歌詞 書き

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1:秋桜:2014/01/31(金) 20:44 ID:qVo

こんにちは。秋桜です。
歌詞を書きたくなったので書きます。

・荒らしは来ないでください
・他の方が書いてもokです。
・たまに歌詞クイズ書きます。
・思いついたら書くだけですので、書かないときあります。

以上ですね。たまにテンション高くなりますが
そこはスル―してください。

それでは、よろしくお願いします。

348:あき◆Hg あ。:2017/02/06(月) 22:12


守れない



「あたし好きな人できたから貴方とはいられないわ」
そう言って出ていったあいつは今何してるかな
遠い遠い未来を考えるのには少し早すぎていて
昔遊んだ玩具たちはいつの間にか捨てていた


初めて好きになった人 気づいたら離れてて
あれ、おかしいな? と思った時には僕は立派な大人でした
時間に追われて転ぶ毎日 電気をつけて閉じる家のドア
殺風景な部屋の中に 見えたものは何もねえな

光る光る白いあの星は 死んだ人が生まれ変わるんだって
いやそんなことねえ 死んだら終わりだ
楽しそうな家族を横目に見て

*今日僕は死にます 首をつって死にます
遺書には「疲れました」なんて書いて 悲劇の主人公アピール
昔のアルバムを見て 楽しかったなって思い出して
今じゃネットの中染まって 誰かへ刃物を突き立てる 突き刺す*


ねえお母さん僕ってさ 貴方が誇れる強い子でしたか?
上手く笑えなくなった僕を見て ダメな子って言ってくれますか?
ねえ明日の僕は きっとまだ生きてるんだろうけど
どうか遺書の最後は「どうぞ笑ってくれ」そう書いてほしい

*今日僕は死にます 首をつって死にます
気づいたときにはもう 戻れないと 気づいてしまったのです
今日僕は死にますが 首をつって死にますが
最後に僕が傷つけたすべての人 どうぞ笑ってください
指を指して笑ってください でも誰か一人だけは

泣いていてほしいと願うのです*





昔描いていた自分とは違くて絶望して
優しい奴なんていないことに絶望して
もう生きるって何かなって分かんなくなる。

そういや小さいころの俺って、なんであんなキラキラしてたんだろう。
そういやなんで大人の俺って、こんなにつまんない人間なんだろう。


お久しぶりです。一カ月ぶりですね。
脱字ありましたら、すいません。

349:もみじ【嫌われることが怖くて、僕は僕は僕を隠した】:2017/02/06(月) 22:16

失礼します
これまでの歌詞読ませてもらいました!
いいですね!ツボにはまりました!
これからも頑張って書いてくださいね♪

350:小梅【嫌われることが怖くて、僕は僕は僕を隠した】:2017/02/06(月) 22:18

特にあきさん

351:あき◆Hg hoge:2017/02/06(月) 22:35



>>349-350


同一人物であってる……かな?

久しぶりの他人からのスレだから
荒らしかなって思ってしまいました。
申し訳ない。


お褒めの言葉、ありがとうございますm(__)m
名前の横の歌詞はハイドアンド・シークですかね?
あまり名前を出すのはあれですが、気になったので。


マイペースにやっていくので、どうぞこれからも
宜しくお願い致します(⌒∇⌒)

352:あき◆Hg あ。:2017/02/11(土) 15:31



未来はないと諦めた 資本主義 社会主義横目に見て
帰る家がないと嘆いた 神様は全てを見ているから
話をしようぜ 長い話
挫折の先には何がある


そこには逃げ場がなくて 家に帰っても怒鳴られてる
イヤホン付けて耳塞いでも 言葉ってもんは入ってくるもんだ
果たして これして
どうして そうして
いやいや今も昔も 助けなんて何処にもありません
だからこそ穴を掘った たくさんの物が入るくらいの穴を

ラブソング ラブソング
伝えたい気持ち詰め込んで
ラブソング ラブソング
僕の愛を受け取って
ラブソング ラブソング
いや、違う多分これは

愛を置き去りにしたなにか

*偽善者は悪人に戻る
空はいつまでも青くすんでる
幸せ者の僕にもそれくらいは分かる
早くここから立ち去らなきゃ

遠くから聞こえる最近流行りのJPOPを無視した
嗚呼、早くここから逃げなきゃ
こんな空き地さっさと売り飛ばして
僕ら逃げ道探さなきゃ*


甘えるなと頬を殴られた 中学最後の夏休み
あの日からなんにも変わらない 今日は五回言われてしまった
そうやって 愛して
違くて 返して
言えずに溜まった言の葉を 今も言えずに口の中に入れる
だからこそ穴を掘った たくさんの言葉が入る穴を

ラブソング ラブソング
中途半端な言葉並べて
ラブソング ラブソング
神様を殺すのだ
ラブソング ラブソング
これが僕の舞台公演

さあ客席よ早く埋まって

*善人は悪人の振りをする
少女は一人ぼっちで眠る
信じ給えきっと明日は来る だから
早くここから立ち去って

夢にいれば何もわからない何も見ることなどないよ
さあ、早く逃げ出さなきゃ
枯れた花畑が広がる空き地置いて
真っ直ぐ前向いて*

人から人へ繋がるそれを
僕は受けとる前に糞虫になった
溢れる涙と零れるそれ抱きしめ

嫌われる前に嫌わなきゃ
裏切られる前に裏切らなきゃ
そういう世界を神は作った
そういう世界から僕は逃げた

ささっと神なんて死んでしまえ

*悪人は見下しながら笑う
今や全世界に善人はおらず
信じ給えみんなみんな
悪人に戻るしか方法はないぞ

汚れた世界を作った僕らは知らん顔で罵倒し続ける
もうここにいられやしない
だからこそお前は振り向かずに去って
逃げ道はちゃんと作っておいたから
何もしらない顔でお逝きなさい

今すぐにここから立ち去って*




ラブソングに意味なんてない。
あるのはそこにはあるわけの無い愛と
腐った言葉だけだ。

つまりこの歌詞も意味なんてないのかもしれない。


全否定していくスタイル。
ほんと鳥肌がたつくらい気持ち悪いよね。
色々と。

脱字とかあったら、申し訳ない。

353:あき◆Hg あ。:2017/02/12(日) 20:23

シオンをささげて


優しくされたとき自分の弱さを
胸が痛くなるほど知りました
寂しいならそう言えばいい
なんて簡単なこと言ってくれるな
花束抱えて歩いた午前三時君を思い出す

*春が来たらさよならして
二度と振り向かずに
帰り道歩いて君を思った 
ただそれだけで

涙があふれるのはなぜなんだろう
もう二度と戻らない
それは一番僕が知っていた
ほら僕に笑いかけて*


そういえばって思い出したのが
くだらないことだと気付いたのです
紫苑を抱いて空を見て
なにバカなことしてるんだって呆れて
誕生日おめでとう昨日の僕


どうしても優しくなれない
強くもなれないし傷つけてばかり
何をしているんだって自分自身に怒って

昨日の価値は今日の価値ではない
けど昨日の失敗は今日の失敗だ
成長なんてするはずない
弱い奴ならなおさらだ

*あの春の日さよならをして
振り向けばよかったなって
今更後悔しても遅いって
知っていたんだ

忘れないよって嘘をついて
忘れないでって願って
届くはずないことは僕が知っているから
ほら早く僕に笑いかけて

今すぐ僕に笑いかけて
そんな午前三時*



前のやつ。
時間がないので、勘弁してください。

まあ前のやつって言っても一月のやつだけどね


脱字あると思います。

354:あき◆Hg hoge:2017/02/14(火) 22:42



一番届かない教師の言葉を かみ砕いて
昨日自殺した友人のお葬式の中
泣いて 喚いて 口閉じて 目を瞑って
悲しむ他人と 怒る親族を
ただ見つめて嗚呼どの面下げてるんだか
陰口 痛い 痛い 痛い 痛い バカ みたい


教室の隅っこ一番後ろの席 あたしが
一番大っ嫌いな 教室 満室 騒がしいです
友人が死んだことを忘れたように
笑うクラスメイトが無性に気持ち悪かった

もういいかい いい まだ いい 違う 空 見て ない
嗚呼 まっすぐ 落ちる 君 を はっきり見た一週間前
クラスメイトは笑いながら
「知ったこっちゃないな」って唾吐いて 教師の前ではお人形のふり 
さてはて一番の加害者は誰なのか

