねれば
ならぬ程

私は表情が
消え失せているのだ

壁に問うてみよう
なぁ 私は笑っているか?

なぁ 私は
怒っているか?

なぁ 私は
泣いているか?

答えておくれよ…
もう私は判らんのよ…

ずっと壁と
夜通し問答をした

だが壁は
何も答えず
只 壁だった

気付けば私は
ベッドの上だ

あの部屋は
何処に…?

手首の重苦しい鎖は何?
足首の鉄球は何だ?

これではまるで
奴隷の様ではないか!

窓の緑の色が
今の今迄惨めな私を
より惨めにした様な気がした

私を戻してくれ
あの部屋に!

この部屋は嫌いだ!
私を苦しめる物でしか無い!

あの部屋が良い…
何も無き 白き部屋…

なぁ あの部屋に
置いてきた

花の種は
花になったか?

白く美しき花よ
丁度この窓から
見えている

朝顔の
様なんだ

枯れていたら
種をくれ

私は其れを
飲みたい

480:フォルテ:2018/07/07(土) 22:07

暗闇の中で
独りぼっち
消えたい
死にたい
か細い
少年の声は
その悲痛な叫びは
誰にも
届くことなく
無情にも
暗闇の中へ
吸い込まれていった
誰一人
気づかなかった

ああ神様
僕は生まれてくる意味があったの?
生まれてきても、よかったの?
生きる意味が見いだせない
もう生きるのに
疲れたんだ
いっそ一思いに
殺してくれや
しないだろうか

別に
いじめられたわけでも
虐待を受けた訳でもないが
ただ疲れたんだ
中間試験481点
期末試験5教科だけだと471点
10点下がった、怒られた
お前は勉強しかできぬのだから
ココロを蝕むその言葉
どうして
大人は結果しか見ない?
どうして
そこに辿り着くまでの
過程を認めない?
いつも
笑顔の仮面を着けた道化師は
哭いている
どうして
大人が決めた
「イイコ」にならなくちゃいけない?
どうか僕を認めて。

481:フォルテ:2018/07/07(土) 22:17

えっと、私が抱えていること全部吐き出して見ました。実話ですwww 詩に登場する少年はそのまま私です。まあ、私は少女ですし、一人称は主に「ウチ」、たまに「あたし」・「私」ですけどねwww四国地方のJCなので(ど田舎)ちなみにアビス大先輩はどの地方にお住みなのですか?あっ、話が脱線している!!!


アビス大先輩の目を汚すものになりますがよろしければお読みください。

482:フォルテ:2018/07/07(土) 22:21

今は崖っぷちですねwww アビス大先輩の詩が命綱って感じですwwうわ、私、鬱というかメンヘラこじらせてる〜〜www

483:フォルテ:2018/07/07(土) 22:37

まあ、好きな人の存在も命綱ですが

484:フォルテ:2018/07/07(土) 22:38

>>483wwwww恥ッッッッッッッッッッッッズ

485:アビス◆wc:2018/07/07(土) 22:45

>>481
大変だったんだね…
でも、良く努力したね!偉いよ!。

そうだね、私も「イイコ」は嫌いだ。
特に押し付けられた物程、
辛いものは無いよ。
でもね、此処でならそんな「イイコ」にならなくても良いんだよ。
「悪い子」になったって良いんだ。

因みに、私は近畿地方に住んでるよ。

486:アビス◆wc:2018/07/07(土) 23:00

芒野原の狐奉る祠
赤ン坊が泣いていた

この子の母は
産み落とし男と
逃げ去った

祠に住んでる
妾は見ていた

母の所業は
鬼畜なり

止めもせぬ男も
また鬼畜なり

ならばこの子を
育てよう

笑って生きて
ゆけるよう

ありとあらゆる
教えよう

愛しき赤児よ
泣くのはおやめ

妾の腕の中で
ゆるりと眠りや

今日から
妾が母親じゃ

恨よ辛よ憎よ
今だけはこの児を
解放してやってくれぬか

妾は教えた
文字を 言葉を

そしてやや子を
沢山愛でた

血なぞ繋がって
おらぬとも

妾は云おう
親子であると

こうして育った
我がやや子

大きゅうなった
綺麗になった

そしてやや子に
伝えねば

妾は
人でなくて
狐だと

おんしは人で
捨てられていたのだと

それでも良いよと云い
それでも妾を母と呼んだ

妾がやや子よ
おまへは清き
真ッ直ぐな児じゃの

どうかやや子よ
清きままであれ

妾が目を閉じ
覚まさなくとも

やや子よ
己が人生を歩むが良い

やや子の
腕の中で
眠る事になろうとは

これが
紅に染まる時で
なかったなら

妾はどれだけ
嬉しき事か

泣かないでおくれ
妾は最期に

おんしの笑顔を
求めるぞ

487:フォルテ:2018/07/07(土) 23:01

>>485アビス大先輩〜!ありがとうございます!尊敬します!嬉し涙が出てきました❗私のような「異端児」の存在を認めてくださりありがとうございます!

