皆さんこんにちは!小説板で小説を書いているルナです!
ここに、小説を書くのが初めてです!
ルール
荒らし禁止!
感想、コメント、アドバイスください!
>>2 登場人物
>>3 ストーリー
>>4 これまでの作品
>>5 プロローグ
下校の時……万里ちゃんは私と逆方向で一緒に帰れなかった。いつも通り千秋と一緒に帰った。
「良かったわね…新しい友達ができて…」
千秋はふふふと優しく微笑んだ。
「うん!千秋も!」
私はニカッと笑ってみせた。
「ふふ…春果はいつも元気ね…」
千秋はいつも通りのクールな笑顔で言った。
大人になったら凄くクールな女性になってたりして…
「あ、じゃあまた明日!」
千秋は家に着くと軽く手を振って家に入った。
「よっ!春果!」
後ろからダダッと走ってきたのは冬真だった。
「何?」
私は少し首をかしげた。
「桜の花びらが頭にのってるぞ!」
冬真は私の頭にのっていた桜の花びらを取った。な、なんかはずい…
「春果〜!ゴールデンウィークってどっか行くの?」
「う〜んと…お婆ちゃんの家に行ったりとか…」
私は少し考えながら言った。
「あぁ。正也の家でしょ?」
「そうそう」
ちなみに、正也さんというのは、私はお父さんの兄のことだ。お父さんは結婚するときに家を出たらしい。
「裕斗と潤によろしく伝えてくれよな!」
「わかった」
冬真はニヒヒと笑いながらお願いしてきた。
ちなみに、裕斗と潤と言うのは、正也さんの子供。裕斗君はお姉ちゃんと同い年で、潤君は私と同い年。
「お前潤にほれてんじゃねぇの?」
冬真にやにやとしながら意地悪そうに言った。
「な訳ないじゃん!潤君とは血が繋がってるし…」
私は慌てながら言った。
「ただいま〜」
私は家に帰宅すると、靴が4つあった。
「お客さん来てるのかな?挨拶してこよう」
私はランドセルを背負ったままリビングのドアを開けた。
「あ、春果ちゃんお帰り!」
「よっ!春果!」
「こんにちは。春果ちゃん」
リビングに居たのは、潤君達だった。
「なんで潤君が!?」
私は思わずびっくりして聞いた。
「今日までが春休みで久しぶりに春果の家に来たんだ」
潤はニヒヒと笑った。
「そうなんだ…」
私はあはは…と苦笑いをした。
「春果〜!ランドセル置いたら、リビング来なさいよ〜」
「はーい」
私はリビングのドアを開けて、ランドセルをベッドに置いて、リビングに行った。
「あら!珍しいわね!」
お母さんは私が潤君と話そうとしているところを見て珍しそうな顔をしていた。いつも話してるけど……
「どう?学校楽しいか?」
潤君はニコニコしながら聞いてきた。
「いやいや、今日からだからね…」
私は苦笑いをした。
「そっか〜!千秋ちゃんだっけ?その子と同じクラスになれた?」
「ううん…なれなかった〜!」
私は少し悔しそうに笑いながら言った。
「ただいま〜!あれ?誰が来てるの?」
どうやらお姉ちゃんが帰宅してきたようだ。お姉ちゃんはリビングのドアを開けた。
「あ!小春ちゃん!」
裕斗君はお姉ちゃんを見るとあははと笑顔になった。
「え!?裕斗君!?それに潤君も!?なんか制服地味だからなんかはずいわ…」
お姉ちゃんは少し恥ずかしそうに笑った。
「全然大丈夫だよ。小春ちゃんは可愛いから地味な制服姿でも可愛いよ!」
裕斗君はサラッとほめた。潤君とは大違い……
「お邪魔しました〜!」
「んじゃ、春果!ゴールデンウィークな!」
「小春ちゃんと春果ちゃんじゃあね!」
私とお姉ちゃんは潤君と裕斗君を見送った。
「やっぱり裕斗君って完全に王子よね〜♪」
お姉ちゃんは目を輝かせながら言った。
「じゃあ、結婚すれば?」
「無理よ。血が繋がっているもの…」
お姉ちゃんは少ししょんぼりしていた。
「あ、春果はどうなの?冬真君と…」
お姉ちゃんは私の近くに来てグイグイと聞いてくる。
「普通だよ?」
「なんだよ〜!つまんないなぁ〜!」
お姉ちゃんはベッドにゴロゴロしながら文句を言った。
「もし、私に彼氏が出来たら教えてあげるから…」
「ほんとに!?約束ね!」
お姉ちゃんは目をキラキラに輝かせて、私の手をギュッと握った。ご、強引過ぎる…
「お姉ちゃんあがったよ〜」
夜になると、お風呂に入ってお姉ちゃんの部屋をノックしてお風呂からあがったことを伝えた。お姉ちゃんの部屋からは「うん」と聞こえた。
「うぅ…今日は疲れた…」
私は棚に入ってあった日記を取ってペラペラと見た。
私は近くにあったボールペンを取って日記を書いた。
『4月6日
今日は始業式。てか学校。めんどくさかったよ〜!しかも、千秋とクラス離れちゃった…冬真とは一緒だったけど(笑)ちなみに、夏目は千秋と同じクラス!