*脳みそぶっ飛ばして 破壊して
脊髄も真っ二つにしたら 誰もが望んでいたエンドロール
自分自身で潰しておいて今更惜しくなっても 遅いよ

眼球に針刺して 鼻を折って
何もかも無駄にしても 関係なしに
ただただ終止符を待っている*


風の噂話自殺ではなく他殺 いやいや
目ん玉付いてんでしょ 教室 屋上 刹那に酔う
手紙に書いてある脅迫じみた文字
昨日金魚が死んだって「苦しそうにもがいてたよ」

もういいかい いい まだ いい 嗚呼 血を 吐き だす
ねえ まっすぐ 突き刺し 内臓 が 飛び出ていたの
クラスメイトは泣きながら
「絶対に許さないよ」って指突き立てて 教師も怒り狂う二時前
さてはて一番の容疑者は誰なのか


*手の指全部追って 真っ二つ
耳切坊主のように捨てたら まさにずっと望んでいたエンドロール
無くなって初めて気づくそれが人生? バカ言うなよ

ただ終止符を打たなければ
隣の猫が笑った*


その日聞いた言葉 分かっていた
愛してるの言葉ほど軽い言葉はない
最後に口で唱えて 追い打ちをかけたのは誰?
昔聞いた 裏切る事こそが生きる近道

脳みそぶっ飛ばして楽になって
さよなら初めてのお友達
さてはて一番の被害者は誰だろね

*脳みそぶっ飛ばして まき散らして
目ん玉見開いて唾液零しても ほらこれが皆望んだエンドロール
自分自身でかき消しておいてねえほら それはずるいよ

脊髄も役に立たず かっらっぽだ
さあそろそろ気づいたかい? さようなら
貴方を終止符の中に引きずりおろすから

誰もが望んでいた終止符を今*



厨二病シリーズ2

と、名付けているが、気が向いた時しか書かないやつ。
「うわ、今すっごい痛いこと書きたい」ってときに書いてる。
つまり自己満。


色々つっかかるのはすまないがNG。


見直ししてないから脱字あります。

355:秋◆Hg hoge:2017/02/19(日) 01:09


天邪鬼


名前のない花を見ていた 誰かを思い出せそうな気がして
少年少女は壁にぶち当たり 「どうしよう」と困ったまま見つめるだけだ
昨日の僕に告白を お誕生日おめでとう15歳の僕
写真はまだ飾る勇気がない


一人では生きていけない だらだらと理由を述べて
虚無感と戦って 出来るだけ足跡残して
絶縁したいつかの仲間が 昨日結婚したと聞いた
そこにいるのは誰だっていい 目の前に映るのだって同じだ
生きるのに疲れてしっまたの あなたの隣にいるとなおさらね
そうやって自分を守った

鏡に「誰だ」と唱え続ける日々 ゲシュタルト崩壊する月曜日
お前はただの弱虫だと 言って笑ったあの人はどこにいった
見つけることはない手紙を書き留めている

*生きて生きて生きて 死んでいく毎日
仲睦まじい家族を遠めに見ているだけで
生きて生きて生きて そして 明日には死んでいる毎日
そうやって自分否定して 貴方はまだ口を押えたままだ

生きて生きて生きて 死んで 花が咲いたら素敵な今日がある
見つからないよに息ひそめ バレないように母を抱きしめた
もう怖いものなどないよ そしてやってくる誕生日*


もうここに居場所はないよ 星屑を必死にかき集めた
忌み子は笑う 笑いながら殴られる
見て見ぬふりは得意だ 気付けば動かす足を速めてた
そこにいるのは僕ではないよ 貴方の目に映るのは僕じゃない
死ぬことより生きるのが難しい そんなことないって励ました
それは一番僕に言わなきゃな

鏡に毎朝あいさつをする毎日 寝ぐせだらけの自分を見ていた
酒に酔っぱらう毎日 あの人のようにはなりたくない
見ることはない手紙にそう必死に書いていた

*生きて生きて生きて 死んでいく毎日
手を差し伸べたあの人はすぐに消えていったの
生きて生きて生きて そして 明日には死んでいる毎日
どうしてもその言葉が 汚く感じてしまうのは僕だ

生きて生きて生きて 死んで 花が咲いたら素敵な今日がある
泣きながら帰りを待っていたよ なにも見つかりはしないけど
愛を買う前に空っぽにしなきゃ そしてやってきた誕生日のため*


生きて生きて何度も呟いた 何が命だ何が宝だ
友人と笑いあう自分がそこにいて
いいように使った記憶のかけらをわざわざ捨てた
生きて生きて話をしようよ 明日がずっと待っているから

*生きて生きて生きて 死んでいく毎日
それが人生よってもう聞き飽きたよ
生きて生きて そして 明日には死んでいる毎日
そうやって否定した分 自分を殺したの

生きて生きて生きて 死んで 花が咲いたら素敵な今日がある
慣れない温もりを忘れないように 必死に星屑抱きしめた
涙を流す暇なんてないから 過ぎ去る誕生日をずっと眺めていた
さようなら手を振って笑っていた 初めまして望んでなどいない僕の声*



生きたって問題ないって、笑ってよ。

誕生日って実感ないよねって歌。


死にたいんだったらさっさと死ぬけど
不完全に病んでいる人は全然死なない。
本当は生きなくてもいいけど、ふとしたときにどうしても死にたくなる。

最近そういうもんなんだろうなって、分かってきた。


だからそういう人が一番心にくる言葉は誹謗なんだよね。
あくまで憶測だけどな。


多分脱字あります。

356:檸檬:2017/02/19(日) 15:42

できれば昨日に戻りたい
無邪気に笑う君の顔が
僕にまとわりついてくる

今日もいつもと変わらない
同じ"作業"の繰り返し
机に頬杖をついて
窓の外を眺めてる

帰り道 地面に伸びる黒い影
橙の光に包まれて
君は手を振り言った『じゃ、また明日』って

当たり前のように思ってた
明日も平凡な1日だと
目の前に迫る"絶望"に
僕は気付かず目を瞑っていた

お願い神様
僕の命と引き換えに
昨日に戻る方法を教えて
運命の歯車を狂わせて
暗闇から君を救い出す
それが叶わぬ願いだとしても
僕は君に手を伸ばす


入学式の時の写真は
あどけなさがまだあった
何だか君じゃない気がして
僕はそっと目を逸らす

LINE 君との最後の会話
隠れたヒントに気付けなかった
罪悪感 溢れた言葉『ごめん…』って

君はいつも待っていた
誰かに気付いてもらう事
君を取り巻く"孤独"に
僕は気付けず 眠っていた

お願い神様
僕の人生と引き換えに
過去に戻る方法を教えて
孤独の檻を破壊して
君をそこから救い出す
それが無駄な希望と言われても
僕は君に手を伸ばし続ける

あの日にもう一度戻れたら
そう思って毎日を過ごす
宙にぶら下がる君の姿が
僕をずっと締め付ける

僕の最初で最後の"リグレト"

357:秋◆Hg あ。:2017/02/26(日) 22:06




泣いたって
僕は知らないよ声も聞かないよ
後悔したってもう遅いことに気づきなよ
苺が潰れてフォーク刺して
愚者はすまし顔で笑ってた
君は言う空を見る
白猫は黙って僕を見てた

いつかはあの鳥みたいに
僕だって空を羽ばたくんだ
惨めかな 惨めだね
明日は空から魚が降るよ
海辺のカフカを読み終わった朝
次は変身を手にする夜
答えはない言いたくはない
世界はメタファーで在り続ける

いつも耳を塞いでちゃ疲れるでしょ
僕が切ってあげるよ

*いつだって
愛情 愛念 傾慕 慈愛
抱きしめて輝きだした
賢人は口を塞いで

優等 佳良 良質 高上
真っすぐに前を見つめた
早くしないと終電だ*

「馬鹿みたい」
僕は気にしない嫌われたっていい
名前を聞いても思い出せないなああ、ごめんね
林檎突き刺して皿を割って
点滴打てばもう痛くないよ
君は笑う力なく
白猫は愚者に懐いたままだ

嗚呼

善人なるため心がけよう
僕は完璧な人間になろう
平気かい 大丈夫
魚は地面に叩きつけられた
海辺のカフカを思い出す夜
変身も一緒に思い出してた
父はいないそこにいない
不自由であることを望み続けた

いつも口を噤んでいるばかりなら 僕が
縫ってあげるよ

*そうやって
愛情 愛念 傾慕 慈愛
腕の中から零れ落ちた
愚者は笑顔で佇むまま

優等 佳良 良質 高上
君はまだ分からないままだ
早くしないと終電だ さあ*

「いつも周りを気にしているけど
それって生きているの?」

違う

違う

愛情 愛念 傾慕 慈愛
壊れたまんま戻りはしなかった
賢人はそれに気づけず

優等 佳良 良質 高上
全部を全部求めすぎた
早くしないと終電だ

*黙ってよ
妄想 憎悪 迷妄 厭忌
さよならってそう告げた
愚者はすべてを持っていて

不良 劣等 粗悪 低質
「君は何も悪くはなかった」
早くしないと終電だ*

世界はメタファーだと君は笑う



頑張ったよ


多分、悪くはないんだよって歌。

歌詞板も随分人が増えたね。
やはり女性が多いのか恋愛系の歌詞が多いようで。

私はそんな西野カナみたいな
会いたくて会いたくて震える歌詞は書けないので
尊敬します。

脱字あったら申し訳ないです。

358:mercy&◆ds:2017/03/12(日) 09:33

横から失礼しますm(_ _)m
私も入ってもよろしいですか?
載せたいんです😁
他のスレにもたまに載せてます!
良かったら見てください!