488:アビス◆wc:2018/07/08(日) 21:07

>>487
私は、誰の助けにもなる事は
はっきり云って出来ないけれど、
それでも良いのなら
何時でも此処に来て、
自分の気持ちを詩にすると良い。
歓迎しよう。

489:アビス◆wc:2018/07/08(日) 21:23

「猫が火男の観察をしたならば」

昼間っから
酒を飲んでは

一人で大笑いしている
呑兵衛がいる

彼れは独り身さ
連れ添う女房は

彼れの酒呑みの
悪癖に辟易して

子供を連れて
出て行っちまったのさ

(女房と子供は
いねぇからぁ
俺ぁ一人だぁ)

(口五月蝿く云ってた
彼奴はいねぇ)

(冷たく見下してやがった
餓鬼もいねぇ)

(嗚呼自由だよぉ
酒が美味ぇくて
しょうがねぇなぁ)

呂律が回ってないから
何云っているのか
僕には判らないけど

兎に角 彼奴は
馬と鹿みたいに
陽気だにゃあ

けど夜になったら
途端に大人しくなって

別れた女房と
子供の名を呟いては

涙を流して
後悔してたよ

(ごめんよぉ おまへ…
ごめんなぁ 子供よ…)

(駄目な父ちゃんで
本当にごめんなぁ…)

そんで流した分だけ
僕の飼い主ん家行っては

酒を仰いじゃ
千鳥足で帰って

それで一頻り
愚痴々々々々々々こぼしては
事切れたみたいに眠るんだ

(俺が悪ぃじゃねぇんだぁ
悪ぁるぃのはなぁ…俺か
俺じゃねぇかあコンチクショウ!)

顔を覗いてみたらさ
火男みたいに
真ッ赤なんだよにゃあ

490:フォルテ:2018/07/08(日) 22:50

あはははははは
人間って
怒りを通り越すと
笑えてくるね
哀しみを通り越すと
笑えてくるね


大人なんてさ、
どいつもこいつも
まともな奴は
いやしねえ
わかったツラして
偉そうに
お前に何がわかるんだ?
私は一人の人間です
あなた方の
模型でも
マリオネットでも
ありません


あなたのためを思って
ココロを鬼に?
よく言うよね!
嘘ばっか。
本当に
私のことを思うのなら
もう、私に干渉しないでくれ。
私はお前らが決めた
型にはまった人生なんて
シナリオ通りの人生なんて
望んでないよ?
送り先を間違えた宅配便
はた迷惑な宅配便


いい人・悪い人の
判断基準は
結局自分にとって
都合のいい人・都合の悪い人
なんでしょ?
そうやって人を
分けようとするから
戦争がおこるんだ。
何でまだ気づかないの?
人間は醜いんだよ。


子供嫌いな大人がいるが
所詮大人も小さな子供
何でそんなに
人を2つに
分けたがる?
みんな欲張らずに
安心して暮らせたら
十分じゃないのかよ?
世界にはそれすらできない
人もいる。
欲なんて
捨てちまえよ。


大人は矛盾しすぎだ。
何でこんなこと
したんだ?と
聞くから
答えりゃ言い訳するな?
お前が理由を言えと
言ったから
答えただけだろうが❗
だからと言って
答えなきゃ
無視するな?
じゃあどうすりゃいい?
お前らはどうして欲しい?
どうしたい?
八つ当たりだろ、
ただの。

491:アビス◆wc:2018/07/09(月) 21:24

(1)
斬首台がまた一つ
背負うべき咎無き者の首を落とす

其の度に湧く民衆の歓声
罪人の断末魔は
喜びに掻き消される

道楽者達が
斬首台に立つ時

民衆は
(金持ちなんぞに
なるからだ ざまあみろ)

