歌詞 書き

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1:秋桜:2014/01/31(金) 20:44 ID:qVo

こんにちは。秋桜です。
歌詞を書きたくなったので書きます。

・荒らしは来ないでください
・他の方が書いてもokです。
・たまに歌詞クイズ書きます。
・思いついたら書くだけですので、書かないときあります。

以上ですね。たまにテンション高くなりますが
そこはスル―してください。

それでは、よろしくお願いします。

375:あき◆Hg あ。:2018/05/26(土) 23:11




遠くで灯る光が
幸せではなないと気づいたの
星のように斑に描かれる夜景が
物語を語ってたみたいね

座る感覚にずっと囚われて
笑顔を君は忘れたみたい ねえ
カーテンに巻かれ踊ってる
舞踏会の夢を見よう

心配ごとはきっと何もないわ
夢を見た子供みたいに
駄々をこねて眠りについて
空に帰ればそれで

*話はなんにもないから
キブシで夜を染め上げて
踊り狂った街の真ん中で
君は知らない振りをする

遠くで愛して
見つめて壊して
どうしても許すことしか出来ない*


向かい合う席にいつも動けずに
幸せそうな素振りそれもうやめな よ
カーテンに巻かれ歌ってる
将来の夢を見よう

膝を抱えたベッドの上で
手を絡め喘いでいたの
あの光は闇そのもので
もう何も出来ないの

*話はなんにもないから
キブシで夜を染め上げて
踊り狂った街の真ん中で
君は知らない振りをする

遠くで愛して
見つめて壊して
どうしても許すことしか出来ない*

理想を騙るのはもうやめて
何が正しいか分からない
水圧に足を掴まれたように
どうしても動けなくて

どうしてもやりきれなくて

*話はなんにもないから
キブシで夜を染め上げて
踊り狂った街の真ん中で
君が何故泣くの

あの日見た夜の星を
忘れることは出来ないわ
すべてが消えた街の真ん中で
君は知らない振りをする

泡沫に落ちる太陽を
僕は知らない振りをする



それが最善だと、お互いが知っていた。

私生活が忙しいので更新が中々出来ない。
久しぶりに上げます。

376:あき◆Hg hoge:2018/06/23(土) 11:32



ねえ先生、教えて。
手を挙げて質問した。
ねえ先生、教えて。
道徳とは一体、なんですか。

ねえ先生、あたしあの時。
見ないふりして、目を伏せたの。
殴られて、ただ殴られてた、
彼女の顔が今でも忘れられないの。
ねえ先生、昨夜家でね。
ママを怒鳴って、傷つけたの。
唯一の家族なのに、どうしても感情のコントロールがきかなくて。

ねえ先生、先生。
バカだって笑ってよ。
上手くいかないことがあり過ぎて、頭が回らない人生で。
ねえ先生、先生。
罰を下してよ。
どうしてただ、見てるだけなの。

ねえ先生、テストの結果がさ。
赤点まみれの、散々な結果で。
あたしだけ必死になって頑張っていたはずなのに。
どうして、皆よりダメなのかな。
ねえ先生、屋上で見つけた。
色んな景色を話したいのに。
上手く言葉にできなくて、涙が出てきた。
そんな私を馬鹿野郎って怒鳴ってよ。

ねえ先生、先生。
何時だって笑っても。
それだけじゃどうすることも出来ないって知ってる。
ねえ先生、先生。
甘ったれるあたしは。
このまま生きてちゃ、ダメなのかな。

周りを見ていると、自分が否定される気がした。
そんなことない、そんなことない。
きっとそんなことはないんだろう。
けど、当たり前も出来ない、何にも出来ない、こんなあたしを。
誰が見ていてくれるというの?

ねえ先生、先生。
殴られていた彼女に。
濡れたハンカチを貸してあげたの。
そうしたらなんて言ったと思う?
「ありがとう」だってさ。
「ありがとう」だってさ。
すごく胸が痛くなったよ。もっと言われるべき人がいるのに。
それでも、それでも嬉しくて。
ねえ先生。
あなたもあの時同じ気持ちだった?