359:秋◆Hg hoge:2017/03/13(月) 20:45


>>358

返信、遅れちゃってごめんなさい。

どぞどぞ。
私不定期更新なので、載せていただけるのは
嬉しいです。

色んな方のスレは覗かせてもらっているので
知ってますよ〜。
言葉の使いまわし素敵だなと思いました。

360:mercy&◆ds:2017/03/15(水) 06:44

あ...知ってたんだ...言葉の使い回しまで...(ショボン
返信遅れてゴメンナサイ!
今度歌詞載せます!

361:あき◆Hg hoge:2017/03/16(木) 21:29


>>360

楽しみに待ってますね(*´︶`*)

362:あき◆Hg hoge:2017/03/16(木) 21:39


君が咲いて、僕が咲いた。


僕が咲いたこの街で
嫌いなあの子はまだ息を吸ってる
机に書いた落書きなんて
今じゃいい思い出だよな
 
僕が咲いたこの街で
嫌いなあの子は笑ってて
そうやっていつだって悪いことは全部
忘れてしまうから
 
嗚呼、どうだろう
今更後悔なんてないのに 何かが足りなくて
あの日泣いた
君の顔が忘れられない
 
*なんで 縋って縋って縋ってでも
今日を変えたいと声を枯らすの
簡単割れてしまうガラスが日に日に
増えていく毎日で
いつも 笑ってそうやって自分を保って
誰も助けやしないのにね
落ちた画鋲を笑顔で拾って
痛みを和らげた*
 
僕が咲いたこの街で
嫌いなあの子は今日も元気で
花束を持って外へ出た
「お久しぶりだね」「元気?」と
 
僕が咲いたこの街で
嫌いなあの子は花が好きで
いつだってどんなときも机の上には
花瓶が置いてある
 
嗚呼、こうしよう
そんなに痛いなら泣けばいいそれで救われる
それでも決して
君は泣かないんだね
 
*今日を殺して殺して殺してまで
鬼のように愛を欲しがってるの
手すりをつかむその手はこんなにも
震えているというのに
そして嫌がり恨んで答え合わせをしてそろそろ覚悟はついたのかい?
すべて僕にとってあの出来事は
思い出に過ぎない*
 
見ないふり急ぎ足回れ右歪む顔
嗚呼、そうやってそうやって
自分を守ってきていたのに
広げた手で抱きしめて大丈夫だと囁いた大嫌いな君を
今でもまだ覚えている
 
*声をあげてあげてあげても見えない
そんな世界に僕等は立っていた
「嗚呼やっと貴方に会えた」
「私今とても幸せよ」
 
気づけば泣いて笑ってありがとうなんて
必死に縋りついていた毎日だ
明日にでも天秤にかけられてしまう運命でも
君を嫌って嫌って嫌った腕の中
真っ直ぐな瞳で今
僕が咲いたはずのこの街は
いつか僕が愛してみたかった世界のどこかで
少し好きな君が咲いている街*



君がいつも通り笑えている毎日を
静かに願い続ける。

半年ほど前に書いたやつ。
まあまあ私にしては、明るいと思います。

世の中そんなに甘くないって、ネットの中でくらい
夢を見させろって何回も思ってしまいます。

いつか皮肉的な歌詞、書きたいです。
というか、狂った歌詞が書きたいです。

363:あき◆Hg hoge:2017/03/25(土) 22:28


夏の終わりと赤い糸


水に描かれた月を撫でたくて
手を伸ばしてすり抜けた日と
カラカラ音を鳴らす草が
静かに交わる気がしていた

遠い町に引っ越した貴方に
泣いて別れを言った夏
風の噂で聞いた話では
炎の中に消えたとね

嗚呼 いつの間にか夏が来て
キラキラした貴女を思い出していて
そっとそっと置いた言葉が今
昔の僕を擽ったのです

赤い糸は切れたまま

*それが貴方が望むすべてだから
目の前を見つめながら進めばいい
沈んでいく深い海の底で今
貴方の言葉を思い出していた

たとえそれがちっぽけな言葉だったとしても
僕にはとても大きい物だったのです
水の上歩いた夢の中では
空は黒で染められていたの*

愛する前に君を見つけなきゃ
自分を見失う前に
夕暮れ見えた水面が今
遠く滲んでいく気がしてた

嗚呼 いつの間にか夏が来て
蝉の声が貴女を殺したとしても
そっとそっと切れた糸が今
昔の僕を笑ったのです

まだ赤い糸は切れたまま

*夢から覚めた中輝く星と
ずっと息が出来たら素晴らしいのに
安易な世界が嫌と空へ帰った
貴方の言葉が耳を擽って

たとえばそれがちっぽけな言葉だったとしても
初めて愛を感じた気持ちだったのです
水の中描いた星の数ほど
泣きながら誰かを許したの*

夏夜の水浮かぶ貴方に貴女と
夏夜の風が静かに音をたてた

さよならも言えず立ち去った貴方と
ずっと水の中で溺れていたい
朝焼けに見えた貴方が今そこで
笑う

*それが貴方が望むすべてのことならば
ずっと呼吸が聞こえていたのに
安易な世界が嫌と空へ帰った
見つめた貴方は笑うだけなのね

たとえそれがちっぽけな言葉だったとしても
水に溶けるほど僕を救っていたのだ
水の中手を繋いだ夏夜に
息もできぬほどのキスを交わした*


微笑んだ貴女が手を伸ばした
ああ、夏の終わりと赤い糸



夢が終わらなければいいのに。


夏の前に春だけどね。
今まで考えた歌詞の中で一番爽やかなのでは
ないかと思い始めているが、そうでもないかもしれない。

364:あき◆Hg あ。:2017/03/28(火) 19:52



どうせなら君を道連れにだなんて
思いもしないことを呟いた
始発点そこがもう分かれ道
駅員はうんともすんとも言わない
思いついた夢を並べ続けて
現実見ろって一瞬に消されて
今やなりたいものなど無く
今の自分がすべての答えだと

やりたくないことを押し付けられて
逃げることが悪いことになって
色紙にはいくらでも嘘を塗れたのに
口はすぐ喰らい尽くし死んでゆく
 
 
どうせなら君を道連れにだなんて
思いもしないことを呟いて
散々泣いて疲れた次の朝
僕は次の僕を食べ始めるのだ
テレビのニュースに気を取られて
俺を信じてってこの嘘だらけの場所で?
今や信じられるものと言えば
たった今嘘をついた僕だけなのだ
  
見ないふりした僕自身と
ただ見つめるばかりの世界で
どっちが卑怯なんて決めるのは
いつだって他人ばかりだ「うるせえ」



ペンタブってめっちゃ扱いにくいよね。
買って1年ほどたつけど、未だに慣れない。

 

365:あき◆Hg あ。:2017/04/20(木) 23:06



朝顔が枯れたのは丁度夕方あたり
遊び疲れて家に変えればもう枯れていた
気にもせず眠りについた僕に
朝顔は何を思ったのだろう

陰口を言い合う事でしか繋がれなかったあいつと
最近些細な事で喧嘩して口すらきいてない
いつか後悔するのかないや、後悔できるかな
小さい頃に聴いていたオルゴールが回る回る

*最後の一瞬まであと何年か
明日後悔しても遅いなんて分かってた
日が落ちれば家に帰って暖かいご飯が待っていて
それが削られていく時間を眺めた
嗚呼、お金で買えない物はない ならば
僕は僕自身を買っておかなきゃ
最後の一瞬を自分で過ごすんだ