と 云わんばかりの
嫉妬混じりの目で睨む

民衆は待ちわびる
断罪の刃が

罪人の首に
落ちる事を

其の刃は
自分達の思いを
代弁している

だから彼奴は
裁かれるべきなんだ

そんな物は建前で
本当の所は

人間が
自らの目の前で
事切れるのが見たい

只 それだけだ

血が
流れるのが見たい

只 それだけだ

道楽者の退屈は
金を使えば
紛らわせるがな

民衆はそういう訳には
いかないんだ

だからさ 道楽者が
用意した玩具

つまり民衆 貴方等自身だ
罪があるなら使えば良い

たとえ無くとも
でっち上げて

被害者ぶって
嘘泣けば良い

そうすれば玩具は
斬首台の上さ

固定されて
ガタガタ震えて
命乞いする様 見て 嗤え

何も やって いないと
本当の事を 云っている 玩具を

嘘吐き だと云って
嘘怒れ

上を見ろ ぎらりと光る
鈍銀の刃

あれが壊して
くれるんだよ

さぁ 落ちろ

ゴトンと

転がって

首から流れる
赤き血を見て

狂喜べ民衆
我が玩具

空を見ろ
肉袋

見下す私は
退屈だ

斬首は楽しい
直ぐ終って 飽きる

今度は 如何しよう
そうだ 拷問にしよう

生きたまま内臓引き出して
ウインチで晒そうか

ファラリスにて
雄牛の悲鳴の再現を

そして生まれる
黄金の骨
我が新たなる調度品

492:フォルテ:2018/07/09(月) 21:49

>>491少しグロい…ですね。ゾクッとしました。詩自体にもゾクッとしましたが、それに共感してしまう病んだフォルテ氏(12)にもゾクッとしました。人間の心理を痛いほど突いていますね。

493:アビス◆wc:2018/07/10(火) 21:30

(2)
玩具を昔 壊してしまった
若し 高い所から落としたら
どうなるだろうという

ちょっとした 子供の好奇心

ばらばらになった
一片 拾って見ていた

周りは叫ぶ
玩具を見て 私を見て

ほらほら 皆見てよ
これがこうなって
こう繋がってるんだって

何故 異常だと
云われるのか 判らなかった

私は其の時
純粋であった

無知でもあったが故に

壊した物は
二度と戻りは
しないのだと

判らなかった

病院に暫く
入れられた

私は泣いた
白が怖かった

出される薬を
飲むふりして
吐き出して

同室の水に
混ぜて飲ませたら

そいつの正体は
蟹だったんだ
口からぶくぶく泡吐いてたから

今迄自分のやった事に
罪の意識は無い

だから何故
私は今
斬首台の上にいる?

あぁ
空が青いな

あぁ
地面が真っ赤だ

あぁ
混ざって紫とならないかな

494:アビス◆wc:2018/07/10(火) 21:35

>>492
否、これは単純に思い付いて
書いただけなんだよ。
「する」側と「される」側と「見る」側ってこんな感じじゃないかなって。

495:アビス◆wc:2018/07/11(水) 20:48

巨大な水槽が
私の前に 今 ある

三角座りをして
水だけの水槽を
私は見ている

これだけ大きいのに
何故魚一匹すら
いないのだろう

上を見ると
何かが入っている
袋が吊り下げられている

左右激しく
動いていたり

やたら静か
だったり

何かうめいて
いたり…

紐を切る
鋏まで用意されている

先ず切るのは
激しく動く袋だ

水槽に落ちて
袋が溶けた

中身は鮫で
元気に泳ぎ回り

早く餌が欲しいのか
ガチガチ歯を鳴らす

うめいている袋を切る?
否 静かな袋からだ

ボチャボチャボチャ
大量だった

中身は…なんだ
只の海星だったよ

落ちる幾つかの
海星を鮫は喰らった

でも変なんだよ
この海星

人間みたいな
爪がある

鮫が喰い千切った所から
赤いのが出てる 血かな?

最後にうめいている
袋を切ってみよう

中身はペンギン
だったよ

しかも新種っぽい
だって落ちてる時に
ぎゃーって云ったんだもん

でもこのペンギン
泳ぎは下手だね

ほら 足じゃなくてさ
羽をも少し
動かして御覧よ

早く逃げないと
鮫の餌になるよ

鮫がペンギンに
追い付いた

ペンギンの下半身を
喰い千切った

どうせならさ
上半身の方も
食べてくれよ

ペンギンが
何か云ってるね

ヒ…シ…
 ク…マ…

やだなこのペンギン
ここに熊なんて
いないでしょう

鮫が残りの
上半身を喰った
凄い迫力だ!

496:詠み人知らず:2018/07/11(水) 22:24

黒い箱が
朝 私のベッドの上に
あった

持ってみると
軽かった

穴がひとつ
あったので覗いたら

空があったんだ
村があったんだよ!

視点を変えれば
海も見える

村の方に
目をやったら
人がいた

焚き火を囲って
マイムマイムを
踊ってる

チャッチャチャララ
チャッチャチャララ
楽しそうだなぁ

突然踊りを
止めたかと思えば

空を見て
騒ぎ出した

(侵入者だー!
侵入者だー!)

(大きな目玉が
こっちを見てるぞー!)

目玉…?
私の事か!

(槍を持てー!
槍を持てー!
投げろー!わー!わー!)

え?届くの…?
ちょっ…!痛い!いたたっ!

(効いてるぞー!
効いてるぞー!)

(次は大砲だー!
大砲持って来ーい!)

勝手に覗いたのが
悪かった!ごめんって!