ねえ先生、先生。
抱きしめられた腕の中。
幸せ者だと泣いてしまったの。
ねえ先生、先生。
「甘えてしまう、人生が。
すべて悪いわけじゃないから。」
ねえ先生、先生。
彼女が笑ってくれたよ。
やっとごめんなさいが言えたの。
ねえ先生、先生。
こんなあたしでも、
少しずつ変わっていけるかな。
少しでも、生きていれるかな。

377:あき◆Hg hoge:2018/07/10(火) 21:18



木漏れ日に背を向けて
光る斑の星をかき消した
飲み込んだ毒を吐き出して
お姫様みたいな今日は作れないな

残る足跡にはばら撒かれた我楽多が
目印としてちゃんと残っていたのに
いったい何処で捨てたの
いったい何処で失くしたの
分からないまま過ぎた今日に「おはよう」

真白く染まった地面に埋もれて
このまま一緒に消えてしまえたら
なんてくだらないことを言って
閉じた瞼に誰が写ってるのか

背景
振り向けないまま進む姿が素晴らしいなんて
手を叩いた全ての人がどうしても邪魔で仕方がないそんな日々で
耳を塞いでくれくれたあの子達が今はもう
そばで笑ってはくれないことに気づいた

星になりたいと沈んだ彼と
キスした友人はそのまま
空へ飛び立ったある夏の朝焼けに
見つめたまま手すら伸ばせない僕が
素晴らしいなんて笑わせないでくれ


朝焼けに見えた貴方がそこで ──

378:あき◆Hg hoge:2018/08/12(日) 20:36




わからないなら
殺してしまえばいい
まだ青が点滅して
ずっと海辺は冷たい潮風が陸から吹いて
許されたいと願うばかりだ
首を吊った有名な政治家について
面白半分で2chに書き込んで
それで何が満たされるのかといえば
僕が生きていくための糖でしかない
いつの間にか名前は変わっていた
もう本来の名を聞くものはおらず
僕はとうとう、名乗ることを諦めた
夢の中ならなんにだってなれた
世界中の誰よりも幸せになれた
疲れきった身体に
背負った仕事は増えるばかり
辞めたいことばかりだけれど
やりたいことだらけだし
甘えるなって言われても
じゃあこの感情は潰れるしかないし
言葉で伝わらないのならもう
殺してしまえばいい

青が眩しいと思ったのは初めてだ
冷たい水がこんなにも肌に染みるのだって初めてだ
冬の海は冷たい
それでも必死で暖めようと
僕を押しのけるんだから
笑ってしまう
泣いてしまう
薬のように溶けたい
どうせなら泡にでもなりたい
想うことすら許されないなんて
君はどこまで堕ちるつもりなのか

わからないなら殺せばいい
わからないなら、殺せばいい
「もう大丈夫だよ」って
許されたかっただけなんだろ?


ポエトリーリーディング

379:あき◆Hg あ。:2018/08/13(月) 23:02



夏の匂いを閉じ込めて
指切りをした
「また夏、どこかで」
飛び回る蛍が見えなくなって
花火の音が遠くで聞こえた

肌にべたくつく汗を拭い
海辺までやって来た八月の日
忙しなく場所を知らせる蝉と
黒檀な木の下で笑った君

弱った身体に触れてくれた
冷たくて気持ち良かった君の手が
未だにあの夏を掴む

「拝啓、
お元気ですか? よく眠れていますか?
近頃は黒い煙が
わたしの街を覆っています
今日もよく晴れてました
蛍もまだ飛んでいます
鈴虫が鳴く深い、深い夜に
君の顔を思い出しています」

絵本を読むなら前に進まなきゃ
先を知りたいなら立ち止まるのはダメだ
でも
歩き出せないのがわたしの悪い癖だ
今でもあの場所にとらわれている
いつの間にか大人になった私がいる
聞こえないふりをした
見えないふりをした

夕焼けが沈む空の中
二人ただ抱き合っていた
川の水に足をつかまれ
君の冷たさに涙を浮かべ

そうだきっと

気づいていた
薄れる身体に気づいていた
あの夏の日
ただ一人私を見てくれていたあの子は
夏の幽霊少年

「拝啓、
また次の夏、この場所で会おう
そう言って約束していた
わたしと君を繋ぐ約束を
秋が来ても、冬が来ても、春が来ても
夏を望んで生きている
君が来ないと知っていても
ずっと」