夜の街が綺麗なら僕も綺麗でなくちゃいけないな
つまらなくなったのは世界か
それとも僕等自身か*

朝顔が枯れたのは丁度今朝起きたとき
新しい花に埋もれるようにして枯れていた
気にせず仕事へ行った僕に
朝顔は「悲しい」と思ったのか

言いたいことも言えぬまま過ごしていたあの子と
気づけばいつの間にか名前すら浮かんでこなかった
いつか後悔できるかないや、後悔しなきゃだめだよな
小さい頃聴いていたオルゴールが回る回る

そして止まる

*最後の一瞬まであと何年か
いつか後悔しても遅いなんて分かってたのに
宿題を夜遅くに終わらせて眠る夜は短い
目覚めれば皮肉な朝いた
嗚呼、お金で変えない物はない だから
僕は僕自身を買っておかなきゃ
最後は自分でなくちゃいけないから

昔を捨てるなんて無理なのに夢を捨てたのは誰だろな
つまらなくなったのはきっと
大人になった僕なのに*

教師の言葉を信じてて
意味もわからない曲を好きになって
あ、できれば、あの日出会いたかった曲が
ラジオで流れてボリューム下げた

気にしていた人と人の視線
善か悪か決めるのはいつだって君たちだ
生きてる意味もないくせに
それでも僕は自分だけでも認めたい

*最後の一瞬まであと何年か
今日後悔しても遅いなんて分かってただろ「阿呆が」
友達とバカ騒ぎして怒られても
あの日は無敵だと思ってた のに
つまらなくなった世界の中に
つまんねえ僕が息を吸ってて またつまんねえ君がいつもそこで
笑っていたらいいのに

人目を気にして歩いた日々が
いい思い出になんてなりはしないけど
最後の一瞬になったその時
なにか一つでも僕の記憶が
美しければそれでいい、いい、いい んだ*


終わりよければ、すべてよし。

過去が素晴らしすぎて
今がクソみたいなんだ。
だけど僕は、この人生を
「大切だった」って
胸を張って言える人になりたい。

366:匿名希望 あ。:2017/06/04(日) 00:30



おばけになった夢の中
貴方は笑って手を取った
美味しくはないカレー食べて
貴方はただ笑って黙っていた

目覚めた場所はどこじゃろな
昨日きた「風邪ひいた」の文字
輝く蛍だらけの水の中
すべてを察した「今は何時?」

並べられる花がくすぐったくなる年頃で
外は蝉がうるさくないてる
のにどうして貴方は目をそらすの

*おばけになった昨日の夜の
空は皮肉にも広がる雲
永遠なんてまるでないよな
けれどまだ五十年はあるし

きっと僕らにずっと道はないから
きっと僕らにずっと道はなかった*

おばけに戻った夢では
やっぱ 貴方は笑って黙ってて
貴方いつまでここにいるの?
目が覚めってしまった汗だらけで

一つ増えてた蛍の目
雨水で壁の色変わる
視力をなくした真っ暗闇で
なるほどと笑う 諸行無常

夢にいたおばけが早くって手招きするから
蛍の世界も悪くないし
けど貴方は放っておけないな

夕立が顔隠す

*おばけになった昨日の夜の
空は皮肉にも広がる雲
永遠なんてまるでないし
一日は無駄に過ぎていくし

きっと僕らにずっと道はないから
きっと僕らにずっと道はなかった*

ドライブ好きな僕の横に
写真好きな貴方がカメラを持つ
塾の帰りに買った駄菓子とか
石を交互に蹴って歩いた道とか

そうやって世界はまってた
こうやって世界はまわってく
いつだって遠いはずだった日付が
すぐ近くで破れたまま止まった

*おばけになった昨日の夜の
空は皮肉にも広がる雲
時間はいつも過ぎてくから
僕は有限を愛し続けた

夢で食べたご飯はまずいし
最後に見た貴方の写真は下手だし
それでも切り捨てたくない今があって
それはいつまでも終わらないから

きっと僕らにずっと道はないから
きっと僕らにずっと道はないから

作り続けた そうやって道を
歌を 愛を 僕をずっと

だから僕らにずっと道はなかった*



最近仮面ライダーの変身集とか見てるんで
こういった歌詞が多いです。

本当はもっと暗いのとか書いてもいいんですけどね
思いつかなくて大変。
思いつくワードがだいたい同じなんで
自分で考えてて楽しくない。

つかスランプ気味なんで
思いつかないんだよね。こりゃ大変だ。

367:あき◆Hg あ。:2017/07/17(月) 17:17



ゆらゆら揺れる枝のよな顔をして
ちらちらこちら見るあの子へ微笑んだ
僕は世界一タフである15歳になるの
きらきらと光る星僕のこと睨みつけた

1000年後
あの子はきっと世界の片隅に追いやられ
あの子はきっと僕じゃない誰かのため
あの子はきっと人じゃない誰かのこと
ずっと人と呼ぶのだろう
なあメタファー

からから音が雨の音かき消して
ふわふわ落ちる体を眺めてた
あの人はいつも外の世界眺め続けてて
姉だったらいいなとずっと夢を見ていた

1000年後
あの子はきっと世界の片隅に追いやられ
あの子はきっと僕じゃない誰かのため
あの子はきっと人じゃない誰かのこと
ずっと人と呼ぶだろう
なあメタファー

信じたものが全て正しくはなかったし
信じたものがいつか正論を振り回すとは知っていた
正義の反対が正義ならバカみたいに
ザクロは潰れる筈がないだろ
なあそうだろメタファー
ああそうだろうメタファー

1000年後
あの子はきっと僕のそばで泣き崩れ
あの子はきっと人だった僕のこと
あの子はきっと僕じゃない人のこと
ずっと人と呼び続けるだろう
なあメタファー


海辺のカフカは関係ない。
久しぶりです。

もうすぐ夏休みだね。

368:あき◆Hg あ。:2017/08/04(金) 19:37






ねえマリ
ナイフ片手にどこ行くの
知らない音楽聴きながら
夏の蒸し暑さなんて知らぬ間に
どこか遠くの方へ

ねえマリ
消えたガラス玉痣だらけ
お人形みたいな顔をして
空になったペットボトルに入れた
砂の水お腹を膨らます

影法師がゆらり晴天に浮かぶもの
帰るお家が無いと泣きわめく
憎らしいほど晴天の空怒鳴り声あげた

*夏空貴方は今屋上の隙間
見つかりたくないわと身を縮めて汗流れる
マリ何ならここで死ぬか?
いやいやそれはつまらない じゃあ
「生きとけ」

マルホリン漬けの毎日腐った脳内
神様から送られてきたラブレター
記憶違いの誕生日
そういや今日は11のバースデー*

ああ明日もどうやら夏空のよう
独りぼっちのマリナイフ片手に何を見る
空に浮かんでた蜘蛛の糸
神様からのラブレター

*夏空貴方は今屋上の隙間
見つかりたくないわと身を縮めて汗流れる
マリどうせならとっと
言い訳の見込めるくらい
「大人なれよ」

どうせなら救えないバッドエンドを望むわ
神様から送られてきたラブレター
記憶違いの誕生日
そういや今日は11のバースデー*



これ書いて読み返したあと
今まで以上にクソで笑った。

369:あき◆Hg あ。:2017/09/02(土) 19:51




明日が僕を撥無する

止まない雨はないはずだから
きっと明日は無関心
意気揚々と語る奴らに
「地獄に堕ちろ」って吐き捨てた
経済的に現実的に理想論的に
有り得ない話だ
民主主義的に人権的に社会主義的に
可笑しい話だ

笑って高みの見物していた鷹が
いつの間にか鴨へと変わってる
見る目がない僕らと
人を騙すのが得意な君
本物の悪党はどちらでしょう

*あしたが僕を撥無する
数字をつけられた僕らに
未来などない自由などない
なら生きてるって何だ

あしたが僕を撥無する
酒を飲んでもしらふのまま
フィクションであり舞台劇であり
同族嫌悪の毎日を過ごしてた

過去は知らない人柄も知らない
無知晒して引っぱたいた
是非を問うどちらが正しいか*

明けない夜はないはずたからきっと明日も無関心
飲んでは寝てるそんな奴らに
「楽しそうだ」って嘲笑した
感情的に幻想的に愛情的に
夢見すぎな話だ
自虐的に消極的にエゴイスト的に
馬鹿な話か?

