moon light's production

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26:ムーン・ライト 月光◆b561Ik.:2017/04/08(土) 19:25

流良side


もう、透明人間になってから30分。


暇すぎて、入学式の会場に遊びに来た。

もうみんな静かになって、式が順調に進んでる。

こんなときに、解除です。

『解除』


一斉に私の方に視線が来ると同時に、話し声も増えた。


「皆さん静しくに。」

司会者は、全生徒に向かって言った。

「ん、なっ!黒宮流良さんっ!」

あーれま。バレるじゃん、こんなにも大声(マイク)で言ったら。

私は、足を組み、腕も組んでいる状態。

しかも、先生が私の周りに集まって来たし。。。


「黒宮さん、ステージに行っていただきましょうか?」

「あとで、反省文を」

「ほらたって。」

私は立ち、ステージに向かう。

そして、マイクに向かってこう言った。



「今日は、入学式ですね。桜も満開で春らしい陽気に包まれ、このような素晴らしい入学式ができて私達は、これから始まる新たな学園生活をスタートできるでしょう。

と、いうことで、先生VS生徒で鬼ごっこをしまーす!」

「「「・・・え?」」」

「先生が一人でも捕まえたら、先生の勝ち。生徒が全員逃げ切ったら生徒の勝ち。

さぁ、どうでしょう。先生方、やりますか?やらないのならいいのですよ、別に。先生方一人一人の恐れていることを全世界に流しますので。」

「そんなことできないだろ?なぁ。」

先生達がざわつく。

「できますよ。私の親族、友人、などいろんなことを使って。

さぁ、どうします?」

「や、やりましょう。」

先生達が全員、頷いた。

「それでは、制限時間は、明日まで。あと、12時間。START!」


こうして、私は、学園を動かす大規模鬼ごっこを始めた。



子供から大人まで、みんな手を抜かずにやる鬼ごっこ。


面白そうじゃない。


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