夏の匂いを閉じ込めて
指切りをした
「また夏、どこかで」


夏っぽいのが書きたかっただけ
中身スッカスカのポテチみたいになった

380:あき◆Hg hoge:2018/08/18(土) 10:00


固定概念の消失



美しいものを飾る
あるいは人体か
あるいは精子か卵子か
あるいは銀河系か
あるいは季節の匂いか
点滅しだした赤信号に
塗りたくった青をうつす

反響するギターの音に
果たして意味はあったのだろうか
飛び出てくる心臓に
打ち付けた膝は緑

実験台となったモルモット
沈む夕焼けも
歌いきれなかった賛美歌も
悪いのは全部あなたよ
鳴いた蛙に
傘を突き刺した梅雨の日
まだ青信号だった

美しいものを飾る
あるいは人体か
あるいは精子か卵子か
あるいは銀河系か
あるいは季節の匂いか
点滅している赤に青を塗っても
誰も気づきやしないのに

その音は綺麗だろうか
誰かの心臓を壊してはいないか
考えなければならない
誰が何を美しいと言ったのか
枯れない花が美しくあるものか
老いない人間が美しくあるものか
死なない虫が美しくあるものか
単調な星が美しくあるものか
消えない季節が美しくあるものか
その声は姿は羽は年月は
何をなしているとあなたは考える?

美しい言葉とは
喉をするりと通るものなのか
美しい言葉とは
遠回りをした家の帰り道なのか
ならば
脆い言葉とは
イガイガと喉を刺激する風邪なのか
脆い言葉とは
近道をした何でもない道の途中なのか

青が沈む
優秀なものとは不器用なものとは
世界があなたを中心に回るのなら
雑草たちはどうだっていいのか
美しいものを飾る
そうしてやっと
抱きしめることが出来るのだ


ポエトリーリーディング

381:あき◆Hg hoge:2018/08/28(火) 20:21




蝉が鳴いた。
空を飛び回る、涼味をただ感じて。
汗だくで、麦わら帽子を被った貴方が笑った。
「綺麗な花火が咲くよ」

手を繋いで、りんご飴を持って、初めて着た浴衣が背中を撫でる。
綺麗な瞳が暗闇の中、輝いて。
内緒話をしよう。
2人だけの、季節の。

*最後の夏、笑った貴方の後ろ姿を見ている。
どうして、どうして、掴むことが出来ないのか。
水辺に写った花火が揺れ動いていても、
ただ真っ直ぐに貴方の目を見つめられない。
笑って、憂いて、黒南風が、風鈴をなぞる。*

声が響く。
貴方の隣に、いないような気がして。
夢を見て、見ないふりをしたその現実とか笑って。
「壊して消してしまおうよ」

手を離して、空をただ見上げて、見つめている空だけ明るく光る。
耳を塞ぐよに音が舞って、落ちていく。
もう何も言えなくて。
2人だけの、季節が。

*最後の夏、笑った貴方の後ろ姿をみている。
どうして、どうして、掴むことが出来ないのか。
水辺に写った花火が揺れ動いていても、
ただ真っ直ぐに貴方の目を見つめられない。
笑って、憂いて、黒南風が、風鈴をなぞる。*

立ち止まってとは言わない。
消えないことも知ってる。
それでも、手を伸ばしたくなるのは何故なのか。
追いかけたいと思った。隣にいたいと思った。
それでも、それでも、叶わないのは私が目をそらし続けたからか。

揺れて。
揺れて。
何が悪いなんて誰も分かるはずない。
揺れて。
揺れて。
これがきっと最後の夏になる。

*最後の夏、水の中咲いたあの花火の名は、
暗い空と共に消えていくだろう。
それが間違ったことなのか、正しいことなのか、
答えることはしなくとも。

「夢を見たよ。貴方と二人きりで、花火をただ見上げていた夢を。」
もう、それぐらい許してもいいじゃないか。
幸せなんて誰も決められないわ。
これが私の最後の夏になるよ。*


平成最後の夏に便乗していくスタイル

382:あき◆Hg あ。:2018/09/13(木) 21:12


優しいドアを探している

ひずんだドアから夢があふれ出すはずもなく
ただひたすらに眠りについた
肌寒い夜の真ん中
私は私を忘れかけている
これは新しい一日の始まりだ
重い体はもう私の一部となる

憂鬱だと思ってしまうのはなぜなのだろう
感情という摩訶不思議なものを抱いて
生きていく意味なんてあるのだろうか
優しいドアを探している
望んでいない景色があっても
見つけられないおはじきがあっても
それを受け入れようとしている時点で
それこそがもう答えなのかもしれない

そばにいてほしいだなんて
笑ってしまう話だった
吐いた息で殺してしまう私は
朝に閉じ込められている

悪夢を見たくはないから鍵をかける
幸せしかない日々を見ていたいから
悲しくならない明日を生きたいから
それでもこじ開けようと
鍵を壊してしまう愚か者がいる
私はそれを受け入れるべきだろうか
「君だけじゃないから」と指をさし
「一人にしないで」と手を握り
きっとみんな救われたかった
だから優しいドアをどこかで探している
私は
私には
ずっと叶えたかった夢があった