腹を括っていたはずの男女
いつの間に心中なんてしてるの?
見る目がない僕らと
人を騙すのが得意な君
本物の悪党はきっと

*あしたが僕らを撥無する
順位を付けられた僕らに
勝ち目などない夢などない
なら生きるって何だ

あしたが僕らを撥無する
口付けをしたその言葉に
責任はなく喜劇的でない
なら夢のままで終わっていい*

写真の中の昔の君が目の前で笑った
「死にたがりの、そんな貴方に
とても嬉しいお知らせです」
黒い服身にまとって散々喚き散らしてきた
飛んでいった紙飛行機
会心なんてするはずない

やがて
*明日が僕らを撥無する
帰る場所を無くした僕に
想像を絶するその壁は
背負えないほど大きすぎた

明日が僕らを撥無する
死にたいなんて口ずさんで
どんな時でも弱い僕達は
同族嫌悪の毎日を過ごしてる

泣いて喚いて笑って怒って
死んで生きて殺して愛して
「いきたい」*



身内からの愛情すら泥のように見えてた時
僕は初めて「生きたい」と泣き喚いていた。

それでも手探りで生きる理由を探す
少年の歌を作ってました。
不完全な病みこそ、生きるのが辛くなるのは
ないのかなって思います。

時々、歌詞を書いている自分が
無性に恥ずかしいヤツに思えます。
笑ってくれ。

370:あき◆Hg あ。:2017/10/03(火) 20:56



取り敢えず上げとく

371:あき◆Hg hoge:2017/10/22(日) 21:15




つめたいママの手に繋がれて
眠った幼い日の夢で
ただ静かに息をしてたあの子の
後ろ姿がただ眩しかった


大人になって知ったことと言えば
もう誰も守ってくれる人はいないこと
甘えるなって弱気になるなって
ゾンビみたいな奴が口々に言った

ギターを持って鳴らしたコードは
意味もなくただデタラメで
それでも「もっと弾いて」と笑ってくれた
あの子を今更思い出すなんてさ

泣きたい時に泣けなくなって
笑う時に笑えなくなって 何時からだっけ
あの子がチラついて離れなくなったのは

*どうせならあの子が天使か何かで
殺されたかったな
傷口に貼った絆創膏は
ドロドロになって落ちてく
時々夢を見るんだ
あの子がナイフでお腹を刺してくる夢
どうせなら現実になればと目を瞑った

あの時言わなきゃいけないことがあったのに
あの時言わなきゃいけないことがあったのに*

子供の頃夢に見ていたものは
胸を張って前を向ける大人だったかな
ずっと明るく涙なんか見せず
土砂降りを知らない馬鹿な子供の話

ギターを持って鳴らしたコードは やっぱ
意味もなくただデタラメで
それでも「もっと弾いて」と笑っていた
あの子は今どこで何をしているの


生きることが辛いとか外を歩くのが辛いとか
思うことは無い皆知らない
僕が昔人殺しだって
あの子がいつも辛そうで見ているのが苦しくて
ごめんねそう最後に言ったのはどっちだっけ

ギター待って鳴らしたコード
泣きながら歌を歌った
それでも「もっと」と泣いてたあの子
最後に言わなきゃいけないことがあったのに

きっと僕はこのままあの子を苦しませるのだろう

*どうせならあの子が天使か何かで
殺されたかったな
傷口に貼った絆創膏は
ドロドロになって落ちてく
時々夢を見るんだ
あの子がナイフでお腹を刺してくる夢
どうせなら現実になればと目を瞑った

あの時言わなきゃいけないことがあったのに
あの時言わなきゃいけないことがあったのに

君を見つけた君を見つけた
君はあの時のあの子ですか
君を見つけた君を見つけた
それでも
なにも言えない僕は君の悪魔か
最後に言わなきゃいけないことがあったのに



再びスランプ到来ですかね。
ちまちま書いていけたらいいかな

372:あき◆Hg hoge:2017/10/25(水) 21:58




この湖に落ちて
空から遠ざかっていたいの
抱きしめた貴女の冷たさを
ただずっと

狭い箱にとらわれて
大丈夫よと囁くバケモノを見つけた
先をゆく君の姿がただ怖くて
必死に背伸び「気づいていたの?」

守りたかったもの
捨てたかったものが
全部紙一重で神様どうかどうか
次は間違いませんと
空を切っても貴女は微笑んだ

*底に落ちた罪人に罰を下した悪魔
それでも守るよと必死に目を塞いだ
君の最後の姿が目から焼き付いて離れない
「ねえ大好きよ」
そう呟いた貴女の顔が目覚めても思い出せなくて
それでも好きだったんだと
ほれでも恋をしていたと貴女と2人で 認めさせて
昔から繋いだ罰それでも受けとめてほしいから
君だけが許した僕のおもてを
貴女が壊した僕の全てを ただ殺してほしい*



水底のフェスタ。

373:あき◆Hg あ。:2017/12/09(土) 16:33



ねえあたし夢を叶えたかった
今になってようやく気づいた通行止め
手をひっくり返して
ない正義を振りかざし
そこにあるのは丸見えの落とし穴か

今ある幸せをあたしはこの手でぐちゃぐちゃにしてやりたい
夕暮れ時逸らした視線に
映りこんだ綺麗すぎた風景
白と黒をハッキリしすぎたら
いつの間にか少数が消えていった
どうせなら傘をさして帰ってよ
雨で濁ったコンクリートを消した

今ある幸せをあたしはこの手でぐちゃぐちゃにしてやりたい
「間違ってる」そう伝えた声の
顔すら知りもしないくせに
問題用紙広げた回答を
従っていたあたしは奴隷なのか
どうせなら傘をさして帰ってよ
雨で濁ったコンクリートを消した


最近短いやつしか思いつかなくて困ってる。
考える時間がないだけなんだけどね。

374:あき◆Hg あ。:2018/04/14(土) 20:57



その存在は綺麗だろうか


雨が止むならそれでいいと、家に篭った雨男。
確かな安心を求めて、傍観者であることを望んだ。
群集心理に心を奪われ、あなたはいつか間違いに
気づいて後悔する。
しかし、それは遠い未来の話で、あなたは今でも
薄っぺらい笑を貼り付けるのでしょう。
嗚呼、この国こそが宗教そのもの。

自分を犠牲にしてまで守りたかったものなど無いはずだ。
全てはあなたを守るための盾にすぎないのだから。
貪欲で、強欲で、傲慢で、金がなければ生きてはいけない。
あなたは知らなくていいことまで知ってしまったのね。
でもそれは、きっとあなただけではない。
眩いほどの光で目が覚めた。
机に転がる空き缶に、どうしてもため息が出てしまう。
テレビから流れる音楽みたいな人生を送るには
あと何年必要か。

「この空はいつだって無限大だったんだ!
たとえ離れ離れになっても、同じ息を吸って
またどこかで会おうって。
そう、約束したんだ!
中途半端で、必死さは一人前で、泣いて喚いて怒って。
みんなみんな、そうだと思ったんだよ。」
どうか、覚えていて。

帰り道はどこか寂しかった。
一人でも立つことは可能だと知ったのは、いつだろう。
倒れて、倒れて、倒れて、倒れて。
ねえ、嘘をつかなければ生きてはいけなかったの。
自分にすら嘘をつかなければ、生きれなかったの。
信じられるのは音楽だけって。
それはきっと、あなたが毒されているからでしょ。

雨にうたれていた。
横転したトラックと、血に濡れた
地面、電柱、地面。
約束を果たせると思ったんだ。お互いに。
手を振って振り返して。走って、止まって。
叫んで。
最期に見せた顔が笑顔なんて。
いい加減にしろよ、雨男。

「あの空はいつだって無限大だったんだ。
たとえ離れ離れになっても、同じ息を吸って
またどこかで会おうって。
中途半端で、必死さは一人前で、泣いて、喚いて、怒って。
みんな、みんな、そうだと思ったんだ。
たとえ雨男でも、周りのみんなと違くても
みんなそうだと思ったから。
だから、生きていけたのに。」

あなたが大きくなって、気づいてしまうこと。
それをあなたは、早く知りすぎてしまった。
でもきっとそれは悪いことではないと
罰を受けるほど罪深いものではないことを。
優しすぎたあなたは覚えておく必要がある。
前向きになれた音楽にも、あなたを希望に導く
毒が入っていたし、裏切られた毒にも、あなたを恐ろしい
怪物にする毒が入っていた。
きっとあなたは間違えた選択をする。
間違えたことをする。
でもそれは、群集で責めていいことじゃない。
責めていい理由にはならない。
この国は宗教そのものだ。
月が出れば「綺麗だ」と笑い、裏切られれば「最低」と泣く。
自分の世界を共有しようとする。
だからこそ優しすぎる人がいることを。
誰かのために涙を流せる人がいることを。
どうか、信じて。




