“深淵唱詩”

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1:アビス◆wc:2017/10/12(木) 06:11

思いついたら取りあえず書く事に決めた(センスは皆無)。

電柱から覗く君は誰だろか?
私はコソリと確かめゆく
けれども何時もシュッパイする

今日も君はシャッテン延びる電柱から私を見ている
そんな所で見てないで早くお入りよ
けれども君は首を横に振る

レーゲン降る日も
シュタルカー・ヴィント吹く日も
君は只私を柱から覗くだけ

何故かと私は君に聞いた
君は口を開いた
“だって僕はゲシュペンストだから”

677:アビス◆wc:2018/11/10(土) 21:20

(2)

開戦の狼煙
吶喊する
兵隊と兵隊

燃え盛る戦火
其の最前線に俺はいる

斬り込み
兎に角目の前にいる敵を

全て斬り捨てる事が
俺のやる事だった

難しくて遠回りな
作戦は嫌いだ

理解が出来ない
無血開城など

そんなのは
俺には無縁だった

678:アビス◆wc:2018/11/11(日) 15:37

(3)

広がる絶望
積もる敵の屍と
味方の屍に俺は一人

山の上に腰掛けて
水筒の蓋を開ける

水筒から出てくる
水の一滴が
血の一滴に見えた

なりふり構わず
来る日も来る日も
戦い続けた

次の戦場に
明日を見据えて
敵を斬り

明日になれば
また戦場で俺は
刀を振るい続ける

長年の愛刀
元の色は
もう忘れた

679:アビス◆wc:2018/11/11(日) 18:50

(4)

時には自決を
しようとも思った

誰かに死を
委ねようかとも思った

だが 己の内にある
生への渇望が

命に輝きを宿らせ
其れを許さなかった

だったら生きてやろう
己の命の望むままに

楽しめ俺よ!
砲撃の嵐と爆炎を!

不退転だ!
前へ只進め!

目に映る物全ては
敵だ!斬れ!

作戦命令
知った事では無い!

全て永遠に黙らせれば
それで済む!

刀が折れたならば
屍から奪え!

貴様等弱者には
無用の長物だ!

俺はまだ戦える!
さぁ次はどいつだ!?

そしてさっさと
次の戦場に向かうぞ!

680:アビス◆wc:2018/11/12(月) 21:34

(1)
私は働いて
いるよ

週4日 休2日の
シフトで

お盆休み?
そんなの無い

正月休み?
それも無い

決められた
休み以外で休むには

有休を
使うしかない

だけど
使うには

理由を
書かなきゃいけない

みんなは
ちゃんと理由が
あるんだ

家族での里帰り
誰かのお見舞い
他にも色々

でも
私には無いや

休んでも
良いような
理由が

働いてて
時々思った

有休って
理由がなかったら

使っちゃ
駄目なのかな

休みたい時って
あるじゃない

何か体調が
悪い訳じゃ
無いけれど

そこはかとない
心の変化で

誰かが
一人でも

休んだら
大変なのは
判ってる

空いた穴を
他の誰かで

埋めなきゃ
いけないから

それでも私は
決められた

休み以外で
休みたい

681:アビス◆wc:2018/11/13(火) 19:58

(2)