そばにいてほしいだなんて
笑ってしまう話だった
吐いた息で殺してしまう私は
朝に閉じ込められている
そうそれだけ


ポエトリーリーディング

383:あき◆Hg あ。:2018/10/14(日) 02:53



「雨は降り止まない。
息をするように、瞬きするように、その音をやめることはない。
曇った窓に描いた笑顔全てが、描き変わるように露点する。
嗚呼、
夏が来るよ。」

白いワンピースが風に吹かれて、麦わら帽子を深くかぶる。
揺れるサトウキビが暑さをさらにまして、早く食べ頃になれって齧って捨てた。

「ああ、紫色の傘が揺れて、レインコートに雨がしみる。
黒い雲の奥で、あの綺麗な青空が待っていたらいいのにな。
なんて。」


蝉の声が、木に吸い込まれる。
陽炎が浮かんで消えていった。
蒸し暑い、空に、優しさすら吸い込まれて。その一秒が、その一秒が。
長く感じてしまえるのは何故だろう。

「風が吹いて。太陽が照らして。
やんでしまった雨の音が、地面を埋める。桜が散って。とっくの昔に、散って。明日の世界を見つめてる。
嗚呼、夏が。」

死んだ春を思い出す夏の日に
変わらず時間は流れてしまうから
捕らわれすぎないように目を瞑って
遺書としてこれを君に託そう

赤く染まる夢を見た朝の日に
青く混ざる素敵な昼のように
君が好きな夜の色になる
誰かを好きでいられる夏が来るから

今はそれだけ見ていようよ

384:あき◆Hg hoge:2018/10/24(水) 20:38




泣き声が響いた

揺れる街の中歪んだ話を
正しいと思い込む赤を見る
握ったグリップを信じられないのは
まだ君を見れないからか

扇動した黄色いハンカチを
馬鹿だなあって笑えないのは
散ってゆく桜が頼りになる
世界はいつ終わるだろう

緑のファナティックが
空から落ちて破裂しても

*泣き所のない地面の中
見失うことのない音を
今は聞いていて

夜の雨に打たれて
姿が見えなくなってしまっても
まだ消えてないから

今は抱きしめさせて*

白い旗なんて見たくもないよな
奸智を振り回した夏をみず
最期を悟るとか弱音は見せんなよ
なあ約束してただろう?

惨憺たる茶色い世界でも
大丈夫って言えるわけなく
風が吹き一人が後悔する
世界がはやく終わればいいのに

泣き所のない地面の中
見失うことのない音を
今は聞いていて

嫌いではないだろう?って
不敵にあいつが笑うから
「しょうがないな」
嫌いじゃないよ
彼らもこの世界も

*さあ開戦のときが今来た
思いを込めた歌にのせて
ずっと消えはしないから

居場所のない夜でも
まだ終わらせることはできないから
約束を果たそう

まだ負けないよ

見つけるから*

385:あき◆Hg hoge:2018/11/09(金) 20:52



死んだ烏を 見ないふりをする
土に埋めたのは 自己満足の塊
きっと気づいていたんだ
僕が夜 彷徨っているところ
傘を持って 交差点 向こう側で立ってた
気まずそうに口を結んで 同じ制服回れ右で
幸せになるには金がなければいけなかった

*置いて行かれた街のど真ん中
夢に呑まれた害虫に成り果てる
それならばここで死ぬのが妥当なのか?

帰り道に迷った迷子ならば
まだ生きていける人生だったね
それでも待っていた 大人みたいな君のこと*


力尽きた

386:あき◆Hg あ。:2018/12/24(月) 19:02




笑ってる子供の声に
願ってる夢見がち少女
今日が最後の雪の日になる
それだけで特別だと思うなんて

マッチの火が明るく光る
甘いお菓子に飾られた蝋燭
昨日はヒーローの誕生日
なのにそれが悲しくて もう

*最後の1粒の雪が降った
眠れない夜がずっと来なくても
今は幸福だけを見ていよう
涙が既に凍ってしまっても

心からのおめでとうを贈ろう
そして花束でも送ろう
明日になれば全部嘘だとかそんなもの
信じたくはないから*

「僕はその時、久しぶりに誰かの笑顔を見た」
「雪とともに消えていく煙草の煙に」
「交わされた手と手」
「誰も彼もが仲間だった」
「二度と訪れることはないと知っていても」
「それが僕の最後の冬でも」
「それは」
「僕にとって」
「僕らにとって」
「奇跡となる」