ポエトリーリーディング。
久しぶりに上げる。

375:あき◆Hg あ。:2018/05/26(土) 23:11




遠くで灯る光が
幸せではなないと気づいたの
星のように斑に描かれる夜景が
物語を語ってたみたいね

座る感覚にずっと囚われて
笑顔を君は忘れたみたい ねえ
カーテンに巻かれ踊ってる
舞踏会の夢を見よう

心配ごとはきっと何もないわ
夢を見た子供みたいに
駄々をこねて眠りについて
空に帰ればそれで

*話はなんにもないから
キブシで夜を染め上げて
踊り狂った街の真ん中で
君は知らない振りをする

遠くで愛して
見つめて壊して
どうしても許すことしか出来ない*


向かい合う席にいつも動けずに
幸せそうな素振りそれもうやめな よ
カーテンに巻かれ歌ってる
将来の夢を見よう

膝を抱えたベッドの上で
手を絡め喘いでいたの
あの光は闇そのもので
もう何も出来ないの

*話はなんにもないから
キブシで夜を染め上げて
踊り狂った街の真ん中で
君は知らない振りをする

遠くで愛して
見つめて壊して
どうしても許すことしか出来ない*

理想を騙るのはもうやめて
何が正しいか分からない
水圧に足を掴まれたように
どうしても動けなくて

どうしてもやりきれなくて

*話はなんにもないから
キブシで夜を染め上げて
踊り狂った街の真ん中で
君が何故泣くの

あの日見た夜の星を
忘れることは出来ないわ
すべてが消えた街の真ん中で
君は知らない振りをする

泡沫に落ちる太陽を
僕は知らない振りをする



それが最善だと、お互いが知っていた。

私生活が忙しいので更新が中々出来ない。
久しぶりに上げます。

376:あき◆Hg hoge:2018/06/23(土) 11:32



ねえ先生、教えて。
手を挙げて質問した。
ねえ先生、教えて。
道徳とは一体、なんですか。

ねえ先生、あたしあの時。
見ないふりして、目を伏せたの。
殴られて、ただ殴られてた、
彼女の顔が今でも忘れられないの。
ねえ先生、昨夜家でね。
ママを怒鳴って、傷つけたの。
唯一の家族なのに、どうしても感情のコントロールがきかなくて。

ねえ先生、先生。
バカだって笑ってよ。
上手くいかないことがあり過ぎて、頭が回らない人生で。
ねえ先生、先生。
罰を下してよ。
どうしてただ、見てるだけなの。

ねえ先生、テストの結果がさ。
赤点まみれの、散々な結果で。
あたしだけ必死になって頑張っていたはずなのに。
どうして、皆よりダメなのかな。
ねえ先生、屋上で見つけた。
色んな景色を話したいのに。
上手く言葉にできなくて、涙が出てきた。
そんな私を馬鹿野郎って怒鳴ってよ。

ねえ先生、先生。
何時だって笑っても。
それだけじゃどうすることも出来ないって知ってる。
ねえ先生、先生。
甘ったれるあたしは。
このまま生きてちゃ、ダメなのかな。

周りを見ていると、自分が否定される気がした。
そんなことない、そんなことない。
きっとそんなことはないんだろう。
けど、当たり前も出来ない、何にも出来ない、こんなあたしを。
誰が見ていてくれるというの?

ねえ先生、先生。
殴られていた彼女に。
濡れたハンカチを貸してあげたの。
そうしたらなんて言ったと思う?
「ありがとう」だってさ。
「ありがとう」だってさ。
すごく胸が痛くなったよ。もっと言われるべき人がいるのに。
それでも、それでも嬉しくて。
ねえ先生。
あなたもあの時同じ気持ちだった?

ねえ先生、先生。
抱きしめられた腕の中。
幸せ者だと泣いてしまったの。
ねえ先生、先生。
「甘えてしまう、人生が。
すべて悪いわけじゃないから。」
ねえ先生、先生。
彼女が笑ってくれたよ。
やっとごめんなさいが言えたの。
ねえ先生、先生。
こんなあたしでも、
少しずつ変わっていけるかな。
少しでも、生きていれるかな。

377:あき◆Hg hoge:2018/07/10(火) 21:18



木漏れ日に背を向けて
光る斑の星をかき消した
飲み込んだ毒を吐き出して
お姫様みたいな今日は作れないな

残る足跡にはばら撒かれた我楽多が
目印としてちゃんと残っていたのに
いったい何処で捨てたの
いったい何処で失くしたの
分からないまま過ぎた今日に「おはよう」

真白く染まった地面に埋もれて
このまま一緒に消えてしまえたら
なんてくだらないことを言って
閉じた瞼に誰が写ってるのか

背景
振り向けないまま進む姿が素晴らしいなんて
手を叩いた全ての人がどうしても邪魔で仕方がないそんな日々で
耳を塞いでくれくれたあの子達が今はもう
そばで笑ってはくれないことに気づいた

星になりたいと沈んだ彼と
キスした友人はそのまま
空へ飛び立ったある夏の朝焼けに
見つめたまま手すら伸ばせない僕が
素晴らしいなんて笑わせないでくれ


朝焼けに見えた貴方がそこで ──

378:あき◆Hg hoge:2018/08/12(日) 20:36




わからないなら
殺してしまえばいい
まだ青が点滅して
ずっと海辺は冷たい潮風が陸から吹いて
許されたいと願うばかりだ
首を吊った有名な政治家について
面白半分で2chに書き込んで
それで何が満たされるのかといえば
僕が生きていくための糖でしかない
いつの間にか名前は変わっていた
もう本来の名を聞くものはおらず
僕はとうとう、名乗ることを諦めた
夢の中ならなんにだってなれた
世界中の誰よりも幸せになれた
疲れきった身体に
背負った仕事は増えるばかり
辞めたいことばかりだけれど
やりたいことだらけだし
甘えるなって言われても
じゃあこの感情は潰れるしかないし
言葉で伝わらないのならもう
殺してしまえばいい

青が眩しいと思ったのは初めてだ
冷たい水がこんなにも肌に染みるのだって初めてだ
冬の海は冷たい
それでも必死で暖めようと
僕を押しのけるんだから
笑ってしまう
泣いてしまう
薬のように溶けたい
どうせなら泡にでもなりたい
想うことすら許されないなんて
君はどこまで堕ちるつもりなのか

わからないなら殺せばいい
わからないなら、殺せばいい
「もう大丈夫だよ」って
許されたかっただけなんだろ?


ポエトリーリーディング

379:あき◆Hg あ。:2018/08/13(月) 23:02



夏の匂いを閉じ込めて
指切りをした
「また夏、どこかで」
飛び回る蛍が見えなくなって
花火の音が遠くで聞こえた

肌にべたくつく汗を拭い
海辺までやって来た八月の日
忙しなく場所を知らせる蝉と
黒檀な木の下で笑った君

弱った身体に触れてくれた
冷たくて気持ち良かった君の手が
未だにあの夏を掴む

「拝啓、
お元気ですか? よく眠れていますか?
近頃は黒い煙が
わたしの街を覆っています
今日もよく晴れてました
蛍もまだ飛んでいます
鈴虫が鳴く深い、深い夜に
君の顔を思い出しています」

絵本を読むなら前に進まなきゃ
先を知りたいなら立ち止まるのはダメだ
でも
歩き出せないのがわたしの悪い癖だ
今でもあの場所にとらわれている
いつの間にか大人になった私がいる
聞こえないふりをした
見えないふりをした

夕焼けが沈む空の中
二人ただ抱き合っていた
川の水に足をつかまれ
君の冷たさに涙を浮かべ

そうだきっと

気づいていた
薄れる身体に気づいていた
あの夏の日
ただ一人私を見てくれていたあの子は
夏の幽霊少年

「拝啓、
また次の夏、この場所で会おう
そう言って約束していた
わたしと君を繋ぐ約束を
秋が来ても、冬が来ても、春が来ても
夏を望んで生きている
君が来ないと知っていても
ずっと」

夏の匂いを閉じ込めて
指切りをした
「また夏、どこかで」


夏っぽいのが書きたかっただけ
中身スッカスカのポテチみたいになった

380:あき◆Hg hoge:2018/08/18(土) 10:00


固定概念の消失



美しいものを飾る
あるいは人体か
あるいは精子か卵子か
あるいは銀河系か
あるいは季節の匂いか
点滅しだした赤信号に
塗りたくった青をうつす

反響するギターの音に
果たして意味はあったのだろうか
飛び出てくる心臓に
打ち付けた膝は緑

実験台となったモルモット
沈む夕焼けも
歌いきれなかった賛美歌も
悪いのは全部あなたよ
鳴いた蛙に
傘を突き刺した梅雨の日
まだ青信号だった

美しいものを飾る
あるいは人体か
あるいは精子か卵子か
あるいは銀河系か
あるいは季節の匂いか
点滅している赤に青を塗っても
誰も気づきやしないのに

その音は綺麗だろうか
誰かの心臓を壊してはいないか
考えなければならない
誰が何を美しいと言ったのか
枯れない花が美しくあるものか
老いない人間が美しくあるものか
死なない虫が美しくあるものか
単調な星が美しくあるものか
消えない季節が美しくあるものか
その声は姿は羽は年月は
何をなしているとあなたは考える?