家に帰ると、潤君と裕斗君が居てびっくりしたよ!お姉ちゃんと恋バナとかしたけど(笑)』
「ククク…」
私は今日の日記を見ると、内容が以下にも面白くて笑いを堪えた。
次の日になると、私とお姉ちゃんは珍しく一緒に登校した。
「お姉ちゃんまだ昨日のこと思い出してるの?」
私は苦笑いをして聞くと、お姉ちゃんは目をハートにさせてこくりこくりとうなずいた。なんだか『プニ♥パラ』のキャラクターの『星川ゆい』に似てる…
「お姉ちゃん…しっかりしてよね!」
私はお姉ちゃんの背中を思いっきり叩くと、お姉ちゃんはビシッとした。
「あ、もう学校着いちゃった。じゃあね!」
私はお姉ちゃんに元気よく手を振ると、お姉ちゃんはにっこりして手を振ってくれた。
「み、みんなおはよ〜」
私は少し緊張気味で教室に入った。私はまだこのクラスに慣れていない。千秋と同じクラスが良かったな…
「春果ちゃんおはよ〜!」
私は緊張していたけど、みんなから挨拶をされて気持ちが少し軽くなった。
「よっ!春果!」
後ろを振り向くと、青いランドセルを背負っている冬真がいた。
「今日は少し元気がないな。大丈夫か?」
冬真は心配した顔で首をかしげた。
「ううん。体調は大丈夫だけど、このクラスで馴染んでいけるかが不安でね…」
私は少し苦笑いをしながら言った。
「大丈夫だよ!春果いつもいろんな人と仲良くしてるだろ?大丈夫だよ!」
私はこの時今までよりとてもドキドキした。なんなの?病気?いつも冬真を見ると胸が痛む。
「どうしたんだ?熱でもあるのか!?」
冬真は私が顔を赤くしたのを見て、びっくりして手を私のおでこに当てた。
「熱でもあるんじゃ…」
「大丈夫だから……ね…?」
冬真は廊下を出ようとすると、私は冬真の袖を掴み、上目遣いで言うと冬真は顔を赤らめてこくりとうなずいた。
「ねぇねぇ。中島さんって浅野君のこと好きなの?」
冬真が私のところから離れると、クラスの女子達はこそこそと私に聞いてきた。
私は顔を赤らめて正直にこくりとうなずいた。
すると、女子達は目を輝かせて嬉しそうにしていた。
「やっぱり!私達応援してるね!」
私の手をガシッと掴みさっきより目を輝かせた。
私は苦笑いをしながらこくりこくりとうなずいた。でも、応援してくれるのは嬉しいな…
第4章ー冬真の初恋ー
side 冬真
「あれから…何年か立つんだな…」
俺は席に座ると、ボソッと呟いた。
そう…あのとき…俺の初恋だ。
あれは、3年前だ。
春に俺は入学した。小学校を。そんな次の日だった。
俺はテコテコの歩いていた。その時だった。
「あれ〜?無いよ〜」
後ろを振り返ると、同じクラスの女子が廊下で何かを探している。
「春果ちゃん!どうかしたの?」
俺は何かを探している春果に声をかけた。ちなみに、俺が小1の時までちゃん付けで呼んでいた。春果は俺のことを君付けで呼んでくれていた。
「あ…冬真君…」
春果はうるうるした涙目で俺を見つける。
「あのね…ゴム無くなっちゃって…」
春果は涙声でだんだん涙が目から溢れてきたのだ。
「俺も探すよ?特徴はどんな感じなの?」
「えっとね…お花のゴム…」
春果はグスッと、涙を拭きながら言った。
