〜明後日〜
『ピンポーン』
私は瞬の家のインターホンを押す。
すぐに、瞬が出てきた。
「よぉ。」
瞬は小さな声で呟いた。
「どうした?元気ないなぁ。」
私がそう言うと、瞬は黙り込んでしまった。
「ささっ!入らせてよ。」
私が慌てて言うと、瞬にも笑顔が戻った。
「で、今日は何の用なの?」
「もうこの計画終わりにしないか。」
「はっ?」
「何言ってんの?ここまで二人で頑張って計画立てたじゃない!なのに、何で?」
私はつい強く言ってしまった。
「………ごめん。」
「お、俺はっ…………」
「なんなの?」
「俺、刑務所に入りたくないんだ。」
「でも、そんな覚悟がないと殺せないでしょ?」
「でも、殺したいけど中々覚悟が…」
私はそんな瞬の言葉を聞いて、あることを言った。
「だったら殺した後、逃げればいいじゃん。」