美しい言葉とは
喉をするりと通るものなのか
美しい言葉とは
遠回りをした家の帰り道なのか
ならば
脆い言葉とは
イガイガと喉を刺激する風邪なのか
脆い言葉とは
近道をした何でもない道の途中なのか

青が沈む
優秀なものとは不器用なものとは
世界があなたを中心に回るのなら
雑草たちはどうだっていいのか
美しいものを飾る
そうしてやっと
抱きしめることが出来るのだ


ポエトリーリーディング

381:あき◆Hg hoge:2018/08/28(火) 20:21




蝉が鳴いた。
空を飛び回る、涼味をただ感じて。
汗だくで、麦わら帽子を被った貴方が笑った。
「綺麗な花火が咲くよ」

手を繋いで、りんご飴を持って、初めて着た浴衣が背中を撫でる。
綺麗な瞳が暗闇の中、輝いて。
内緒話をしよう。
2人だけの、季節の。

*最後の夏、笑った貴方の後ろ姿を見ている。
どうして、どうして、掴むことが出来ないのか。
水辺に写った花火が揺れ動いていても、
ただ真っ直ぐに貴方の目を見つめられない。
笑って、憂いて、黒南風が、風鈴をなぞる。*

声が響く。
貴方の隣に、いないような気がして。
夢を見て、見ないふりをしたその現実とか笑って。
「壊して消してしまおうよ」

手を離して、空をただ見上げて、見つめている空だけ明るく光る。
耳を塞ぐよに音が舞って、落ちていく。
もう何も言えなくて。
2人だけの、季節が。

*最後の夏、笑った貴方の後ろ姿をみている。
どうして、どうして、掴むことが出来ないのか。
水辺に写った花火が揺れ動いていても、
ただ真っ直ぐに貴方の目を見つめられない。
笑って、憂いて、黒南風が、風鈴をなぞる。*

立ち止まってとは言わない。
消えないことも知ってる。
それでも、手を伸ばしたくなるのは何故なのか。
追いかけたいと思った。隣にいたいと思った。
それでも、それでも、叶わないのは私が目をそらし続けたからか。

揺れて。
揺れて。
何が悪いなんて誰も分かるはずない。
揺れて。
揺れて。
これがきっと最後の夏になる。

*最後の夏、水の中咲いたあの花火の名は、
暗い空と共に消えていくだろう。
それが間違ったことなのか、正しいことなのか、
答えることはしなくとも。

「夢を見たよ。貴方と二人きりで、花火をただ見上げていた夢を。」
もう、それぐらい許してもいいじゃないか。
幸せなんて誰も決められないわ。
これが私の最後の夏になるよ。*


平成最後の夏に便乗していくスタイル

382:あき◆Hg あ。:2018/09/13(木) 21:12


優しいドアを探している

ひずんだドアから夢があふれ出すはずもなく
ただひたすらに眠りについた
肌寒い夜の真ん中
私は私を忘れかけている
これは新しい一日の始まりだ
重い体はもう私の一部となる

憂鬱だと思ってしまうのはなぜなのだろう
感情という摩訶不思議なものを抱いて
生きていく意味なんてあるのだろうか
優しいドアを探している
望んでいない景色があっても
見つけられないおはじきがあっても
それを受け入れようとしている時点で
それこそがもう答えなのかもしれない

そばにいてほしいだなんて
笑ってしまう話だった
吐いた息で殺してしまう私は
朝に閉じ込められている

悪夢を見たくはないから鍵をかける
幸せしかない日々を見ていたいから
悲しくならない明日を生きたいから
それでもこじ開けようと
鍵を壊してしまう愚か者がいる
私はそれを受け入れるべきだろうか
「君だけじゃないから」と指をさし
「一人にしないで」と手を握り
きっとみんな救われたかった
だから優しいドアをどこかで探している
私は
私には
ずっと叶えたかった夢があった

そばにいてほしいだなんて
笑ってしまう話だった
吐いた息で殺してしまう私は
朝に閉じ込められている
そうそれだけ


ポエトリーリーディング

383:あき◆Hg あ。:2018/10/14(日) 02:53



「雨は降り止まない。
息をするように、瞬きするように、その音をやめることはない。
曇った窓に描いた笑顔全てが、描き変わるように露点する。
嗚呼、
夏が来るよ。」

白いワンピースが風に吹かれて、麦わら帽子を深くかぶる。
揺れるサトウキビが暑さをさらにまして、早く食べ頃になれって齧って捨てた。

「ああ、紫色の傘が揺れて、レインコートに雨がしみる。
黒い雲の奥で、あの綺麗な青空が待っていたらいいのにな。
なんて。」


蝉の声が、木に吸い込まれる。
陽炎が浮かんで消えていった。
蒸し暑い、空に、優しさすら吸い込まれて。その一秒が、その一秒が。
長く感じてしまえるのは何故だろう。

「風が吹いて。太陽が照らして。
やんでしまった雨の音が、地面を埋める。桜が散って。とっくの昔に、散って。明日の世界を見つめてる。
嗚呼、夏が。」

死んだ春を思い出す夏の日に
変わらず時間は流れてしまうから
捕らわれすぎないように目を瞑って
遺書としてこれを君に託そう

赤く染まる夢を見た朝の日に
青く混ざる素敵な昼のように
君が好きな夜の色になる
誰かを好きでいられる夏が来るから

今はそれだけ見ていようよ

384:あき◆Hg hoge:2018/10/24(水) 20:38




泣き声が響いた

揺れる街の中歪んだ話を
正しいと思い込む赤を見る
握ったグリップを信じられないのは
まだ君を見れないからか

扇動した黄色いハンカチを
馬鹿だなあって笑えないのは
散ってゆく桜が頼りになる
世界はいつ終わるだろう

緑のファナティックが
空から落ちて破裂しても

*泣き所のない地面の中
見失うことのない音を
今は聞いていて

夜の雨に打たれて
姿が見えなくなってしまっても
まだ消えてないから

今は抱きしめさせて*

白い旗なんて見たくもないよな
奸智を振り回した夏をみず
最期を悟るとか弱音は見せんなよ
なあ約束してただろう?

惨憺たる茶色い世界でも
大丈夫って言えるわけなく
風が吹き一人が後悔する
世界がはやく終わればいいのに

泣き所のない地面の中
見失うことのない音を
今は聞いていて

嫌いではないだろう?って
不敵にあいつが笑うから
「しょうがないな」
嫌いじゃないよ
彼らもこの世界も

*さあ開戦のときが今来た
思いを込めた歌にのせて
ずっと消えはしないから

居場所のない夜でも
まだ終わらせることはできないから
約束を果たそう

まだ負けないよ

見つけるから*

385:あき◆Hg hoge:2018/11/09(金) 20:52



死んだ烏を 見ないふりをする
土に埋めたのは 自己満足の塊
きっと気づいていたんだ
僕が夜 彷徨っているところ
傘を持って 交差点 向こう側で立ってた
気まずそうに口を結んで 同じ制服回れ右で
幸せになるには金がなければいけなかった

*置いて行かれた街のど真ん中
夢に呑まれた害虫に成り果てる
それならばここで死ぬのが妥当なのか?