最近 心が
持たない

近々同窓会が
あるけれど

其の日は仕事
だから行けない

そも私には
葉書が届いてないから

同窓会の日が
休みだったとしても

行く事は
無理だろう

持って来る 物の中に
其の葉書が
含まれているから

兄の分は
届いていると
いうのに…

仕事に専念しよう
楽しそうな同窓会なんて
忘れよう

社畜に
なれば良いんだ

そうすれば
辛くなんて
ないんだ

そうしたら
こんな壊れた

体と心も
動かせる

682:アビス◆wc:2018/11/14(水) 21:33

お前が憎い
只もう憎いのだ

仕事は無能に等しく
誰からも期待など
されていないというのに

むくどりの如く
ピィチクパァチク
皆と話す

昼休みの時
何時も私は

何もする事が無い故に
午後に備え少しばかりの
午睡をするが

彼奴は構い無しに
でかい声で喋りよる上に
笑うのだから

寝れやしない
だから私は彼奴の声が
不愉快でしかない

彼奴の仕事の腕は
一緒になった事が
無いから判らんが

兎にも角にも
すっトロいらしい

周りが手伝わねば
次の場所に
間に合わぬ程の愚図だそうだ

本人からに
してみれば

丁寧なのかも
しれないが

傍から見れば
蝸牛の所乍でしかない

しかも本人は
云われ乍も
気付いていない

虫一匹を退治するにも
他の仕事をしている者を
呼びに行き 退治させ

何れを捨て
何れをとっておくべきかを

己の頭で考えもせず
他人に委ねる…

口ばかりを
動かして

他人に胡麻擦る
余裕と術が
あるならば

手を動かして
他の手を借りる

煩わしさを減らし
技を磨け

お前の
一挙 一足 一動が

私にとって
気に喰わなくて
苛々する

683:アビス◆wc:2018/11/15(木) 21:38

「無き世」(1)

私はこの世の中に
何も期待なぞしない

人間が人間で
有る限り

根本から何も
変わりはしないのだから

今の世を
見てみろ

希望に
満ちているか

何の為に
働いているのか

判らないまま
社会の歯車に
なる若者

生きていて
良かったと

思えずに
この世を去って逝く老人

色に溢れど
白と黒になる虚しき

手には黄金
くたばるのならば
紙吹雪

道無き程の物品と
空になってゆく この心

人に抱かれ
淫靡の肉林と

快楽に享楽
すれば現実は
一時の幻か

684:アビス◆wc:2018/11/16(金) 23:14

(2)

国民の血税は
国民のより良き
生活にはならずに

視察という名目の
観光旅費に充てられる

それでどう
国と民の為と
なるのだろう

685:アビス◆wc:2018/11/16(金) 23:21

(3)

延びていく
平均寿命に

素直に喜べるか
私には否だ

何故 生きる事を
強いられねば
ならんのだ

私は若くして
死に夢想を抱く

死に理想を求める
この生き難い現世から
私は解放されたいが故に

では理想の死とは何か
寿命を全うする事なのか
それでもあろうが

少なくとも私は
それでない

我が理想の死とは
森の中で誰ともの
交流を一切絶ち

現世にあり乍
現世に非ずの
隠遁生活を送る内に

死に向かう
恐怖に怯え

同時に発生する
生からの自由に
喜びを噛み締めて

物云わぬ
孤独骸となって
朽ち果てたい

686:アビス◆wc:2018/11/17(土) 23:45

(4)

死の後に
恋愛を語ろうか

私はどちらとも
恋に落ちたい

男とも
女とも

同じ性の者に
恋をして愛するのは

それ程までに
忌まねばならない事なのか

隔てているのは
なんぞやか
それは只の性だ

徐々に認識は
されつつも

肯定的では
無いと云うのが
現状なのだ

だからひた隠す
好きだと云って

自分の恋愛観を
否定されるのを
私は何よりも恐れている

687:アビス◆wc:2018/11/18(日) 21:27

(1)

ああ お腹が空いた…
お腹が空いたから
何か食べよう

腹ん中に収まっちまえば
みぃんな溶ける

だから私は何でも
食べるのよ

牛だろうが
豚だろうが
鶏だろうがね

生きていようが
死んでいようが
どっちでも良い

兎に角腹が
膨れりゃ良いのさ

一日だって
自分の食事を

欠いた事は
無いよ

常に餓えが
襲ってくるんだ
もう 絶え間無い

食う時だけなんだよ
満たされるのは

でもそれは一時的で
直ぐもう腹が減る

だから私は
目に入るモンなら

手当たり次第
何だって食うよ

虫でも
雑草でも

まだ足りないよ
腹が空きすぎて
倒れそうだ

688:アビス◆wc:2018/11/18(日) 21:39

(2)

