小説書きます。

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1:匿名希望:2016/12/08(木) 17:24

小説書きます。荒しは立ち入り禁止です。

2:匿名希望:2016/12/08(木) 17:31

山内葵(やまうち あおい)
小6。とある出来事によって、三次元とは違う別の世界に来てしまった。母が行方不明。
ルル&ララ
時の狭間に住んでいる。
シュウト
三次元とは別の世界に住んでいる男の子。

3:匿名希望:2016/12/08(木) 17:31

つけたし
母ではなく姉が行方不明。

4:匿名希望:2016/12/08(木) 17:45

「ずっと好きでいてくれるよね…?」
「当たり前だろ…?」
ガシャンッ!ピーー……

「ぎゃー!遅刻するー!!」
私、山内葵は急いで通学路の坂道をかけ上がる。見ての通り、私は遅刻しそうなのだ。
「急げ!葵ー!」
一人で自分を応援しながら私はダッシュで、かけ上がる。
(よっしゃ!もうすぐで学校!)
そう思い、スピードを上げた瞬間、
キキーーッ!!
(え…?)
ガシャーーン!!
私は車にぶつかり、意識を失った。

「ん…」
私は重いまぶたをゆっくりと上げた。
「大丈夫ですか…?」
目の前には青い髪の毛の男の子が立っていた。
「ぬわーっ!誰!?」
私は、いつでも戦えるようなポーズをとった。
「あなたバカですの?」
青い髪の毛の男の子の後ろには、ピンクの髪の毛の女の子が立っていた。
「バカー!?」
私は腹が立ち、大声で叫ぶ。
「あの…僕の名前はララです。この女の子はルルちゃん…」
「ララ」という名前の男の子は自己紹介をしてきた。
「私は山内葵…」
最後の方の声が少し小さくなった気がする。
「葵、あなたには三次元とは別の世界に行ってもらいますわ」
え…?どういうこと…?

5:匿名希望:2016/12/08(木) 17:57

「三次元とは別の…世界…?」
私は疑問を抱く。
「とにかく行ってもらいます。さようなら」
ルルは、思いっきり私のことを押した。
「ぎゃーー!!」

「ここどこ!?」
私は三次元とは別の世界に今居る。開始早々、道に迷ってしまった。
「帰りたい…」
そう呟くと…
「何してんだ?」
後ろから声が聞こえて振り返ると男の子が立っていた。
「どちら様?」
私は目を細めて男の子を見る。
「シュウト」
「ふーん、私は山内葵」
「珍しい名前だな」
珍しい…?あ、そっか。ここは三次元じゃなかった。
「で、何でここにいるんだよ」
「さぁ?」
「わかんねぇのかよ」
わかるわけないでしょー!私は心の中でツッコんだ。
「まあいい。付いてこい」
偉そうな態度〜。そう思いながらもついて行く。

6:匿名希望:2016/12/09(金) 17:04

「ここが俺の住んでる家だ」
「わ〜でかいな〜…って、え!?養護施設〜!?」
なんと!シュウトの家が養護施設だなんて!ガチでシュウトの家かと思った…。
「あぁ、俺の親は小さい頃に死んだ」
そんなに辛い過去があったなんて…。全然思わなかった。その瞬間、お姉ちゃんが頭によぎる。
「お姉ちゃん!遊ぼ!
「いいよ〜」
お姉ちゃん…どこにいるんだろう…
あ!皆には説明してなかったね!私のお姉ちゃんは小さい頃に行方不明になっちゃったの。小さかったから夜もずーっと泣いてたんだけど、今は全然大丈夫!
「あ!シュウトお兄ちゃん!」
「おかえり〜!サッカーしよ!」
わらわらとシュウトの周りにちびっこが集まる。ひょえ〜、すごい人気…。
「あれぇ?このお姉ちゃん、シュウトお兄ちゃんの彼女〜?」
「ブフゥッ!」
私は吹き出してしまった。
「彼女じゃない」
シュウトは、きっぱりと言い放った。
「え〜、彼女じゃないの〜」
「彼女かと思ったぁ〜」
そんなことあるわけ無いでしょ!!心の中でツッコんだ。
「きゃーー!!」
私の後ろにいた女の子が悲鳴を上げた。
「え…」

7:匿名希望:2016/12/09(金) 17:09

私の目線の先には、トラックの姿があった。
「あっ!」
トラックの先には、ボールを抱えた女の子がいる。やばい!このままじゃ引かれちゃうよ!
「避けて!」
私は、叫ぶ。その瞬間、シュウトがトラックの前に出た。
「シュウトーー!!」
ガシャン!!