赤く染まる花を踏み潰しても
何も感じないと偽っていて
頭が吹き飛んだカーキー色の誰かの
顔が忘れられない

「見返してやろうぜ」って笑ったあの日が
今では憎たらしいなんて
そんなの馬鹿げてるじゃないか
そんなの悲しいじゃないか

*少し寒い雪の上空を見上げても
誰も変わらない日が続くと知っていた
だからだけど今は今だけ
幸福だけ見ていてよ
涙が既に凍っていたって

流れ出した賛美歌の音も
今じゃただの我楽多なら
何に助けを求めればいの
何もかも消えてしまう未来が待つ
こんな場所で

答えてよ


最後の雪が降った
戦場のメリークリスマス



久しぶりに上げます。

387:あき◆Hg あ。:2019/01/01(火) 00:07




優しい世界

母から貰った手紙を 握りしめて立っている
砂利道の向こうに 待人はいるのか
分からないまま進む夜明け

タクシーに揺られて 目指す仮終着点
せめてもっとお金があれば
うんと遠くへ行けたのに
唯一手にある携帯電話の受信リスト
覚えてるのは僕だけ どうせいつも僕だけ
流れる冬の夜 聴こえる悪い知らせ
「丁度この辺りで 殺人があったそうな」

*優しい世界で一番優しくなれたら
今まで僕をいじめていた奴も
布団の外聞こえていた怒鳴り声も
まとめて許して笑えていたはずなのに

見つめ合う顔が 同じ鏡の向こうで
どれくらい自分は社交的で
その場を明るく照らせているのだろう
夢にすらならない夢を毎日観るよ

そしていつの間にか朝が来て
変わらない人生を送れている
それがこの世界ではもう
幸せなのに 幸せなのに*

放り出された場所 財布は既に空っぽ
有限を知らない振りして
バカを演じて生きている
初めて見つめた貴方の目が恐ろしくなって
嫌な話をしている得意げで話している
暗闇で立ってる顔の見えない誰か
「 平気そうな顔でよくもそんな笑えるな」

*優しい世界で 一番優しくなれたら
今まで僕をいじめていた奴も
布団の外聞こえていた怒鳴り声も
まとめて許して笑えていたはずなのに

苦しんだ胸が 他人と分かり合えたって
どれくらいの人と信じ合えて
晴れた空を見ることが出来るだろうか
そんな曖昧な感情を胸にだいて

そしてまた夢は覚めてしまう
それでも僕ら今日を過ごしている
それがこの世界ではもう
幸せなのに 幸せなのに*

綺麗事だけを並べていたら
虚しくなると知っていた
ぶつかっているその体温に
気付けば打ちのめされていて
砂利道動けない僕がいる

ならばせめて
せめて言葉だけでも
僕を励ましてくれたっていいだろ?
そんな言葉を並べてもいいだろう?

似たもの同士の自虐の歌を
似て非なるもののラブソングへ
ずっとずっと会いたかった
優しい誰かの歌を

*優しい世界で一番優しくなれたら
そんなことばかりを考えていて
肝心なもんは全て置いてしまった
そんな僕が優しくなれるわけないだろ

見つめ合う顔が忘れられないなんて
どれほど自分は身勝手なやつで
腐った世界が好きなんだろうか

そしていつの間にか朝が来て
変わらない人生が送れている
それがこの世界ではもう
幸せなのに
幸せだったはずなのに

現実を見ろよ
そこまで迫っている
愛を知らないなんて嘘つくなよ
まだ立ち止まるべきじゃない*

母から貰った手紙を 握りしめて歩いてる
砂利道の中には 待人はいるのか
分からないまま進む夜明け
分からなくとも進む夜明け



スレはじめて5年経とうとしてることが恐ろしい。

388:あき◆Hg hoge:2019/02/20(水) 22:06



地面は冷たいって
元々知ってた
けどずっとどこか
遠い遠い場所を見つめてる
成り代わるなんて
簡単なことだけれど
どうしようもないくらい虚しいのは
何故なんだろう
泣いていた君の言葉が今頃
胸に染み付いて何度擦っても
消えようとしない

夢があると笑った貴方と
近すぎた君が背を向ける
色が変わった信号が
点滅をし続ける
それがきっと僕と君の存在意義だ
なれない生活で君を思い出す度
自分自身に嘘をつき続けるのは
いい加減もう疲れたよ