親切な人間がさ
家まで運んでくれて
馳走を振る舞ってくれたんだ

私は勿論
全てを平らげた
けど まだ空いてるから

目の前にいた
親切な人間を
食べたんだ

だって我慢が
出来なかったから

頭からかじって
其のまま首を
千切ってやった

残りの胴体も
むしゃぶりついた

特に内臓が
美味しかったっけ

手に付いた血も
舐めつくしたけど

どうやらまだ駄目
みたいだから

家中の家具も
呑み込んで

それで最終的に
家も食べて

ようやっと腹が
満たされたんだ

ここら辺はもう
食べられそうな物が
見つからないや

犬猫人牛豚鶏 肉があるもの
一匹残らず骨も残さず
食い滅ぼして

虫も草木も
根こそぎ
食い尽くしても

私はまた
腹が減るから

次の地に向かい
あるもの全てを
食べるのさ

689:詠み人知らず:2018/11/19(月) 18:31

雪降る東京
響く都電
貴女は夜店の電灯の下
師走は街の静寂
ギターの音と共に

690:アビス◆wc:2018/11/19(月) 22:16

>>689
情景が浮かびやすい詩ですね。

691:詠み人知らず:2018/11/20(火) 05:03

そうか、
褒めてくれて、
ありがとうな。

692:アビス◆wc:2018/11/20(火) 17:22

また何か思い付いたのなら
書きに来ると良い、
他の皆も歓迎するよ。

感想については
あまり期待しないでね。

693:アビス◆wc:2018/11/20(火) 21:32

箱の中から
出てきました
この私が

ごめん ちょっと
一回閉めて

日の光が眩しくて
久しぶりに浴びたから

私はお化けです
元人間です

死因は事故です
車にはねられました

墓はありません
この箱が私の家です

中は私の思い通りに
変えられます
部屋も間取りも

テレビでも見ます?
ちゃんと映りますよ

ところで知って
いませんか?

生前の
私をはねた人を

持ち主を見つけてどうするか…
云わずもがな ですよ

非道い目に遭わせるに
決まっているじゃないですか

耐えられないんですよね…
何故私だけが死んでいて

私をはねた奴が
生きているのか

しかも笑っているんですよ
その事を思うと…

全身の傷が
浮かび上がって痛い 痛い 痛い

其処から流れる血が
止まらない 止まらない
止まらない 止まらない

フラッシュバックしてくる
事故の記憶が
甦って よみがえって

はねられて宙を舞って
グシャリとアスファルトの
地面に落ちて

肋骨とかが
内臓に突き刺さって

手足は本来向かない方に
曲がってあちらさんへ

苦しいや 苦しいや
苦しくてしょうがないや
息が途切れ途切れで

これが毎日クルんです
際限無く苛んで

精神が崩れて
壊れて瓦解して
積まれて崩壊する

剥き出しの脳味噌を
掻きむしっても全然
消えてくれない

ハラワタを引き摺り出して
包丁で切断して

床に叩きつけても
壁に投げつけても
消えてくれないのです

帰れると思ってます?
やっと見つけたんですよ
私をはねた犯人が

金を払って懲役して
それだけで罪を償った?

それだけで許されると
思っているなら

とんだ大間違いを
してますね

仮に周りが全てを
受け入れたとしても

私は絶対
受け入れない

どう非道い目に
遭わせてやりましょうか

磔刑串刺ギロチンに
火責め水責め音責めと
首吊り鉄処女電気椅子…

どれが良いでしょうか
迷いますね…

でも焦る必要は
無いのです

我が時は永遠
なのですから

全てすれば
良いのです

嗚呼 そうしましょう
そうとなれば 早く 早く 早く

貴方を
苦しめなくては…

694:詠み人知らず:2018/11/21(水) 17:40

バナナ
バナナ
猿とバナナの大合戦
どっちが勝っても
多分バナナ
ゴリラが勝っても
多分バナナ
ああバナナ
ああバナナ
きっとバナナ
コーヒーを飲みながら
ゆっくりバナナ

