レス禁
83:名を捨てし堕天使◆Qk:2018/07/29(日) 13:52 君は笑っていた。
まるで高みにいる人間のように。
しかし、君は弱かった。
ぼろぼろで、見ていて崩れそうなほどに。
みんなは強い、強いと言うから。
かりそめの強さに、演技に。
__その裏の本心に。
僕は、君の弱いところが、大好きです___
誰かが言った。
「永遠なんて存在しない」と。
僕は言った。
「じゃあ、永遠の命を持つ僕は?」と。
届かない。
僕より先に、みんな逝ってしまうから。
__届かない、じゃない。
届かせないことが大事なのだと。
________この心は永遠に、
忘れさせてください
ただ、暗くて
ただ、ぽっかりと穴が空いている。
それを埋めるものはわからない。
静脈を滑るラインを見て溜息をこぼして。
そして呟くのだ。
ああ、綺麗だなと
信じた人から否定された。
それは、杭のように僕の心に打ち付けられる。
涙を出す気力すら、心から流れる血とともに消えていく。
ああ、ここでもなかったのか。
心の穴を埋めるものは、
僕が、独りじゃなくなるのは。
1人でいても、2人でいても
孤独は、孤独に変わりやしない