ずっと忘れないよ
指切りすらしなくとも
僕と君は一心同体
言わなくても分かるだろう?
色褪せない景色に腕を引かれても
もう僕には誰も救うことは出来ない
なあそうだろう?
病室個室眠ったままの君に
最後の嘘をついた
救えないと知ってても

例えそれが君を裏切ることになっても
例えそれが誰も救えないとしても

389:あき◆Hg hoge:2019/03/11(月) 23:05




冷たい窓枠から手を出して
見つめた真っ黒いキャンバスの中
空には輝く沢山の星
ああ、僕ら馬鹿になったみたい


流れ着いた
「そこのけ邪魔だ」と騒ぎ立てる
不愉快な
バックミュージックが鳴り響いた
奇っ怪な
黒い渦にのまれるように
地べたを這いつくばる ばる ばる

耳を塞いだ
聞こえないように
目を逸らしたくても逸らせない
阿吽の呼吸
「狼が来たぞ!」
叫ぶ羊飼いの
言葉が頭から離れないのは
何故?

*ゆらゆら揺れて泡となれ
明日二度と出会えないとしても
この空から見守っていると
信じて疑わない幼心
駆け出した夢の欠片を拾って
鳴り響いたサイレンが
足を早める
「どうして」
そう泣き崩れた彼女の
心臓はガラスの破片だらけ*

もっともっと上まで
何とか辿り着かなければ
いるものも全て
いらんもの全て
置いてきてしまったとしても
誰かがいれば
あなたがいれば
消えない記憶がどこかにあるから

窓から冷たい風が吹いてる
皮肉にも空は美しい星空
聞こえない声に
声を枯らして叫んでも
どうにもこうにも
絡まらない糸を
どうにかこうにか
結んで欲しくて

そして

*ゆるゆら揺れて泡となれ
いつか後悔が訪ねてきても
この空から見守っていると
そんなはずねえと泣いたあの夜を
駆け出した夢の欠片を拾って
精一杯の記憶を
落としたりなんてするものか

手を伸ばして
見つけた瓦礫に
置いてかれた傷を
どうかどうか私が
死ぬまでそばに居るから
僕らもう馬鹿者同士だな*

390:あき◆Hg あ。:2019/03/23(土) 23:47




当然のように、
前を向く。
知ったような口を、
披露する。
きっと、
届かない背丈も
抱きしめる肩も
いつか、いつか、
墓場で全て埋められる。

色が変わっていく。
それに同化する。
私は、「私は、
人を殺めました。」
どれだけ足しても
なり得ない。
いつの間にか黒になる。
そんなキャンバスの上
首を絞め合った。

*憂鬱な色に染まる
幸福な私を、
貴女は
きっと殺したくて
しょうがない。
レンズ越し、見える景色。
はっきりと
デッサンされた、
色が青く、
赤く、
苦しんで
もがいてる。*

曖昧が全て、
常識となった。
「私がどこか、可笑しいとでも?」
あの日、思い出せなくて。
無くて、壊れた電子音。
見えている、
はずの、物が、
全て、嘘だとわらうの。

*憂鬱な色に染まる
幸福な私を、
貴女は
きっと殺したくて
しょうがない。
レンズ越し、見える景色。
はっきりと
デッサンされた、
色が青く、
赤く、
苦しんで
もがいてる。

同化して
しょうがない。*

391:あき◆Hg:2019/07/25(木) 22:33



気が付けば誰かが声を枯らしていた。
何もないけど、大切だったと。
昔から馬鹿をやってた友人には
まだ何も、伝えられてはいない。

難しそうな顔をして、睨みつけてる
そんな私が昨夜、死んでいたらしい。
刻まれる言葉にまだ、抗えず
私は必死に抱きしめていた。

風が笑って、昼が怒って、街が泣いて、優雅に踊る
そんな話がどこかで、聞こえていたと

声が過ぎ去って、気が滅入って、静かに朽ち果てても
ここに私は確かに存在したのだと。
泣いて、泣いて、泣きわめいて声が裏返っても
それらが誰かを蝕むわけじゃない。

泣いて、泣いて、その全てで救われるのなら
もう一度あなたと微笑み合うから。
縋って、転んで、間違えて痛んだ傷口を
恥ずかしいものになどさせはしないから。

ずっと、ずっと、輝きを持った誰かが
離れずに瞼にそっと触れるでしょう。


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