695:アビス◆wc:2018/11/21(水) 17:51

>>694
バナナバナナバナナ…
これを見てたらバナナとは一体
何だろうかと考えたくなる詩だね

696:詠み人知らず:2018/11/22(木) 04:59

サイボーグ赤ちゃん
ヨチヨチウィーンガッシャン
脳みそが機械
来世も機械
サイボーグ赤ちゃん

697:かずま:2018/11/22(木) 11:59

Window open...
青空の中
木漏れ日に漂う風
冬の匂い香る
爪先に感じる FEEL...
どこまでも続く道を行こう
光は永遠の心と闇
灯火を胸にかざし
大空へと飛んでいく
翼を信じて
華を手にとり涙
夕暮れは黄昏
あなたはどこへゆくの
街の静寂と共に

698:詠み人知らず:2018/11/23(金) 08:00

僕は主人公で脇役
青いジャケットを着て
ギターを弾く
木目が美しいんだ
ブルースが得意
抽象画な音楽
色々が飛び交う
鮮やか音色
オレンジの朝日がまぶしい
ああ今日も Beutiful...
金曜の輝きだ

699:アビス◆wc:2018/11/23(金) 10:07

>>696
見た瞬間思わず吹いたね。

>>697
格好良いですよ。

>>698
センスが良いなぁ。
これからも頑張って下さい。

700:アビス◆wc:2018/11/23(金) 11:36

(1)
俺は今
馬乗りになって
人を 殴っている

握り拳から伝わる
お前の骨が 砕ける感触

何故俺が
こうしているのか

それは此奴が
俺を裏切って

他の男と
付き合っていて

しかも何回も
寝ていたからだ

お前は
泣いている

殴られた痛みと
俺への恐怖で

俺も
泣きたい

殴る痛みと
お前を想うこの心で

結婚するまで
処女は捨てたく
無いからと

お前は俺に云って
触れさせなかった

俺は我慢した
其れが彼女の
望みならと

だがお前は
他の男と寝て

簡単に自分の
処女を捨てた…

この淫らな
売女めが嘘吐きめが!

もう止めろだと?
口を挟むな間男如きが!
これは俺と彼女の問題だ

許しの声は
聞こえている

だが お前を殴る度
俺は何よりも 喜びを感じた

俺の下にお前が
いるという状況は

支配欲を掻き立て
振るう拳を止める事は出来ずに
更に激しく重くした

彼女が俺を見る目は
当然怯えていて

それが俺にとって
最高だった!

其の目は俺だけを
見ていたからだ!

701:アビス◆wc:2018/11/23(金) 11:51

(2)

腕を伸ばし
彼女の首を絞める

ゆっくりとだが
確実に力を込めて

彼女は抵抗して
俺の腕を掴む

そんな事をしても
無駄だと云うのにな

むしろ幸せだ
だから俺は更に強く
彼女の首を絞める

これで彼女が
死んでしまっても
構わない程に

…彼女の死を願う?
俺は何を云っている?

違う

俺は咎めたい
だけだ

彼女の
裏切りを

拳の血を見る
彼女の血だ

彼女を見る
酷く腫れ上がった顔だ

間男が見ている
近付いて 腹を蹴る

うずくまる間男の足を
踏んでへし折る

痛がっている 間男の手を
踏んでへし折る

拳を使わないのは
彼女の血が

此奴に付くのが
嫌だからだ

間男を蹴り続ける間
ずっと俺は無言であって
無表情だった

見下していた俺と
見下されている間男と

遠くで見ている
俺の女

間男と彼女を
交互に見て

間男を引き摺り
彼女につき出して

彼女に間男を
畳み刀で殺させた

お前の間男は
もういない

真に愛しているのは
目の前の俺だけだ

若しお前がまた
別の男へ行こうとしても

俺がお前の体に刻んだ愛が
それを拒むだろう

恐怖で彼女を
縛りつけてなどいない

これは愛なのだ
俺は愛で彼女を
縛り付けているのだ

702:アビス◆wc:2018/11/23(金) 18:30

ぬいましょう ぬいましょ
小さい針 それと糸が
あったなら

小人さんのくつ下
作ってあげましょう

ぬいましょう ぬいましょ
布と綿があったなら

くまさんやうさぎさんを
作ってあげましょう

ぬいましょう ぬいましょ
やかましさわぐ
となりの犬の口を

あまった針と糸で
閉じましょう

703:詠み人知らず:2018/11/24(土) 13:22

僕には来世がある
勇気はださない
悪いこともしない
それでも頑張る
僕はヒーローじゃない

704:詠み人知らず:2018/11/25(日) 16:30

マスタード親父の神秘
世界はゴールドエキゾチック
スパゲティ姉さん
ワイルドハムスター1号
世界は胡麻団子
味噌はアメリカ産
だろ?

