朝顔が枯れたのは丁度夕方あたり
遊び疲れて家に変えればもう枯れていた
気にもせず眠りについた僕に
朝顔は何を思ったのだろう
陰口を言い合う事でしか繋がれなかったあいつと
最近些細な事で喧嘩して口すらきいてない
いつか後悔するのかないや、後悔できるかな
小さい頃に聴いていたオルゴールが回る回る
*最後の一瞬まであと何年か
明日後悔しても遅いなんて分かってた
日が落ちれば家に帰って暖かいご飯が待っていて
それが削られていく時間を眺めた
嗚呼、お金で買えない物はない ならば
僕は僕自身を買っておかなきゃ
最後の一瞬を自分で過ごすんだ
夜の街が綺麗なら僕も綺麗でなくちゃいけないな
つまらなくなったのは世界か
それとも僕等自身か*
朝顔が枯れたのは丁度今朝起きたとき
新しい花に埋もれるようにして枯れていた
気にせず仕事へ行った僕に
朝顔は「悲しい」と思ったのか
言いたいことも言えぬまま過ごしていたあの子と
気づけばいつの間にか名前すら浮かんでこなかった
いつか後悔できるかないや、後悔しなきゃだめだよな
小さい頃聴いていたオルゴールが回る回る
そして止まる
*最後の一瞬まであと何年か
いつか後悔しても遅いなんて分かってたのに
宿題を夜遅くに終わらせて眠る夜は短い
目覚めれば皮肉な朝いた
嗚呼、お金で変えない物はない だから
僕は僕自身を買っておかなきゃ
最後は自分でなくちゃいけないから
昔を捨てるなんて無理なのに夢を捨てたのは誰だろな
つまらなくなったのはきっと
大人になった僕なのに*
教師の言葉を信じてて
意味もわからない曲を好きになって
あ、できれば、あの日出会いたかった曲が
ラジオで流れてボリューム下げた
気にしていた人と人の視線
善か悪か決めるのはいつだって君たちだ
生きてる意味もないくせに
それでも僕は自分だけでも認めたい
*最後の一瞬まであと何年か
今日後悔しても遅いなんて分かってただろ「阿呆が」
友達とバカ騒ぎして怒られても
あの日は無敵だと思ってた のに
つまらなくなった世界の中に
つまんねえ僕が息を吸ってて またつまんねえ君がいつもそこで
笑っていたらいいのに
人目を気にして歩いた日々が
いい思い出になんてなりはしないけど
最後の一瞬になったその時
なにか一つでも僕の記憶が
美しければそれでいい、いい、いい んだ*
終わりよければ、すべてよし。
過去が素晴らしすぎて
今がクソみたいなんだ。
だけど僕は、この人生を
「大切だった」って
胸を張って言える人になりたい。