トラックの前にシュウトが倒れ込んでいる。
「嘘…シュウト…」
私は、震えながらも声を出す。
「美…和…」
え…?美羽…?その名前って…

お姉ちゃん…?

8:匿名希望:2016/12/09(金) 17:10

すみません。
美羽ではなく美和です。

9:匿名希望:2016/12/10(土) 17:13

「シュウト…何でお姉ちゃんの名前…知ってるの?」
私は、涙を流しながら震えた声で聞く。
「お姉ちゃん…?美和は…お前のお姉ちゃんだったのか?」
「うん…今は行方不明…」
「葵」
私は、突然名前を呼ばれてびっくりする。
「何…?」
「よく聞け…。お前のお姉ちゃんは…交通事故で死んだ」
え…?嘘…?
「美和は、数年前に俺の居る世界に突然来たんだ…でも…俺が車に引かれそうになったとき…美和が俺をかばって…引かれた…」
私は、シュウトの話を真面目に聞いた。授業では、先生の話を全く聞いてないのに。
「それで…そのとき約束したんだ…」

10:匿名希望:2016/12/10(土) 17:25

「ずっと好きでいてくれるよね…?」
「当たり前だろ…?」

「そんな…お姉ちゃん…」
私の座っている地面は、涙でぐしょぐしょになっていた。
「じゃあな…あお…い」
シュウトは、目を閉じた。
「シュウトーー!!」
私は、力いっぱい叫んだ。
「ルルちゃん、何であの子をこの世界に連れてきたの?」
「事実を教えるためですわ」
私は、上から数回だけ聞いた声が聞こえてきた。
「ルル…ララ…」
「お久しぶりですわ」
「こ、こんにちは」
ルルは腕を組ながら私を睨んでいる。ララは少しびびった感じで私を見ている。
「事実…?」
「そうです。あなたにお姉さんが死んだという事実を教えるために、この世界に連れてきたんです。あなたが遅刻して車に引かれそうになるように、設定したのも私達ですわ」
嘘…この二人が仕組んだの?
「あなた達のせいで…シュウトは…」
「私達のせいでシュウトが死んだとでも言いたいんですの?」
「当たり前じゃん…シュウトは…あんたらのせいで…」
「シュウトさんは、元々死ぬということが決まってたんです」
「はぁ…?」

11:匿名希望:2016/12/18(日) 17:32

「これをご覧なさい」
ルルが私の目の前に一枚の紙を見せてきた。そこにはシュウトの写真が貼ってあり、横には「交通事故で死亡」と書いてあった。
「これは神様が直々に書いた書類ですわ」
神様って書類書くんだ…。そう思いながら、まじまじと見る。
「これで信じました?」
ララが上目使いで見てくる。こいつは彼女が何人もできるタイプだなと思った。
「信じたよ」
私は、小声で呟く。
「そうですか。それじゃあ、あなたを三次元に戻しますわ」
ルルが言い放った瞬間、私の視界がグワンと歪んだ。

ドサッ!
「痛ったぁ…」
私はお尻から落ちたため、思いっきり振動が来た。
「おい!起きたぞ!」

12:匿名希望:2016/12/18(日) 17:34

おじさんが大声で叫んだ。
あ、そうだ。私、車に引かれたんだ!
てことは…遅刻ーー!!
私は、無我夢中で走り出す。
「こら!待ちなさい!」
おじさんが叫んだのを無視する。
シュウト、また何処がで会おうね。
終わり


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