705:アビス◆wc:2018/11/25(日) 21:43

>>704
何処から何を云えばいいのか
判らない不思議な詩だねぇ。

706:アビス◆wc:2018/11/25(日) 22:21

「七魚」
座る私の足下で
魚が一匹泳いでる

私は気にも
止めないが

魚はじっと
私を見ていた

一日経って下を見た
魚が増えて泳いでる

赤の魚に
橙の魚と

一日経って下を見た
魚が増えて泳いでる

黄の魚に
緑の魚と

一日経って下を見た
魚が増えて泳いでる

水の魚に
青の魚と

多少賑やかに
なったので

触れてみたいと
思ったが

下は水面でなくて
地上であったので

触れる事は
無理だった

一日経って下を見た
魚が増えて泳いでる

紫の魚で
虹の池

一日経って下を見た
赤の魚が消えていた

一日経って下を見た
橙の魚が消えていた

一日経って下を見た
黄の魚が消えていた

一日経って下を見た
緑の魚が消えていた

一日経って下を見た
水の魚が消えていた

一日経って下を見た
青の魚が消えていた

一日経って下を見た
紫の魚が消えていた

一日経って下を見た
黒く大きな魚が一匹
私の足下泳いでた

707:アビス◆wc:2018/11/26(月) 20:34

(1)
あっちじゃない
こっちじゃない

そこは違うよ
出口は別の所さ

迷い込んだね
さぁ逃げろ

怪物が
目を覚ました

お腹を空かせていて
すこぶる機嫌が悪い

こうなったのは?
オマエのせいさ

自分の好奇心に
負けたから

不思議な館は
見た目は普通 だけど

入れば帰ってこれない
そう二度と

扉がたくさんあって
ひとつ開ければ
入りくんだラビュリント

そしていっぱい
ラビュリントの罠

上には気をつけて
大きな石がふってくる

横には気をつけて
毒矢が飛んでくる

下には気をつけて
床が消えてまっ逆さま

動かしているのは
誰なのか

それは此処を彷徨う
悪霊達

とってもイタズラ
大好きで

入ってきた人間達を
更に迷わせる

あっちだよ…
(こっちだよ…)

こっちだよ…
(そっちだよ…)

そのまま まっすぐ行けば
出口だよ…

信じたね…馬鹿…
怪物に喰われたね…

708:アビス◆wc:2018/11/26(月) 20:48

(2)
出口は見つかった?
でもそれは
本当の出口?

開けてごらん?
本物なら
外に出れるけど

ハズレなら
またやりなおし

そもそも出られる
はずがないよ

館の主の怪物は
とてもずるくて意地悪で

ラビュリントの形を
自由に変えるんだ

怪物の姿?
ぼくが見たのは
大きくて黒い獣だったよ

ぼくはそいつに
切り裂かれたの

違うわよ
私が見たのは
黒い大蛇だった

私はそいつに
丸呑みにされたのよ

まぁまぁそんなこと
どうでもいいではないですか

ほら ほら
あの人間で遊ぼう

石でぺちゃんこに
ぼくはしたいな

私は毒矢で
苦しむ姿を見たいわ

いやいやたまにはさ
床に落として
全身穴だらけも悪くないと思うんだ

どうかあの人間が
館の主の怪物に
出会いませんように…

709:アビス◆wc:2018/11/27(火) 21:41

(1)