帰り道に迷った迷子ならば
まだ生きていける人生だったね
それでも待っていた 大人みたいな君のこと*


力尽きた

386:あき◆Hg あ。:2018/12/24(月) 19:02




笑ってる子供の声に
願ってる夢見がち少女
今日が最後の雪の日になる
それだけで特別だと思うなんて

マッチの火が明るく光る
甘いお菓子に飾られた蝋燭
昨日はヒーローの誕生日
なのにそれが悲しくて もう

*最後の1粒の雪が降った
眠れない夜がずっと来なくても
今は幸福だけを見ていよう
涙が既に凍ってしまっても

心からのおめでとうを贈ろう
そして花束でも送ろう
明日になれば全部嘘だとかそんなもの
信じたくはないから*

「僕はその時、久しぶりに誰かの笑顔を見た」
「雪とともに消えていく煙草の煙に」
「交わされた手と手」
「誰も彼もが仲間だった」
「二度と訪れることはないと知っていても」
「それが僕の最後の冬でも」
「それは」
「僕にとって」
「僕らにとって」
「奇跡となる」

赤く染まる花を踏み潰しても
何も感じないと偽っていて
頭が吹き飛んだカーキー色の誰かの
顔が忘れられない

「見返してやろうぜ」って笑ったあの日が
今では憎たらしいなんて
そんなの馬鹿げてるじゃないか
そんなの悲しいじゃないか

*少し寒い雪の上空を見上げても
誰も変わらない日が続くと知っていた
だからだけど今は今だけ
幸福だけ見ていてよ
涙が既に凍っていたって

流れ出した賛美歌の音も
今じゃただの我楽多なら
何に助けを求めればいの
何もかも消えてしまう未来が待つ
こんな場所で

答えてよ


最後の雪が降った
戦場のメリークリスマス



久しぶりに上げます。

387:あき◆Hg あ。:2019/01/01(火) 00:07




優しい世界

母から貰った手紙を 握りしめて立っている
砂利道の向こうに 待人はいるのか
分からないまま進む夜明け

タクシーに揺られて 目指す仮終着点
せめてもっとお金があれば
うんと遠くへ行けたのに
唯一手にある携帯電話の受信リスト
覚えてるのは僕だけ どうせいつも僕だけ
流れる冬の夜 聴こえる悪い知らせ
「丁度この辺りで 殺人があったそうな」

*優しい世界で一番優しくなれたら
今まで僕をいじめていた奴も
布団の外聞こえていた怒鳴り声も
まとめて許して笑えていたはずなのに

見つめ合う顔が 同じ鏡の向こうで
どれくらい自分は社交的で
その場を明るく照らせているのだろう
夢にすらならない夢を毎日観るよ

そしていつの間にか朝が来て
変わらない人生を送れている
それがこの世界ではもう
幸せなのに 幸せなのに*

放り出された場所 財布は既に空っぽ
有限を知らない振りして
バカを演じて生きている
初めて見つめた貴方の目が恐ろしくなって
嫌な話をしている得意げで話している
暗闇で立ってる顔の見えない誰か
「 平気そうな顔でよくもそんな笑えるな」

*優しい世界で 一番優しくなれたら
今まで僕をいじめていた奴も
布団の外聞こえていた怒鳴り声も
まとめて許して笑えていたはずなのに

苦しんだ胸が 他人と分かり合えたって
どれくらいの人と信じ合えて
晴れた空を見ることが出来るだろうか
そんな曖昧な感情を胸にだいて

そしてまた夢は覚めてしまう
それでも僕ら今日を過ごしている
それがこの世界ではもう
幸せなのに 幸せなのに*

綺麗事だけを並べていたら
虚しくなると知っていた
ぶつかっているその体温に
気付けば打ちのめされていて
砂利道動けない僕がいる

ならばせめて
せめて言葉だけでも
僕を励ましてくれたっていいだろ?
そんな言葉を並べてもいいだろう?

似たもの同士の自虐の歌を
似て非なるもののラブソングへ
ずっとずっと会いたかった
優しい誰かの歌を

*優しい世界で一番優しくなれたら
そんなことばかりを考えていて
肝心なもんは全て置いてしまった
そんな僕が優しくなれるわけないだろ

見つめ合う顔が忘れられないなんて
どれほど自分は身勝手なやつで
腐った世界が好きなんだろうか

そしていつの間にか朝が来て
変わらない人生が送れている
それがこの世界ではもう
幸せなのに
幸せだったはずなのに

現実を見ろよ
そこまで迫っている
愛を知らないなんて嘘つくなよ
まだ立ち止まるべきじゃない*

母から貰った手紙を 握りしめて歩いてる
砂利道の中には 待人はいるのか
分からないまま進む夜明け
分からなくとも進む夜明け



スレはじめて5年経とうとしてることが恐ろしい。

388:あき◆Hg hoge:2019/02/20(水) 22:06



地面は冷たいって
元々知ってた
けどずっとどこか
遠い遠い場所を見つめてる
成り代わるなんて
簡単なことだけれど
どうしようもないくらい虚しいのは
何故なんだろう
泣いていた君の言葉が今頃
胸に染み付いて何度擦っても
消えようとしない

夢があると笑った貴方と
近すぎた君が背を向ける
色が変わった信号が
点滅をし続ける
それがきっと僕と君の存在意義だ
なれない生活で君を思い出す度
自分自身に嘘をつき続けるのは
いい加減もう疲れたよ

ずっと忘れないよ
指切りすらしなくとも
僕と君は一心同体
言わなくても分かるだろう?
色褪せない景色に腕を引かれても
もう僕には誰も救うことは出来ない
なあそうだろう?
病室個室眠ったままの君に
最後の嘘をついた
救えないと知ってても

例えそれが君を裏切ることになっても
例えそれが誰も救えないとしても

389:あき◆Hg hoge:2019/03/11(月) 23:05




冷たい窓枠から手を出して
見つめた真っ黒いキャンバスの中
空には輝く沢山の星
ああ、僕ら馬鹿になったみたい


流れ着いた
「そこのけ邪魔だ」と騒ぎ立てる
不愉快な
バックミュージックが鳴り響いた
奇っ怪な
黒い渦にのまれるように
地べたを這いつくばる ばる ばる

耳を塞いだ
聞こえないように
目を逸らしたくても逸らせない
阿吽の呼吸
「狼が来たぞ!」
叫ぶ羊飼いの
言葉が頭から離れないのは
何故?

*ゆらゆら揺れて泡となれ
明日二度と出会えないとしても
この空から見守っていると
信じて疑わない幼心
駆け出した夢の欠片を拾って
鳴り響いたサイレンが
足を早める
「どうして」
そう泣き崩れた彼女の
心臓はガラスの破片だらけ*

もっともっと上まで
何とか辿り着かなければ
いるものも全て
いらんもの全て
置いてきてしまったとしても
誰かがいれば
あなたがいれば
消えない記憶がどこかにあるから

窓から冷たい風が吹いてる
皮肉にも空は美しい星空
聞こえない声に
声を枯らして叫んでも
どうにもこうにも
絡まらない糸を
どうにかこうにか
結んで欲しくて

そして

*ゆるゆら揺れて泡となれ
いつか後悔が訪ねてきても
この空から見守っていると
そんなはずねえと泣いたあの夜を
駆け出した夢の欠片を拾って
精一杯の記憶を
落としたりなんてするものか

手を伸ばして
見つけた瓦礫に
置いてかれた傷を
どうかどうか私が
死ぬまでそばに居るから
僕らもう馬鹿者同士だな*

390:あき◆Hg あ。:2019/03/23(土) 23:47




当然のように、
前を向く。
知ったような口を、
披露する。
きっと、
届かない背丈も
抱きしめる肩も
いつか、いつか、
墓場で全て埋められる。

色が変わっていく。
それに同化する。
私は、「私は、
人を殺めました。」
どれだけ足しても
なり得ない。
いつの間にか黒になる。
そんなキャンバスの上
首を絞め合った。

*憂鬱な色に染まる
幸福な私を、
貴女は
きっと殺したくて
しょうがない。
レンズ越し、見える景色。
はっきりと
デッサンされた、
色が青く、
赤く、
苦しんで
もがいてる。*

曖昧が全て、
常識となった。
「私がどこか、可笑しいとでも?」
あの日、思い出せなくて。
無くて、壊れた電子音。
見えている、
はずの、物が、
全て、嘘だとわらうの。

*憂鬱な色に染まる
幸福な私を、
貴女は
きっと殺したくて
しょうがない。
レンズ越し、見える景色。
はっきりと
デッサンされた、
色が青く、
赤く、
苦しんで
もがいてる。

同化して
しょうがない。*

391:あき◆Hg:2019/07/25(木) 22:33



気が付けば誰かが声を枯らしていた。
何もないけど、大切だったと。
昔から馬鹿をやってた友人には
まだ何も、伝えられてはいない。

難しそうな顔をして、睨みつけてる
そんな私が昨夜、死んでいたらしい。
刻まれる言葉にまだ、抗えず
私は必死に抱きしめていた。

風が笑って、昼が怒って、街が泣いて、優雅に踊る
そんな話がどこかで、聞こえていたと

声が過ぎ去って、気が滅入って、静かに朽ち果てても
ここに私は確かに存在したのだと。
泣いて、泣いて、泣きわめいて声が裏返っても
それらが誰かを蝕むわけじゃない。

泣いて、泣いて、その全てで救われるのなら
もう一度あなたと微笑み合うから。
縋って、転んで、間違えて痛んだ傷口を
恥ずかしいものになどさせはしないから。

ずっと、ずっと、輝きを持った誰かが
離れずに瞼にそっと触れるでしょう。


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