(退いてくぞー!
侵入者は)

(我らに恐れをなして
逃げていったぞー!)

目がまだ痛いや…
知らない物には
触らない方がいいね

にしても これは何だろう
箱をまた覗く
槍が飛んでくるかも

…今度はやたらと
文明が進んでいる!?

マンションとか
ビルが建ってて

空中では
車が飛んでいた!

一体この箱世界は
何千…否 何万年…?
時が経ったのだ?

驚いて
箱を放り投げてしまった

でも面白いな
今度はどうなって
いるのだろう…?

…何も見えない
真ッ暗だ

気になる 気になる
気になってしょうがない!

箱よ 見せてくれ!
世界は一体
どうなったんだ!?

497:アビス◆wc:2018/07/11(水) 22:26

>>496は私だよ。
名前を入れ忘れてたんだ。

498:アビス◆wc:2018/07/13(金) 22:33

「星河の寂莫」(全2章)
(1)
汽車に乗って
何処か遠くへ 行きたい

皆はもう 下を向いて
歩いている

片手に小箱を
持ち乍

何かを探している
訳では無く

小箱の虚像と
見合い乍
只 歩いている

私にとっては
それがとても苦しかった

私は小箱を
持っていないから

誰も持ってない
世界へと行きたいんだ

車掌さん
私は其の汽車に
乗りたいんです

星河を間近で
見れるのでしょう

夜の空に
瞬く星々に

私は想いを
馳せていたい

私ばかりが
上を見ていて

皆ばかりが
下を見るのは
もう 嫌なのです

一緒に見上げる
そんな時が
あったとしても

其の時の星空を
記憶するのは…

私は目と脳だけれど
皆は小箱に留めて
後から楽しむのでしょう?

私には
それが寂しくて
堪らない

一緒の景色を
見ている筈なのに

お互いに 違う景色を
見ている様だから

皆が華やかな
虚光の世で
生きていくのならば

私は一人
星河の寂莫へと
消えていきたい…

私は今から
汽車に乗ります

さようなら…

499:アビス◆wc:2018/07/13(金) 22:52

(2)

天駆ける
汽車の窓から
見えるのは

栄える虚光に
彩られた街

上から見たら
こんなにも 良く判る

人はもう
上も下も何も
見てはいない

只 歩いている
だけなのだと

間違えた
私が見るのは
下じゃなく上だ

雲一つ無い夜空に
星々が瞬く

瞬く星々が集まって
 輝く星河となる

星河を見渡すと
星の海になった

私が地上から
星を見ていたのは

ほんの一部分に
過ぎなかったのだ

この汽車に
乗客は私一人らしい

他に誰かは
車掌ぐらいだ

車掌は汽笛を
鳴らし乍
鼻唄を歌っている

500:アビス◆wc:2018/07/14(土) 15:13

私は魔女
悠久の刻を
生きる者

しわくちゃの
ハバァだと
思ったね?

でも残念
全然違う

ずっと若い
姿のまんまさ

がっかりした?
まぁ良く云われる事だ
その反応はありきたりだね

まぁ座っておくれよ
茶と菓子は位は
出すからさ

その顔は何?
変な物を入れてると
思ったね?

失礼だな
茶に毒は
入っちゃいないし

菓子に人の部位は
練り込んでないよ

昔パイに人を刻んで
作っていたのだけれど

それがもう
不味い事 不味い事

だから私の使い魔に
食べさせた

美味しい 美味しい
云っていたけど

其の後庭で
戻してたのを見たよ

やっぱりって
思ったな

使い魔というのは
暖炉の前で眠っている
其処の黒猫の事さ

元々は普通の
猫だったのだけれど

其の頃の私は
使い魔をまだ
持っていなくて

いい加減
使い魔を作れと

五月蝿く云われてた
事もあってか

私は調度良いと思って
この子を使い魔にした

真面目な子だよ
良く働いてくれる

おや 眠たそうな
顔をしているね

良かったら
私のベッドを
使いなよ

…毒は仕込んじゃ
いないけど

薬は仕込んで
いたのだよ

起きて黒猫
ご飯にするよ

目の前に材料が
あるから
シチューにしよう

パイの様に
失敗はしないからさ

黒猫よ
鍋に水を入れて
沸かしておいて

其の間に
私は材料を
刻んでおくから

太股の部分は
君にあげるよ
好きだものね

骨の部分は
頭だけ残して

他は砕いて
庭の肥料としよう

私は魔女だ
好物は人肉の
パイとシチュー

森に迷い込んだ
人間をもてなして
薬で眠らせ食べるのさ

同胞は私を
悪食と呼ぶね

おやおやそれは
昔の話だよ

同胞も何人か
喰ったがね

今は人間で
我慢してるから
良いじゃない

私は歳を
とらないのさ

同胞を食い過ぎた
罰として

だからずっと
この姿


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