お告げで勇者に
なりまして

とりあえず魔王討伐
する事に

王様の城に
行ったけど

不審者として
捕らえられ

あれこれなになに
説明し

ようやく納得
してくれた

貰った装備で
旅に出る

出てきたのは
モンスター

明らかに
弱そうだけど

まだ初期だから
それなりに苦戦する

なんとか勝利した
強くなった様な気がした

まだ始まったばかり
最初の町まで
がんばるぞ

710:詠み人知らず:2018/11/28(水) 04:40

赤い果実を口に
アメリカの大地で
大きな麦畑の中
バッタを追う
無理せず今日も
夕焼けに照らされながら
黄昏に染まる

711:アビス◆wc:2018/11/28(水) 20:34

>>710
これ、なんか良いかも。
好みですよ。

712:アビス◆wc:2018/11/28(水) 20:40

(2)>>709の続き

最初の町に
着きました

早速宿に
泊まりたい

全身に浴びた
魔物の返り血を

早く洗い流して
スッキリしたい

そして情報収集
始めよう

他人の家に
不法侵入

タンスを開けて
装備や金が

ツボを割ったら
薬草時折メダルが
手に入る

武具屋に売って
装備を新調したら

酒場に行って
仲間探しをするのだが

どう話しかけて良いか
判らない

つまる所
自分はコミュ障で

どうにもこうにも
言葉が詰まる…

713:アビス◆wc:2018/11/28(水) 20:47

(3)

一人でも
旅は出来る

単純に
強くなれば良い

出会った魔物
全てを倒し

持ってる金品
全部強奪取って

貯めたGで
強い装備を購って

それを繰り返し
続けて

いつの間にやら
レベルは99で

ステイタスも
全てが3ケタ
カンストで

魔王が涙目に
なっていた

もうこうなると
魔王すらも

其処らのモンスターと
変わりは無くて

特に苦戦する事無く
あっさり倒した

世界は救われた
そしてやる事が無くなった

勇者だからって
世界の果てまで
旅する気は無い

私は早く帰りたい
それから寝たい

早く忘れてくれないか
世界を救った勇者の事なんて
面倒な事があったら嫌だから

714:アビス◆wc:2018/11/29(木) 21:29

「自死」

私は死のうと
思います

先ずは首吊りを
する事に致します

麻縄を引っ掛けて
輪に首を通したら
準備完了です

椅子を蹴飛ばしまして
宙ぶらりんで
待ちましょう

…駄目でした
途中で柱が折れて
しまいました

ですが私は
この意思に何等変わりは
ありません

次は車の中で
練炭を焚きます

そうですね
一酸化炭素中毒死を
狙っているのです

車の中に煙が
充満してきました

苦しいです
でもこれが嬉しいのです

誰ですか
車の窓を叩くのは
五月蝿いですよ…

窓が割れて
しまいました

何て事を
してくれてるんですか

次は川に飛び込んで
溺死でもしましょうか

今は冬ですので
心臓麻痺もいけそうです

では飛びます
激しい流れが

私の体を
浮かび上がらせて
くれないでしょう

視界が霞んで
きました

水の音が
段々聞こえなく
なってきました

…また貴方ですか
先日の練炭自殺も
邪魔してくれましたね

何故余計な事を
するんです?

放っておいて
下さいよ

…そうです
良い事を思い付きました

貴方私と一緒に
心中をしませんか?

お願いです
私とどうか心中を
して下さい

もう私は
生きたく無いのです
誰が何と云おうと

只 切実に
自らの死を願うのです

心中をしてくれないと
云うのならば

疾く 疾く私の視界から
消えて下さい

そしてもう二度と
私の自殺を止める等と
馬鹿な事をしないで下さい

715:詠み人知らず:2018/11/30(金) 18:34

来世まで
精一杯いきる
青い空に
燃えるような情熱を
快楽は赤
消えない黒煙
夢は永遠
死の先にもある
この世は戦場
そして楽園
黄金を抱いて
世界へと飛べ

716:詠み人知らず:2018/11/30(金) 18:41

性は戦場
若き日の快楽は
闘いの証
終わったとき
本物の世界が見える
そこから始まる
安寧の日
栄光と光
終わらない情熱
太陽の兵士の道

717:アビス◆wc:2018/12/01(土) 21:06

明るい夜の世界
其処から伸びる影は
本当に只の影かい?