それから俺と春果は探し始めた。
「これ?」
俺は何か物に当たり、見てみると花のゴムがあり、差し出して聞いた。
すると、春果はぱぁっと笑顔になった。
「うん!ありがとう!」
その時…俺は胸が痛んだ。きっとこの日から春果のことが好きになったのだ。
3年生の時にはまた同じクラスになった。
「冬真君。2年間宜しくね」
春果はニコッと笑い、俺に言う。俺はこくりとうなずく。
「あと…これからは冬真でいいから…春果…」
俺は思わずツーンとした感じで言ってしまった。
春果が傷ついていないか心配で後ろを振り向こうとした時だ。
「うん!今度から呼ぶね!冬真!」
春果は太陽のような笑顔で俺に言う。
(春果やめろよ…余計好きになっちまうだろ…)
と思った自分がいる。
なんか恥ずかしい……
現在だと、兄弟って言った方が良いのか?
まぁ…兄弟みたいに仲良しになっている。春果の方が先に生まれているから春果がお姉ちゃんで、俺が弟みたいになる。
「おーい!冬真〜」
目の前で春果は俺のことを呼んでいた。
俺はびっくりして椅子から落ちた。
「ご、ごめん…びっくりさせちゃって…大丈夫?」
春果は反省している顔をしながら俺に手を差し出す。
俺は春果が差し出した手を掴み立った。
「ありがとな…」
俺は俺より身長の小さい春果の頭をくしゃくしゃにして撫でる。
「もう!冬真!髪ボサボサになったじゃん!」
春果はハムスターみたいにほっぺを膨らませて怒った。
すると、春果は髪をおろし、結び直した。
俺はその時ドキッとした。春果が髪をおろしていたのは久しぶりだったのだ。
第5章ー突撃告白大作戦!ー
side 春果
「私決めたの!」
私、中島春果は親友と千秋についに言います。
「冬真に告白する!」
「え!?本当に!?」
そう…3年間の恋をついに冬真に伝えるんだ…
千秋は目を真ん丸にしてびっくりしている様子。
「頑張りなさいよ!春果なら大丈夫!」
「ありがとう!千秋も夏目のこと頑張れ!」
「別に、私のことは今のところ良いから…」
千秋は私の手を握り、ぶんぶんと縦にあげたり下げたりする。
う〜ん…今のところって言うことは今度で良いってことか!
学校が終わると、私はダッシュで帰り、ノートを開いた。
「う〜ん、どうやろ…」
私は告白の仕方をずっと考えている。
ラブレターだと、感情伝わらないし、イタズラかと思われちゃう…やっぱり、直接かな〜…?
「おーい。春果〜」
「はい!!」
私はお姉ちゃんがノックなしで入ってくると、急いでノートをしまい、何事もないように座った。
「春果、何よ。隠し事?」
「べ、別に…?」
私は焦りながら、ノートを背中に隠す。
でも、お姉ちゃんから無理矢理取られた。こ、この中には〜!!!!
「ん?えーー!?春果告るの!?」
つ、ついにバレてしまった。私は仕方なく、恥ずかしそうにこくりとうなずく。
すると、ガシッと肩を掴まれ、お姉ちゃんは目を輝かせた。
「誰なの!?」
「え…冬真…」
「お似合いじゃん!!!誰にも言わない!私協力するね!」
「お姉ちゃん…ありがとう!」
お姉ちゃんが協力してくれることを聞いて、嬉しくなり、ついお姉ちゃんに抱きついた。