君が前を向いてる隙に
後ろで目を開いて
君を見ているかもしれないよ?

君が歩いている
そしてついてくる影は
本当に君の影かい?

影は何にだって
形を変えられる
鋭い刄にだってね

無防備に寝ている
君の首元に

無慈悲に
突き刺すかも
しれないよ?

朝 君が死体に
なった時

影は口を開いて
君の声色で

笑っているのかも
しれないね

718:アビス◆wc:2018/12/05(水) 20:50

(1)
これから 君は
私の芸術となる

君に猿轡を
しているのは

舌を噛み切られて
勝手に絶命されては
困るからだ

生殺与奪を握るのもまた
私にとっての芸術だ

君の全身を
使わせて貰おう

其の前に
君の着ている
服が邪魔だから

剥ぎ取らせてくれ
無論 下着もだ

ふむ 少し腹が
出ているが
まぁ良いだろう

ところで君は
先刻から私の後ろを
気にしているが

これ等は全て
私の芸術道具だ

さて 長話は
これくらいにして
始めようか

先ずは右足だ
切断して

長方形の箱に詰めた
土の上に立たせよう

人は歩く時
地面を踏むだろう

これはそれを
表現しているのだ

次は君を吊るそう
切断した右脚の部分を
紐できつく締めて

彼処のウインチに
引っ掛ける

よし これで
逆さ吊りの君が
完成した

写真に撮って
収めよう

絵に描かないのは
私が下手だからだ

それにしても
切断面から

流れる血が
君の裸体を伝う様は
なんと美しいのだろう…

思わず作る手を止め
嘆息を漏らし
恍惚としてしまうな…

嗚呼いけない
早くしなければ

インスピレーションが
消えそうだ

719:アビス◆wc:2018/12/06(木) 21:12

(2)

次は左足を
切断しよう

そして先程の
右足と合わせたら

「地を踏歩く足」が
完成する

さて 切断する時の
長さだが

シンメトリーが
良いのか

アシンメトリーが
良いのか悩んでいる

よし アシンメトリーに
しよう

不揃いにする事で
親と子を表すのだ

次は手だ
そういえば質問が
あるのだが

君はどちらで
茶碗を持つ?

馬鹿らしいとは
思う質問だろうが

これは芸術の為の
重要な質問なのだ

そうか 左で持つのか
では左手から
切断しよう

これで私は
「食事」を表現する

質問したのは
其の為なのだ

卓子を見てみろ
食事が用意して
あるだろう

だがあれは
私の食事ではない
芸術の一部だ

そして其処に
君の両手を添えれば
「食事」は完成する

ほら これが
君の左手だ
茶碗を持たせておこう

そして右手も
切断して…

痛いのは判るが
抵抗しないでくれ

出血多量で
死んでしまうぞ

君が暴れるから
少し傷がついて
しまったが

右手も切断
出来たから

此方には
箸を持たせておこう

何故「食事」に
したのか

それは手を使う時
食事が最も多い行為だと
思ったからだ

君は虫の息の様だ
でも君の全てをまだ
芸術に出来ていないから

死んでは
いけない

720:アビス◆wc:2018/12/07(金) 20:32

(3)

次は目だ
此処に万華鏡がある
これは何を表すか

世界だ
我々は目で世界の
色を見 形を見る

そして世界は広大だ
如何に其れを現すか
これには随分と悩んだ

それで行き着いたのが
万華鏡と云う訳だ

回す度に形が変わり
また色も変わる
正に小さき世界

今回は片目だけだ
…今度こそ否定はさせない

私の芸術を
君に認めさせる

あの時の事は
忘れていない

私の絵を嗤い
踏みにじり

あまつさえ描き換え
別の物にしてくれた

抹消してくれた方が
良かったのに

私の価値観を…否
全てを否定された気分だった

だから決めたのだ
君を私の芸術にして

君の存在を
肯定し

別の物として
全否定しようと!

なぁ聞いているか?
私は君に話をしているのだ

721:ナミ ◆4I:2018/12/08(土) 10:16

久しぶりです。
元彩音です。相変わらずとても素敵な詞ですね

722:アビス◆wc:2018/12/08(土) 22:48

>>721

久しぶりだね。
見てくれてそして褒めてくれて
ありがとう。

723:ナミ ◆4I:2018/12/10(月) 19:26

>>722
お久しぶりです。
どういたしまして、私も新しくポエムのスレ建てました。
師匠に近付けるよう、頑張りたいと思っております

724:アビス◆wc:2018/12/10(月) 21:01

>>723
そうかい、嬉しい事を
云ってくれるね。
ならば此方も頑張らねば。

725:アビス◆wc:2018/12/10(月) 21:07

「庭の鶏」

コォケコッコー
朝日と共に

うちの庭の
鶏が鳴いた

コォココッコー
忙しく庭を
円描いて駆け回っている

コカコッココー
まぁ待て周章てるな

餌は逃げやしないし
ちゃんとやるから

其の代わり卵を
産んどいてくれよ

コケッコッコッコッ
餌を食べている
うちの庭の鶏は

めんどりだから
卵を産んでくれる

コォケコォ
卵を産んだ鶏は

自分の子が
食べられている事を
知りもしない

726:アビス◆wc:2018/12/12(水) 21:17

「ケェキを作ろう」

ケェキを作りたいと
クリィムばあさんは
思いましたが

生憎 クリィムばあさんの家にゃ
クリィムしか無かったので

作る事が
出来ませんでした

ケェキを作りたいと
イチゴばあさんは
思いましたが

生憎 イチゴばあさんの家にゃ
イチゴしか無かったので

作る事が
出来ませんでした

ケェキを作りたいと
スポンジばあさんは
思いましたが

生憎 スポンジばあさんの家にゃ
スポンジしか無かったので

作る事が
出来ませんでした

クリィムばあさんは
ケェキを作る為

おとなりの
イチゴばあさんの家を
訪ねる事に

イチゴばあさんは
ケェキを作る為

おとなりの
スポンジばあさんの家を
訪ねる事に

スポンジばあさんは
ケェキを作る為

となりのおとなりの
クリィムばあさんの家を
訪ねる事に

クリィムばあさんは
ひぃこらひぃこら杖ついて

イチゴばあさんの家に
着きましたが

イチゴばあさんの家には
だぁれもいません

イチゴばあさんは
ひぃこらひぃこら杖ついて

スポンジばあさんの家に
着きましたが

スポンジばあさんの家には
だぁれもいません

スポンジばあさんは
ひぃこらひぃこら杖ついて

クリィムばあさんの家に
着きましたが

クリィムばあさんの家には
だぁれもいません

クリィムばあさんは
手紙を書くよう

「イチゴばあさんや
一緒にケェキを作ろうや
スポンジばあさんも誘ってさぁ」

イチゴばあさんは
手紙を書くよう

「スポンジばあさんや
一緒にケェキを作ろうや
クリィムばあさんも誘ってさぁ」

スポンジばあさんは
手紙を書くよう

「クリィムばあさんや
一緒にケェキを作ろうや
イチゴばあさんも誘ってさぁ」

それでもって
ようやく三人は
会えた訳ですよ

イチゴばあさんや
わたしゃあんたに
イチゴを分けて貰おうと

あんた家に
向かったが

居なかったから
手紙を書いたんだ

あぁごめんよ
クリィムばあさん

わたしゃ
スポンジばあさんの
家に向かって

スポンジを
分けて貰おうと
出掛けていたよ

でも居なかったから
手紙を書いたんだ

そりゃあ悪い事をしたねぇ
二人とも

わたしゃクリィムばあさんに
クリィムを分けて貰おうと
外に出てたのさ

それで誰も
居なかったから
手紙を書いたんだ

まぁ まぁ
早うケェキを
作りましょうや

わたしゃ皿の上に
ふわふわスポンジを
乗せとくよう

じゃあわたしゃはそれに
真っ白いクリィムでも
塗ろうかね

じゃあわたしゃもそれに
真っ赤なイチゴを
添えようか


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